2 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:07:35.11 ID:Q+/dT2jt0
 
こんにちは、都村トソンです。
   _
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\            \⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚、゚トソン 「寒いんですよ、ええ……」

(゚、゚トソン 「今回は特別編です」

(゚、゚トソン 「お題が随分溜まりましたんで、ぼちぼち消化させて行こうかなと」

(゚、゚トソン 「この段階で残り36個有りました。連載終了までに消化できなかったらごめんなさいです」

(゚、゚トソン 「今回は季節感とかそういうのは置いておいて、加えて、本編には影響しないものもあったりします。
      突発的に前後の繋がりのないお題話が入る事もあります」


 − 第十八章 コタツと私と年忘れ −


(゚、゚トソン 「異称考えるのが面倒なので普通に十八章にしておきます。……あと、三人暮らしとか言っちゃダメです」


3 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:07:58.98 ID:Q+/dT2jt0
   _
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (-、-トソン
  ./..\\            \⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U  U   ̄ ̄ ̄ ̄
         ヒョコッ

( ^ω^) 「お! おコタぬくぬくだお」

(-、-トソン 「ええ、暖かいですよね。コタツは冬の至宝です」

( ^ω^) 「入ったら出られないお」

(゚、゚トソン 「……お茶が飲みたいですね」


このお話は──

7xまとめさん
ttp://nanabatu.web.fc2.com/boon/toso_demo_issyo.html
別府ログまとめさん
ttp://yeisu.hp.infoseek.co.jp/matome/issyo/issyo.html

のご厚意でまとめられております。


4 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:10:49.37 ID:Q+/dT2jt0
   _
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\            \⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※  ⊂( ^ω^)つ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄         ̄ ̄ ̄ ̄

( ^ω^) 「出たくないお」

(゚、゚トソン 「私もです」

( ^ω^) 「僕もお茶飲みたいお」

(゚、゚トソン 「私もです」

( ^ω^) 「……」

(゚、゚トソン 「……」

<登場人物紹介1>
(゚、゚トソン(人) 大学1年生。性格固めから少し砕けてきたかも。
( ^ω^)(夢) 夢を忘れた夢見。純粋でいい子。トソンといっしょ。


5 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:11:25.63 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「キャラ紹介によると、ブーンは純粋でいい子なんですよね」

( ^ω^) 「……」
   _
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\            \⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

( ^ω^) 「お茶でいいかお?」

(゚、゚トソン 「ええ、よろしくお願いします」

(゚、゚トソン 「あ、それと──」

<登場人物紹介2>
(゚、゚トソン(人) 色々と黒い。もう黒い。とにかく黒い。でも、白が好き。
( ^ω^)(夢) 寒い日にコタツから出てお茶を淹れてくれるくらいいい子。外見は白い。


7 :火燵に蜜柑と鍋奉行 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:13:26.23 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「ミカンもお願いします」

( ^ω^) 「お! わかったお」

~旦(-、-トソン 「やはり冬はコタツでミカンですよね」

(〃^ω^) 「ミカン美味しいお! 甘いお」

(;^ω^) 「でも、時々すっぱいお」

(゚、゚トソン 「たまにありますね。外見だけではわからないですが」

(-、-トソン 「私の田舎には、今考えると変な見分け方がありました……」

( ^ω^) 「おー? どんなのだお?」

(゚、゚トソン 「ミカンにへそがあると甘いとか」

( ^ω^) 「おー? ミカンにおへそがあるのかお?」

(゚、゚トソン 「へそという言い方が正しいかはわかりませんが、ヘタの反対側の方の突起物をそう呼んでました」

( ^ω^) 「おー」


9 :火燵に蜜柑と鍋奉行 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:14:12.41 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「へそが付いてなくても、触った感じが、とある感触だったら甘いとか」

( ^ω^) 「おー、すごいお。そんなんで甘いのかどうかわかるかのお?」

(゚、゚;トソン 「いえ、私はよくわからなかったんですけどね。その感触とか説明されても」

(゚、゚;トソン 「押した時のへこみ具合とか色々」

( ^ω^) 「おー? じゃあ、わかんないのかお?」

(゚、゚;トソン 「うーん……、でも、それが得意(?)な人がいまして、その人に選んでもらうと実際に甘かったんですよね」

(゚、゚;トソン 「その人が選んだ後の同じ箱の中から私が選ぶと酸っぱかったり」

(-、-トソン 「原理はよくわかりませんが、そういうミカン選定能力に長けた人は実際にいましたからね」

(〃^ω^) 「お! じゃあ、僕も練習すればできるようになるのかお?」

(゚、゚トソン 「どうでしょうね……。ただ、選定できたとして、ここにあるミカンは結局私達で食べるんですから、
      最終的には酸っぱいのも私達が食べるんですよね」

(;^ω^) 「おー……、そうだおね」


11 :火燵に蜜柑と鍋奉行 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:16:06.07 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「後は……」

~旦(-、-トソン 「お茶といっしょだとミカンは酸っぱくなるんですよね……」

(;^ω^) 「いっしょに食べなきゃいいお」

(゚ー゚トソン 「というわけで、ブーン、ちょっとジュースも汲んできてもらえませんか?」

(;^ω^) 「おー……、おコタ出ると寒いお。次はトソンが行ってきてお」

(゚、゚トソン 「今日はブーンの好きなお鍋にしますから」

(〃^ω^) 「お! ホントかお! じゃあ、汲んでくるお!」

・・・・
・・・

(〃^ω^) 「寒い時のおなべは最高だおね」

(゚、゚トソン 「ブーンはお鍋だとお野菜もちゃんと食べますよね、春菊以外」

(〃^ω^) 「苦い野菜がないお! 春菊以外」


13 :火燵に蜜柑と鍋奉行 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:17:18.66 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「好き嫌いはダメですよ。まあでも、春菊は煮ると、しなっとなって小さくなりますからね。
      何かに紛れていっしょに食べてますよね、ブーンも」

(;^ω^) 「時々、急に苦いお。びっくりするお」

(゚、゚トソン 「鍋は色々とフリーダムですからね。そのごった煮感が私は好きですが」

(〃^ω^) 「いろんなお味が楽しめるお。僕はゴマだれが好きだお!」

(;^ω^) 「おー、でも、このお野菜にはこのタレだ、とか決められてたりするお……」

(゚、゚トソン 「決められてはいないのですが、そういうのを主張する人はいますね」

(゚、゚トソン 「いわゆる、鍋奉行と言われるような、煮る順番や、どれが煮えたとか細かく口出ししてくる」

( ^ω^) 「なべぶぎょう?」

(゚、゚トソン 「鍋を管理したがる人です。奉行とは、昔の職業ですね。そういう管理的な」

( ^ω^) 「おー、じゃあツンはなべぶぎょうだお!」


15 :火燵に蜜柑と鍋奉行 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:17:37.73 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「あー……、ツンちゃんは確かに少しそうかもですが、ツンちゃんは普段からそんな感じですからね」

( ^ω^) 「お、確かにそうだお。いっつも僕にお勉強は朝の内にやりなさいとか、苦手なものから先に
       食べてしまいなさいとか言ってくるお」

( ^ω^) 「おー? じゃあ、ツンはなべぶぎょうじゃなくて、ぶぎょうかお?」

(゚、゚;トソン 「そういう言い方はしないでしょうね。それは多分、世話焼きとか言われるでしょう」

(゚、゚トソン 「それに、ツンちゃんの言ってる事は正しいですよ? ブーンはお勉強を後回しにして、
      忘れちゃうことがよくありますよね?」

(;^ω^) 「お……」

(゚、゚トソン 「嫌いなものを後に残して、お腹いっぱいと逃げた事もありましたね?」

(;^ω^) 「おー……(トソンもぶぎょうだお……)」


 − 火燵に蜜柑と鍋奉行 おしまい −


16 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:18:18.70 ID:Q+/dT2jt0

ピンポーン
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\    ○..旦   旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U○ U   ̄ ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「誰か来ましたね」

( ^ω^) 「お」

(゚、゚トソン 「……」

( ^ω^) 「……」

ピンポーン

(゚、゚トソン 「……」

( ^ω^) 「……」


17 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:20:05.59 ID:Q+/dT2jt0

ピンポーン ピンポーン ピンポーン
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\    ○..旦   旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U○ U   ̄ ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「……ブーン?」

( ^ω^) 「……トソン?」

(゚、゚トソン 「……じゃんけん」

( ^ω^) 「お!」

(゚、゚トソン 「……」

( ^ω^) 「……」


18 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:20:59.94 ID:Q+/dT2jt0
ガチャ

オソイ! サムイノニイツマデマタセンノヨ!!!

オー!?
   _            ズズー
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(-、-トソン
  ./..\\    .○..旦    旦⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\       
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ξ゚听)ξ 「大体、あんたはいっつもグズなのよ。ちゃんとやるべき事を順に決めて、素早く──」

(゚、゚トソン 「奉行……」

( ^ω^) 「……ぶぎょうだお」

ξ;゚听)ξ 「は?」

<登場人物紹介3>
ξ゚听)ξ(夢) 口は悪いがしっかり者で世話焼きお姉さんな夢見。腕力◎だが夢は乙女。デレといっしょ。

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─(時系列的な繋がりが切れます)


19 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:23:01.40 ID:Q+/dT2jt0

< ??? 8月某日 >

(´・ω・`) 「何とびっくり店休日」

(´・ω・`) 「まあ、年中無休ってわけでもないからね」

(´・ω・`) 「普段から、2週間とか月とかで1日は休んでるし」

(´・ω・`) 「お盆辺りは忙しい。お彼岸も。だから、その間にちょっとだけ夏休みを取るんだ」

(´・ω・`) 「と言っても、数日だけどね」

(´・ω・`) 「休んだからといって、これと言ってやることもない」

(;´・ω・`) 「いや、無趣味とかいうわけじゃなくてだね、そういうのより仕事が好きなだけなんだよ」

(´・ω・`) 「休みの日は新商品考えたり、試作したりがほとんどだし」

(;´・ω・`) 「いやいや、それだけじゃないよ、うん、出歩いたりもするさ」

(´・ω・`) 「新しい仕入先探したりね、いい材料は自分の足で探したりするもんだよね」


20 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:23:28.14 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「え? 仕事しかないのかって?」

(;´・ω・`) 「どうなんだろね……? 僕は好きでやってるんだけど……」

(´・ω・`) 「こういうのもあれかな、ワーカーホリックって言うのかな?」

(´・ω・`) 「よくわからないけど、中毒って言うなら、仕事にと言うよりはむしろ饅頭にだろうね」

(´・ω・`) 「饅頭ホリック? ……語呂が悪いな」

(´・ω・`) 「ミリオン・テン・ホリック。……あ、ごめん、帰らないで」

(´・ω・`) 「うん、自分が好きなら別にかまわないよね」

(´・ω・`) 「僕は独り身だし、仕事だけでも誰にも迷惑はかかってないだろうし」

(´・ω・`) 「え? ああ……、まあ、そういう人はいないわけでもないけど」

(´-ω-`) 「あの人は、まだ引き摺っているだろうからね……」

(´-ω-`) 「あの時何もしてあげられなかった僕には、今更どうすることもね……」


22 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:25:46.15 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「いや、失敬。みっともない所を見せたね」

(´・ω・`) 「とにかく、今の僕は饅頭が恋人なんだ」

(´・ω・`) 「この道で自分を打ち立て、できれば一生この仕事を続けたいんだよね」

(´・ω・`) 「まあ、だから、夏休みは取ったけども、こうやってアイデアを探して練り歩いてるわけだよ」

(´・ω・`) 「わかってくれたかな?」
 ∧ ∧
( ・∀・) モニャラー

(´・ω・`) 「そうかそうか、あ、これ、食べる? 餡子は食べられなさそうだから、皮の所だけでも……」

(*・∀・) モニャラー

(*´・ω・`) 「お、いける口かな? いいねいいね、その食べっぷり」

ξ;゚听)ξ 「……」


23 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:26:08.48 ID:Q+/dT2jt0

(*´・ω・`) 「……」

(*・∀・) パクパク

ξ;゚听)ξ 「……」

(´・ω・`) 「!」

(´・ω・`) 「ツ、ツンちゃん? 何でここに?」

ξ;゚听)ξ 「何でって、ここ、家のそばだし……」

< ホワイトVIP裏手 >

(;´・ω・`) 「あ、そうだね、そうだったね……」

ξ;゚听)ξ 「猫相手に何やってるんですか?」

(;´・ω・`) 「え?」

(;´・ω・`) 「………………改めてそう聞かれると答え辛いけど、新商品のアイデア探しかな?」

ξ;゚听)ξ 「そう……なんですか……?」


27 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:28:39.42 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚听)ξ 「それとミリオンは100万って意味ですからね」

(;´・ω・`) 「え? あー、100饅頭中毒って意味わかんなくなるね」

(;´・ω・`) 「と言うか、そんな前から聞いてたの?」

ξ゚听)ξ 「ええ、声かけ辛くて……」

(;´・ω・`) 「うん、出来れば声かけて欲しかったかな……」

ξ゚听)ξ 「猫の言ってる事、わか……りませんよね?」

(;´・ω・`) 「……わかるといいね、アイデア聞けるかもだし」

ξ--)ξ 「……ハァ」

(;´・ω・`) 「ハハハ、随分と深いため息だったね。……え? 僕、そんなにアレかな?」

ξ^ー^)ξ 「いえ、ショボンさんはお疲れなだけですよ。毎日お仕事ご苦労様です」

(;´・ω・`) 「あ、ありがとう(ああ、なんという哀れみの笑顔……)」


30 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:29:10.10 ID:Q+/dT2jt0

(;´・ω・`) 「ま、まあ、でも、今は夏休みなんだよね。ちょっと遅めの」

ξ゚听)ξ 「あ、そうなんですか? じゃあ、なおさらこんな所で──」

ξ゚听)ξ 「──しかし、今日も暑いですね」

(´・ω・`) 「そうだね、残暑が厳しいざんしょなんて──」

ξ#゚ー゚)ξ 「ちょっと涼しくなりましたよ」

(;´・ω・`) 「いや、えっと、その、あ、暑いね、もうホント、喉からっからだよ」

ξ゚听)ξ 「そうですか? じゃあ、そこの喫茶店ででも涼んでいけばいいんじゃないですか?」

(;´・ω・`) 「え? あ、そこの喫茶店って、ペニ──」

ξ゚听)ξ 「あそこのコーヒーは美味しいですよ? 夏休みでお時間はあるんでしょ?」

(;´・ω・`) 「え、あ、うん、時間はあるし、喉も乾いてるから……」

ξ゚ー゚)ξ 

(´・ω・`) 「そうだね、ちょっと寄ってくるかな、うん。喉乾いちゃったし、何かアイスコーヒー飲みたい気分だよ」


31 :(´・ω・`)の夏休み ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:30:14.44 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「うん、そうしよう。じゃあ、ツンちゃんそういうことで」

ξ゚听)ξ 「はい、ではまた」

(´・ω・`) 「あ、そうだ、このショボン饅頭──」

ξ;゚ー゚)ξ 「いつも頂いてますから、お気になさらず、どうぞ行ってください」

(´・ω・`) 「そう? じゃあ、僕はこれで……ありがとうね、ツンちゃん」

ξ゚ー゚)ξノシ

ξ--)ξ 「全く……、世話の焼ける大人ね……」

( ・∀・) モニャラー


 − (´・ω・`)の夏休み おしまい −

<登場人物紹介4>
(´・ω・`)(人) 饅頭庶凡屋店主。センス×。純粋でいい人だけどちょっと変。

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


32 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:30:48.30 ID:Q+/dT2jt0

   _ ξ゚听)ξ
   |\ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\    ○..旦   旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U  U   ̄ ̄ ̄ ̄

ξ--)ξ 「あー、お茶が美味しいわ……」

( ^ω^) 「ミカンも食べるかお?」

ξ゚听)ξ 「お茶にはミカンより甘いものよね」

ξ゚听)ξ 「……って事で差し入れ」

(〃^ω^) 「おー! ショボンまんじゅうだおー!」

(゚、゚トソン 「わざわざ買いに行かれたのですか?」

ξ--)ξ 「違うわよ。お昼にちょっと下で会った時にね……」


33 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:33:08.43 ID:Q+/dT2jt0

   _ ξ゚听)ξ____
   |\ ̄旦 ̄(´・ω・`)... ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\    ○..旦   旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/(〃^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U(´・ω・`).. ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「まあ、買いに行ったとしても、ピンポイントでこれは買ってこないでしょうしね」

(〃^ω^) 「おー? ショボンまんじゅうすっごくおいしいお!」

ξ゚听)ξ 「味は確かだし、さすがに慣れたわ。……がんばってる顔だしね」

(゚、゚トソン 「そうですか? しかし、この再現率なら、もっと可愛らしいのとかにすれば売れそうですのに……」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「ブーンまんじゅうも作って欲しいお!」

(゚、゚*トソン 「それはいいかもしれませんね。逆に食べ辛いかもですが」

ξ゚听)ξ 「作り易そうな顔だけどね」


34 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:33:45.26 ID:Q+/dT2jt0

   _ ξ゚听)ξ_
   |\ ̄旦 ̄(´・u{ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\      旦}u・`).旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/(〃^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U}・`) U.. ̄ ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「そう言えばデレはいっしょじゃないんですか?」

ξ゚听)ξ 「デレ? あー……」

(〃^ω^)}・`) 「おいしいお!」

(゚、゚トソン 「……寝てますか」

ξ--)ξ 「寝てるわね……」

(-、-トソン 「ご苦労様です」

ξ--)ξ 「もう慣れたわよ……」

(゚、゚トソン 「寒いとかなり動かなくなりますよね、アレ」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


35 :霜柱と冬将軍 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:35:19.73 ID:Q+/dT2jt0

< ホワイトVIP周辺 早朝 >

( ´ω`) 「寒いおー、眠いおー」

(゚、゚トソン 「ブーン? ちゃんと目を開けて歩かないと転びますよ?」

ζ(´д`||ζ 「寒いよー、眠いよー、死ぬー」

ξ゚听)ξ 「転べ」

(゚、゚トソン 「たまには朝の散歩もいいものですよ? ほら、こちらのあぜ道を行きましょう」

( ´ω`) 「おー。風が冷たいお」

(゚、゚トソン 「確かにここ数日で急に冷たくなってきましたね。冬将軍襲来といったところでしょうか」

( ´ω`) 「おー? ふゆしょうぐん? 時代劇の人かお?」

ζ(´ー`*ζ 「そうそう、暴れん坊冬将軍とかね」

ξ゚听)ξ 「ウソ教えるんじゃないわよ」


38 :霜柱と冬将軍 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:37:24.28 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「寒くなる事をそう言ったりするのですよ。冬の訪れとして」

( ´ω`) 「おー。冬将軍つえーお。寒いお」

ξ゚听)ξ 「いつもみたいに走ればいいじゃないの」

( ´ω`) 「今日はお散歩だお。お散歩は並んでいっしょだお。走ったらトソン付いてこれないお」

(゚、゚トソン 「失礼ですね。ちゃんと付いていけますよ、……ちょっとぐらいなら」

( ´ω`) 「こないだ、すてーんって転んだお」

(゚、゚*トソン 「あ、あれはたまたまですよ、たまたま──」

ステーン!

ξ゚听)ξ 「あ、転んだ」

ζ(´д`;ζ 「あたたたた……」

ξ゚听)ξ 「何やってんのよ、ほら……」


40 :霜柱と冬将軍 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:38:54.59 ID:Q+/dT2jt0
パリッ

( ^ω^) 「お? 何か変な音したお?」
パリッ
ζ(´д`;ζ 「うぇ? スカート破けた?」
パリッ
ξ゚听)ξ 「ん? 足元?」

(゚、゚トソン 「ああ、これじゃないですか?」

( ^ω^) 「お? 氷かお?」

(゚、゚トソン 「これは霜柱といって、地面の中のお水が凍ったものですよ」

ξ゚听)ξ 「へー……。何でこんな風に持ち上がってんの?」

(゚、゚トソン 「凍る順番がずれるからですね。先に地表近くが凍って、後から地面の中のお水が吸い上げられながら
      凍るので柱みたいになるらしいですね」

( ^ω^) 「おー、あんまりよくわかんなかったけど、地面が凍っちゃうのはわかったお」

(゚、゚トソン 「それによって地面がでこぼこしてたりしますので、転ばないように気をつけましょうね」


42 :霜柱と冬将軍 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:40:40.97 ID:Q+/dT2jt0

(〃^ω^) 「お! わかったお」
パリッ パリッ
(〃^ω^) 「おー、でも、これ、踏むと音がしておもしろいおー!」
パリッ
(゚、゚トソン 「冬しか聞けない、風情のある音ではありますね」
パリッ
ξ゚听)ξ 「あんまり調子に乗ってると、あんたも転ぶわよ?」

(〃^ω^) 「おっおっお、大丈夫──」

ステーン!

ζ(´д`;ζ 「あいたー……」

ξ--)ξ 「またお前か……」


<登場人物紹介5>
ζ(゚ー゚*ζ(人) トソンと同じマンションに住む同級生。おっとりさん。確実にダメな子に転落。


43 :霜柱と冬将軍→ダイヤモンドダストとサンピラー ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:41:06.21 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚听)ξ 「ほら、手。全く、気を付けなさいよ」

ζ(´ー`;ζ 「えへへへへ、ありがとう、ツンちゃん」

(゚、゚トソン 「ツンちゃんは寒いのは大丈夫なのですか?」

ξ゚听)ξ 「寒いのは寒いし、得意ってわけでもないけどね」

ξ゚听)ξ 「何となく冬の空気は好きなのよ。色々幻想的だしね」

(〃^ω^) 「僕も雪は好きだお!」

ξ゚ー゚)ξ 「そうね、雪は綺麗よね」

(゚、゚;トソン 「ブーンは雪に同化しちゃいますからね。ちゃんとお洋服着せてないと」

(〃^ω^) 「真っ白できれいだお」

ξ゚听)ξ 「まあ、雪も綺麗なんだけど、あれも見てみたいのよね」

ζ(゚ー゚*ζ 「あれって?」


45 :ダイヤモンドダストとサンピラー ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:42:32.97 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚听)ξ 「ダイヤモンドダスト。この辺ぐらいの寒さじゃ起きないでしょ、多分」

( ^ω^) 「トソン?」

(゚、゚トソン 「はいはい、解説ですね」

d(゚、゚トソン 「ダイヤモンドダストとは、大気中の水蒸気が昇華、まあ、液体から固体になって小さな氷の結晶が
       降る事を言うんですよ」

( ^ω^) 「おー、雪と違うのかお?」

(゚、゚トソン 「まあ、似てますが、雪はお空の雲から降りますが、これは既に空気の中にあるものが冷やされた
      時点で発生しますからね」

(゚、゚トソン 「ちなみに、10度以下ですから、この辺でも見れることは稀にあるかもしれませんね」

ξ*゚听)ξ 「あ、そうなんだ。へー」

(〃^ω^) 「見てみたいおー」

(゚、゚トソン 「晴れた日の朝など、日光にきらめいて綺麗らしいですね」

(;^ω^) 「おー、朝かお……」


48 :ダイヤモンドダストとサンピラー ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:44:05.89 ID:Q+/dT2jt0

ξ*゚听)ξ 「じゃ、じゃあ、サンピラーも見えたりするの?」

( ^ω^) 「お」

d(゚、゚トソン 「サンピラーとは、先程のダイアモンドダストの見え方違いと思ってもらっても構いません。
       ただ、それが集まって、日の出や日没などに太陽から垂直に柱の様な光が見えたりするのですよ」

(゚、゚トソン 「お月様でも見えます。その場合は光柱と呼ぶらしいですね」

d(>、<トソン 「もっと詳しく知りたい方はwiki読んでくださいね」

(^ω^) 「誰に言ったんだお?」

(゚、゚トソン 「まあ、でも、それはさすがに日本だと北海道ぐらいでしか見れないらしいですね」

ξ゚听)ξ 「あー、そうなんだ……」

ζ(゚ー゚*ζ 「いつか見にいこっか、北海道まで?」

ξ゚听)ξ 「……デレ」


49 :ダイヤモンドダストとサンピラー ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:45:07.05 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚ー゚)ξ 「あんたがもっと朝ちゃんと起きれるようになったらね」

dζ(´ー`*ζ 「起きれるよ? 起きれるともさー」

ステーン

ξ;゚听)ξ 「……」

⊂ζ(´д`;ζ 「……ごめん、起こして」

ξ--)ξ 「……全く」

ξ゚ー゚)ξつ 「ホント馬鹿ね……」

⊂ζ(´д`;ζ 「ごーめーん」

ξ゚ー゚)ξつ 「ま、あんたらしいわ」

ξ゚ー゚)ξつ⊂ζ(^ー^*ζ 「あはははは」


52 :ダイヤモンドダストとサンピラー→特別番組とオーロラ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:47:10.10 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚ー゚)ξ 「んじゃ、最終目標はオーロラね。いつかこれも見るわよ」

ζ(´д`;ζ 「それ、さすがに遠くない?」

ξ゚ー゚)ξ 「北極、南極、アラスカとかね」

( ^ω^) 「トソーン!」

(゚、゚;トソン 「オーロラはさすがに、説明が難しいと言うか長いのですよ」

(゚、゚トソン 「さっきまでの気温とかの話じゃなくて、お日様の活動によって起きますからね」

( ^ω^) 「お日さまが作るのかお? どんなのかお?」

(゚、゚トソン 「それは見た方が早いでしょうね。確か特別番組が今月中に放送されるはずですから」

(〃^ω^)ξ*゚听)ξ「「ホント(かお)?」」

ζ(゚ー゚*ζ 「よし、じゃあ、いっしょに見よう。今はそれで勘弁してね」

(〃^ω^) 「僕も見るお!」

(゚、゚トソン 「……確か、放送時間が朝5時からでしたが」


53 :特別番組とオーロラ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:47:47.01 ID:Q+/dT2jt0

ζ(゚−゚*ζ 「朝……?」

( ^ω^) 「……5時?」

ξ*゚听)ξ 「そうなんだぁ。じゃあ、皆で見ましょうか」

ζ(゚−゚*ζ 「う、うん……?」

( ´ω`) 「おー……」

ξ*゚听)ξ 「楽しみねー」

ζ(゚−゚*ζ 「そ、そうだねー……」

(゚、゚トソン (ちなみに、オーロラは日本でも見られた例はありますが、まあ、これは極めて稀なケースなので
      ここでは黙っておきましょう)

( ´ω`)ξ*゚听)ξζ(´д`;ζ


 − 霜柱と冬将軍&ダイヤモンドダストとサンピラー&特別番組とオーロラ おしまい −

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

54 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:49:05.23 ID:Q+/dT2jt0
ピンポーン

   _ ξ゚听)ξ
   |\ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\    ○..旦   旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄  U  U   ̄ ̄ ̄ ̄

ξ゚听)ξ チラッ (゚、゚トソン

(;^ω^) 「おー……」

ピンポーン

ξ゚听)ξ チラッ (゚、゚トソン

(;^ω^) 「お……また僕かお?」

(゚、゚トソン 「ついでにお茶のおかわりもお願いできますか?」

ξ゚听)ξ 「あ、私も」


58 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:53:17.85 ID:Q+/dT2jt0

   _ ξ゚听)ξ
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\            \⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚、゚トソン 「デレですかね?」

ξ゚听)ξ 「だけだったらまだ寝てる気がするわね……」

ガチャ

イヤー、サムイネー、ヨ、ブーンチャン

オ!

サムイ、サムイ、サムイ、ネムイー

(-、-トソン 「賑やかになりますね……」


60 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:53:47.07 ID:Q+/dT2jt0

    ξ゚听)ξ ミセ*゚ー゚)リ
   |\ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\ .旦    .旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(゚ー゚*ζ/※ ※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
      ̄ ̄ ̄ ̄ U  U   ̄ ̄ ̄ ̄

ミセ*゚∀゚)リ 「いやー、冬はやっぱりコタツだねー」

ζ(´∀`*ζ 「あったかーい。しやわせー」

(゚、゚トソン 「で、何の用事ですか?」

ミセ*゚ー゚)リ 「え? 別に」

ζ(´ー`*ζ 「そこにコタツがあるから!」

ξ゚听)ξ 「家にもあるけどね」

(〃^ω^) 「みんないるほうが楽しいお!」

<登場人物紹介6>
ミセ*゚ー゚)リ(人) アホな子なんだかいい子なんだか。トソンの同級生。デレのおかげでマシに見え出してる。


63 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:57:04.34 ID:Q+/dT2jt0

< ビロード宅 同時刻 >

( ><) 「何で急にこっちに来たかわかんないんです」

( <●><●>) 「普段あまり出番がないのはわかってます」

( ><) 「まあ、いいんです。僕はこの冬休み勉強して、成績上げるんです」

( <●><●>) 「それはいい心がけですね」

(*><) 「そして……フヒヒ」

( <●><●>) 「あ、ビロード、これ、途中から解答欄が1つずつずれてますよ?」

(;><) 「なんですとー!?」

┐( <●><●>)┌ 「やれやれ……」

<登場人物紹介7>
( ><)(人) トソンが家庭教師をしている中学生。子供。トソン先生に……
( <●><●>)(夢) ノーベル賞を目指す温厚な夢見。ビロードといっしょ。その感情は麻疹のようなものですね。

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


65 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 19:57:36.63 ID:Q+/dT2jt0

< 雲井ヶ浜 海岸 >

( ФωФ) 「……」

( ФωФ) 「吹き荒ぶ風、打ち寄せる大波。冬の海も風情に溢れておるな……」

(*゚∀゚) 「ロマー!!!」

    ドーン!!!
ミ(*>∀<)#)ФωФ)

ザッパーン!

・・・・
・・・

(;ФωФ) 「……つーよ、さすがに我輩とて寒中水泳は多少応えるので加減せい」

(*゚∀゚) 「そんな事より大変なんだー! しぃが、しぃが!」

(;ФωФ) 「むぅ、しぃの身に何があったのだ!?」


67 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 19:59:34.77 ID:Q+/dT2jt0

(* − ) ユラリ……

(;゚∀゚) 「キター!!!」

(;ФωФ) 「ぬお! 何という殺気……」

(;ФωФ) 「つーよ、何をした?」

(*゚∀゚) 「大した事してねーよ。ただ……」

( ФωФ) 「ただ……?」

(*>∀<)b 「しぃの分までミルクプリン食っちゃった!」

(;ФωФ) 「いやー、そりゃ怒るでしょ? しぃ、プリン大好きだしね」

(;゚∀゚) 「何で素なんだー?」

(;ФωФ) 「むぅ、不覚。つい殺気に当てられてキャラを失っておったわ……」


72 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 20:03:12.65 ID:Q+/dT2jt0

(* − ) 「ねぇ、つーちゃん、私ね、自分の物と人の物の区別を付けられない人って、ダメだと思うの……」

(;゚∀゚) 「それなら俺は大丈夫だぞー?」

(* − ) 「……」

(*>∀<)b 「あれはしぃのだってわかってて食ったぞ!」

( − ) 「……フーン」

(;ФωФ) 「ちょ、つーちゃん謝って、ほら、早く早く!」

(*>∀<)ヾ 「ごめりんこ」

( − ) 「……コロス」

(;ФωФ) 「わ、我輩は関係ないのであるぞ? 姉妹は仲良くケンカするのである」

 スッ!         !!!     !!!
三(* − )     (゚∀゚;)(ФωФ;)

(;ФωФ) (速い!)


74 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:03:45.37 ID:Q+/dT2jt0

(* − ) 「つーちゃん、覚悟……」

(;゚∀゚) 「ちぃ、こうなったら──」

          エ?    ロマシールドッ!!!
三(* − )つ (;ФωФ)⊂(゚∀゚;)

  ボグシャアー!!!  プァッ!
(* − )つ#)ФωФ).・。 ’
 
(メФωФ) 「ちょ、つー、貴様!」

(* − ) 「ロマ……、何でつーちゃんかばうの?」

(メФωФ) 「いや、かばってはおらぬ──」

(* − ) 「そっか……ロマはつーちゃんの味方をするんだね……」

(;ФωФ) 「え、いや、我輩関係な──」

(*>∀<)b 「ありがと、ロマ! 身を挺して俺をかばってくれるなんて、さすがロマだ!」


75 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:05:15.76 ID:Q+/dT2jt0

(;ФωФ) 「いや、だから我輩は──」

(* − ) 「それなら仕方ないね……」

(*゚∀゚) 「へへ、仕方ないならどーする?」

(* − ) 「……ロマごと……粉砕する」

(;ФωФ) 「ちょ、しぃちゃん落ち着いて!」

(*゚∀゚) 「ちぃ、こうなったら覚悟を決めるしかねーな。ロマ、行くぜ?」

(;ФωФ) 「だから、我輩関係ないから。君達ちょっと落ち着こう、ね? ね?」

 ユラリ…       !!!     !!!
...(* − )     (゚∀゚;)(ФωФ;)

(;゚∀゚) 「──来るか! ならば、先手必勝──」


76 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:06:33.96 ID:Q+/dT2jt0

 !!!     チョオォォォォ!?
(* − )  (ФωФ;)三⊂(゚∀゚*) ロマミサーイル!!!

      バキッ!
キカナイ ∩#)ωФ;)    !!!
(* − )彡        (゚∀゚;)


(*゚∀゚) 「やるじゃねぇか、しぃ」

(*゚ー゚) 「つーもね。──今度はこっちの番」

(*゚ー゚) 「ロマバズーカ!」

(;ФωФ) 「ぬぉぉぉぉ!?」

(*゚∀゚) 「なんの! ロマビーム!」

(ФωФ;) 「ぬわにぃぃぃぃ!」 

(*゚ー゚) 「当たらないわよ! ロマファイアー!」


77 :大乱闘スマッシュシスターズ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:08:41.66 ID:Q+/dT2jt0

(;ФωФ) 「熱! 熱ぅぅぅぅ!」

(*゚∀゚) 「よっと。まだまだ! ロマ──」

(ФωФ;) 「──」


(#゚;;-゚) 「……なんや、仲良く遊んどるな。おやつは後でええか」


(;ФωФ) 「いい加減にせんかー!!!」

(*゚ー゚)つ  (メФωФメ)  ⊂(゚∀゚*)


 − 大乱闘スマッシュシスターズ おしまい −

<登場人物紹介8>
(#゚;;-゚)(人)  隣県の雲井ヶ浜の旅館、るん雲の女将さん。竹を割ったような性格。
(*゚ー゚)(人) でぃさんの姪っ子。良い子。つーの双子の姉。小学生。
(*゚∀゚)(人) でぃさんの姪っ子。いたっずらっ子。しぃの双子の妹。小学生。
( ФωФ)(夢) 大柄で尊大な口調の夢見。漢らしいが外見は残念なペンギン風。しぃ、つーと生活中。

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


80 :ショボンまんじゅうCM化 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:12:17.34 ID:Q+/dT2jt0

< 庶凡屋 >

(´・ω・`) 「そうそう、君達に相談があったんだ」

ミセ*゚ー゚)リb 「何ですか? 悩み事ならミセリちゃんにズバッとお任せですよー!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「ブーンにお任せだお!」

(゚、゚トソン 「ミセリだと確実に悩みは増えそうですが、何か問題が起きましたか?」

(´・ω・`) 「いやいや、問題ってわけじゃない。ちょっと知り合いに話を持ちかけられたんだけど」

(゚、゚トソン 「どんなお話ですか?」

(´・ω・`) 「うん、ローカル局でね、CMやらないかって話なんだ」

ミセ*゚ー゚)リ 「CMって、あのCM?」

( ^ω^) 「おー? しーえむってなんだお?」

(゚、゚トソン 「コマーシャル・メッセージ、テレビで番組の間に流れる短い宣伝ですよ」


81 :ショボンまんじゅうCM化 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:12:44.79 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「うん、そのCM。朝方の時間帯でちょっと空いたらしくってね。格安で放映できるらしいんだけど……」

(〃^ω^) 「ショボン、テレビに出るのかおー! すごいおー!」

(*´・ω・`) 「僕がテレビに出るわけじゃないけどね。出るのはわが子、ショボン饅頭さ」

ミセ*゚ー゚)リ「「……」」(゚、゚トソン

(´・ω・`) 「ん? どうかした?」

(゚、゚トソン 「いえ……ただ……」

ミセ*゚−゚)リ 「アレがテレビにか……」

(´・ω・`) 「どう思う? やるべきかな? それとも、止めておくべきかな?」

(゚、゚トソン 「ローカルとは言え、この地方全域には放送されるのですよね」

ミセ*゚ー゚)リ「時間帯も、ちょっと早いけどお年寄りやお子様も見やすい時間帯だしね」

(゚、゚トソン 「後は予算との兼ね合いだとは思いますが……」


84 :ショボンまんじゅうCM化 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:15:40.76 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「予算は何と言うか友達価格だから、問題ないんだ。うん、効果はありそうかな」

(´・ω・`) 「となると後は流す内容なんだけど……やはりショボン饅頭を大プッシュする形で行きたい」

ミセ*゚ー゚)リ 「その中身を私らにも考えて欲しいと?」

(´・ω・`) 「そうだね。出来れば君達の若い感性で何か1つ」

(゚、゚トソン 「長さはどのくらいでしょうか?」

(´・ω・`) 「30秒。それで何とかショボン饅頭をアピールしようと思う」

(゚、゚トソン 「そうですね、例えば、最初に桜餅やら柏餅、豆大福など美味しそうなものをずらっと出して、
      最後の1秒ぐらいで“ショボン饅頭もあるよ”という声と共に画面の端にチラッと……」

(;´・ω・`) 「それだと、ショボン饅頭は目立たないし、ほとんど見えないんじゃないかな?」

(゚、゚トソン 「逆転の発想ですよ。見えない事で視聴者が“なんだろう?”と興味を持つ事を狙いとしています」

(´・ω・`) 「なるほど。うん、狙いはわかったけど、やはり前面に押し出したいんだよね。
       むしろ30秒間出ずっぱりとか」


86 :ショボンまんじゅうCM化 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:17:38.41 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「それだと逆こ──いえ、単調になりかねないかもしれません」

ミセ;゚ー゚)リ 「インパクトという点では中々のもんだろうけどね」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お歌がいいお! でんわは一番♪ トイレは三番♪ みんなのおやつは文々堂♪」

(´・ω・`) 「歌か……いいね。うん、いい」

(゚、゚トソン 「確かに、シンプルで耳に残る歌はいいアイデアですね」

(´・ω・`) 「ブーン君、そんな感じでショボン饅頭を勧める歌詞は思い付かないかな?」

(´・ω・`)b 「こういうのは、純粋で単純な子供の発想の方がいい気はする」

(゚、゚トソン 「じゃあ、ミセリも何か考えてください」

ミセ*゚ぺ)リ 「私が単純だと言うか?」

(〃-ω-) 「おー、おー、おー……?」

(´・ω・`) 「ショボン饅頭を色々な言葉で褒める内容とかね」


87 :ショボンまんじゅうCM化 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:19:09.10 ID:Q+/dT2jt0

d(゚、゚トソン 「見た目ほど不味くないショボン饅頭。外見より中身のショボン饅頭。容姿──」

(;´・ω・`) 「それは褒めてるのかなぁ……?

( ^ω^) 「お! ひらめいたお!」

(´・ω・`) 「おお! どんなのだい?」

(〃^ω^) 「おっおっおいしいショボーンまんじゅう♪ おいしくておいしいショボンまんじゅう♪」

(´・ω・`) 「……」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「とってもおいしいショボーンまんじゅう♪ ショボンまんじゅうおいしいお♪」

(゚、゚;トソン 「美味しい以外の言葉は思い付きませんでしたか?」

(〃^ω^) 「うんお! ショボンまんじゅうはおいしいお!」

(´ ω `) 「……」

ミセ;゚ー゚)リ 「お? どうしたのかな、ショボンさんは?」


89 :ショボンまんじゅうCM化 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:22:08.03 ID:Q+/dT2jt0

( ^ω^) 「おー?」

(´;ω;`) 「……感動した! いい! すごくいいよ、ブーン君」

ミセ;゚д゚)リ「「マジで(すか)?」」(゚、゚;トソン

(´;ω;`) 「これで行こう! ブーン君、そうだよね、ショボン饅頭は美味しいんだよね」

(〃^ω^) 「お! ショボンまんじゅうおいしいお!」

ミセ;゚д゚)リ 「大丈夫かな、これ……?」

(゚、゚;トソン 「私に言われてもわかりませんよ……」

     ヨシヨシ
(〃^ω^)つ(´;ω;`)


 − ショボンまんじゅうCM化 つづく? −

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


90 :西洋朝顔のヘブンリーブルーとフライングソーサー ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:23:44.27 ID:Q+/dT2jt0

< 公園近辺小道 午後 >

(〃^ω^) 「トソンとお散歩楽しいおー」

(゚、゚トソン 「すっかり秋も深まりましたね。この辺りの木々もかなり色付きました」

( ^ω^) 「おー……? あれって……」

( ^ω^) 「お! やっぱりアサガオさんだお! 図鑑といっしょだお。何でこんな時間に咲いてるんだお?」

(゚、゚トソン 「ああ、これは朝顔じゃなくて昼顔ですね」

( ^ω^) 「おー……? ひるがお?」

(゚、゚トソン 「その名の通り、朝ではなく昼に咲くのですよ」

( ^ω^) 「おー、そうなのかお? てっきりお寝坊したアサガオさんかと思ったお」

(゚ー゚トソン 「そんなブーンみたいな朝顔さんはいませんよ」

(;^ω^) 「おー、いないのかお。残念だお」


92 :西洋朝顔のヘブンリーブルーとフライングソーサー ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:25:53.19 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「お寝坊さんの朝顔さんがいたら、それを植えようかと思いましたね?」

(;^ω^) 「おー……、うんお」

(゚ー゚トソン 「ダメですよ? 来年はちゃんと朝顔さんを植えます。
      ちゃんと早起きして、いっしょにお花を見ましょうね」

( ^ω^) 「お! わかったお」

( ^ω^) 「でも、このヒルガオさん、秋に咲くのかお?」

(゚、゚トソン 「そうです。確かこっちの青いのがヘブンリーブルー、
      白が基調で青が差しているのがフライングソーサーですね」

( ^ω^) 「どっちもきれいだおー」

(゚、゚トソン 「朝顔さんよりは少し小さいですね」

(〃^ω^) 「おー、アサガオさんもっと大きいのかおー。来年が楽しみだおー」


 − 西洋朝顔のヘブンリーブルーとフライングソーサー おしまい −

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


96 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:35:36.33 ID:Q+/dT2jt0

    ξ゚听)ξ  ミセ*゚ー゚)リ
   |\ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\ .旦    .旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(´ー`*ζ /※※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
      ̄ ̄ ̄ ̄ U  U   ̄ ̄ ̄ ̄

ミセ*゚ー゚)リ 「何かお菓子ないの?」

(゚、゚トソン 「普通は、連絡なしで押しかけてくる方が用意しませんか?」

(〃^ω^) 「お菓子食べたいお!」

ζ(゚ー゚*ζ 「あ、私持ってきたよ、部屋にあったやつ」

ξ゚听)ξ 「部屋に何かあったっけ?」

■⊂ζ(´ー`*ζ 「はい、味付け海苔ー」

ξ;゚听)ξ 「お菓子じゃねぇぇぇぇ!」


97 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:36:59.27 ID:Q+/dT2jt0

    ξ゚听)ξ ミセ*゚ー゚)リ
   |\ ̄旦 ̄ ̄ ̄■旦 ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\ .旦    .旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(゚ー゚*ζ/※※ ※ ※ ※ ※ \
..■⊂ヽ ノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
      ̄ ̄ ̄ ̄ U ■U   ̄ ̄ ̄ ̄

(〃^ω^)■ パリパリ

■ζ(゚ー゚*ζ パリパリ

ミセ*゚ー゚)リ■ パリパリ

ξ;゚听)ξ 「……何となくシュールな光景ね」

ミセ*゚ー゚)リ 「意外とお茶と合うよ?」

(〃^ω^) 「おいしいお!」

(゚、゚トソン 「ブーン、歯に海苔が付いてますよ?」


98 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:39:43.70 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚听)ξ 「……全く、ちょっとお菓子でも買いに行く?」

(゚、゚トソン 「この場合はデレではなく、私に言ってますよね?」

ζ(´ー`*ζ 「コタツムリー」

ξ;゚ー゚)ξ 「塩かけてやろうかしら……」

(゚、゚トソン 「まあ、そうですね。私とツンちゃんの分、それにブーンの分は買ってきますか」

ミセ*゚д゚)リ 「いや、行くなら皆分買ってこいよ。何で私らだけハブんのさ?」

ζ(´ー`*ζ 「私、チョコがいいー!」

( ^ω^) 「お! 僕も行こうかお?」

(゚、゚トソン 「ブーンはお留守番しててください。この2人だけだと色々と不安なので」

ミセ;゚ー゚)リ 「私らはブーンちゃんにお守り頼まれるのか……」

・・・・
・・・


100 :ドクオとツン ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:41:43.04 ID:Q+/dT2jt0

< コンビニ dクス >

(゚、゚トソン 「お会計してきますので」

ξ゚听)ξ 「んじゃ、外で待ってるわね」

(゚、゚トソン 「寒くないですか?」

ξ゚听)ξ 「まあ、平気だけど……」

(゚、゚トソン 「そこの雑誌コーナーででも待っててください」

ξ゚听)ξ 「ん、わかった」

・・・・
・・・

('A`) 「ふむ……」

('A`) 「……見えねーな」


103 :ドクオとツン ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:49:04.35 ID:QvJknBzdO
 
('A`) 「……こう……膨らませて……下から──」
 
     バキッ! プァッ!
ξ゚听)ξつ#)A゚).・。 ’
 
(メ'A`) 「いきなりなんだ!? ──ってお前か」
 
ξ゚听)ξ 「こんなとこで何してんのよ」
 
('A`) 「何してるように見えた?」
 
ξ゚听)ξ 「雑誌の袋とじを何とかして覗き込もうとしてるキモい姿が見えたわ」
 
(;'A`) 「雑誌読んでるだけでいいじゃん。余計な事言わなきゃ見てる人にはわかんなかったのに……」
 
ξ゚听)ξ 「キモい」
 
(;'A`) 「そこだけ残すの? 雑誌は?」
 
ξ゚听)ξ 「顔がキモい」
 
(;'A`) 「さっきは言わなかった言葉が増えた!?」
 

105 :ドクオとツン ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:49:52.75 ID:QvJknBzdO
 
ξ゚听)ξ 「まあ、事実はこれぐらいにして、あんたいつもこんなとこにいんの?」
 
(;'A`) 「……まあ、うん、そうだね、うん、事実ね。……冬場はさすがに寒いからな」
 
ξ゚听)ξ 「……どっかに転がり込めばいいじゃない?」
 
('A`) 「そんな簡単にはいかんだろ」
 
('A`) 「お前さんだって、今いっしょにいるやつは、簡単には決めてないだろ?」
 
ξ゚听)ξ 「……」
 
ξ;゚听)ξ 「割と簡単に決めた気がする」
 
(;'A`) 「mjd?」
 
ξ;゚听)ξ 「ま、まあ、結果オーライよ。……アタシは、あいつと出会えてよかったわ」
 
('A`) 「そっか……、そりゃ良かったな……」
 

107 :ドクオとツン ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:51:52.15 ID:QvJknBzdO
 
ξ゚听)ξ 「あんたも──」
 
('A`) 「俺も……もう……な……。だから、他にはな……」
 
ξ゚听)ξ 「……そう」
 
ξ゚ー゚)ξ 「まあ、せいぜい風邪引かないように、その辺のコンビニでも転々としてなさいよ」
 
('A`) 「ん……、そうするさ」
 
('A`) 「まあ、風邪は引かんだろうがね。……俺は馬鹿なんでな」
 
(゚、゚トソン 「なるほど。しかし、顔もアレで頭もソレだと全く救いようないですね」
 
(;'A`) 「出てくるなり、何、この子!?」
 
ξ゚听)ξ 「あ、お会計終わった? 1つ持つから、ほら」
 
(゚、゚トソン 「では、そういう事で御機嫌よう」
 
(;'A`) 「え、ああ、うん、御機嫌よう?」
 

110 :ドクオとツン ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:54:56.80 ID:QvJknBzdO
 
ξ゚听)ξ 「何、あんたが御機嫌ようとかキモいんだけど?」
 
(゚、゚トソン 「その顔で言われても御機嫌悪くなりますよね」
 
(;'A`) 「ダブルで!? てか、振ったのそっちじゃ!?」
 
(;'A`) (つーか何これ、最悪の組み合わせじゃん。言葉の刃が煌いてるのが見える……)
 
(;'A`)ノシ 「あ、俺、用事があったんで、それじゃ、また」
 
(゚、゚トソン 「あ、ド──いや、キ──じゃなくてドクオさん」
 
(;'A`) (今、言い直す必要あった!?)
 
(゚、゚トソン 「これを……」
 
('A`) 「え?」
 
(゚、゚トソン 「レギュラーでなくてすみませんが、今日も寒いですから……」
 
('A`) 「缶コーヒー? ……ありがとう」
 

113 :ドクオとツン ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:57:14.33 ID:QvJknBzdO
 
ξ゚听)ξ 「んじゃね。寒いからって、のたれ死ぬんじゃないわよ?」
 
('A`) 「……ああ、わかってるよ。……お前、いい奴に巡り会えたよな」
 
ξ゚听)ξ 「……」
 
ξ;゚听)ξ 「……アタシがいっしょに住んでるのって、トソンじゃないわよ?」
 
(;'A`) 「mjd?」
 
・・・・
・・・
 
< トソン宅 >
 
ζ(´ー`*ζ 「チョコまだかな〜」
 
 
 − ドクオとツン おしまい −
 
<登場人物紹介9>
('A`)(夢) 大人びた感じの夢見。残念フェイス。過去に色々あった模様で人生経験豊富。
 

114 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:58:09.06 ID:Q+/dT2jt0
ガチャ
   ._      ミセ*゚∀゚)リ
   |\ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄\
  ./..\\ .旦    .旦  旦\
 /※ .\|=================|
ζ(´∀`*ζ/※ ※ ※ ※ ※※\
  ⊂ヽ ノ※ ※/(〃^ω^)ヽ ※※ \
      ̄ ̄ ̄ ̄  U  U  ̄ ̄ ̄ ̄

ミセ*゚∀゚)リ 「おかえり、お菓子ー!」

ζ(´∀`*ζ 「チョコー、おかえりー!」

(〃^ω^) 「トソン、ツン、おかえりだおー!」

(゚、゚トソン 「ただいま」

ξ゚听)ξ 「つーか、デレ、コタツに埋まりすぎ」

ミセ*゚∀゚)リ 「で、お菓子は?」

(゚、゚トソン 「はい、角氷」


116 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 20:59:40.35 ID:Q+/dT2jt0

ミセ;゚д゚)リ 「何でロックアイスー!?」

(゚、゚トソン 「冗談ですよ。冷凍庫から出しただけです」

ミセ;゚ー゚)リ 「お前の冗談はわかり辛いんだよ……」

ζ(´∀`*ζ 「チョコー、ツンちゃん、チョコー」

ξ゚听)ξ 「はいはい、うるさいわね……ほら」

ζ(´∀`*ζ 「わーい、ちろるちょこいっぱーい」

ζ(^ー^*ζ 「やっぱり、ツンちゃんといったらちろるちょこだよね」

ξ;゚听)ξ 「何の話よ……」

ζ(゚ー゚*ζ 「あ、きなこ味発見! はい、ツンちゃん」

(〃^ω^) 「うめー棒おいしいお!」


119 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:04:45.00 ID:Q+/dT2jt0

    ξ゚听)ξ ミセ*゚ー゚)リ
   |\品旦品 ̄○□旦 ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\ .旦 △□ 旦 .旦○⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(゚ー゚*ζ/※ ※ ※ ※ ※ ※ \
 □⊂ヽノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
      ̄ ̄ ̄ ̄  U | |U   ̄ ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「少々だらけ過ぎな気もしますが……まあ、お休みですしね」

ζ(゚ー゚*ζ 「珍しく物分りがいいね?」

~旦(-、-トソン 「たまにはいいでしょう。こういう平穏な日も」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、なんやかんやで、色々とあったからねー」

(゚、゚トソン 「色々あって大変になるのは主に私や貞子、それにツンちゃんですがね」

ζ(゚ー゚*ζ 「まあ、しょうがないんじゃないかなー?」

ξ;゚听)ξ 「自分じゃなくてアタシの名前が挙がってる事に疑問はないわけ?」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


121 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:06:18.44 ID:Q+/dT2jt0

< 貞子宅 >

川д川 「よし、次は紅茶味のシフォンケーキだね」

ξ゚听)ξ(〃^ω^)ノパ听)「「「おー!」」」

ミセ;゚ー゚)リ 「まだ作んの?」

川д川 「後、紅茶が3種類に、抹茶と緑茶と、烏龍茶は……これは止めとくかな? 代わりに──」

(゚、゚トソン 「売るのは明日で、多少は日持ちが効くからと言って作りすぎでは?」

川ー川 「大丈夫、大丈夫。ショボンさんに保管場所も借りたしね」

ζ(゚ー゚;ζ 「全部売り切れるかなぁ……?」

川ー川 「大した量じゃないよ。ヘリカル先輩達に聞いた客足だと、これじゃ多分足りないぐらいだよ」

(゚、゚トソン 「……となると、明日も作り続けなければ、という事になりますか」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「僕、メレンゲ混ぜたいお!」

川ー川 「ブーンちゃんはメレンゲ作るの上手くなったねー。結構難しいのにね、これ」


123 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:07:17.52 ID:Q+/dT2jt0

ノハ;゚听) 「あれは難しいぞー?」

川д川 「ヒートちゃんはちょっと力入りすぎだねー。ブーンちゃんがやるのをよく見ててね」

ノパ听) 「わかったぞぉぉぉぉ!」

ξ゚听)ξ 「あんたらも、ぼーっとしてないで手伝いなさいよ」

ζ(゚ー゚*ζ 「はーい。んじゃ、覚悟を決めてがんばりますか」

ミセ*゚ー゚)リ 「よっしゃ! バッチコーイ! 貞ちゃん、私は何すればいい?」

川д川 「そうだねー、これとこれとこれ、あとそれとこれをショボンさんのとこに
      持って行ってくれるかな?」

ミセ;゚ー゚)リ 「豪快に容赦なくパシらすね……。オーケィ、わかった、行ってくるよ」

ζ(゚ー゚*ζ 「私はー?」

川д川 「……」

川;д川 「……えーっと」


126 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:09:35.46 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚听)ξ 「デレはアタシの手伝い。邪魔にならないようにね?」

ζ(´д`*ζ 「はーい」

(゚、゚トソン 「では、私は出来上がったものの試食係ということで」

ミセ;゚д゚)リ 「1人だけサボんなよ!」

(〃^ω^) 「僕も試食係やりたいお!」

ノハ*゚听) 「私もだぁぁぁぁ!」

川ー川 「ここまで作ったらおやつにしましょう。それまでがんばってね」

(〃^ω^)ノハ*゚听)「「はーい(だお)」」

~旦(-、-トソン ズズー

川;д川 「トソンちゃんは、これ片付けてもらえるかなぁ?」

<登場人物紹介10>
川д川(人) 控えめなトソンの同級生。料理大好き本格派。
ノパ听)(夢) 世界最強を夢見る夢見。でも、ツン>ヒート。貞子といっしょ。


128 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:10:56.71 ID:Q+/dT2jt0

< 大学 学祭当日 >

ミセ;゚д゚)リ 「抹茶! 8個!」

ζ(゚д゚;ζ 「抹茶、これでおしまい! オーダーストップです!」

川;д川 「ミセリちゃん! 調理室のオーブンから持ってきて!」

ミセ;゚д゚)リ 「それはその辺の男子にやらせるわ。ちょっとそこの──」

(゚、゚;トソン 「予想外にお客が来てますね」

ζ(゚ぺ;ζ 「ちょっとびっくり」

ミセ;゚ー゚)リb 「まあ、でも、海の家で慣らされた私らにはこんなん軽いっしょ」

ζ(゚д゚;ζ 「あ、オーダー、マカロン端から1つずつ、全部です」

川;д川 「はーい!」

・・・・
・・・


129 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:13:48.57 ID:Q+/dT2jt0

< 大学 出店から少し離れた場所 >

ノハ´兪)( ´ω`)

ξ゚听)ξ 「何よ、あんたら元気ないわね……」

ノハ´兪) 「だってだぞー……」

( ´ω`) 「僕もお手伝いしたかったお……」

ξ--)ξ 「しょうがないでしょうが。あいつらだけじゃないんだから」

ノハ´兪) 「しょぼーん……」

( ´ω`) 「おー……」

/*゚、。 /  「む……妖精さん……」

ξ゚听)ξ 「あ……、ダイオードじゃない。何でここに?」

/ ゚、。 / 「妖精さん達こそ……なんで……? ……元気ない?」


130 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:15:22.60 ID:Q+/dT2jt0

( ´ω`) 「おー……?」

ノハ´兪) 「おー……」

・・・・
・・・

/ ゚、。 / 「把握……なるほど……妖精さん達はあいつらの……うらやましい」

ξ;゚听)ξ 「まさか、ダイオードがデレ達の先輩だったなんてね……」

/ ゚、。 / 「よし……手伝いに行く……」

ξ;゚听)ξ 「だから、ダメなんだってば。アタシらが行くと──」

d/ ゚、。 / 「私に……考えが……」

・・・・
・・・


133 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:16:44.12 ID:Q+/dT2jt0

ヾ/ ゚、。 / 「よ……手伝い……来た」

ミセ;゚д゚)リ 「うひぇ!? ダイオード先輩?」

(゚、゚トソン 「こんにちは。わざわざ来ていただいたのですか? 正直、今は猫の手も借りたい所なので有り難いですが」

/ ゚、。 / 「何する……?」

川;д川 「すみません、これ並べてもらっていいですか?」

d/ ゚、。 / 「把握……」

    ヒョコッ
/ ゚、。 /|^ω^)つ□ スッ

    サッ!
/ ゚、。 /|三3

    ヒョコッ
/ ゚、。 /|パ听)つ○ スッ

    サッ!
/ ゚、。 /|三3


135 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:18:20.56 ID:Q+/dT2jt0

ζ(゚ー゚*ζ 「あれ? ダイオード先輩、何かそこにいませんでした?」

/ ゚、。 / 「いない……気のせい……次は何……」

川;д川 「あ、申し訳ないんですけど、そっちのテーブルを拭いて、材料を並べてもらえますか?」

d/ ゚、。 / 「OK……あと、いちいち謝るな……用件だけで……OK?」

川ー川 「あ、はい。よろしくです」

    ヒョコッ
/ ゚、。 /|゚听)ξつ□ フキフキ

/ ゚、。 / オ! メレンゲダオ! ボクガツクルオ!

/ ゚、。 / ソコマデタノマレタナイデショ! バレルワヨ!

d/ ゚、。 / 「大丈夫……メレンゲ……作って」


137 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:19:51.25 ID:Q+/dT2jt0

    ヒョコッ
/ ゚、。 /|^ω^)つ¢ マゼマゼ

< 「あれ? 鈴木先輩、そこに何か付いてません?」

d/ ゚、。 /|;^ω^)つ¢ 「これは……ぬいぐるみ……手品」

< 「あー……なるほど……。さすが……」

     オッ!
/ ゚、。 /|^ω^)つ¢ 「ほら……大丈夫だった……」

(゚、゚トソン 「……」

/ ゚、。;/|;^ω^)つ¢ 「……」

d/ ゚、。;/|;^ω^)つ¢ 「これは……ぬいぐるみ……手品」

(゚ー゚トソン 「……なるほど。さすがダイオード先輩、多芸ですね」

    バレテナイオ!
/ ゚、。 /|^ω^)つ¢ 「……すごい……だろ」


140 :お菓子作りと文化祭 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:24:18.34 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「……では、引き続きそのかわいいぬいぐるみさん達とよろしくお願いしますね」

     オッ
/ ゚、。 /|^ω^)つ¢ 「……うむ」

(゚、゚トソン 「……あ、そうそう、今日の晩ご飯はハンバーグにしましょうかね。それでは……」

ハンバーグダオー! バカ! バレルデショウガ! オニクガイイゾォォォォ!
「うむ……がんばろう」

ζ(゚ー゚;ζ 「うぇー、忙し! 忙し! ──あれ? どうしたの、ニヤニヤして?」

(゚ー゚トソン 「何でもありませんよ。──さあ、あと少し、交代の時間までがんばりましょう」

(-、-トソン (ありがとう、ブーン、ツンちゃん、ヒートちゃん)

 ξ゚听)ξパ听)つ○
d/*゚、。 /|^ω^)つ¢


 − お菓子作りと文化祭 おしまい −

<登場人物紹介11>
/ ゚、。 /(人)  トソンの先輩の大学2年生。大きくて無口。ブーンたちと面識あり。

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


141 :ミセ*゚ー゚)リ『秋休みー!』ζ(゚ー゚*ζ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:25:18.10 ID:Q+/dT2jt0

 < 貞子宅 >

ミセ*゚ー゚)リ「「秋休みー!」」ζ(゚ー゚*ζ

(゚、゚トソン 「学祭の代(?)休、その他諸々で数日休みなだけなんですけどね」

川д川 「まあ、でも、学祭で結構疲れたから、骨休めには丁度いいね」

ミセ*゚д゚)リ 「骨休めだー? 何甘いこと行ってんだ、貞ちゃん!」

ζ(゚ー゚*ζ 「せっかくのお休みだよ? どっか行こうよ」

川;д川 「え、そんな流れなの?」

(゚、゚トソン 「そうですね、学祭であんまりかまってあげられませんでしたからね。どこか行きたいですか?」
つ^ω^) 「行きたいお!」

ノハ*゚听) 「行きたいぞぉぉぉぉ!」

ξ゚听)ξ 「まあ、少しぐらいなら」


143 :ミセ*゚ー゚)リ『秋休みー!』ζ(゚ー゚*ζ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:26:47.39 ID:Q+/dT2jt0

ミセ*゚ー゚)リ 「よーし、んじゃ、どこ行く?」

dζ(゚ー゚*ζ 「秋と言えば山! 夏に行けなかったし、丁度よくないかな?」

ξ゚听)ξ 「そうね、悪くないわね」

ノハ*゚听) 「よぉぉぉし! 山を全力で駆け上るぞぉぉぉぉ!」

川;д川 「そ、それはさすがに止めとこうね、ヒートちゃん」

(゚、゚;トソン 「途中で力尽きますね……」

(〃^ω^) 「お山登るお! ピクニックだお」

(゚、゚トソン 「ピクニックかハイキングか、どちらかと言えば登らずにのんびり徘徊の方が好みですが」

ミセ*゚ー゚)リb 「秋の山と言えばあれだよ!」

dζ(゚ー゚*ζ 「そう、あれ!」


146 :ミセ*゚ー゚)リ『秋休みー!』ζ(゚ー゚*ζ→栗拾いvsきのこ狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:27:42.25 ID:Q+/dT2jt0

ミセ*゚ー゚)リb 「栗拾い!」

dζ(゚ー゚*ζ 「きのこ狩り!」

ミセ*゚ー)リ 「「……」」ζ(ー゚*ζ

川д川 「どっちもあんまりメジャーじゃない気はするけど……」

(゚、゚トソン 「どっちも多少、問題ある気もします」

(〃^ω^) 「栗、甘くておいしいお! きのこはしいたけおいしいお! あと、バターで焼いたやつ好きだお!」

ξ゚听)ξ 「栗はイガが面倒なのよね。拾ったことはないけど」

(゚、゚トソン 「……確実にぶつけ合いに発展しそうな気がします」

ミセ;゚д゚)リ 「皆してこっちみんな」

川д川 「まあ、その時はヒートちゃんに全力でミセリちゃんにぶつけてもらうからいいけどね」

ノハ*゚听)ノ 「おー!」

ミセ;゚ー゚)リ 「やんないってば」


148 :栗拾いvsきのこ狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:30:15.92 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「きのこはもっと危険でしょう。見分けられるのですか?」

dζ(゚ー゚*ζ 「田舎者をなめちゃーいかんよ。山できのこくらい取った事あるよ」

ξ゚听)ξ 「へー、じゃあ、どれが食べられるのかわかるの?」

ζ(´ー`*ζ 「うんにゃ、取ったのを食べられるか見るのはお父さんの役目だった」

ξ;゚听)ξ 「ダメじゃん!」

ζ(´ー`*ζ 「食べて大丈夫なら大丈夫なやつだよ」

ミセ;゚д゚)リ 「大丈夫じゃなかったらダメなやつじゃん!」
 _, ,_
(-、-トソン 「きのこ狩りは止めておきましょう……」

川д川 「栗も時期的にちょっとまだ早いね」

(゚、゚トソン 「まあ、無難な所で──」

・・・・
・・・


150 :栗拾いvsきのこ狩り→どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:33:46.94 ID:Q+/dT2jt0

< VIP山 >

(゚、゚トソン 「──というわけで、山を登りつつの紅葉狩りということで」

川д川 「ダイオード先輩お勧め登山コースで──」

ミセ;゚ー゚)リ 「行こうとしたら道なき道の獣道だったんで、通常の登山コースで」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「のっぽさんな木がいっぱいだおー」

ノハ*゚听) 「ダッシュだぁぁぁぁ!」

川;д川 「ヒートちゃん、あんまり離れちゃダメだよ」

ζ(゚ー゚*ζ 「絶好の登山日和だねー」

ξ゚听)ξ 「山はホントに好きなのね」

ζ(^ー^*ζ 「うん、登山好きだよ。山道を歩くの好き」


151 :どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:35:37.40 ID:Q+/dT2jt0

ミセ*゚д゚)リ 「しっかし、もみじの木はないなー。せっかくの紅葉狩りなのに……」

(゚、゚トソン 「……何か勘違いしていませんか?」

ミセ*゚ー゚)リ 「何を?」

(゚、゚トソン 「確かに、紅葉(もみじ)は楓(かえで)の別称ですが、その漢字が指す様に、
      紅葉(こうよう)の意味もありますよ?」

ミセ*゚д゚)リ 「ヘ?」

(゚、゚トソン 「ですから、この場合の紅葉狩りというのは、紅葉(こうよう)を見ることですよ?」

ミセ*゚д゚)リ 「マジ?」

(゚、゚トソン 「ええ、本当です。まあ、私も最近まで勘違いしていましたけどね」

ミセ;゚ー゚)リ 「漢字は面倒だよなー。意味1個にしろよと……」

(;^ω^) 「漢字難しいお。似たような字がいっぱいあるお」


152 :どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:38:00.67 ID:Q+/dT2jt0

(゚ー゚トソン 「帰ったらいっしょにお勉強しましょうね」

(;^ω^) 「おー……、うんお」

川ー川 「ブーンちゃんはえらいね。毎日お勉強してるんだ」

(〃^ω^) 「えへへだお。お勉強、難しいけどがんばるお」

ノパ听) 「……わ、私もがんばるぞ、漢字」

川ー川 「そっかー、ヒートちゃんも漢字のお勉強やる?」

ノハ*゚听) 「やるぞぉぉぉぉ!」

ミセ*゚ー゚)リ 「てかさ、“もみじ”が“こうよう”だったとしてもさ、まだちょっと季節早かったかな?」

ζ(゚ー゚*ζ 「そうだねー。まだ緑ばっかだよ」

(゚、゚トソン 「デレ、杉は常緑樹で紅葉はしませんよ?」

ζ(゚ー゚;ζ 「あれ? そうだっけ?」

ξ゚听)ξ 「しっかりしなさいよ、田舎者」


154 :どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:39:47.78 ID:Q+/dT2jt0

ζ(゚ー゚*ζ 「あはは……、あ、樫の木だ。樫と言えば……」

ξ゚听)ξ 「何、ゴソゴソやってんの?」

ζ(゚ー゚*ζ 「お、あったあった」

Q⊂ζ(゚ー゚*ζ 「はい、ツンちゃん」

ξ゚听)ξつQ 「これは……どんぐり?」

(〃^ω^) 「おー! それなんだお? どんぐり? 何かの実かお?」

Q⊂ζ(゚ー゚*ζ 「はい、ブーンちゃんも。この木の実だから、この辺にいっぱい落ちてるけどね」

ノハ*゚听)つQ 「ホントだぁぁぁぁ! あったぞぉぉぉぉ!」

(〃^ω^)つQ 「ちっちゃい栗みたいだお。これ、食べられるのかお?」

川д川 「栗と同じようには食べられないね。色々手を加えれば食べられるみたいだけど」

d(゚、゚トソン 「詳しくは、ガンガン異食の第2話を参考にしてください」

ミセ;゚д゚)リ 「うぉぉぉい!?」


156 :どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:41:48.80 ID:Q+/dT2jt0

川;д川 「と、とにかく手間がかかる割には今一つだから、食べるのはお勧めしないかな」

ζ(゚ー゚*ζ 「どんぐりは遊びに使った方がいいね。あ、ちょっと貞ちゃん、爪楊枝を──」

Φζ(゚ー゚*ζ 「後ろの方に刺して……回すと……」

(〃^ω^) 「おおー! 回ったおー!」

ノハ*゚听) 「すごいぞぉぉぉぉ!」

ζ(^ー^*ζ 「コマとして遊べたりするんだよ」

ξ*゚听)ξ 「へー、妙なことに詳しいのね」

dζ(゚ー゚*ζ 「後は紐で繋げたり、接着剤使ったりしてお人形作ったりとかね、色々遊べるよ」

ξ*゚听)ξ(〃^ω^)ノハ*゚听) 「「「おー!」」」

(゚、゚トソン 「ちょっと感心しました」

ζ(´ー`*ζ 「私だって、やれば出来る子なんだよ?」


157 :どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:43:39.69 ID:Q+/dT2jt0

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、普段があれだしね。やる機会も全然ないし」

ζ(^ー^*ζ 「……あ、そうそう、もっとシンプルな遊び方があったよ」

ξ*゚听)ξ(〃^ω^)ノハ*゚听) 「「「どんなの?」」」

ζ(^ー^*ζ 「こう、おもむろにどんぐりを握り締め……ぶつける!」

ミセ;゚д゚)リ 「あいた! ちょ、デレ!?」

(〃^ω^)つ三Q 「お!」

ミセ;゚д゚)リ 「ちょ! ブーンちゃん?」

ノハ*゚听)つ三Q Q Q 「うぉりゃぁぁぁ!」

ミセ;゚д゚)リ 「いた! いた! あいた!」

ξ*゚听)ξつ三Q 「えい!」

ミセ;゚д゚)リ 「ツンちゃんまで? ちぃ、ならばやり返すまで!」


161 :どんぐりと紅葉狩り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:50:14.30 ID:Q+/dT2jt0

ミセ*゚∀゚)リつ三Q 「このやろ!」

ζ(´д`*ζ 「あふん!?」


(-、-トソン 「結局ぶつけ合いになるんですね……」

川;ー川 「あはははは……」


(〃^ω^) 「おっおっお」

ノハ*゚听) 「とりゃぁぁぁぁ!」

ミセ;゚ー゚)リ 「当たるか! あいた!」

ξ*゚ー゚)ξつ 三Qζ(´д`;ζ 「いた! いた! いた! ツンちゃん、いたい! いたいー!」


 − ある秋の遠足 おしまい −

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


162 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:52:33.66 ID:Q+/dT2jt0

< VIP川 夜 >

⊂ニニ(〃^ω^)ニつ 「ブーン」

(゚、゚トソン 「暗いんですから、足元に気をつけてくださいね」

(〃^ω^) 「へーきだお。 お月さまで明るいお!」

川ー川 「絶好のお月見日和だねー」

ミセ*゚∀゚)リb 「月見と言えば!」

ζ(´ー`*ζ 「お団子!」

ノハ*゚听) 「お団子ぉぉぉぉ!」

(*><) 「お団子なんです!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お団子だおー!」

(´・ω・`) 「というわけで、ドン! 毎度御贔屓に感謝だよ」


163 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:53:55.07 ID:Q+/dT2jt0

      .(´・ω・`)
    (´・ω・`)(´・ω・`)
  (´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)
 |二二二二二二二二二二|
  |.      ○      |
  |____/\____|


(´・ω・`) 「ショボン饅頭お月見スペシャルだ!」

(゚、゚;トソン 「わーい」

川;д川 「おいしそー」

ξ;゚听)ξ 「感情こもってなさ過ぎ……」

(´・ω・`) 「ハハハ、大好評のようだね」

(゚、゚;トソン 「あの、ショボンさん? 私はプレーンな普通のお団子を注文したと思うんですが……」


166 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:57:01.67 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「ああ、気にしなくていいよ。いつもお世話になってるからね。これはほんのサービスだ」

(゚、゚;トソン 「一応、この子達に正しい風習を教えるのも兼ねていますので、出来れば
       あまり無茶はしないで頂きたいのですが……」

(´・ω・`) 「ああ、これは失敬。でも、あれだね、これからはお月見はショボン饅頭という新たな風習を
       作ればノープロブレムじゃないかな?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「ねートソン、このショボンまんじゅう食べちゃダメなのかお?」

ノハ*゚听) 「美味しそうだぞぉぉぉぉ!」

(゚、゚トソン 「……」

(-、-トソン 「……ハァ」

(゚、゚トソン 「まだダメですよ? これは飾って、お月様にお供えするものですから。お月様が食べた後です」

(;^ω^) 「おー……、まだダメなのかお?」

ノハ*゚听) 「お月さま、早く食べてくれぇぇぇぇ!」


168 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:57:39.51 ID:Q+/dT2jt0

(´・ω・`) 「そんな事もあろうかと、君達にもほら、ショボン饅頭お月見スペシャル!」

(〃^ω^)つ(月・ω・`) 「おー!」

ノハ*゚听)つ(月・ω・`) 「おー!」

ξ;゚听)ξつ(月・ω・`) 「お、おー……?」

(;<●><●>)つ(月・ω・`) 「OH……」

(〃^ω^) 「トソーン!」

(゚、゚トソン 「はいはい、食べていいですよ」

( ><) 「……」

       スッ…
( <●><●>)つ(月・{ 「ビロード……」

( ><) 「ワカッテマス君……」


170 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 21:59:35.22 ID:Q+/dT2jt0

(*><) 「そっちの方が大きいんです! ズルイんです!」

( <●><●>)つ}ω・`) 「やれやれ……」

(*><)つ}ω・`) 「ありがとうなんです!」

・・・・
・・・
.       V
(〃^ω^)つ| 「お!」

(゚ー゚トソン 「やっといっしょにススキを見に来れましたね」

(〃^ω^) 「フサフサしてて面白いお!」

(゚、゚トソン 「ススキはその尾花が独特ですからね」

( ^ω^) 「おー? こっちの赤いお花はなんだお? お! ピンクのもあるお」

(゚、゚トソン 「それはコスモスですよ。白いのもありますね」

( ^ω^) 「おー、こすもす? 何かサクラに似てるお」


174 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:01:25.30 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「そうですね、漢字では秋の桜とも書きますからね。桜と似ているからそう呼ばれます」

(〃^ω^) 「おー、秋のサクラかお。きれいだおー!」

(゚、゚トソン 「コスモスは秋を代表する花の1つですからね。色んな所で見れると思います。
      栽培も結構簡単みたいですね」

(〃^ω^) 「僕でも育てられるのかお?」

(゚、゚トソン 「ほっそりとした見た目ですが、かなり強いらしいですからね。倒れても枯れません」

(〃^ω^) 「おー! じゃあ、アサガオさんの次はコスモスさんを植えるお!」

(゚ー゚トソン 「季節ごとの花をベランダで育てるのもいいかもしれませんね」

( ><) 

(゚、゚トソン 「ビロード君? どうしました?」


175 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:02:10.30 ID:Q+/dT2jt0

( ><) 「な、何でもないんです。ただ、綺麗だなって……」

(゚、゚トソン 「そうですね、綺麗なお月様ですね」

(;><) 「ち、違うんです……」

(゚、゚トソン 「ああ、綺麗なコスモスですよね」

(;><) 「そ、そうじゃなくて……ト、ト、ソそ、それ……」

(゚、゚トソン 「それ? これですか?」

(・ω・`月)⊂(゚、゚トソン

(;><) 「えぇ!? あ、いや、その……」
 _, ,_
(-、-トソン 「確かに造形の複雑さ、再現率は優秀ですが、これが綺麗となると……」

(;><) 「あ、いや……」

(゚、゚トソン 「やっぱり子供はこういうものが好きなんですかね、ブーンもそうですし」


177 :秋桜とお月見 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:03:22.26 ID:Q+/dT2jt0

(;><) 「ええーっと……」

(〃^ω^) 「ショボンまんじゅうおいしいお! 今日のはクリームみたいな味がしたお」

(゚、゚トソン 「その変がお月見スペシャルなんですかね? 確かに味は優秀なんですけどね」

(;><) 「あ、あの……」

(゚、゚トソン 「ブーンもまだ食べたいですか?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「食べたいお!」

(゚ー゚トソン 「じゃあ、これをビロード君と半分こしてくださいね」

(〃^ω^)つ(月・ω・`) 「わかったお!」

(*><) 「あ、ありがとなんです!」

┐( <●><●>)┌ 「やれやれ……」


 − 秋桜とお月見 おしまい −

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


178 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:05:03.18 ID:Q+/dT2jt0

<〜♪

(゚、゚トソン 「電話ですか?」

    ξ゚听)ξ  ミセ*゚□゚)リ
   |\ ̄旦品 ̄○ ̄旦 ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\   △  旦  旦 【⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(゚ー゚*ζ/※ ※ ※ ※ ※ ※ \
 旦⊂ヽノ※ ※/( ^ω^)ヽ ※ ※ \
      ̄ ̄ ̄ ̄  U □U   ̄ ̄ ̄ ̄

【(゚、゚トソン 「ああ、貞子、ええ──そうですね──今日はブーンとの約束で鍋に──
       はい──お願いします──では、後ほど──」

ζ(゚ー゚*ζ 「貞ちゃん? なんだって?」

(゚、゚トソン 「今日はこちらで晩ご飯を、という話になりまして、お買い物を頼みました」

ミセ*゚∀゚)リ 「鍋だな! 鍋って聞こえた!」

(〃^ω^) 「今日はお鍋だお! トソンと約束したお!」


185 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:09:31.08 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「ええ、その予定でお買い物は頼みましたよ」

ミセ*゚∀゚)リ(〃^ω^)「「「やっほーい(だお)!!!」」」ζ(´∀`*ζ

ξ゚听)ξ 「賑やかな晩ご飯になりそうね」

旦(゚、゚トソン 「まあ、いつもの事ですよ」

・・・・
・・・

ピンポーン

ξ゚听)ξ 「多分貞子ね。はいはい、ちょっと待ちなさいよね」

コンニチハー コンチワァァァァー

コンニチハ ウルサイ!!!


187 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:10:25.04 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「……何が基準なのでしょうね?」

ζ(゚ー゚*ζ 「何の話?」

(゚、゚トソン 「ツンちゃんです。さっきはブーンにドアを開けさせたのですが、今回は率先して
      自分でドアを開けに行ってくれてますし」

ミセ*゚ー゚)リb 「デレがいるか、いないかじゃない?」

(゚、゚トソン 「なるべくデレに仕事が回らないようにする?」

ミセ*゚ー゚)リ 「そんな感じ」

(゚、゚トソン 「なるほど……」

ζ(´ー`*ζ 「ツンちゃんはホントに良い子だよねー」

ミセ*゚ー゚)リ((デレにやらせると不安だ(です)しね……))(゚、゚トソン

ξ゚听)ξ 「?」


188 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:12:03.95 ID:Q+/dT2jt0
  .川д川ξ゚听)ξ ミセ*゚ー゚)リ
   |\ ̄旦品 ̄旦○ ̄旦\ (゚、゚トソン
  ./..\\ .旦 旦△..旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(゚ー゚*ζ/※ ※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※/ノパ听)( ^ω^)ヽ ※ \
      ̄ ̄ U  U U  U  ̄ ̄ ̄

川ー川 「さすがに7人は窮屈かな?」

(゚、゚トソン 「まあ、それも毎度の事ですよ。表示の問題上、こういう位置取りですが、
      実際はヒートちゃんとミセリが変われば窮屈でもないでしょう」

ξ;゚听)ξ 「何の表示かは聞かない事にするわ」

ノハ*゚听) 「コタツあったかいぞぉぉぉぉ!」

(〃^ω^) 「ぬくぬくだお!」

ξ゚听)ξ 「ヒートはいつも走り回ってるし、そんなに寒くもないんじゃないの?」

ノハ*゚听) 「ここに来るまでは歩きだぞ? 外は寒かったぞー」

川ー川 「私といっしょの時は合わせてくれるからね、ヒートちゃん」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


192 :ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 22:13:47.19 ID:Q+/dT2jt0

< 貞子宅 朝 >

川д川 「じゃあ、学校に行ってくるから、お昼は冷蔵庫のおかずから好きなものを暖めて食べてね」

ノパ听) 「わかったぞぉぉぉぉ!」

川ー川 「いってきます」

ノパ听)ノシ 「いってらっしゃぁぁぁぁい!」

バタン カチッ

ノパ听) 「……」

ノパ听) 「よぉぉぉし! まずは腹筋、背筋! 10セットだぁぁぁぁ!」

・・・・
・・・


196 :ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 22:16:24.49 ID:Q+/dT2jt0

ノパ听) 「よぉぉぉし! 次は腕立て伏せ! 20セットだぁぁぁぁ!」

・・・・
・・・

ノパ听) 「よぉぉぉし! 次はタンス懸垂 30セットだぁぁぁぁ!」

・・・・
・・・

ノパ听) 「よぉぉぉし! 次は──グー」

ノパ听) 「お昼過ぎてたぞぉぉぉぉ!」

ノハ*゚听) 「ご飯だぁぁぁぁ!」

ノハ*゚听)つ 「冷蔵庫から選ぶぞぉぉぉぉ!」

ノパ听) 「電子レンジ……どうやって使うんだっけ?」

ノパ听) 「!」

ノパ听) 「このボタンだ!」


197 :ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:17:00.19 ID:Q+/dT2jt0
・・・・
・・・

チーン!

ノパ听)つ 「よぉぉぉし! 電子レンジから──」

ノハ´兪) 「あれー? 温まってないぞー?」

ノハ´兪)つ 「このボタンじゃなかったっけー? かい……とう? こっちかー?」

・・・・
・・・

チーン!

ノパ听)つ 「よぉぉぉし! 電子レンジから──」

ノハ*゚听)つ 「温かいぞぉぉぉぉ!」

ノハ*゚听) 「うまいぞぉぉぉぉ! 貞子、いつもありがとぉぉぉぉ!!!」


200 :ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:18:59.96 ID:Q+/dT2jt0
・・・・
・・・

ノパ听) 「お片づけ終わったー」

ノパ听) 「ちょっと足元がぬれてるぞ?」

ノパ听)つ□ 「拭いておくぞー」

ノパ听) 「よし! お外行くぞぉぉぉぉ!」

バタン

バタン

ノハ;゚听) 「カギ忘れたぞぉぉぉぉ!」

バタン カチッ

・・・・
・・・


202 :ノパ听)の一日→ノパ听)の道場破り ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 22:19:38.08 ID:Q+/dT2jt0

< VIP町 ボクシングジム >

ノパ听) 「よぉぉぉし、今日はここだぞぉぉぉぉ!」

ノパ听)つ 「たのもー」

ノパ听) 「まずはこれだ! サンドバッグ!」

  ウォォォォ!
ノパ听)つ バキッ! ドカッ!

ノハ;゚听) 「ハァハァ……、中々手強い相手だったぞ……」

ノハ;゚听) 「次はパンチングボールだ!」

ノハ;゚听) 「!」

ノハ;゚听) 「届かんぞぉぉぉぉ!」

ノハ;゚听) 「ジャンプ力を鍛えてから出直しだぁぁぁぁ!」

ノパ听) 「次は縄跳びだぁぁぁぁ!」


205 :ノパ听)の一日→ノパ听)の道場破り ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 22:22:24.46 ID:Q+/dT2jt0
・・・・
・・・

ノハ;゚听) 「今日の所はこれくらいにしといてやるぞぉぉぉぉ!」

ノハ;゚听) 「まだまだこの道場は制覇出来ないな……」

タッタッタッタ!
三3

・・・・
・・・

从'−'从 「あれれー? 誰が縄跳び出しっぱなしにしたのかなー?」

( ´−`) 「知らネーヨ」

从'−'从 「すぐ片付けろ、カスが……」

(;´−`) 「……はい」


206 :ノパ听)の道場破り→ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:22:58.77 ID:Q+/dT2jt0

< 公園 >

(〃^ω^)ノ 「お! ヒート、おいすー」

ノハ;゚听) 「おーす!」

ξ゚听)ξ 「汗だくじゃないの? どうしたの?」

ノハ;゚听) 「道場破りに失敗したぁぁぁぁ!」

ξ--)ξ 「ああ、また勝手に施設使ったのね? 程ほどにしときなさいよ?」

ノハ;゚听) 「ほどほどだとダメだぁぁぁぁ! 私はぁぁぁぁ! 壁をぉぉぉぉ! 超え──」

ゴチン!

ξ゚听)ξ 「うっさい! ちょっと音量落としなさいよ」

ノハ;;) 「がんばらないと、勝てないんだー」

( ^ω^) 「ケンカはメッだお。仲良く遊ぶお!」


207 :ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:24:35.42 ID:Q+/dT2jt0

ξ゚听)ξつ□ 「全く……ほら、汗ぐらい拭きなさいよ」

ノハ*゚听) 「あ、ありがとー」

( <●><●>) 「強さに優しさを兼ね備えた壁、貴女にそれを越えられますか、ヒート?」

ノハ*゚听)つ□ 「!」

ノパ听) 「私は、私は……、それでも壁をぉぉぉぉ! ツンをぉぉぉぉ! 超え──」

ゴチン! ゴチン!

ノハ;;) 「痛いぞー」

(;<●><●>) 「何故私まで叩かれるのかワカンナインデス」

ξ*゚听)ξ 「へ、変な事言うからよ。アタシは別に、優しいとかそんなんじゃ──」

(〃^ω^) 「おー? ツンはやさしいお?」

ξ*゚听)ξ 「な、何よ、あんたまで? あんまりふざけてると──」


209 :ノパ听)の一日 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:26:44.85 ID:Q+/dT2jt0

( <●><●>) 「では、鬼ごっこです。例によって鬼はツンですね」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「鬼だおー。ツン鬼だおー!」

ξ#゚ー゚)ξ 「あんたらいい度胸ね……」

ξ゚听)ξ 「ほら、ヒート、もう1回タオル。んで、早く逃げなさいよ? 速攻捕まえるわよ?」

ノハ*゚听)つ□ 「ありがとー」

ξ゚ー゚)ξ 「いいから、逃げなさいっての」

ノハ*゚听) 「よぉぉぉし! 凶悪な鬼から逃げるぞぉぉぉぉ!」

ξ#゚ー゚)ξ 「余計な言葉付け加えんな!」

  マテヤー!       ニゲロー!
三ξ#゚听)ξ    三ノハ*゚听)   三┌( <●><●>)┘ヾ(〃^ω^)ノシ


 − ノパ听)の一日&ノパ听)の道場破り おしまい −

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


211 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:29:18.36 ID:Q+/dT2jt0

   .川д川ξ゚听)ξミセ*゚ー゚)リ
   |\ ̄旦品 ̄旦○ ̄旦\ (゚、゚トソン
  ./..\\ .旦 旦△..旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 ⊂ヽ ※ /※ ※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※ ※ ※ /( ^ω^)ヽ ※ \
      ̄ ̄∪∪ ̄  U  U  ̄ ̄ ̄

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、ブーンちゃん達がお昼とかどんな事してんのか興味はあるよね」

(゚、゚トソン 「ほとんどの事はお話してくれたり、日記を見せてくれるのでわかってますけどね」

ミセ;゚ー゚)リ 「あれ、ブーンちゃん全部話しちゃうの? 男の子特有の親には内緒の秘密基地とか作んないの?」

( ^ω^) 「おー? ひみつきち?」

ミセ*゚ー゚)リ 「ああ、秘密基地ってのは──」

ミセ;゚д゚)リ 「わひゃぁ!?」

ξ;゚听)ξ 「デレ、ヒート、コタツの中で遊ばない!」


212 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:30:45.57 ID:Q+/dT2jt0

  .川ー川ξ--)ξミセ*゚д゚)リ
   |\ ̄旦品 ̄旦○ ̄旦\(-、-トソン
  ./..\\ .旦 旦△..旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(´ー`*ζ/※※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※/ノハ*゚听)( ^ω^)ヽ※ \
      ̄ ̄  U  U  U  U   ̄ ̄

ζ(´ー`*ζ 「頭がぽーっとするー」

ξ--)ξ 「頭からコタツに突っ込んでるからよ……」

ノハ*゚听) 「真っ赤だぞー」

川ー川 「赤外線っていうぐらいだからね」

ミセ*゚д゚)リ 「私の足をくすぐったのはどっちだー!?」

ノハ*゚听)「「しらなーい」」ζ(´ー`*ζ

( ^ω^) 「ひみつきちは? ひみつきちってなんだお?」


220 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:44:18.23 ID:QvJknBzdO
 
(゚、゚トソン 「秘密基地というのは、斯く斯く然々、要するに隠れ家みたいなものですよ」
 
(〃^ω^) 「おー! なんかひみつきちカッコいいお! 僕も作るお!」
 
川ー川 「この辺だとあんまり作れそうな場所ないねー。山とかならあったんだろうけど」
 
ζ(´ー`*ζ 「今の季節、お外だと寒いしねー」
 
(〃^ω^) 「お! じゃあ、コタツの中に作るお!」
 
(゚、゚;トソン 「それはダメですよ」
 
ξ゚听)ξ 「足を入れる度に毎回ぶっ壊されるわよ?」
 
ミセ;゚ー゚)リ 「問題そこ? つーか、基地云々については子供っぽいとかでバカにしないんだね」
 
ζ(´ー`*ζ 「ツンちゃんも持ってるからねー、秘密基地」
 
ξ*゚听)ξ 「あ、あれはそんなんじゃなくて、アタシの部屋よ。個室」
 
川д川 「そうなの? どこに?」
 
ζ(゚ー゚*ζ 「クロゼットの中」
 

221 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:45:54.27 ID:QvJknBzdO
 
(゚、゚トソン 「書き忘れた設定ですね」
 
ミセ;゚д゚)リ 「何の話だ、おい!?」
 
ξ*゚听)ξ 「しょうがないじゃないの、デレが鬱陶しいし」
 
ζ(´д`;ζ 「ひど!」
 
ξ゚听)ξ 「静かに本を読みたい時もあんのよ。そんな時に限ってまとわり付いてくるから……」
 
ζ(´ー`*ζ 「遊んで欲しい時があるんだよ。そんな時に限って本読んでるから……」
 
ξ゚听)ξ 「我慢しなさいよ」
 
ζ(´д`*ζ 「えー、遊んでよー」
 
(゚、゚トソン 「暗くないですか、クロゼットの中?」
 
ζ(゚ー゚*ζ 「ツンちゃん、電気スタンド持ち込んでる」
 
ミセ*゚ー゚)リ 「本格的に基地だね」
 

223 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:47:42.15 ID:QvJknBzdO
 
( ^ω^) 「……クロゼットないお」
 
川д川 「デレちゃんは服いっぱい持ってるからね。普通の学生の1人暮らしだとそんなにはないから、クロゼットもね」
 
(゚、゚トソン 「備え付けの収納と、衣類ケース程度で事足りますしね」
 
ノパ听) 「家はタンスがあるぞー」
 
ミセ*゚ー゚)リ 「そういや、ヒートちゃんも最初は秘密基地で寝てたんだよね」
 
川ー川 「そう言われると、あれはそんな感じだったかもね」
 
ノハ*゚听)ヾ 「そうかー?」
 
(゚、゚トソン 「どちらかと言えば、鳥の巣みたいでしたけどね」
 
( ^ω^) 「僕だけひみつきちないお……」
 
(゚、゚トソン 「ブーン……」
 
d(゚、゚トソン 「良いアイデアが。ミセリの部屋をブーンの秘密基地にしましょう。ミセリ追い出して」
 

224 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:49:38.17 ID:QvJknBzdO
 
ξ゚听)ξ 「それだと、あんたんとこにずっと居座られるわよ、ミセリに」
 
ζ(゚ー゚*ζ 「ほとんど自分の部屋にいないもんね、ミセリちゃん」
 
(゚、゚;トソン 「それもそうですね……。藪蛇になりかねません」
 
川д川 「そういや、ミセリちゃんの部屋は行った事ないなー」
 
ζ(゚ー゚*ζ 「あ、私も」
 
(゚、゚トソン 「同じく」
 
ミセ*゚−゚)リ 「……まあ、来ても何もない部屋だからねー」
 
ミセ*゚ー゚)リb 「トソンや貞ちゃんとこ回ってた方が美味しいご飯が食べられる!」
 
ζ(゚ー゚*ζ 「それもそうだねー」
 
ξ;゚听)ξ 「あんたも似たようなもんだからねー……」
 
(゚、゚トソン 「……」
 
─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


227 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:53:06.55 ID:Q+/dT2jt0

< トソン宅 朝 >

(-、-トソン 「……ん」

(゚、゚トソン 「……今日はやけに寒いですね」

(〃´ω`) zzz

ガラガラ……

(゚、゚トソン 「ああ、なるほど……」

・・・・
・・・

(〃つω`) 「おはよーだお」

(゚、゚トソン 「おはよう、ブーン。顔を洗ったら、窓を空けて外を見てみてください」

(〃つω`) 「おー? うんお」


228 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:54:30.24 ID:Q+/dT2jt0

トテトテ バシャバシャ トテトテトテ ガラガラ……

「おー!」

トテトテトテ!

ヾ(〃^ω^)ノシ 「トソーン! 雪だお! まっ白だお! 積もってるお!」

(゚、゚トソン 「ニュースで確認したら、昨夜は記録的な大雪だったみたいですね」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「すごいお! すごいお! トソン! お外で遊んできていいかお?」

(゚ー゚トソン 「朝ご飯を食べてからにしましょうね。私も行きますから」

(〃^ω^) 「うんお! うんお! 早くご飯食べるお!」

(゚ー゚トソン 「はいはい、今朝は目玉焼きとウィンナーですよ」

・・・・
・・・


231 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:56:44.84 ID:Q+/dT2jt0

(〃^ω^) 「お片づけ終わったお! お外行くお!」

(゚、゚トソン 「ちょっと待ってください。ジャンパーだけだと寒いですよ?」

(〃^ω^) 「おー? そうかお?」

(゚、゚トソン 「手袋にマフラー、帽子もかぶりますか……」

   .○
  / \  
 ⊂二二⊃
 (〃^ω^)
○ミミミミミミミミ○
 .川|   |

(〃^ω^) 「おー! すっごくあったかいおー」

(゚、゚*トソン 「中々似合いますね」

(〃^ω^) 「お! じゃあ、お外行くお!」

(゚ー゚トソン 「ええ、行きましょうか」


233 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 22:59:22.55 ID:Q+/dT2jt0

< 公園 >

⊂ニニ(〃^ω^)ニつ 「ブーン!」

(〃^ω^) 「お! 誰もいないお! まっ白だお! 遊ぶお! トソン! ……トソン?」

< 公園 5分後 >

( 、 ;トソン 「も、もっと……ゆっくりで……お願いします……ハァハァ」

(;^ω^) 「おー……、ごめんおー」

( 、 ;トソン 「わ、私はしばらく休んでますから……、ブーンは遊んでて……ください……」

(〃^ω^) 「お! わかったお!」

⊂ニ(^ω^ )ニニつ 「ブーン!」

( ー ;トソン 「本当に、元気ですね……。楽しそうで……何よりです……」

・・・・
・・・


235 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:01:14.92 ID:Q+/dT2jt0

(〃^ω^) 「お! ブランコ乗れないお! 雪だらけだお」

(〃^ω^) 「おー、すべり台もダメだおー、雪すげーお!」

(〃^ω^) 「ブーンするお! おー! なんか走りにくいお。埋まっちゃうお。おもすれー」

(〃^ω^) ∩ 「お? なんだお、これ?」

(〃^ω^)つ∩ 「お? 引っ張るお」

ズボッ!

ζ(´д`||ζ 「うぇいおあ……」

(;^ω^) 「おお!? デレ? 何してるんだお?」

ζ(´д`||ζ 「いやー、何かね、木の下にいたら急に雪が落ちてきて、死ぬかと思ったよー」

<「デレー? どこよ? デレー」

ξ*゚听)ξ 「あ、ブーン……と、デレ、何やってんのよ?」


236 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:03:35.35 ID:Q+/dT2jt0

( ^ω^) 「お! こんにちはだお!」

ζ(´д`||ζ 「何って言われてもねー……、何か突発的事故に巻き込まれたみたいな?」

( ^ω^) 「埋まってたお」

ξ;゚听)ξ 「何やってんのよ……」

ζ(´д`||ζ 「ツンちゃんがはしゃいで、私を置いてくからだよー?」

ξ*゚听)ξ 「ベ、別にはしゃいでないわよ」

( ^ω^) 「お! デレ、あっちでトソンも休んでるから、いっしょに休むかお?」

ζ(´ー`*ζ 「うーん、そうするよ。じゃ、ツンちゃんはブーンちゃんと仲良く遊んでてね」

(〃^ω^) 「はーいだお! ツン、ブーンするお!」

ξ*゚听)ξ 「か、勝手に決めない──まあ、いいわ。遊具は使えないしね」

ノハ*゚听) 「私も走るぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


238 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:05:19.79 ID:Q+/dT2jt0

ξ;゚听)ξ 「って、いつの間に!?」

ノハ*゚听) 「今、貞子といっしょに来たぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

ξ;゚听)ξ 「いつもの倍うるせー!」

ノハ*゚听) 「そうかぁぁぁぁぁぁぁぁ?」

ドサドサドサ ミギャー!

(;^ω^) 「おー……ヒートの大声で雪が落ちてきたお」

ノハ*゚听) 「ごぉぉぉぉめぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」

ξ;゚听)ξ 「いいから、デレを引っ張り出してよ!」

・・・・
・・・


239 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:06:28.53 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚;トソン 「元気ですよね……」

川;д川 「ちょっとこの寒さを甘く見てたかなー……」

ζ(´д`||ζ 「さーむーいー」

(〃^ω^) 「トソンもみんなもいっしょに走るお! 走ればあったかいお! 運動会だお!」

(゚、゚トソン 「……まあ、たまにはいいかもしれませんね」

ξ*゚听)ξ 「珍しいわね、あんたがそう言うのは」

(゚、゚*トソン 「私も少しはしゃいでいるのですよ。こんなに雪が積もるのは珍しいですからね」

ノハ*゚听) 「走るんなら負けないぞぉぉぉぉ! 私が1等だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

川ー川 「じゃあ、私も本気出そうかなー?」

ノハ*゚听) 「なにぃぃぃぃ! いつもは手加減していたと言うのかぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

川ー川 「さあ、どうだろうねー?」


245 :冬の装備と雪上運動会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:09:26.09 ID:Q+/dT2jt0

ξ*゚听)ξ 「まあ、やるからにはアタシが勝つわ」

ζ(゚ー゚*ζ 「まあ、トソンちゃんいるからビリは無いかなー?」

(゚、゚トソン 「ブーン、まずはデレの足を引っ掛けてから走ってください」

(;^ω^) 「お! それはダメだお。せーせーどうどうだお」

ξ゚听)ξ 「それじゃ、向こうのすべり台まで行って折り返しね。ゴールはここ」

d(゚、゚トソン 「負けた人が全員にジュースをおごるということで」

(゚、゚トソン三3 「──じゃあ、よーいドン」

(;^ω^) 「お! ズルいお! まだ用意できてないお!」

川;д川「「せこ!」」ζ(゚д゚;ζ

ノハ*゚听) 「まぁぁぁぁてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

ξ#゚ー゚)ξ 「逃がすか!」


247 :冬の装備と雪上運動会→雪合戦 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:10:15.69 ID:Q+/dT2jt0

(゚、゚トソン 「待てと言われて待つ人は──」

Σ(>、<トソン 「キャッ!」

ミセ*゚ー゚)リb 「おーう、ヒットした? さっすが私、ナイス・スノーボール。ズルはいかんよズルは」

ミセ*゚∀゚)リ 「さあ、私が来たからにはもう大丈夫! こんな汚い大人は置いといて仕切り直し──」

ミセ;>д<)リ 「ぷぁ!?」

(〃^ω^)つ 「おー! 当たったお!」

ミセ;゚д゚)リ 「ちょ、ブーンちゃん、何で私に雪玉ぶつけ──」

ミセ;>д<)リ 「ぷぁ!?」

ξ゚ー゚)ξつ 「よし」

ミセ;゚д゚)リ 「いや、よしじゃなくて、何でわ──」


248 :雪合戦 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:11:16.80 ID:Q+/dT2jt0
   ゴファッ!?
’。・.ミ(゚ε゚(#○三 

ミセ;゚д゚)リ 「いたっ!!! 何、今の剛球!?」

ノハ*゚听)つ 「当たったぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

ミセ;゚д゚)リ 「予想はしてたけどもー!」

ミセ;゚ー゚)リ 「ちぃ、やってくれるじゃないか。よし、わかった! ならば戦争だ! 合戦だ!!!」

ミセ*゚д゚)リつ三○○○ 「受けてみよ! ミセリトリプルスノーボール!!!」

ξ゚听)ξ 「効かないわよ!」

             デレ・シールド! アフン!
ヾ(〃^ω^)ノシノハ*゚听)ノξ゚听)ξつζ(´д`(#○○○三3

ミセ;゚д゚)リ 「やるな!」


251 :雪合戦 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:13:26.56 ID:Q+/dT2jt0
    プァ!
三○#)゚д゚)リ.・。 ’

(゚ー゚;トソン 「後ろががら空きですよ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「背後からとは随分と卑怯な手口で……」

(゚、゚トソン 「いきなり不意打ちを仕掛けた人の言う事とは思えませんが?」

ミセ*゚ー゚)リ 「調子に乗んなよ? 貴様のそのまな板に雪詰めて膨らましてや──」

    プァ!
三○#)゚д゚)リ.・。 ’

ミセ;゚д゚)リ 「まだ台詞の途中──」

    グハァ!
三○#)゚д゚)リ.・。 ’

      イヤ、チョットマ──!   
三○○○○○#)゚д゚)リ.・。 ’

川;д川 「トソンちゃんストーップ! ミセリちゃんの墓標が出来上がってるから!!!」


253 :雪合戦 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:15:07.01 ID:Q+/dT2jt0

(゚ー゚;トソン 「滅びよ──」

(>、<トソン 「キャッ!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「当たった──」

(*>ω<) 「お!?」

ノハ*゚听) 「当たったぞ──」

ノハ*><) 「ンァァァア!?」

ξ゚ー゚)ξ 「当たり──」

ζ(´д`;ζ 「あふん」

ζ(´ー`;ζ 「ツンちゃん、投げるの早いー」

ξ*゚ー゚)ξ 「アタシが黙ってぶつけられるとでも──」

ξ*>д<)ξ 「キャッ!?」


256 :雪合戦 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:17:02.78 ID:Q+/dT2jt0

(゚ー゚*トソン 「当たりましたね」

ξ*゚ー゚)ξ 「やるわね。オーケー、そっちがその気なら1人残らずぶっ倒してやるわよ」

ノハ*゚听) 「望む所だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


川;д川 「ミセリちゃん、大丈夫!?」

ミセ; ー )リ 「マジで死ぬって……」

川д川 「余計なこと言うからだよ……」

ミセ*゚ー゚)リ 「サンキュー、助かったよ。……んじゃ、私らも参戦しますか?」

川ー川 「元気だねー」

ミセ*゚ー゚)リb 「こういうのは馬鹿みたいに騒いで楽しまなきゃね」

川ー川 「はいはい。まあ、いつも馬鹿みたいだけどね。じゃあ、いこっか?」

ミセ;゚ー゚)リ 「サラッと毒を……」


257 :雪合戦→マフラーと雪うさぎ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:18:03.55 ID:Q+/dT2jt0
・・・・
・・・

ミセ;゚д゚)リ 「ちょっときゅーけー!!!」

(゚、゚;トソン 「そうですね……、さすがに疲れました」

(〃^ω^) 「おー? まだ遊べるお?」

ζ(゚ー゚;ζ 「まだ遊んでていいから、お姉ちゃん達はちょーっと休ませて?」

ξ*゚听)ξ 「まあ、しょうがないわね。ブーン、ヒート、あっちでね」

ノハ*゚听) 「雪だるま作るぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「僕も作るお!」

川д川 「ちょっと飲み物買って来るね。アイスとホットどっちがいい?」

・・・・
・・・


259 :マフラーと雪うさぎ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:21:28.00 ID:Q+/dT2jt0

ノハ*゚听) 「雪だるまぁぁぁぁ!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「出来たおー!」
   _____
  ,;'   `';
  i ^ω^ j
..\ゝ  _,,:'
 ,;'.. ○ .;、/
 i  ..○  .j
 ゝ___,,:'

川;д川 「どことなくブーンちゃんに似てるけど……」

(゚、゚;トソン 「微妙に不さ──失礼、歪んでますね」

ミセ*゚д゚)リ 「おい、こら、私ら3人ががんばったんだ結晶に何てこと言うのかな?」

(゚、゚トソン 「あれ、ツンちゃんは……?」

(〃^ω^)σ 「あっちだお」

・・・・
・・・


261 :マフラーと雪うさぎ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:22:45.28 ID:Q+/dT2jt0
       ∩∩
ξ゚听)ξ (・ ・)
.         ̄
ξ*゚ー゚)ξ

ζ(^ー^*ζ 「上手く出来てるねー」

ξ;゚听)ξ 「で、デレ? いつの間に?」

ζ(゚ー゚*ζ 「ずっと後ろで見てたんだけどねー」

ξ゚听)ξ 「見てたんなら声ぐらいかけなさいよ」

ζ(゚ー゚*ζ 「いやー、すっごい真剣に作ってたから声かけ辛くって……」

ζ(^ー^*ζ 「でも、よく出来てるよ、その雪うさぎさん」

ξ*゚听)ξ 「そう?」

ζ(゚ー゚*ζ 「あー、でもちょっと寒そうだねー。あ、この葉っぱで……付けてもいい?」

ξ*゚听)ξ 「いいわよ」


263 :マフラーと雪うさぎ ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:24:56.27 ID:Q+/dT2jt0

ζ(゚ー゚*ζ 「よし、じゃあ、これで……」

       ∩∩
ξ゚听)ξ (・ ・)./  ζ(゚ー゚*ζ
       ~~~~  ̄
ζ(^ー^*ζ 「マフラー」

ξ゚ー゚)ξ 「へったくそねー……」

ζ(´へ`;ζ 「あれー? 結構自信あったのに」

ξ゚ー゚)ξ 「まあ、ヘタはヘタだけど……暖かそうね」

ζ(^ー^*ζ 「ツンちゃんとおそろーい」

..∩∩
ξ゚听)ξ 「……」
川|ミミミミ

ξ゚ー゚)ξ 「……こっちも暖かいわよ」

ζ(^ー^*ζ 「えへへ」


266 :マフラーと雪うさぎ→かまくら作り ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 23:27:49.86 ID:Q+/dT2jt0
・・・・
・・・

ミセ*゚ー゚)リ 「よーし、シメにかまくら作るぞー!」

(゚、゚トソン 「さすがに無理でしょう、それは。あれはただ積めばいいってわけでもないですから」

ミセ;゚ー゚)リ 「やっぱ無理かな? かまくらの中で餅焼くのやってみたかったんだけどな……」

(〃^ω^) 「おもち食べたいお!」

(゚、゚トソン 「いつかもっと北の方に遊びに行った時までとっておきましょう。おもちはお家で焼いてあげますから」

ミセ*゚д゚)リヾ 「ま、しょうがないか……。しょうがないからデレでも埋めとくか」

ζ(´д`;ζ 「何でそんな話になるの!? ……ツンちゃん、そのスコップは何?」

ノハ*゚听) 「かまくらぁぁぁぁ!」

 ../ ̄\
/(^ω^) \ オ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


269 :かまくら作り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:34:00.49 ID:QvJknBzdO
 
川;д川 「ブーンちゃんが雪に同化してる!?」
 
ミセ;゚ー゚)リ 「何かシュールだな、ブーンちゃん白いし……」
 
(゚、゚;トソン 「かまくらと言うかピラミッドと言うか……」
 
ξ;゚听)ξ 「犬小屋?」
 
ノハ*゚听) 「かまくらだぞー?」
 
( ^ω^) 「ちょっと冷たいお。でも、なんかおもしろいお!」
 
(゚、゚トソン 「しかし、ヒートちゃんはよくかまくらを知っていましたね」
 
川д川 「ちょっと前にテレビでやってたからね。2人で見てたから、それでだと思う」
 
( ^ω^) 「お! おもしろかったお! 出るお!」
 
 ../ ̄\
/(^ω^) \ オ! ……オ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


271 :かまくら作り ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:35:54.79 ID:QvJknBzdO
 
(;^ω^) 「雪、意外と重たいお? トソーン、出しておー」
 
(゚、゚トソン 「はいはい、ヒートちゃん、ちょっと手伝ってくださいね」
 
ノパ听) 「わかったぞー」
 
     オ! デラレタオ!
ノパ听)つ(^ω^)⊂(゚、゚トソン
 
ξ゚听)ξ 「じゃあ、代わりにデレを埋めるわね」
 
ζ(´д`;ζ 「だから、何でそんな話に──って、雪かけないでー!」
 
(゚、゚トソン 「さて、帰りましょう。お昼も食べずに遊んでましたからね。今日の晩ご飯はいっぱい食べるでしょ?」
 
ミセ*゚∀゚)リノハ*゚听)ξ゚听)ξ「「「「「食べる(お)ー!」」」」」ζ(゚ー゚*ζ(^ω^〃)
 
川ー川 「じゃあ、こんな寒い日はやっぱり──」
 
ミセ*゚∀゚)リノハ*゚听)ξ*゚听)ξ「「「「「鍋ー!!!」」」」」ζ(゚∀゚*ζ(^ω^〃)
 
 
 − ある雪の1日 おしまい −
 
─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


273 :◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:39:21.87 ID:QvJknBzdO
   .川д川ξ゚听)ξミセ*゚ー゚)リ
   |\□ ̄□.(○△回)□\ (゚、゚トソン
  ./..\\ □□ヽ三三/□ □\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(゚ー゚*ζ/※ ※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※/ノパ听)( ^ω^)ヽ ※ \
      ̄ ̄ U  U U  U  ̄ ̄ ̄

川ー川「「はい、鍋の準備出来ましたよー」」(゚、゚トソン

ミセ*゚∀゚)リノハ*゚听)ξ゚听)ξ「「「「「おー!」」」」」ζ(゚ー゚*ζ(^ω^〃)

(〃^ω^) 「いいにおいがするお!」

ミセ*゚∀゚)リ 「今日はお味噌か!」

川ー川 「味噌鍋だよー」

ζ(´ー`*ζ 「おうどん♪ おうどん♪」

ξ゚听)ξ 「うどんはもっと後でしょ!」

( ^ω^)((奉行……))(゚、゚トソン

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


275 :年越し蕎麦と破魔矢 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:43:34.41 ID:QvJknBzdO
 
< トソン宅 12月末日 >
 
(〃^ω^) ツルツルツル (゚、゚トソン
 
(〃^ω^) 「ごちそうさまでしたお!」
 
(゚、゚トソン 「ごちそうさま」
 
( ^ω^) 「なんで年越しの時におそばを食べるんだお?」
 
(゚、゚トソン 「諸説ありますが、おそばの細さにかけて、細く長く達者に暮らせることを願ったとか、
      切れやすい事にかけて、今年の苦労を来年に持ち越さないようにとかですね」
 
( ^ω^) 「なるほどだお。ちゃんと意味があるんだおね」
 
(゚、゚トソン 「大体、昔から続いている風習には何かしらの意味はありますね。長い年月を経て、意味合いが
      変わってきたものもありますが、いろいろと調べるのは面白いですよ」
 
( ^ω^) 「トソンは物知りさんだお!」
 
(゚、゚トソン 「まあ、ネットがバックアップしてくれてますからね」
 
(;^ω^) 「おー? 何のことかわからんお?」
 

276 :年越し蕎麦と破魔矢 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:44:47.52 ID:QvJknBzdO
 
(゚、゚トソン 「さて、食べてすぐですが、少し眠っていてください。今日はブーンも付いていきたいのでしょう?」
 
(〃^ω^)  「お! 行きたいお。寝るお! ちょっとおやすみだお」
 
(〃-ω-)  「おーおーおー。寝るおー、寝るおー」
 
(゚、゚トソン (そんなに興奮していたら眠れませんよね……)
 
(〃-ω-)  「おーおーおー。……お?」
 
    ナデナデ
(〃-ω-)⊂(-、-トソン
 
(〃´ω`)⊂(-、-トソン
 
(〃´ω`) 「おーおー……おー…………zzz」
 
・・・・
・・・
 

279 :年越し蕎麦と破魔矢 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:47:19.92 ID:QvJknBzdO
 
< トソン宅 12月末日 深夜 >
 
(〃つω`) 「おはようだおー」
 
(-、-トソン zzz
 
(〃つω`) 「おー? トソン? 寝ちゃってるのかお?」
 
ピンポーン オ? トテトテ ガチャ オ!
 
ξ゚听)ξ 「おじゃましまーす。……中々珍しい光景ね」
 
ζ(゚ー゚*ζ 「ブーンちゃん起きててトソンちゃんが寝てるか」
 
(゚、゚トソン ハッ!?
 
(゚、゚;トソン 「いつの間に?」
 
(〃^ω^)  「おはようだお」
 
(゚、゚トソン 「おはよう、ブーン」
 

281 :年越し蕎麦と破魔矢 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:48:24.33 ID:QvJknBzdO
 
ζ(゚ー゚*ζ 「あ、起きちゃった、残念」
 
(゚、゚;トソン 「何が残念なのですか?」
 
ξ゚听)ξ 「ほら、いいからさっさと用意しなさいよ。約束の時間に遅れるわよ?」
 
・・・・
・・・
 
< 智維斎寺 >
 
>ミセ*゚ー゚)リ→ 「おーっす!」
 
(゚、゚;トソン 「こんばん……矢鴨?」
 
ミセ;゚д゚)リ 「破魔矢だよ、破魔矢。肩に乗せてただけだよ、刺さってねーっつーの」
 
川д川ノパ听)「「こんばんはー」」
 
(゚、゚;トソン 「ここはお寺ですよ?」
 
ミセ*゚ー゚)リ 「どうせこの後神社行くからいいでしょ?」
 

283 :年越し蕎麦と破魔矢 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:51:04.60 ID:Q+/dT2jt0
ゴーン!

ζ(゚ー゚*ζ 「あ、始まったみたいだよ?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「早く行くお! 鐘たたけなくなっちゃうお!」

(゚ー゚トソン 「大丈夫ですよ。なるべく人の少なそうな小さなお寺を選びましたしね」

ζ(゚ー゚*ζ 「さ、ツンちゃん、いっしょに撞こうね、鐘」

ξ*゚听)ξ 「うん」

ゴーン! オ! ゴーン オォォォォ! ゴーン ワー

・・・・
・・・

(〃^ω^) 「おー! ゴーンってすごい音がしたお!」

ノハ*゚听) 「面白かったぞぉぉぉぉ!」

ミセ*゚ー゚)リ 「うし、次は神社──」


285 :年越し蕎麦と破魔矢→除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU:2008/12/30(火) 23:52:17.71 ID:Q+/dT2jt0

     /\⌒ヽペタン
    /  /⌒)ノ ペタン
      \ (( 
 (´・ω・`))' ))({0}Ω{0})
 /  ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(    ノ ) ̄ ̄ ̄()__   )
 )_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(


(〃^ω^) 「おー! ショボンだお! 何やってるんだお?」

(´・ω・`) 「やあ、みんなおそろいで。これはね、お餅を搗いてるんだよ」

(゚、゚トソン 「営業ですか?」

(´・ω・`) 「いやいや、こちらの十姉妹住職とは古い知り合いでね。参拝者も少ないもんだから、人集めも兼ねて、
       去年からこうやってお餅を搗いて配ってるんだ」

川д川 「ご苦労様です」

(´・ω・`) 「ありがとう。食べるかい、搗き立て──いや──」


288 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:54:10.80 ID:Q+/dT2jt0

ミセ*゚д゚)リξ*゚听)ξ(〃^ω^)ノハ*゚听)

(´・ω・`) 「ちょっとやってみるかい?」

ミセ*゚д゚)リξ*゚听)ξ(〃^ω^)ノハ*゚听) 「「「「うん(お)!」」」」

(゚、゚トソン 「よろしいのですか?」

(´・ω・`) 「まあ、ちょっとコツがいるし、案外重いから数回が限度だろうけど、やってみるのも面白いと思うよ」

・・・・
・・・

(゚、゚;トソン 「いいですよ、ブーン」

(〃^ω^) 「お! 行くお!」

(〃^ω^) ペッタン

(゚、゚;トソン 「えっと……? こうですか?」


290 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:57:07.40 ID:Q+/dT2jt0

(〃^ω^) 「お!」 ペッタン

(゚、゚;トソン 「あ、こうかな?」

(〃^ω^) 「お!」 ペッタン

(゚、゚;トソン 「はい」

(;^ω^) 「おお?」 ステーン

(´・ω・`) 「あはは、やっぱりちょっと重かったかな? 一応は子供用なんだけどね」

(;^ω^) 「おー、なかなか難しいお」

ノハ*゚听)ノ 「次は私だぁぁぁぁ!」

(゚、゚トソン 「では、貞子、お願いします」

川;д川 「うん、やってみるよ」


291 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/30(火) 23:57:48.48 ID:Q+/dT2jt0

ノハ*゚听) 「うぉぉぉぉ!」 ベタァーン!

川;д川 「あ?」

ノパ听) 「あれー?」

ミセ;゚ー゚)リ 「杵についてる!?」

(;´・ω・`) 「ちょっと力入りすぎかな? もう少し加減してみようか」

ノハ*゚听) 「はーい」

・・・・
・・・

ξ*゚听)ξ 「じゃあ、行くわよ?」

ζ(゚ー゚*ζ 「いーよー」

ξ*゚听)ξ 「よっと」 ペタン


293 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:00:39.00 ID:NFAvu31l0

ζ(゚ー゚*ζ 「はい」

ξ*゚听)ξ 「えい」 ペタン

ζ(゚ー゚*ζ 「それ」

ξ*゚听)ξ 「とー」 ペッタン

ζ(゚ー゚*ζ 「はいっと」

(゚、゚トソン 「デレは慣れてますね。手付きが私達とは違います」

ζ(゚ー゚*ζ 「田舎じゃ割と普通にやるからねー。はいっと」

川;д川 「料理(?)関係のことでデレちゃんに負けるとちょっと悔しいね」

ζ(^ー^*ζ 「あははは」

・・・・
・・・


297 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:02:36.42 ID:NFAvu31l0

ミセ*゚ー゚)リ 「よし、私の番……誰か手伝えよ」

(゚、゚トソン 「私がやると頭とか狙われそうですからね」

ミセ;゚д゚)リ 「狙わねーよ!」

ζ(゚ー゚*ζ 「狙いたいけども」

川д川 「目撃者が多すぎる」

ミセ;゚д゚)リ 「余計なあてレコすんな!!!」

('、`*川 「んじゃ、私がやろうかね」

(゚、゚;トソン 「ペニサスさん!? いつの間に……」

('、`*川 「ん? ああ、私も毎年ここだからね、鐘撞き。そしたらしょぼくれいるし、あんた達もいたからね」

ミセ*゚ー゚)リ 「それじゃあ、お願いします」

('、`*川 「よしこーい」


299 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:03:14.80 ID:NFAvu31l0

ミセ*゚д゚)リ 「おりゃ!」 ペッターン

('、`*川 「はい」

ミセ*゚д゚)リ 「うりゃ!」 ペッターン

('、`*川 「はい」

ミセ*゚д゚)リ 「とりゃ!」 ペッターン

('、`*川 「はい」

ミセ;゚д゚)リ 「うひぇー、ホントに重いね……、ショボンさん、交代交代」

(;´・ω・`) 「え、僕?」

('、`*川 「何、若いのにだらしないわね。じゃあ、ショボ、あんたやれ」

(;´・ω・`) 「あ、うん、それじゃ」 ペッターン

('、`*川 「はい」


300 :除夜の鐘と餅搗き大会 ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:04:12.08 ID:NFAvu31l0

(;´・ω・`) 「よっと」 ペッターン

('、`*川 「はい」

(゚、゚トソン 「では、我々は」

川ー川 「次に行きますか」

ζ(゚ー゚*ζ 「お餅を頂きつつ」

(〃^ω^) 「あったかくておいしいお!」

ノハ*゚听) 「伸びるぞー!」

ξ*゚听)ξ 「砂糖醤油美味しいわね」

ミセ*゚ー゚)リノシ 「んじゃ、また、お2人さん。あ、住職さんもどうもでした 」

({0}Ω{0})ノシ

<登場人物紹介12>
('、`*川(人) トソン達の住むマンションの管理人さん。大雑把だけどいい人。(´・ω・`)とは旧知。


303 :除夜の鐘と餅搗き大会→Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU:2008/12/31(水) 00:07:07.12 ID:NFAvu31l0

< 雛尾多神社 >

(゚、゚トソン 「神社も鄙びたところを選んだつもりですが……」

川д川 「中々の賑わいだねー」

ζ(゚ー゚*ζ 「みんなはぐれない様にねー」

(〃^ω^)ノハ*゚听) 「「はーい(お)!」」

ξ゚听)ξ 「しっかし、何か……」

ミセ*゚д゚)リ 「やけに派手っつーか、趣味の悪い電飾が……」

「あ、ミセリ、足元に小銭が落ちてるですよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「え、どこ?」

ウォラァー!  ゲシィ!  グハァ!
ヽ*(‘‘)*┌┛#)゚д゚)リ.・。 ’


305 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:09:06.89 ID:NFAvu31l0

(゚、゚トソン 「ナイス頭脳プレー&こんばんは、ヘリカル先輩」

*(‘‘)* 「こんばんはですよ、バカルテット──それと」

川;д川 「バカルテット!?」

*(;‘‘)* 「ダイオードから聞いてはいましたが、まあ……」

( ^ω^)ノパ听)ξ゚听)ξ

*(;‘‘)* 「私はヘリカルですよ。よろしく、チビ共」

( ^ω^) 「ブーンだお、はじめましてだお!」

ノパ听) 「ヒートだぁぁぁぁ! よろしくぅぅぅぅ!」

ξ゚听)ξ 「ツンよ。あんたも大概チビじゃないの」

*(#‘‘)* 「んだと、コラ?」

(゚、゚トソン 「まあまあ、子供の言う事ですから……」

*(‘‘)* 「ったく、まあ、私は大人ですから許してやるですよ」


306 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:11:20.46 ID:NFAvu31l0

ミセ;゚ー゚)リ 「んで、その大人(笑)なヘリカル先輩はこんなとこで何をなさってるのでしょうか?」

*(‘‘)* 「あ? この格好見てわかりやがらんのですか?」

(゚、゚トソン 「七五三?」

*(‘‘)* 「絞り殺すぞ、コラ。……バイトですよ、バイト、巫女の」

ζ(゚ー゚*ζ 「ああ、じゃあ、この毒々しい電飾もヘリカル先輩の仕業ですか?」

*(‘‘)* 「毒々しいとは何ですか、この辛気臭い神社を飾るにはこの位思い切ったライトアップが必要なんですよ」

川;д川 「紫とかピンクとか、何か神々しさが薄れてません?」

*(‘‘)* 「紫は昔から徳の高い人が着る色ですよ。──おっと、雇い主が呼んでやがるですよ。お前ら、
      賽銭は最低3桁入れていきやがれです」


ミセ;゚ー゚)リ 「……行ったか。……ねえ、今からでも他のとこに変えない?」

(゚、゚トソン 「近くのとこに変えたら、今度はダイオード先輩あたりに遭遇するフラグが目に見えて立ちそうですよね」

ミセ;゚ー゚)リ 「……ここでいっか」


308 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:13:00.99 ID:NFAvu31l0
・・・・
・・・

(〃^ω^)つ 三D

パンパン
(〃-ω-) 「おー」

・・・・
・・・

(゚、゚トソン 「随分と熱心に拝んでましたが、何をお願いしたのですか?」

(〃^ω^) 「お! ないしょだお!」

(゚、゚トソン 「内緒なのですか? 知りたかったですが残念ですね」

(〃^ω^) 「えへへだお。神社へのお願いはないしょにしないとダメらしいんだお」

(゚ー゚トソン 「じゃあ、お願い叶ったら教えてくださいね」

(〃^ω^) 「うんお!」


309 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:14:20.37 ID:NFAvu31l0
・・・・
・・・

ミセ*゚д゚)リ 「というわけで、ここに第1回御神籤 Battle の開催を宣言する!」

川;д川 「何がどういうわけなの?」

ミセ*゚д゚)リ 「ノリだ!」

ζ(゚ー゚*ζ 「御神籤 Battleって?」

ミセ*゚д゚)リ 「一番運の悪かったやつが全員にあったかーいお汁粉おごり!」

(゚、゚トソン 「何故お汁粉……」

ミセ*゚д゚)リ 「寒いし美味いじゃん!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おみくじ引きたいお! おしるこ飲みたいお!」

ξ゚听)ξ 「大吉、中吉、小吉、吉、末吉の順でいいのよね?」

ミセ*゚ー゚)リ 「甘い! ここは更に凶、大凶とある! 事前にリサーチ済みだ!」


311 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:16:21.67 ID:NFAvu31l0

川;д川 「お正月はそういうの入れないんじゃなかったっけ?」

ミセ*゚д゚)リ 「甘えるな! 御神籤 Battleはそんな甘いもんじゃないぞ!」

(゚、゚トソン 「まあ、お汁粉ですので甘いですが」

ミセ;゚д゚)リ 「余計な茶々入れんな!」

ノパ听) 「勝負だぁぁぁぁ! おみくじ引くぞぉぉぉぉ!」

ミセ*゚∀゚)リb 「よーし、始めるぜ? Let's 御神籤 Battle!!!」

・・・・
・・・

ノハ*゚听) 「大吉だぁぁぁぁ!」

川ー川 「すごいね、ヒートちゃん、私は中吉だったよ」

ξ゚听)ξ 「私も中吉。まずまずね」


316 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:22:19.00 ID:dQo8fyF+O
 
ζ(´へ`;ζ 「私は末吉ー。ビリ候補だねー」
 
ξ゚听)ξ 「あんま気を落としなさんな。ほら、中身はそんなに悪い事書いてないじゃない?」
 
ζ(´ー`*ζ 「ホントだー」
 
(゚、゚トソン 「まあ、大丈夫ですよ。どうせミセリがお約束の大凶引いてくれますから」
 
ミセ;゚д゚)リ 「引かねーよ。自称・御神籤ミセちゃんと呼ばれていた私の実力を見せてやる!」
 
川;д川 「自称なら呼ばれて無いんじゃ……」
 
(;^ω^) 「おー? 僕の何だお? 何吉か読めないお?」
 
(゚、゚トソン 「どれですか……?」
 _, ,_
.(゚、゚トソン 「──諭……吉?」
 
*(‘‘)* 「お! そこのチビ助! 大当たりですよ。お年玉、諭吉ゲット!」
 
ミセ;゚д゚)リ 「その諭吉!?」
 

319 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:23:36.68 ID:dQo8fyF+O
 
(゚、゚;トソン 「そういったギャンブル要素はまずくないですか?」
 
*(‘‘)* 「ちゃんと根回しはしてますから大丈夫ですよ。てか、いらないんですか? 欲の無いやつですね」
 
ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! 僕の大当たりかお?」
 
(゚、゚;トソン 「ちゃんと運勢も占って欲しいのですが……」
 
*(‘‘)* 「裏にちゃんと書いてありますよ。つーか、そんなの当たった時点で今年は大ハッピーですよ」
 _, ,_
(-、-トソン 「……わかりました。ありがたく頂いておきます。これで美味しいものでも作ってあげましょう」
 
ヾ(〃^ω^)ノシ 「ハンバーグがいいお!」
 
ミセ;゚ー゚)リ 「ま、まあ、ブーンちゃんは暫定トップってことでいいよ。元々上はあんま関係ないしね」
 
川;д川 「意外と人が多いのはそのせいもあるのかな……」
 
ミセ*゚ー゚)リ 「よし、私とトソンだね。ここは1つ同時に──」
 
(゚、゚トソン 「小吉でした。普通ですね。あ、書いてある事はいい事ばかりですね。恋愛運以外は」
 

321 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:26:38.87 ID:dQo8fyF+O
 
( ^ω^) 「おー? れんあいうん? ……的? なんて読むんだお?」
 
(^ー^トソン 「これはね、ぜ つ ぼ う て き って読むんですよ」
 
川;д川 「ひぃ!? 空気が!!!」
 
*(;‘‘)* 「あ、私ちょっと用事思い出したですよ」
 
ζ(゚д゚;ζ 「ちょ、ヘリカル先輩、逃げないでくださいよ!」
 
ミセ;゚д゚)リ 「お前らー! 空気読んでよ!」
 
(^ー^トソン 「いいから、さっさと開けてください」
 
ミセ;゚д゚)リ 「笑顔がこえーよ。……よし、開けるよ──」
 
    ウリャ!
ミセ*>д<)リつ【ハズレ】
 

325 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:27:41.52 ID:dQo8fyF+O
   ???
ミセ;゚д゚)リつ【ハズレ】
 
ミセ;゚ー゚)リ 「ハズ……レ……?」
 
ミセ;゚д゚)リ 「御神籤でハズレってなんだぁぁぁぁ!!!」
 
*(‘‘)* 「読んで字のごとくですよ。当たりとして諭吉があるんですから、当然、対となるハズレもあるですよ」
 
(゚、゚トソン 「なるほど。対ということは、ブーンの諭吉が暫定トップなわけですから、当然──」
 
ξ゚听)ξ 「ハズレはビリね」
 
ζ(´ー`*ζ 「お汁粉ゴチ〜」
 
ミセ;゚д゚)リ 「納得いかねー!!!」
 
( ^ω^) 「お、トソン、この、うせもの? ってなんだお?」
 
(゚、゚トソン 「失くした物ですよ。どこに置いたかわからず、見つからないままになってるものとか
      何て書いてあるんですか?」
 
( ^ω^)つ□ 「お」
 


328 :Let's 御神籤 Battle ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:30:25.49 ID:dQo8fyF+O

(゚、゚トソン 「……」

(゚ー゚トソン 「フフ、良かったですね、ブーン」

(〃^ω^) 「お! 見つかるお! 必ずって書いてあるお!」

ミセ;゚д゚)リつ□ 「うぉら! お汁粉! 持っていきやがれー!」

*(‘‘)* 「私の分も買ってきやがれですよ」

ミセ;゚д゚)リ 「おごってくださいよ、先輩!!!」

(゚、゚トソン 「やれやれ、騒がしいですね」

(〃^ω^) 「お汁粉、甘くておいしいお!」


 − みんなで年越し おしまい −

<登場人物紹介13>
*(‘‘)*(人) トソンの先輩の大学2年生。小さくて少々粗暴。スーパーアルバイター。

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


332 :◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:34:34.05 ID:NFAvu31l0

< トソン宅 全員帰宅後 >

   _(〃^ω^)(゚、゚トソン_
   |\ ̄ ̄ ̄U ̄ ̄ ̄U ̄\
  ./..\\.            \
 /※ .\|=================|
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(゚、゚トソン 「早いものですね。もう年の瀬ですか」

(〃^ω^) 「お! ねんまつだお! 先生も走るんだお!」

(゚、゚トソン 「なんだかんだと色々あった1年でした」

(゚、゚トソン 「2ヶ月ぐらいしか経ってない気がするのに、今年も終わりです」

(;^ω^) 「おー? ちゃんと9ヶ月あったお?」

(^ー^トソン 「そうですね」

(^ω^) 「そうですお」


334 :◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:36:07.48 ID:NFAvu31l0

(゚、゚トソン 「しかし9ヶ月ですか。ブーンと出会ってもう、そんなになるんですね」

( ^ω^) 「おー、長いのか短いのかよくわからんお」

(〃^ω^) 「でも、いっぱい、いーっぱい色んなことがあったお!」

(゚、゚トソン 「そうですね、色々ありました……」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「きっとこれからも、いっぱい、いっぱい、いーっぱい、色んなことがあるお!」

(゚ー゚トソン 「ええ、あるのでしょうね。いーっぱい約束しましたからね」

(〃^ω^) 「お! そうだお。いっしょに約束守るんだお!」

(゚、゚トソン 「それにはまず、ブーンがお兄ちゃんにならないといけませんね」

(;^ω^) 「おー、がんばるお」

(゚ー゚トソン 「フフフ、私もですけどね。ちゃんと夢を見つけて、お姉ちゃんにならなければいけません」

(〃^ω^) 「お! いっしょにがんばるお!」


336 :◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:37:36.53 ID:NFAvu31l0

(゚ー゚トソン 「ええ、いっしょにがんばりましょうね、2人で、そして皆といっしょにね」

(〃^ω^) 「うんお!」


d(゚、゚トソン 「そんな所で、今日は長々とお付き合いありがとうございました。皆々様も、健康には留意し、
       より良い毎日をお過ごしください」


   「「では、良いお年をー」」

   .ヾ(〃^ω^)人(゚、゚トソンノシ
   |\ ̄ ̄ ̄U ̄ ̄ ̄U ̄\
  ./..\\.            \
 /※ .\|=================|
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 
 − 第十八章 コタツと私と年忘れ おしまい −
 
 
   − 夢は次章へつづきます −   


339 :おまけ ◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:39:05.45 ID:NFAvu31l0

( ゚д゚ ) 「……出番がなかった」

(-_-) 「僕はモブなんで……」

(;`・ω・´) 「納得いかないな……。僕なんて4章に渡った小旅行編の影の主役なのに」

( ゚д゚ ) 「ねーよwww」

(-_-) 「恋路ってお題があったのに……所詮はモブか……」

(;`・ω・´) 「前章で(`・ω・´)の恋路とか書いてたよねー? 何でそれがない──」

(#゚;;-゚)

(;`゚ω゚´) 「──のは当然で、僕、妻帯者なのに冗談きついよねー、あはは……」

(#^;;-^) 「ちょっとこっちいらっしゃい」

( ゚д゚ )((南無……))(-_-)

<登場人物紹介14>
( ゚д゚ )(人) トソン達の指導教官。せっかちらしい。
(-_-)(人) スーパーの店員さん。多分モブ。貞子ラブ。
(`・ω・´)(人)  トソン達の旅行先の旅館、るん雲の主人。ショボンの従兄弟。


365 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 01:56:53.95 ID:dQo8fyF+O
 
(-_-) 「ジングルベール♪ ジングルベール♪ 鈴がー鳴るー♪」
 
<(-_-)/ Hey!
 
(-_-) 「……」
 
(-_-) 「1人っきりの部屋で歌ってたりすると、突然無意味にテンション上がったりするよねー」
 
(-_-) 「あるあるwwwwww」
 
(-_-) 「ねーよwwwwww」
 
(-_-) 「……はあ」
 
(-_-) 「そんな感じが僕の今のテンションです」
 
 
(-_-) 「1人だし」
 
(-_-) 「クリスマスなのに」
 
(-_-) 「次期社長が確約された御曹司なのに」
 

366 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 01:59:16.87 ID:dQo8fyF+O
 
(-_-) 「……はあ」
 
(-_-) 「いっそ仕事に行けばよかったかなぁ……」
 
僕の名前は小森ヒッキー。なんとびっくり2度目の主役扱いで登場。
VIP町にあるスーパー小森の跡取りだけど、青果コーナーで絶賛下働き中。
 
そして今日は、前述のようにクリスマスイブ。
こんな日に限って同僚のおばちゃん連中は、ヒッキー君もこんな日ぐらいはね、とシフトを変わってくれる始末。
優しさが身に染みて、侘しさに包まれまる。
 
(-_-) 「うん、でも、まあ、僕の働きぶりを認めてもらってるわけだしね。喜ぶべき事なんだろうね」
 
(-_-) 「……しかし、虚しい」
 
(-_-) 「仕方ない……」
 
友達の所にでも行くか、と続くと思ったかな?
それは読みが浅いね。友達だってこんな日は、忙しいに決まっている。
その前に遊びに行く友達がいないんだけどね。
 
(-_-) 「店に行くか……」
 
・・・・
・・・
 

367 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:02:06.06 ID:dQo8fyF+O
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
うん、通常勤務。
行ったらちょっとだけ哀れんだ目をされて、深くは聞かれず大歓迎で勤務開始。
 
いや、正しくは通常業務じゃない。
 
(-_-) 「あ、チョコの方ですか。少々お待ちを」
 
(-_-) 「ありがとうございました。これ、サービスのシャンパンです。メリークリスマス」
 
今日の勤務場所は、店頭でのクリスマスケーキ売り。
ご丁寧に、真っ赤な上下に真っ赤な帽子、白いファー付き。どっからどう見てもあの人だ。
 
ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー! あれがサンタさんだおね? ホントにまっ赤なお洋服だお! お? でも、おひげがないお?」
 
d(゚、゚トソン 「あの人はサンタさん見習いなのですよ。ですから、プレゼントを配らず、ケーキを売っているのです」
 
子供は無邪気でいいなー。隣の子は何か無茶な言動で言いくるめてるけど。
でも、この子供、やけに白いな? ハーフかな? ぬいぐるみみたいでかわいいな。
しかし、隣の子は何故か関わってはいけない気がする。何か本能的に。特に、部下にしてはいけない気が……。
 

370 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:04:18.06 ID:dQo8fyF+O
 
(〃^ω^) 「ケーキかお!? ケーキ! ケーキ!」
 
(゚ー゚トソン 「ケーキは貞子が焼いてますから、ちゃんとありますよ。さ、行きましょう」
 
へー、すごいなー。あの子、ケーキを焼ける友達? 家族? そんな人が身近にいるんだ。羨ましい。
あの人も、ケーキ焼いたりするんだろうか? 料理好きみたいだから、焼けたりするのかもね。
 
・・・・
・・・
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
ζ(´ー`*ζ 「……」
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
ζ(´ー`*ζ 「……」
 
(-_-) 「えっと……お1つ、いかがですか?」
 
ζ(´ー`*ζ 「見てるだけー」
 

372 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:07:12.20 ID:dQo8fyF+O
 
(;-_-) 「は? えっと……」
 
ζ(´ー`*ζ 「ケーキは貞ちゃんが焼いてるからいらないの。でも、美味しそうだよねー」
 
(;-_-) 「ええ、美味しいですよ。当店自慢の1品です」
 
ζ(´ー`*ζ 「試食とかないの?」
 
(;-_-) 「ええ? いや、さすがにそういうのは──」
 
 クォラー!  ゲシ!   アフン
ξ#゚听)ξつ#)´д`*ζ
 
ξ#゚听)ξ 「いつまでたっても追いついてこないと思ったら、何やってんのよ、あんたは」
 
ζ(´д`;ζ 「ちょっとケーキ見てただけだよ」
 
変な客に絡まれたと思ったら、何処からともなく現れたちっちゃな女の子がその客をぶっ飛ばしました。
なかなかシュールな光景だよね。
 

373 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:09:18.73 ID:dQo8fyF+O
 
ξ#゚听)ξσ 「ウソおっしゃい、店員さん困ってんじゃないの!」
 
ビシッと僕を指差すちっちゃい女の子。何、この子? かわいいなー。お人形さんみたい。この子もハーフ?
あ、でも、こっちの変な客と似てるね。姉妹? よく見たら変な客もすごい美人だ。
 
ζ(´д`;ζ 「困ってないよ? 私は見てただけだもん!」
 
いや、ちょっと困ってましたけどね。うん。
変な客はちっちゃかわいい子に引き摺られて去っていきました。
美人だったのに何か色々惜しい人だったな……。
いやいや、僕にはあの人が。あの人も買い物来ないかな……。
 
・・・・
・・・
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
ミセ*゚ー゚)リ 「これ、廃棄っていつ?」
 
(;-_-) 「は? えっと……」
 

374 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:11:07.23 ID:dQo8fyF+O
 
ミセ*゚д゚)リ 「ああ、もう、じれったいな。じゃあ、いつぐらいから半額?」
 
(;-_-) 「あ、いや、そういったご質問にはお答え兼ねます……」
 
うわ、極めつけに変な客来たよ。
どうしよう? てか、あんたおばさんか? 普通そんな事聞くか?
 
ミセ*゚д゚)リ 「答えないの? うーん、まあ、この残量と日程から考えると……」
 
何か計算しだしたよ。うわ、しかも何か的確だし。
何で仕入れ在庫の量まで推測してんの? その数字、結構近いよ。すげーよ。
 
ミセ*゚ー゚)リ 「でも、まあ、ケーキは貞ちゃん担当だからいっか。邪魔したね」
 
あ、行っちゃった。何だあれ……? 多分友達いないタイプだよな……。まあ、僕が言うなと。
あの人はもっと大人しいタイプの人が友達なんだろうな。ああ、願わくば僕も……。
 
・・・・
・・・
 

375 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:13:12.81 ID:dQo8fyF+O
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
子供連れのお母さん。
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
孫にためにと、おばあちゃん。
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
仕事帰りのサラリーマン、いや、良きパパ。
 
(-_-) 「いらっしゃいませー」
 
色んな人が僕が売るケーキを買っていく。
ケーキを買う人は皆、決まって笑顔だ。
 
僕は、この日だけは幸せを売っているのかもしれない。
プレゼントを配らずケーキを売っている見習いサンタ。
それでも人を幸せにしているのなら、僕は胸を張って見習いサンタを演じよう。
 

377 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:16:54.07 ID:dQo8fyF+O
 
(-_-) 「いらっしゃいませー……客足も途絶えたかな……」
 
さすがにそろそろ閉店間際。空は真っ暗、人通りも少ない。
結局、僕には幸せは来なかった。
 
まあ、来る確率の方が低いわけだし? これはただのお仕事なんだし?
 
(-_-) 「ジングルベル……か」
 
何処からともなく聞こえてくるジングルベルの曲。
僕は今年もシングルベルなんですけどね。ああ、もう、歌うか。歌おうか。
 
何だか1人部屋のテンションが蘇って来た。うん、歌おう。あの人に幸せが届くように。
 
(-_-) 「ジングルベール♪ ジングルベール──」
 
川д川ノハ*゚听) 「「鈴がー鳴るー♪」」
 
(-_-) 「!」
 
川д川ノハ*゚听) 「「今日はー楽しいー♪ クリスマスー♪」」
 

380 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:19:57.87 ID:dQo8fyF+O
 
川*д川 「!」
 
川ー川" ペコッ
 
(-_-)" ペコッ
 
ノハ*゚听) 「走れそりよー♪ 風の中をー♪」
 
川д川 「雪の中をー♪ 軽く早くー♪」
 
(-_-) 「……」
 
あの人は、たまたま通りかかっただけ。
あの人は、たまたま商店街に流れるジングルベルを歌ってただけ。
 
本当にただの偶然。でも、あの人は僕と同じ歌を歌い、僕に気付いてくれて、軽く一礼、そして去っていった。
本当にただの偶然。でも、今日はクリスマス。
 
ただの偶然に、運命を感じてもいい日なんじゃないだろうか?
 
でも……
 

381 :ジングルベル ◆iW2kGg44LU 2008/12/31(水) 02:21:08.13 ID:dQo8fyF+O
 
(;-_-) 「子供!? いや、親戚とか姉妹とかね、色々とさ。あー、でも、何かあれってどう見ても親子な感じだよね、
      子育て中のお母さんって言うか。いやいや、そんな事は──」
 
ジングルベルの奇跡は、僕のほんの少しの幸せと──
 
(;-_-) 「いや、しかしどう見ても年齢的にね、彼女は大学生のはずで──」
 
新たな悩みを届けてくれた。
 
(;-_-) 「でも、浪人とか、一旦就職して入り直しとか、あー、でも、奥さんじゃないって──」
 
いや、やっぱり幸せだけかな?
 
(;-_-) 「しかしだね、結構似てなかった? いや、似ていなかったような──」
 
あの人の事を、あれこれ思い悩むのも、きっと幸せの内なのだから……
 
(;-_-) 「つーか、そろそろ名前ぐらい知りてー!!!」
 
 
 − ジングルベル おしまい −
 


あとがきとか


344 :◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:43:02.09 ID:NFAvu31l0

以上で第十八章でした。
やっと季節に追いつきましたdζ(´ー`*ζ yeach

うん、長いと断ってはおりましたが、本当に長かったです。ごめんなさい。
お題も36→13まで消化できました。残りはまたその内。合間にでも。

と言っても、本編は後、最終前、最終、外伝と言うか補足的に('A`)('、`*川話とミセ*゚ー゚)リ話の4話しかなかったり。
その内ミセ*゚ー゚)リ話は、やんなくてもいいから、必須は後3話ですね。ミセ;゚д゚)リ エ?

まあ、後3回では終わらないとは思います。
構想だけで全く書いていませんので。

次章は未定です。残りお題の消化、主に正月話でしょうか。
投下時期も未定です。さすがに書き過ぎてネタ枯渇中。思い付いたらぼちぼちとです。

毎度の支援等、ありがとうございました。長々とのお付き合い感謝です。


   ξ゚ー゚)ξ 川ー川ノハ*゚听)
   |\ ̄ ̄ ̄ ̄ A ̄ ̄ ̄\ (゚ー゚トソン
  ./..\\Happy New Year.\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(^ー^*ζ/※ ※ ※ ※ ※※\
  ⊂ヽ ノ/ミセ*゚ー゚)リ(〃^ω^)ヽ※ \
      ̄  U  U  U  U   ̄ ̄
        2  .0  .0  .9


354 :◆iW2kGg44LU :2008/12/31(水) 00:48:32.08 ID:NFAvu31l0
Thanks 今回のお題

火燵に蜜柑と鍋奉行
(´・ω・`)の夏休み
霜柱と冬将軍
ダイヤモンドダストとサンピラー
特別番組とオーロラ
大乱闘スマッシュシスターズ
ショボンまんじゅうCM化
西洋朝顔のヘブンリーブルーとフライングソーサー
ドクオとツン
お菓子作りと文化祭
ミセ*゚ー゚)リ『秋休みー!』ζ(゚ー゚*ζ
栗拾いvsきのこ狩り
どんぐりと紅葉狩り
秋桜とお月見
ノパ听)の一日
ノパ听)の道場破り
冬の装備(手袋,マフラー,)と雪上運動会
雪合戦
マフラーと雪うさぎ
かまくら作り
年越し蕎麦と破魔矢
除夜の鐘と餅搗き大会
Let's 御神籤 Battle

ありがとーだおヾ(〃^ω^)ノシ残りはまた今度にでもだお

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