4 : ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:33:58.11 ID:FV/7w7sg0

 − 第二十五章 過日と私と由無事(其の三) −


こんばんは、都村トソンです。

   _      (〃^ω^)
   |\ ̄(´・ω・`) 旦~ ̄ ̄\ (゚、゚トソン
  ./..\\         ..○~旦⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
 \ ※  /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(゚、゚トソン 「開き直ってまたコタツ。2度ある事はサンドアール」

~旦(-、-トソン 「まだまだ寒い季節ですからね」

(〃^ω^) 「おコタぬくぬく幸せだお」

(゚、゚トソン 「世を吹く風が厳しい昨今ですが、時には立ち止まり、のんびりとコタツに潜るのもいいかもしれませんね」

(〃^ω^) 「明日から本気出すお」

(゚、゚;トソン 「ブーン……どこでそんな言葉を覚えましたか?」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


6 :冷凍みかん ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:35:42.55 ID:FV/7w7sg0

< トソン宅 >

     ドサッ!
ミセ*゚ー゚)リ□ 「よっと」

(゚、゚トソン 「そのダンボール箱は何ですか?」

ミセ*゚ー゚)リつ○ 「何って……これだよ、ほれ、温州ミカン」
 _, ,_
(-、-;トソン 「また箱で……」

ミセ*゚ー゚)リb 「大丈夫だって。ちゃんと責任持って食べるから。あ、もちろんトソン達も好きなだけ食べていいからね?」

(゚、゚トソン 「ありがたく頂きますが、半分ぐらいは貞子の家にも置いておけばいいんじゃないですか?」

ミセ*゚∀゚)リb 「何言ってんの、貞ちゃん家にも1箱置いてきたとこだよ」
 _, ,_
(-、-;トソン 「……そうですか」

ミセ*゚ー゚)リ 「あ、そうそう、ちょっと冷凍庫借りるよー」


7 :冷凍みかん ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:38:22.96 ID:FV/7w7sg0

(゚、゚トソン 「ちゃんと返してくださいね」

ミセ*゚ぺ)リ 「そういう借りるじゃねーよ」

・・・・
・・・

< トソン宅 夜 >

(゚、゚トソン 「明日のお弁当とブーンのお昼の材料、それに朝ご飯も材料も……あら?」

(゚、゚トソン 「冷凍庫に……ミカン? ……ああ、ミセリですか」

(゚、゚;トソン 「しかし、一体何個入れてるんですかね? これではちょっと邪魔ですね」

(゚、゚トソン 「何個か取り出しておきますか」

・・・・
・・・


10 :冷凍みかん ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:40:45.01 ID:FV/7w7sg0

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お風呂ポッカポカだったお」

( ^ω^) ○「お? ミカンだお」

(〃^ω^)つ ○「食べていいのかお?」

(;゚ω゚)つ○「おお!? 冷たいお!」

(;^ω^) ○「このミカン何だお? アイスなのかお?」

(゚、゚トソン 「あ、ブーン、お風呂上がりましたか?」

( ^ω^) 「お、トソン、このミカン何だお? すっごく冷たいお?」

(゚、゚トソン 「ああ、それですか。それは一般的に冷凍みかんと呼ばれてるものですね」

( ^ω^) 「お? 冷凍みかん? 凍ってるのかお?」

(゚、゚トソン 「ええ、凍ってます。ですから、どちらかと言えば冬の食べ物ではないのですが、シャーベットみたいな食感が中々いいですよ」

(〃^ω^) 「お! 食べていいのかお?」

(゚、゚トソン 「いいですよ。でも、食べ過ぎてお腹壊さないようにしてくださいね?」


12 :冷凍みかん ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:42:38.88 ID:FV/7w7sg0

( ^ω^) 「うんお! おー……むき辛いお。お、冷たいお」

(゚ー゚トソン 「私も頂きますかね……」

(〃^ω^) 「お! シャリシャリして美味しいお!」

(゚、゚*トソン 「あ、美味しい……。たまには冷凍みかんもいいものですね……」

・・・・
・・・

< トソン宅 後日 >

ミセ*゚ー゚)リ フンフフーン♪

ミセ*゚ー゚)リつ ガチャ

ミセ;゚д゚)リ 「私の冷凍みかんが1つも入ってねー!!!」

(゚、゚;トソン 「あ……」


 − 冷凍みかん おしまい −


15 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:44:53.81 ID:FV/7w7sg0

< 庶凡屋 昼 >

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「こーんにーちわー」」

(´・ω・`) 「あれ、君達は確か……」

(*゚ー゚) 「お久しぶりです、ショボンさん」

(*゚∀゚) 「まーんじゅー!」
    サッ、サッ
(´・ω・`)つ 「シャキンさんの姪っ子達じゃないか」

(;゚ー゚)つ(迎・ω・`) 「あ、ありがとうございます」

(*゚∀゚)つ(迎・ω・`) 「相変わらず変だー」

(´・ω・`) 「歓迎用紅白ショボン饅頭だ。今、新たに冠婚葬祭用の饅頭を考案中でね」

(;´・ω・`) 「葬儀用のお供え饅頭が何故か大不評だったものでね…………。急遽新作を考案中なんだ」

(´・ω・`) 「と言うか、君達2人で来たの? 確かまだ小学生だよね?」

(*゚ー゚) 「いえ、うちの両親とシャキンさんとで来たのですが……」

・・・・
・・・


17 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:47:39.15 ID:FV/7w7sg0

(´・ω・`) 「なるほど、つまり、もともとご両親の用事で来て、その間シャキンさんが君達を預かる予定だったと」

(*゚∀゚) 「おじさん、ちょっと野暮用ってどっか行ったー」

(*゚ー゚) 「私達をここまで連れて来て、ショボンさんの所で遊んでいなさいって言い残して」

(;´・ω・`) 「シャキンさん……」

(*゚ー゚) 「あ、お仕事の邪魔は致しませんから、とりあえず雨露をしのげる場所だけでも……」

(;´・ω・`) 「いやいや、そんな卑屈な言い方しなくても。雨も降ってないしね」

(´・ω・`) 「そうだ、あそこへ行こうか。いつもよりは少し早いけど、移動販売の準備するからちょっと待っててね」

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「はーい」」

・・・・
・・・


20 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:49:37.52 ID:FV/7w7sg0

< 公園 >

ヾ(〃^ω^)ノシ 「いっちばーんだお!」

( ^ω^) 「おー? 今日は誰かブランコ使ってるお。他ので遊ぶお」

ヾ(*゚ー゚)(*゚∀゚)ノシ 「「おーい」」

( ^ω^) 「お……? おー?」

(*゚∀゚)ノシ 「ブーン!」

(〃^ω^) 「お! つーだお!」

(*゚ー゚) 「久しぶりだね、ブーン君」

(〃^ω^)ノ 「お! しぃ、つー、おいすー!」

ξ#゚听)ξ 「こら、ブーン、アタシを置いてくな──って、しぃとつーじゃないのよ? どうしたの、こんな所で?」

(´・ω・`) 「やあ、ブーン君、ツンちゃん、こんにちは」


23 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:52:03.19 ID:FV/7w7sg0

(〃^ω^)ノ 「お! ショボンもおいすー」

ξ゚听)ξ 「こんにちは、ショボンさん、この2人はどうしたんですか?」

(´・ω・`) 「まあ、ちょっとね、斯く斯く云々といった具合でね……」

ξ--)ξ 「あの吊り眉……」

(〃^ω^) 「お! じゃあ、いっしょに遊ぶお!」

(´・ω・`) 「お願いできるかな?」

ξ゚听)ξ 「こいつらの面倒はアタシ達が見ますから。ショボンさんはお仕事があるのでしょう?」

(´・ω・`) 「そうだけど、さすがにそれは申し訳ないと思うから──」

ξ゚ー゚)ξ 「大丈夫ですよ。いつもデレたちがお世話になってますし、子供の面倒ぐらいちゃんと見てあげられますよ」

(*゚3゚) 「コラ、ツーン、オレらガキ扱いすんなー。自分の面倒ぐらい自分で見れるぞー?」

ξ゚听)ξ 「はいはい、ガキンチョは黙ってて。後でちゃんと店まで届けますから」


26 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:54:04.20 ID:FV/7w7sg0

(´・ω・`) 「いや、しかし……」

(*゚ー゚) 「ショボンさん、ご心配頂いてありがとうございます。でも、私達なら大丈夫ですよ。慣れたものですから」

( ^ω^)ノ 「僕はお兄ちゃんだからちゃんと出来るお。ショボンのお店まで2人を連れてくお!」

(´・ω・`) 「……そうかい? 悪いね。あ、そうだ、良かったらこれ、おやつに食べてもらえないかな? せめてものお礼だよ」

 (迎・ω・`)
 (迎・ω・`)
 (芸・ω・*)
 (迎・ω・`)
 (迎・ω・`)
∩ξ;゚听)ξ∩ 「お、お構いなく……」

(´・ω・`) 「それじゃ、気を付けてね。知らない人に付いて行っちゃダメだよ?」

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「はーい」」

・・・・
・・・


31 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:56:09.64 ID:FV/7w7sg0

ノハ*゚听)ノ 「私も来たぞぉぉぉぉ! 久しぶりぃぃぃぃ!」

( <●><●>) 「はじめまして、ワカッテマスと申します。以後お見知りおきを。ロマネスクさんとは一度お会いした事がございます」

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「おひさー&はじめましてー」」

ξ゚听)ξ 「そういやロマネスクはいっしょじゃないの?」

(*゚∀゚) 「まだ動物園に行くって言って出てってから帰ってきてないぞー」

(;゚ー゚) 「結構長いんですよね」

ξ--)ξ 「まあ、あれは大丈夫でしょ。打たれ強いし」

(*゚∀゚) 「ロマはじょーぶだぞー。こないだ海に蹴り落としても全然へーきだったー」

(;゚ー゚) 「蹴り落とすのは止めてあげようね、つーちゃん?」

(*゚∀゚) 「しぃだってこないだロマを盾にしてたじゃんか」

ノハ*゚听) 「それでぇぇぇぇ? 何して遊ぶんだぁぁぁぁ?」


36 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 20:58:18.18 ID:FV/7w7sg0

(*゚∀゚)b 「これだけいるんだから、ピンポンダッシュとかどーだ?」

( ^ω^) 「おー? ぴんぽんだっしゅってなんだお?」

(;<●><●>) 「それは止めておきましょう。他人様に迷惑がかかりますので」

(*゚н゚)「BOOO!」

ξ゚听)ξ 「却下よ、却下。大体、人数関係ないじゃない」

ノハ*゚听) 「じゃあ、ツンオニやるかぁぁぁぁ?」

ゴチン!

ξ#゚听)ξ∩" 「何よ、その私がオニ前提の遊びは?」

( <●><●>) (前提というより確定なのはわかってます)

( ^ω^) 「お! じゃあ、砂山作るお!」

(*゚ー゚) 「砂山かー。ブーン君、砂山好きだよねー」


39 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:00:31.34 ID:FV/7w7sg0

( <●><●>) 「私達だけだとあまり作れないのですよ。何せ見えませんから、邪魔が入る事もしばしばで」

(*゚ー゚) 「あー、そっかー……」

ノハ*゚听) 「ミセリがいる時にいっしょに作ってもらってるぞー」

(;゚ー゚) 「それって、一見、ミセリさんが1人で砂山作ってる寂しい光景だよね……」

ξ゚听)ξ 「まあ、ミセリだし、別にいいんじゃない?」

(*゚∀゚) 「よーし、じゃあ、砂山作ろーぜ!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「トンネルも作るお!」

・・・・
・・・

< 公園近辺道路 >

(゚、゚トソン 「で、何故そのような犯罪に手を染められたのですか?」

(;`・ω・´) 「は、犯罪とか人聞きが悪いなー。僕はたまたま通りかかっただけで、たまたま窓が開いてて、たまたま──」


44 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:02:48.56 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚ー゚)リ 「事後だったら確実にブタ箱行きでしたね」

(;`・ω・´) 「いやいやいや、僕はただね、バードウォッチングにね──」

ζ(゚−゚ ζ 「大学にバードウォッチングですか?」

(;`・ω・´) 「あの辺りは山に面してるからね、珍しい鳥が──」

川д川 「取り敢えず、でぃさんに連絡を……」

(;`゚ω゚´) 「そ、それだけはー! それだけは何とぞご勘弁をー!

(゚、゚トソン 「あら? あれは……」

ミセ*゚ー゚)リ 「お、ブーンちゃん達と……ん? 随分と人数が多いな」

ζ(゚ー゚*ζ 「あれってあの2人じゃない?」

川д川 「あ、しぃちゃんとつーちゃんだね」

・・・・
・・・


47 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:05:14.63 ID:FV/7w7sg0

< 公園 >

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「おひさー&こーんにーちわー」」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー! トソンだおー! それにみんなも、おいすー」

(゚、゚トソン 「どうも、2人とも。それにブーン達も。シャキンさん、この2人はあなたが?」

(`・ω・´) 「そうだよ。僕はちょっと用事があるからショボン君に預けてたんだけどね……」

ξ゚听)ξ 「そのショボンが連れて来たのよ。お店じゃ退屈するだろうからって」

(;゚ー゚) 「あの……、シャキンさん、また何かしでかしたのですか?」

(;`・ω・´) 「ま、またはないでしょ、しぃちゃん? 僕はただバードウォッチングに……」

ζ(゚−゚ ζ 「運動部の部室に鳥はいましたか?」

(;`・ω・´) 「あれはたまたま……」

(*゚ー゚) 「鳥……ひょっとしてシャキンさん、VIPスズメを?」


50 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:07:18.39 ID:FV/7w7sg0

ミセ*゚ー゚)リ 「VIPスズメ?」

(`・ω・´) 「うん、そのつもりだったんだけど……」

(*゚∀゚) 「VIPスズメ! 見れたのかー? 写真はー?」

(;`・ω・´) 「あ、いや、ごめんね、ダメだった」

(*゚−゚) 「そーかー」

(゚、゚トソン 「どういうことです? 出来れば詳しくお聞かせ願いますか?」

・・・・
・・・

(-、-トソン 「なるほど……つまり」

川д川 「つーちゃんが見たがってた、この辺りにしかいない珍しいスズメの写真を撮るために大学にいたということなんですね」

(;`・ω・´) 「そうそう、だからバードウォッチングだって──」

ζ(゚−゚ ζ 「でも、途中で魔が差したと」

(;`・ω・´) 「いやいや、あれは偶然ね、それに未遂だからね」


52 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:08:43.46 ID:FV/7w7sg0

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、こういうのは普段の行いが物を言うから諦めましょうや。それよりも、見せたいなら直接つーちゃん連れて行けば……」

(*゚ー゚) 「それは多分、シャキンさんが気を使ってくれたんだと思います」

ξ゚听)ξ 「ないない」

(;゚ー゚) 「え、えっと、つーちゃんだと、鳥探したりじっと待ってたりすると飽きちゃうから、多分……」

(゚、゚トソン 「ああ、それは確かにありそうですね」

(*゚ぺ) 「しつれーだな、ちゃんと大人しく出来るぞー」

川д川 「しかし、VIPスズメかー。確かにいるみたいだけど、どこで見れるかはわかんないね」

ミセ*゚ー゚)リ 「折角だから見せてあげたいけど……」

ζ(-へ-*ζ 「どこにいるかわかんないねー」

(-、-トソン 「……1つ当てがあります」

・・・・
・・・


54 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:10:02.57 ID:FV/7w7sg0

< VIP大学裏手の山 >

ヽ/ ゚、。 /  「ん……あの木……」

ミセ*゚ー゚)リ 「どれどれ?」

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「うわー、いっぱいいるー」」

ζ(゚ー゚*ζ 「さっすがダイオード先輩」

/*゚、。 / 「えっへん……」

(゚、゚トソン 「わざわざご足労頂いて、申し訳ありません」

/ ゚、。 / 「よいよい……気にするな……」

(〃^ω^) 「スズメさん、かわいいお」

ξ゚听)ξ 「あんたは絶対怒鳴っちゃダメだからね?」

ノハ;゚听) 「わ、わかってるぞー。スズメが逃げるからなー」


56 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:13:16.82 ID:FV/7w7sg0

(`・ω・´) 「ありがとう、みんな。お陰でしぃちゃんとつーちゃんに喜んでもらえたよ」

川д川 「いえ、お力になれて幸いです。まあ、私達は何もしてないんですけどね」

ζ(゚ー゚*ζ 「ちゃんとした目的があったのなら、誤解を招くような事はしないでくださいね?」

(`・ω・´) 「ハハハ、面目ない。そこに開いた窓があったからついね。浪漫を求めてしまった」

ζ(゚−゚ ζ 「すみません、ダイオード先輩。ちょっとこれ蹴ってもらえませんか?」

(;`゚ω゚´) 「あ、ウソウソ! ほんの冗談! イッツ・ア・シャキン・ジョーク!」

(-、-トソン 「全く……」

 (*゚ー゚)(*゚∀゚)
└/ ゚、。 /┘ 「よっと……」

(*゚∀゚) 「すげー! 高いぞー」

(*゚ー゚) 「スズメさんがよく見えるねー」

(`・ω・´) 「うんうん」

・・・・
・・・


60 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:15:55.63 ID:FV/7w7sg0

< VIP駅 >

(`・ω・´) 「色々とお世話になったね」

(*゚ー゚)(*゚∀゚) 「「お世話になりましたー」」

(゚、゚トソン 「大してお構いも出来ませんで。またいらしてくださいね」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「しぃ、つー、また来るお!」

ξ゚听)ξ 「気をつけて帰んなさいよ」

ノハ*゚听) 「またいっしょに遊ぶぞぉぉぉぉ!」

川д川ミセ*゚ー゚)リ「「「お気をつけて&またねー」」」ζ(゚ー゚*ζ

ヾ(*゚ー゚)(*゚∀゚)ノシ 「「ありがとーございましたー&バイバーイ」

(`・ω・´) 「じゃあ、またね、みんな」

・・・・
・・・


63 :(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:18:05.53 ID:FV/7w7sg0

(゚、゚トソン 「シャキンさんも、姪っ子さん達の前では良い叔父さんなのですね」

ζ(゚ー゚*ζ 「そうだね。普段があれだから、クズ扱いだけど、あの2人にとってはやさしい叔父さんなのかもね」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、でも、それはそれとして」

川д川 「未遂とはいえ悪事は悪事だからね」

Pi
【(-、-トソン 「あ、こんばんは、お久しぶりです。……ええ、そうです、シャキンさんの事で」

(;^ω^) 「おー、シャキン、またでぃに怒られちゃうのかお?」

ξ--)ξ 「まあ、今日はあの2人に免じて、厳重注意ってとこじゃないかしらね」

【(゚、゚トソン 「ええ、そうです。そういう事はありましたが、情状酌量の余地はありますので……ええ」


 − (*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー おしまい −

 zzz             zzz
  (*-ー-)(*`・ω・´)(*-∀-)


66 :日食 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:20:18.29 ID:FV/7w7sg0

< トソン宅 >

(;゚ω゚) 「トソン、トソン、トソーン! 大変だおー!」

(゚、゚;トソン 「どうしました、ブーン? そんなに慌てて……」

(;゚ω゚) 「大変なんだお! ほら、これ、お日さまが食べられちゃうお!」

(゚、゚トソン 「気象図鑑ですか? えっと……日食?」

(;゚ω゚) 「そうだお! お日さまが大変なんだお!」

(゚ー゚トソン 「ああ、そういうことですか。これはですね……」

・・・・
・・・

(;^ω^) 「おー、そういう事だったのかお。びっくりしたおー」

(゚、゚トソン 「ええ、お月さまがお日さまを隠しちゃうんですよ」

(;^ω^) 「お日さまとお月さま、仲が悪いのかお? ケンカしちゃダメだお」


69 :日食 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:22:05.22 ID:FV/7w7sg0

(゚、゚トソン 「そういうわけではありませんよ。単に並んじゃうだけなんですよ」

d(゚、゚トソン 「お日さまの前をお月さまが通るから、私達からお日さまがちょっと見えなくなるだけです」

(〃^ω^) 「そうなのかお? 良かったおー」

(゚、゚トソン 「日食は珍しい現象ですからね、そう頻繁には見れませんが、一見の価値はありますよ」

(〃^ω^) 「おー。見てみたいお」

(゚、゚トソン 「全部が隠れてしまう皆既日食と内側を隠し、光の輪が見えるような金環日食の2種類がありますね」

(-、-トソン 「実は今年の夏に日本でも皆既日食を見る事ができるらしいですね。Q州の南の方の島限定ですが」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「南の島、行ってみたいお!」

d(゚、゚トソン 「それを逃すと次見られるのは約25年後です。興味がある方は是非調べてみましょうね」

(^ω^) 「誰に言ったんだお?」


 − 日食 おしまい −


70 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:25:01.61 ID:FV/7w7sg0

< VIPデパート >

( ^ω^) 「おー?」

(゚、゚トソン 「どうしました、ブーン?」

( ^ω^)σ 「あの看板なんだお? ビコーズ仮面だお」

ζ(゚ー゚*ζ 「んーっと……あれによると今日のお昼から、この屋上でヒーローショーやるみたいだよ」

ξ゚听)ξ 「ああ、ガキ寄せね」

(゚、゚トソン 「あら? ツンちゃんもあの番組は見てるんじゃなかったんでしたっけ? 興味はないんですか?」

ξ--)ξ 「別にないわよ」

ζ(^ー^*ζ 「ツンちゃんが興味あるのは変身前の──」

ヨケイナコトイウナッ! バキッ!
ξ*゚听)ξつ#)д゚*ζ ウボァ!


74 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:28:00.29 ID:FV/7w7sg0

(-、-トソン 「ああ、来るのは着ぐるみとかですもんね」

( ^ω^) 「おー……」

(゚、゚トソン 「ブーンは見てみたいですか?」

(〃^ω^) 「お!」

(゚ー゚トソン 「じゃあ、ちょっと行ってみますか」

・・・・
・・・

从'ー'从 「良い子のみんなー、元気良く名前を呼んでねー。せーの!」

ξ*゚听)ξヾ(〃^ω^)ノシ「「「ビコーズかめーん!」」」ζ(^ー^*ζ (゚、゚;トソン

└( ∵)┘ 「ゴェェェェ!」

(〃^ω^) 「おー! ビコーズ仮面だおー! カッコイイおー!」


80 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:30:30.11 ID:FV/7w7sg0

ζ(゚ー゚*ζ 「抹茶色のカラーリングが渋いよねー」

ξ*゚听)ξ 「へー、結構ちゃんとしてるのね」

(゚、゚トソン (あれが確か主人公ですね……。覚えないとブーンとお話できませんね)

从'ー'从 「強いぞ! ビコーズ仮面! 群がる悪の戦闘員をばったばったとなぎ倒したー!」

(〃^ω^) 「ビコーズ仮面強いお! テレビとおんなじだお!」

ζ(´ー`*ζ 「かーっくいいー」

ξ*゚听)ξ 「デパートの屋上にしてはちゃんとした殺陣ね」

(゚、゚トソン (えーっと……、うん、今主役が勝ってますね……)

从'д'从 「あぁー! そこに襲い掛かるのは暗黒に染まったかつての仲間ー!」


83 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:31:56.16 ID:FV/7w7sg0

ξ*゚听)ξヾ(〃^ω^)ノシ「「「ビコーズ仮面アールエックスー!」」」ζ(^ー^*ζ  (゚、゚;トソン

├( ∵)┤ 「グォェェェェ!」

从'д'从 「宿命のライバル同士! 今、熱い闘いの幕が切って落とされようとしているー!」

└( ∵)┘───z___ ├(∵ )┤

(゚、゚トソン 「……同じ?」

( ^ω^) 「トソーン、違うおー。ビコーズ仮面とビコーズ仮面RXは昔の仲間で、今はライバル同士なんだお!」

(゚、゚;トソン 「え、でも、見た目が……」

ζ(´ー`*ζ 「違うよー。ほら、RXの方が角が多いし」

ξ゚听)ξ 「色も全然違うじゃないのよ。ビコーズ仮面は抹茶色、ビコーズ仮面RXは昆布茶色よ」

(゚、゚;トソン 「ええっと、どっちも緑基調で……」

从'д'从 「ああっと! RXの必殺技が炸裂ぅ! ビコーズ仮面ピンチだぁー!」


86 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:34:34.64 ID:FV/7w7sg0

ξ;゚听)ξ(;゚ω゚)「「「ビコーズかめぇぇぇぇん!?」」」ζ(゚д゚;ζ    (゚、゚;トソン

└(メ∵)┘ 「ゴ……ェェェェ……」

(;゚ω゚) 「ビコーズ仮面! がんばるお! 負けちゃダメだお!」

ζ(゚д゚;ζ 「やばい、立って、ビコーズ仮面!」

ξ;゚听)ξ 「何やってんのよ、立ちなさいよ!」

(゚、゚;トソン (主人公? でしょうね、そちらが今ピンチ、と……)

从'д'从 「良い子のみんなー、みんなの勇気を、ビコーズ仮面に届けてあげて! せーの!」

ξ*゚听)ξヾ(〃^ω^)ノシ「「「ビコーズかめーん! がんばれー!!!」」」ζ(゚д゚*ζ      (゚、゚;トソン

└(メ∵)┘ 「ゴ……ゴェェェェ!」

从'ー'从 「ああっと、ビコーズ仮面がみんなの声援で立ち上がったー!」


93 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:38:05.83 ID:FV/7w7sg0

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー!」

从'д'从 「さあ、ビコーズ仮面、反撃だ! ビコーズ仮面スーパーモード! その名も!」

ξ*゚听)ξヾ(〃^ω^)ノシ「「「ビコーズかめーんスリーエムー!!!」」」ζ(゚∀゚*ζ        (゚、゚;トソン

(゚、゚;トソン 「……スリーエム?」

(〃^ω^) 「お! ビコーズ仮面はピンチの時に新たな力が使えるようになるんだお!」

dζ(´ー`*ζ 「その名も、ビコーズ仮面MMM」

ξ*゚听)ξ 「メガ・マキシマム・モードの事よ。そんな事も知らないの?」

(゚、゚;トソン 「あ……、ごめんなさい」

\└( ∵)┘/ 「ゴェェェェ!!!」

从'д'从 「さあ、ビコーズ仮面に輝ける緑の光が集ってぇ──」

(゚、゚;トソン (また緑ですか……?)


95 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:41:41.06 ID:FV/7w7sg0

┗( ∵)┛ 「ゴェェェェ!!!」

ξ*゚∀゚)ξヾ(〃^ω^)ノシ「「「ビコーズかめーんスリーエムー、キター!!!」」」ζ(゚∀゚*ζ          (゚、゚;トソン

(゚、゚;トソン 「……どこが変わったの──」

(〃^ω^) 「トソーン? ビコーズ仮面とビコーズ仮面MMMは全然違うお! パワーが10倍だお!」

(゚、゚;トソン 「えっと……、見た目は──」

ζ(´ー`*ζ 「トーソーンちゃん! ほら、角、つーの!」

ξ*゚听)ξ 「色だって全然違うじゃない。鈍く光る抹茶色から輝ける光の緑茶色になったわ」

(゚、゚;トソン 「そ、そうなんですか……」

┗( ∵)┛───z___ ├(∵ )┤

ξ*゚∀゚)ξヾ(〃^ω^)ノシ「「「がんばれー! ビコーズかめーんスリーエムゥー!!!」」」ζ(゚∀゚*ζ            (゚ー゚;トソン

・・・・
・・・


99 :ブーンのヒーローショー見学 ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:44:05.74 ID:FV/7w7sg0

(〃^ω^) 「おもしろかったおー!」

ζ(´ー`*ζ 「いやー、スゴかったねー」

ξ*--)ξ 「こんな小さなデパートのショーにしては中々のもんだったわね」

(゚、゚;トソン 「……」

( ^ω^)つ 「お!」

(゚、゚;トソン 「ブーン……」

(〃^ω^) 「来週からいっしょにテレビ観るお!」

(゚、゚;トソン 「……」

(゚ー゚トソン 「ありがとう、ブーン」

(゚、゚トソン (……しかし、よく考えたら、さっきの私達は客観的に見ると、いい年して1人で騒いでるデレという恥ずかしい状況でしたよね)

ζ(´ー`*ζ 「ん? どしたの、トソンちゃん?」

(^ー^トソン 「何でもありませんよ(ドンマイ!)」


 − ブーンのヒーローショー見学 おしまい −


101 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:46:38.40 ID:FV/7w7sg0

< スーパー小森 >

(-_-) 「いらっしゃいませー」

(-_-) 「……はぁ」

僕の名前は小森ヒッキー。まさかのまさか、3度目の主役扱いで登場。
VIP町にあるスーパー小森の跡取り兼、青果コーナー下働きが現在の肩書きです。

(-_-) 「客足が鈍いと思ったら、雨が降ってきてたのか……」

天気予報は見ていない。
でも、昼ぐらいはまだ曇ってたし、外に傘を差さず走って行く人が見える事から、雨は降り始めたばかりかもね。

(-_-) 「置き傘してて良かった」

職場に置き傘って学校じゃないんだし、と思うかもしれないけど、徒歩通勤で軽く20分以上、濡れて帰るには結構な距離だしね。
いちいちビニール傘を買うのも経済的じゃないし、地球にも優しくないからね。


104 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:48:17.29 ID:FV/7w7sg0

(-_-) 「今日の値引きは早めにしないとね」

雨の日は客が少ないから、今日の内に売り切らないといけない惣菜のようなものは、早めに値引きシールが貼られる。
これ、ちょっとしたマメ知識ね。
青果コーナーが暇な時は、たまに手伝ったりするから色々と教えてもらった。

(-_-) 「しかしまあ、現場を経験しておくのは良い事だと言うけれど……」

やってみてわかったようなわからないような。
ただ、少なくとも、働いてる人をコマとして考える事は出来なくはなったと思う。
将来の経営者候補としてはそこんとこはどうなんだろうね。

(-_-) 「いらっしゃいませー」

川д川 「ふぅ……」

(*-_-) 「!」

自動ドアを開けて入ってきた1人の女性、あれは、僕の見間違えでなければ……
俄然テンションが上がる現金な僕。
さあ、声出して行くぞ、商売、商売。


107 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:49:56.63 ID:FV/7w7sg0

(-_-) 「いらっしゃいませ、いらっしゃいませー」

川ー川" ペコッ

(*-_-) 「こんにちは、いつもありがとうございます。どうです、今日は茄子がお買い得ですよ」

川д川 「あ、ホントだ、お安いですね。この季節の割には珍しいですね」

(*-_-) 「うちは独自の仕入先がありましてね。まあ、ここだけの話、作り過ぎたんですがね」

川ー川 「そうなんですか。じゃあ、物は良いんですね。お1つ頂こうかなー」

うん、良い感じ。あくまで店員さんとお客さんだけど、極めて自然にフレンドリー。
自分で言うのも何だけど、僕もだいぶ成長したよね。
しかし、相変わらず可愛いな。濡れた髪もまた──

……ん? 濡れた髪?

(-_-) 「お客さん、ひょっとして雨に降られちゃいました?」


111 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:52:58.62 ID:FV/7w7sg0

川д川 「ええ、突然降ってきて、びっくりしました。今日は晴れだとばっかり……」

やっぱりそうか。多分ハンカチか何かで拭いたんだろうけど、まだ髪の一部や服の一部が濡れている。
惜しむらくは今は冬場で厚着──いや、何でもないです、うん。

(-_-) 「それは大変でしたね」

川ー川 「まあ、後は家に帰るだけですし、ここからはそう遠くもないので」

そう言って彼女はまた軽く一礼して、次の売り場へ歩いて行った。
思わぬ所から彼女の家がここから結構近いということが判明して、僕はラッキーだった。
……いや、尾行したりしないからね、うん。

(-_-) 「いらっしゃいませー」

(-_-) 「いらっしゃいませー」

(-_-) チラッ

川д川 


114 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:54:11.39 ID:FV/7w7sg0

(-_-) 「……置き傘……か」

・・・・
・・・

< スーパー小森 入り口付近 >

川;д川 「あちゃー、本降りになってきたね」

川д川 「洗濯物干してなかったのがせめてもの救いかな」

(-_-) 「あの……」

川д川 「あ……、店員さん、どうされました?」

(-_-) 「良かったら、これを……」

川д川 「え? ……傘? ……その、これは?」

(;-_-) 「あ、いえ、お得意様ですし、いくらお近いとは言え、この寒い中濡れて帰ったら風邪を引きかねませんし」

川д川 「……」


117 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:56:42.28 ID:FV/7w7sg0

(;-_-) 「それに、お子さんもいらっしゃるようでしたし、風邪など引いたら、大変ですし、それにこの寒さだと風邪──」

川;д川 「こ、子供!?」

(;-_-) 「え? あれ? 違いました、確か以前クリスマスの時に……」

やばい、何かミスったかな。久しぶりにスゴい引かれてる。
やっぱ不審だよな……。名前も知らないただの店員さんの行動としては有り得ない。
でも、子供は違うのかな……うん、良かった。

川;д川 「あ……ヒートちゃん……見えて……」

うーん、完全に失敗かな。
明らかに警戒されて……うん?

川*ー川 「あの子は私の子供じゃないですよ。でも、大切な家族です」

(;-_-) 「あ、そうなんですか。すみません、てっきり親子さながらな雰囲気だったもので……」

川*ー川 「そう見えました? そうですか……フフ」


123 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 21:59:39.97 ID:FV/7w7sg0

あれ? 彼女、笑ってないかな?
何だ? 何が良かったのかな?
よくわかんないけど、これはチャンスかも。

(;-_-) 「あ、ですから、そのご家族さんのためにも、風邪など引かぬようこの傘を──」

川*ー川 「さっきから何回風邪って仰られるんですか? 私、そんなにひ弱に見えますかね?」

(;-_-) 「あ、すみません。その、ええ、風邪って怖いですよねー、ハハ……」

川*ー川 「フフフ……。そうですね、風邪は怖いですね」
ボソッ
川−川 「特に友達のお見舞いが」

(;-_-) 「え?」

川д川 「あ、いえ、何でもありません。そうですね、風邪はイヤですから、お借りしちゃおうかなー」

イエス! やった! よくやった、僕!
一瞬彼女がスゴい怖い顔したような気がしたけどそんなのはきっと気のせいさ。


127 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:02:36.11 ID:FV/7w7sg0

(-_-) 「ええ、そうしてください。またお越しくださる時にでも、店の誰にでもいいんで預けていただければ」

川д川 「あ……、お名前……、すみません、私は金輪貞子と申します」

(-_-) 「あ、申し送れました、スーパー小森青果担当の小森ヒッキーです」

川ー川 「すみません、名乗りもせずに」

(-_-) 「いえいえ、お得意様ですから顔パスですよ」

何が顔パスなんだかわかんないけど、取り敢えず勢いで乗り切る今日の僕は素晴らしい。
自分で自分を褒めてあげたいよ。グッジョブ。

川ー川 「では、お借りしますね。ありがとうございます」

(-_-) 「はい、どうぞ。お気をつけてお帰りください。またのお越しをお待ちしております」

そこからはまた事務的に。
店員さんとお客さん、いつもの関係に戻った僕らだけど、もう一度、その関係を越えた位置で話す機会が来るかもしれない。
あの傘を返してもらう時、その時はきっと店員さんじゃなく、僕自身にお礼を言ってくれるんじゃないだろうか。


130 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:03:57.98 ID:FV/7w7sg0
 ペコッ
(-_-)" 「ありがとうございましたー」

シフト、動かしてもらおう。
明日から毎日、彼女が来るまで休みは返上だ。
そうすればきっと、その機会は手にする事が出来るはず。

(-_-) 「しかし……」

(;-_-) 「今日はどうやって帰ろうかな……」

僕が風邪引いて仕事休んだら、本末転倒だよな。
それに、僕が風邪で休んでる事を知ったら、きっと責任を感じちゃうんじゃないかな、あの人──いや、貞子さんは。

(-_-) 「傘の忘れ物とかなかったかな……」

・・・・
・・・

< 貞子宅 >

ピンポーン

川д川 「はいはい……」


134 :雨の日の(-_-) ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:06:26.42 ID:FV/7w7sg0
ガチャ
ミセ*゚д゚)リ 「うひー、結構な雨だねー。いつの間に降り出したんだか──ん?」

ミセ*゚∀゚)リ 「男物の傘はっけーん! おおっとぉ!? 貞ちゃんに男の影が!?」

川ー川 「目敏いなぁ……。でも、そんなんじゃないよ。いつも行くスーパーの店員さんが貸してくれたの。風邪引くと大変だからって」

ミセ*゚ー゚)リ 「おー、いい店員さんだな。でも、若い男でしょ? 何か下心ありありなんじゃね?」

川;ー川 「そんなんじゃないと思うよ。確かに若い男性だけど。それに、ヒートちゃん見えたみたいだから、多分良い人だよ」

ミセ*゚д゚)リ 「へー、そうなんだ。まあ、見えてもアレな人もいるけどさ……」

川д川 「アレな人……?」

          ハイ、 シャキン───!!!
ミセ*゚д゚)リ。o○(  m9(`・ω・´)9m  )○o。川д川

川;д川 「うん、いるね……」

川д川 「ま、まあ、買い物の時たまに話すけど真面目な人だよ、商売熱心で。必ずオススメ教えてくれるし」

ミセ*゚ー゚)リ 「ふーん……。まあ、いいや、そんな事より今日の晩ご飯何?」


136 :???? ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:08:33.99 ID:FV/7w7sg0

川д川 「今日はね、良い茄子があったから麻婆茄子に茄子のお味噌汁と、後はお刺身だよ」

ミセ*゚д゚)リ 「おお、美味そうだ。よし食べよう、すぐ食べよう!」

川ー川 「まだ準備中だよ。上がって待っててね」

ミセ*゚д゚)リ 「はーい。よーし、ヒートちゃん遊ぼうぜー!」

川ー川 「やれやれ……」

川д川 (傘か……)

川ー川 (うん、ホントに助かったし、お礼にクッキーぐらい焼いて持って行ってもいいかな……)

ノパ听) 「貞子ー、お味噌汁の鍋ー!」

川;д川 「ああ!? 吹いてる! 火、止めなきゃ!」


 − 雨の日の(-_-)→川д川の恋? おしまい −


143 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:11:18.42 ID:FV/7w7sg0

< トソン宅 >

         川ー川
   |\ ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(-、-トソン
  ./..\\ .旦    .旦  旦\⊂ )
 /※ .\|=================|_.ノ
ζ(´ー`*ζ /※※ ※ ※ ※ ※ \
  ⊂ヽ ノ※ ※/ミセ*-д-)リヽ ※ ※\
      ̄ ̄ ̄ ̄  U  U  ̄ ̄ ̄ ̄

ミセ*-д-)リ 「あー幸せー」

ζ(´ー`*ζ 「コタツは冬の宝だね」

川ー川 「このまま寝そうだね」

(-、-トソン 「平和ですね」

ξ゚听)ξ 「……」

ζ(´ー`*ζ 「あれ、ツンちゃん、どうしたの?」


148 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:13:05.25 ID:FV/7w7sg0

ξ゚听)ξ 「あんたらさ、最近部屋に帰ったらすぐコタツで、ご飯食べてまたコタツよね?」

ミセ*-д-)リ 「うむ、コタツの魔力には勝てぬ」

ξ--)ξ 「……太るわよ? いや、既に──」

ξ゚听)ξ 「太ったわね!」

ミセ;゚д゚)リそ川;д川そ ガーン!!! Σ(゚、゚;トソンΣζ(゚д゚;ζ

(゚、゚;トソン 「そう言われてみれば、横から見たときの貞子のお腹とか……」

川;д川 「ミ、ミセリちゃんの足とか……」

ミセ;゚д゚)リ 「デレの頬っペとか……」

ζ(゚д゚;ζ 「トソンちゃんの胸とか……」

ミセ ゚−゚)リ川−川「「「それはないか」」」ζ(゚−゚ ζ

(^ー^#トソン

・・・・
・・・


154 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:15:30.60 ID:FV/7w7sg0

(゚、゚;トソン 「確かに最近は、少し怠惰な生活だったかもしれませんね……」

ミセメメ−メ)リ川メ−メ川「「「そーですね」」」ζ(メ−メメζ
 _, ,_
(-、-;トソン 「普段から節制を心がけなければなりません……」

ミセ;゚ー゚)リb 「しかしその程度じゃ、これ以上の進行は食い止められても、これまでのプラス分を減らす事は出来ないね」

川;д川 「う……、一理あるね」

ζ(゚ー゚;ζ 「となるとやっぱり……」

ミセ;゚ー゚)リ川;ー川「「「「ダイエットか……」」」」(゚、゚;トソンζ(゚ー゚;ζ

(〃^ω^)○ 「おコタでミカン美味しいお」

ノハ*゚听)○ 「美味いぞぉぉぉぉ!」

ξ--)ξ 「どうなる事やら……」

・・・・
・・・


158 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:17:12.28 ID:FV/7w7sg0

(゚、゚トソン 「まずはどんなダイエットがあるか、そこから見ていきましょうか」

ミセ*゚ー゚)リ 「やっぱ運動でしょ」

ζ(゚ー゚*ζ 「食事制限とか?」

川д川 「日常生活に組み込めるものかな」

(゚、゚トソン 「ブームになったもの何かだと、食事関連が多いですよね。フルーツとか豆乳とか、ゆで卵とか」

ミセ*゚ー゚)リ 「朝ご飯はちゃんと取らなきゃダメとかよく言われるよね」

ζ(´ー`*ζ 「ダイエットと大乱闘ってちょっと似てるよね」

川д川 「バランスよい食事が大切だったりするよね」

(゚、゚トソン 「過剰な運動で身体を壊したりしたら元も子もないですからね」

ミセ*゚ー゚)リ 「てか、私らはその辺はブーンちゃん達のお陰で健康的かもね」

ζ(´ー`*ζ 「公園の水うめえ」


159 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:19:14.07 ID:FV/7w7sg0

川д川 「ダイエットの前に体力はつけなきゃダメかなとも思う」

(゚、゚トソン 「この辺りの水はまだマシですよね」

ミセ*゚д゚)リ 「都会の水は水道からは直接飲めないって聞くもんね」

ζ(´ー`*ζ 「田舎は川の上流の方なら普通に飲めたね」

川ー川 「そういうとこの水で料理してみたいね」

(゚、゚トソン 「るん雲もそうでしたけど、やっぱり素材が違うと味も引き立ちますよね」

ミセ*゚ー゚)リ 「また食べに行きたいねー」

ζ(゚ー゚*ζ 「日帰りだと車ないとキツいもんね」

川д川 「みんな免許も持ってないしねー。この中だと一番向いてそうなのはミセリちゃんかな?」

(゚、゚トソン 「意外とデレあたりも安定しそうですが」


162 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:21:56.94 ID:FV/7w7sg0

ミセ*゚ー゚)リ 「遅そうだけどね」

ζ(-、-*ζ 「速いのは怖いなー」

川д川 「まあ、行かなくても素材が入手できればいいんだけど」

(゚ー゚トソン 「貞子としてはむしろそちらの方が良さそうですね」

ミセ*゚ー゚)リ 「あー、あの魚でまた料理したいって言ってたもんね」

ζ(´ー`*ζ 「お魚食べたくなったなー」

川ー川 「私も」

d(゚、゚トソン 「じゃあ、明日は……」

ミセ*゚ー゚)リb 「晩ご飯はお魚料理!」

dζ(´ー`*ζ 「いっぱい食べるぞー!」

川*ー川b 「腕によりを掛けていっぱい作るね!」


165 :ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:23:13.70 ID:FV/7w7sg0

ミセ*゚ー゚)リ川*ー川「「「「お魚料理……」」」」(゚、゚*トソンζ(゚ー゚*ζ

ξ゚听)ξ 「あんたら…………ダイエットはどうしたのよ?」

ソウイエバ!  ソウデシタ!       イツノマニ?  オサカナサン!
ミセ;゚д゚)リそ川;д川そ ガーン!!! Σ(゚、゚;トソンΣζ(゚д゚;ζ

ξ--)ξ 「やれやれ……」

(〃^ω^)つ}ω・`) 「ショボン饅頭美味しいお!」

ノハ*゚听)つ}・`) 「美味いぞぉぉぉぉ!」


 − ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ おしまい −


169 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:25:14.54 ID:FV/7w7sg0

< デレ宅 >

ζ(-へ-*ζ 「うーん、世はまさに大不況かー……」

(゚、゚トソン 「どうしたんですかデレ、新聞なんか読んで。頭でも打ったのですか?」

ζ(´д`;ζ 「何のひねりも無くヒド!」

ミセ*゚ー゚)リ 「一応私の家は取ってるからね。今日のはまだ読んでなかったから持ってきた」

(゚、゚トソン 「なるほど。で、大不況がどうかしましたか?」

ζ(゚ー゚*ζ 「いやー、この不況がいつ終わんのか心配じゃない? 私達の就職時期までこれだとさ」

川д川 「多分、そのくらいだとまだまだ不況から抜け出せてない気もするね」

ζ(-へ-;ζ 「やっぱりかー。そういや、ミセリちゃん家は平気なの?」

ミセ*゚ー゚)リ 「平気ではないだろうけど、元々そんなに人はいないし、ニッチ的な部分から始まってるから、一応の需要は確保してるみたいだね」

(゚、゚トソン 「ミセリは将来ご実家の家業に関わるつもりですか?」


173 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:26:33.56 ID:FV/7w7sg0

ミセ*-へ-)リ 「んー……まだわかんない。色々あったしね……」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、でも、前向きに考えられそうだよ(……皆のお陰でね)」

ζ(゚ー゚*ζ 「そっかー。いいね、女社長」

ミセ*-ー-)リb 「新進気鋭の青年実業家ミセリちゃん、いい響きだねー」

(゚、゚トソン 「大コケさせないようにしてくださいね」

川;д川 「ああ、ちょっと不安を感じなくもないね。寝坊したりとか」

ミセ*゚д゚)リ 「失礼な。ちゃんとやるさ、そのくらい。てか、そういうの優秀な秘書さん雇って解決だよ」

(゚、゚トソン 「秘書に私生活の面倒まで掛けないでください」

ζ(゚ー゚*ζ 「じゃあ、執事とか。ミセリちゃんの家はいなかったの? こう、白いおひげのお爺ちゃん。セバスチャンとかそんな感じの」

ミセ;゚ー゚)リ 「さすがにいないよ。うちはそんな歴史ある名家ってわけでもないんだし」

dζ(゚ー゚*ζ 「それなら、秘書じゃなくて執事雇ってみたら? ミセリちゃんの代からそういう伝統作ってみたり」


176 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:28:36.97 ID:FV/7w7sg0

川д川 「秘書はともかく、執事なんてどこで雇うんだろうね?」

(゚、゚トソン 「資格とかあるんですかね? 執事検定みたいな物とか」

ミセ;゚ー゚)リ 「知らないけど、そういうのって、大体縁故の人とか、知り合いに頼むんじゃないの? 元々主従関係だろうし」

ζ(゚ー゚*ζ 「知り合いかー。ならトソンちゃんとか良さそうだよね」

(゚、゚;トソン 「何故、私ですか?」

川д川 「うん、そうだね。トソンちゃんは秘書とか、スケジュールやら色々管理する職に向いてると思うよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「ああ、確かに。細かいとこ突付いてくるもんなー」

dζ(゚ー゚*ζ 「そうそう、こんな感じでさ……」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

< ミセリ邸 寝室 >

(゚、゚トソン 「お嬢様、お嬢様、お目覚めください。起床のお時間ですよ?」

ミセ*-д-)リ 「ムニャムャ……あと5分……」


179 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:30:40.18 ID:FV/7w7sg0

(-、-トソン 「全く……どうしようもないクズ──失礼、仕方のない方ですね」

□(゚、゚トソン 「取り敢えず、取り急ぎこの書類にサインだけお願いします」

ミセ*-д-)リ 「ハイハイ……書くから後10分ね。……何なに? 私、来佐ミセリは……その死後全……財産を……」

(゚、゚トソン 「……」

ミセ*-д-)リ 「トソンチャン・都村に……譲渡いたしま──」

ミセ;゚д゚)リ 「って、これ遺言状じゃん!!!」

(゚、゚トソン 「目が覚めましたか、お嬢様」

ミセ;゚ー゚)リ 「うん、もう、お目々パッチリ、完全に目が覚めたよ」

(゚、゚トソン 「ならばさっさと起きてお着替えください。既に朝食の準備は出来ています」

ミセ*-へ-)リ 「はいはい……服は?」

(゚、゚トソン 「いつものようにそこに出してあります」

ミセ;゚ー゚)リ 「……ねえ、トソンチャン?」

(゚、゚トソン 「何ですか、お嬢様? まさか服のお召し方がわからないとか」


183 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:32:41.67 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、そうでなくて、この服、どう見てもふんどし1丁にしか見えないんだけど?」

(゚、゚トソン 「それはバカにはふんどしにしか見えない服です」

ミセ;゚д゚)リ 「んなわけねーだろ! 真顔でしれっとウソつくなよ!」
 フー
┐(゚、゚トソン┌ 「やれやれ、素直にバカだからふんどししか見えませんと仰ってください、お嬢様。そうすれば代わりのものを用意致しますので」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、私、雇い主だよね? もうちょっとさあ……。てか、お嬢様は止めてってば、せめてミセリ様とか社長とかさ……」

(゚、゚トソン 「わかりました、シャッチョサーン」

ミセ;゚д゚)リ 「何で外国人パブ風?」

(゚、゚トソン 「いちいち注文の多い方ですね。では、ミセリ様(笑)。これでいいですか?」

ミセ;゚ー゚)リ 「名前呼んだ後に笑いを堪えるのを止めてくれたらそれでいいよ」

(゚、゚トソン 「はいはい(笑)」

ミセ;゚ー゚)リ 「……うん、いいや。取り敢えず替えの服は? 自分だけ立派にタキシード着やがってさ」

(゚、゚トソン 「こちらです」

ミセ*゚ー゚)リ 「サンキュー。お、今度はさっきと違って、赤くて立派な──」


186 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:34:30.41 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚д゚)リ 「ふーんーどーしー!!!」

(゚、゚トソン 「朝からうるさいですよ、社長(笑)」

・・・・
・・・

< ミセリ邸 大食堂 >

ミセ*-へ-)リ 「……てかさ、雇い主だよね、私? ご主人様だよね?」

(゚、゚トソン 「ええ、そうですが、それがわからないほどおボケになられましたか?」

ミセ;゚ー゚)リ 「そうじゃなくてさ、もっと敬ってもらえないかなーと思ってさ……」

(゚、゚トソン 「何を仰いますやら。私は全身全霊を持って敬ってるつもりですよ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「そ、そうなの?」

(゚、゚トソン 「まあ、つもりはつもりですが」

ミセ;゚д゚)リ 「うぉーい!?」

(゚、゚トソン 「そんなことより朝食です」


192 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:36:27.05 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚ー゚)リ 「朝食ねー……。朝の一件とか見ると、何か一服盛られてそうで怖いなー」

(゚、゚トソン 「何をバカな事を! 私がそんな事をするはずないじゃありませんか!」

ミセ;゚ー゚)リ 「あ、ごめん。そうだよね、トソンチャンがそんな事するはずないよね」

(゚、゚トソン 「そうですよ。朝食がもったいないじゃないですか!」

ミセ;゚д゚)リ 「そっち?」

(゚、゚トソン 「一服盛るなら直接薬をお出ししますよ、瓶ごと」

ミセ;゚д゚)リ 「出すなよ!」

(゚、゚トソン 「あ、そういえばミセリ様(笑)、朝は胃が重くて辛いと仰っておられましたよね? 良い薬が手に入ったんですよ」
ドンッ
□⊂(゚、゚トソン 「これをどうぞ」

ミセ;゚д゚)リ 「露骨にドクロマークの瓶!?」

(゚、゚トソン 「ヘヴィ・メタルではドクロなどありふれた物ですよ」

ミセ;゚д゚)リ 「いや、薬だよね? ヘビメタ関係ないよね? てか、発音良いなー、ヘヴィって」


197 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:38:38.14 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、胃は平気だから朝ご飯食べよう。今日のメニューは何?」

(゚、゚トソン 「レアエッグとボイルドエッグ、それにフライドエッグです」

ミセ;゚д゚)リ 「生卵とゆで卵と目玉焼きぃぃぃぃ! 全部たーまーごー!!!」

(゚、゚トソン 「お気に召しませんか、エッグ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「何で英語なのさ? 発音は良いけど。 てか、偏り過ぎじゃね?」

(゚、゚トソン 「それ以外だと後は満漢全席ぐらいしかありませんが?」

ミセ;゚д゚)リ 「重! 朝から重!!!」

ミセ;゚ー゚)リ 「卵でいいです。あと、できれば生でもいいんで食パンも付けてください」

d(゚、゚トソン 「はい、レアブレッド一丁!」

ミセ;゚ー゚)リ 「何で定食屋のノリなのさ……」

・・・・
・・・


202 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:40:09.00 ID:FV/7w7sg0

ミセ*゚ー゚)リ 「今日のスケジュールは?」

(゚、゚トソン 「はい、まずはトランプタワーを10セット作ってもらいます」

ミセ*゚−゚)リ 「……トランプタワー?」

(゚、゚トソン 「ご存じないですか? こう、トランプを組み合わせて積み上げて行く……」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、それは知ってるけどさ、何でそんな事を? それって社長業務とどんな関係が?」

(゚、゚トソン 「精神修行の一環です。上に立つ者の務めとして、どんな時も動じず、冷静沈着でなければなりません」

ミセ;゚ー゚)リ 「……ちょっと所じゃなく疑問だらけだけど、取り敢えずいいや」

(゚、゚トソン 「で、それを18時まで行って──」

ミセ;゚д゚)リ 「いーまーなーんーじー!?」

(゚、゚トソン 「社長(笑)が少々寝坊なされましたので9時2分34秒ですね」


205 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:43:23.15 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚д゚)リ 「トランプタワー8時間やんの?」

(゚、゚トソン 「いえ、休憩なしで9時間です」

ミセ;゚д゚)リ 「問題はそこじゃねーよ。いや、休憩もくれよ!」

(゚、゚トソン 「そしてその後は……」

ミセ;゚д゚)リ 「スルー!? ってか、残業あんのね。まあ、そのスケジュールだと全く仕事してないからしょうがないけどさ」

(゚、゚トソン 「ガイアンズのベンチに入って、ここぞという場面でクローザーとして登板してください」

ミセ;゚д゚)リ 「それ、どこの炎上神!?」

ミセ;゚д゚)リ 「名前で適当に仕事取って来んなよ! てか、よくプロ野球のベンチ入り出来たな」

(゚、゚トソン 「ねじ込みました」

ミセ;゚ー゚)リ 「優秀だね、トソンチャンは。つーか、こんなアホな事ばっかやったら本業の方がヤバい──」


210 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:46:24.07 ID:FV/7w7sg0
□ ドサドサドサッ!

□⊂(゚、゚トソン 「今週分の見積もり、認可、決済等、全て終了しています。また、新規事業に関するプランの変更点も改善案を
         既に提出し、プロジェクトの開始準備は順調に進んでおります」

ミセ*゚−゚)リ 「……ホント優秀だね、トソンチャンは。てか、私いらなくね?」

(゚、゚トソン 「何を仰られますやら……。社長(笑)は我が社のシンボルです。
      何もせずとも、いつも元気でいてくれればそれだけで皆がんばれます」

ミセ*゚ー゚)リ 「トソンチャン……」

(゚ー゚トソン 「社長(笑)は何も出来ないわけでも、してないわけでもないのですよ。本当に社長(笑)のお力が必要な時に、
       そのお力を発揮して頂ければそれでいいのです」

ミセ*゚ー゚)リ 「……うん、そうだね。ありがとう、トソンチャン。あと、いい加減、(笑)は止めてくんないかな?」
スッ…
□⊂(゚、゚トソン 「──てことで、早速お力をお借りしたく……」、

ミセ*゚ー゚)リ 「お、書類ね。オッケー。えっと、何なに……私、来佐ミセリは……その死後全……財産を……」

ミセ;゚д゚)リ 「ゆーいーごーんーじょー!!!」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


211 :ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:48:03.35 ID:FV/7w7sg0

dζ(´ー`;ζ 「……」

川;д川 「……」

ミセ;゚ー゚)リ 「……」

ζ(´ー`;ζ 「……あれー? 何か黒い未来しか思い浮かばないよ?」

川;д川 「……黒執事」

ミセ;゚ー゚)リ 「……ねーよ」

  ボソッ
~旦(゚、゚トソン 「……執事も意外と良さそうですね」

ミセ;゚д゚)リ 「!!!」


 − ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン おしまい −


214 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:50:08.09 ID:FV/7w7sg0

< 公園 >

ミセ*゚д゚)リ 「ヒーちゃん、捕まえたー!」

ノハ*゚听) 「くそー、捕まったぞー。ミセリ、中々やるなー」

ミセ*゚ー゚)リ 「後はブーンちゃんだけか……。手強いが私にかかれば──」


(゚、゚トソン 「白熱してますね、オニごっこ」

( <●><●>) 「ブーンが逃げ切るか、ミセリさんが捕まえられるか見ものですね」

ξ;゚听)ξ 「開始早々捕まったくせに偉そうにまあ……」

・・・・
・・・

⊂二二( ^ω^)二⊃ 「ブーン」 □

( ^ω^)つ □「お? これなんだお?」


219 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:53:09.62 ID:FV/7w7sg0

( ^ω^)□ 「たから……くじ……?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おおー! 宝のくじだお! スゴいお!」

ミセ*゚д゚)リつ 「ブーンちゃん捕まえたっ!」

(;^ω^) 「お! しまったお……」


( <●><●>) 「おや、意外にあっさりと」

(゚、゚トソン 「何やら立ち止まってましたね。どうしたのでしょう?」

・・・・
・・・

(〃^ω^)つ□ 「お! 拾ったお!」

□(゚、゚トソン 「何ですか? ああ、宝くじですか。それで立ち止まってたのですね。ええっと……最近のですね。まだ発表前の」

(〃^ω^) 「お! 宝くじって何だお? お宝がもらえるのかお? 大判小判がざっくざくかお?」


225 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:56:43.98 ID:FV/7w7sg0

( <●><●>) 「宝くじと言うのは斯く斯く云々、そういうくじですよ」

( ^ω^) 「おー、そうなのかお。ちょっと残念だお。打ち出の小槌とか玉手箱とかじゃないんだおね」

ξ;゚ー゚)ξ 「玉手箱はいらないわね……」

ノハ*゚听) 「開けたらおばーちゃんだぞぉぉぉぉ! ツンババー!」

ダレガババァカッ! バキッ! グハァッ!
  ξ#゚听)ξつ#)゚д)ハ

ミセ*゚∀゚)リ 「でも、当たったらブーンちゃん大金持ちだよー? ハンバーグ食べ放題!」

( ^ω^) 「おー? どうしてかお? これ、落し物だお? 僕のじゃないお。交番に届けるお」

ミセ;゚ー゚)リ 「あ、そうっスよね。うん、ブーンちゃんが正しいね」

(゚、゚トソン 「さもしいですね、ミセリは……」


228 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 22:58:04.81 ID:FV/7w7sg0

ミセ;゚ー゚)リ 「うっさいなー。夢ぐらい見てもいいじゃんかよー」

(゚、゚トソン 「と言いますか、宝くじぐらい自分で買えばいいじゃないですか。1枚ぐらいなら大した事もないでしょう」

ミセ*-へ-)リb 「うーん、何か抵抗あるんだよね。お金のためにお金を使うの。何かおかしくね、ってね。そこに何の労力も工夫なしに」

(-、-トソン 「わからなくもないですが、ギャンブルならともかく、宝くじぐらい軽い気持ちで買ってもいいのでは?」

ミセ*゚ー゚)リ 「そういうトソンは買わなさそうだよね」

(゚、゚トソン 「どうせ当たりませんからね」

ζ(゚ー゚*ζ 「買わなきゃ当たんないよね」

ミセ*゚ー゚)リ「「……」」(゚、゚トソン

(゚、゚トソン 「……デレ?」

ミセ*゚ー゚)リ 「……いたっけ?」


237 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:00:20.41 ID:FV/7w7sg0

ζ(´д`;ζ 「ヒド! ずっと隠れてたのに誰も探しに来ないから出て来たんだよ?」

ξ;゚听)ξ 「アタシらがやってたのはかくれんぼじゃなくてオニごっこなんだけど……」

ヾ(〃^ω^)ノシ□ 「お! 交番に届けに行くお!」

(゚ー゚トソン 「ええ、帰りに寄って行きましょうか」

・・・・
・・・

< 交番 >

ミ,,゚Д゚彡 「はい、確かにお預かりしました」

(゚、゚トソン 「ご苦労様です」

ミ,,゚Д゚彡 「しかし、珍しい方ですね。宝くじぐらいなら届けない人がほとんどですよ。いえ、一応金券ですから承りますが」

(゚ー゚トソン 「先程も申し上げましたように、拾ったのは子供ですから、その子が落し物はちゃんと交番に届けるものだと主張しまして」

ミ,,^Д^彡 「それはそれは、今時立派なお子さんだ。よっぽど良い育て方をされたんでしょうね」

(〃^ω^)ヾ 「おー」


240 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:03:07.46 ID:FV/7w7sg0

(゚ー゚トソン 「いいえ、その子は根っからの良い子なんですよ。私達家族は何も」

ミ,,゚Д゚彡 「そうですか? いや、失敬。とても良いご家庭なのはよくわかりましたよ。では、もし落とし主が現れなかった場合は連絡いたします」

ミ,,゚Д゚彡 「あ、もちろん、当たってた場合で落とし主が現れた場合はご希望されるなら連絡を──」

(゚、゚トソン 「それはいいです。落とし主の手に返るならばそれで」

(〃^ω^) 「うんお!」

ミ,,゚Д゚彡 「一応、番号は控えておかれますか?」

(゚ー゚トソン 「それも、いいですよ。警察の方を信用してますから」

ミ,,^Д^彡 「わかりました。信頼には全力でお応えさせて頂きます。では、何かありましたらこちらの携帯にご連絡差し上げますね」
ペコッ
"(゚、゚トソン 「はい、よろしくお願いします」
ペコッ
(〃^ω^)" 「お願いしますお!」

・・・・
・・・


244 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:04:45.34 ID:FV/7w7sg0

< トソン宅 その後 >

<〜♪

【(゚、゚トソン 「はい、都村ですが、え、警察? ……ああ、はいはい、ええ、そうですか、はい、わざわざありがとうございます。では」

(゚、゚トソン 「すっかり忘れていましたね。もうそんなに経ってましたか……」

(゚、゚トソン 「買い物に行くついでに寄って行きますか」

・・・・
・・・

< トソン宅 夜 >

(〃^ω^)ノ 「お片づけ終わったお! トソーン、コーヒーにするかお?」

(゚、゚トソン 「ええ、お願いします。……あ、ブーン、ちょっと」

( ^ω^) 「お? 何だお?」

□⊂(゚、゚トソン 「これを」


248 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:06:05.42 ID:FV/7w7sg0

( ^ω^)つ□ 「お? 袋だお? 赤と白の紐が巻いてあるお? いわい?」

(゚、゚トソン 「開けてみてください」

( ^ω^) 「お? 300円入ってたお」

(゚ー゚トソン 「ずっと前にブーンが拾った宝くじがありましたよね? あれが当たってましたけど結局落とし主が見つからなかったのですよ」

(〃^ω^) 「お! あったお! 交番届けたお!」

( ´ω`) 「おー……でも、落とした人見つかんなかったのかお。残念だお」

(゚、゚トソン 「ええ、残念ですね……」

( ´ω`) 「どうしてこれが僕のとこに来たんだお? 僕のじゃないお?」

(゚、゚トソン 「それはこの国の法律、ルールで決まってるんですよ。落とし主が現れない場合、拾って届けた人の物になるって」

( ^ω^) 「おー? 決まりなのかお?」

(゚、゚トソン 「ええ、決まりです。

(;^ω^) 「お、でも……」


253 :(〃^ω^)宝くじ拾ったお! ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:08:06.01 ID:FV/7w7sg0

(-、-トソン 「ブーンは良い事をしました。残念ながらその親切は落とした人には届きませんでしたが、ブーンがした事は褒められることです。
      そのお金は、そんなブーンへのご褒美だと思って受け取ってください」

( ^ω^) 「おー……」

(゚ー゚トソン 「そしてこれからも、胸を張って正しい事の出来るブーンでいてください」

( ^ω^) 「お……」

(〃^ω^) 「うんお!」

(゚、゚トソン 「じゃあ、そのお金はブーンのものですから、何か買いたい物があったら教えてくださいね」

( ^ω^) 「お! それまでちゃんと取っておくお」

□(゚、゚トソン (しかし、子供好きのおまわりさんですね。わざわざこんな袋まで用意してくれて……)

(-、-トソン (ひょっとすると当たってもいなかったかも……。いい人ですね。紹介したらブーンが見えていたかもしれません)

(〃^ω^) 「お! これからも良い事するお!」

(゚ー゚トソン 「ええ、良い事をして、立派なお兄ちゃんになりましょうね」


 − (〃^ω^)宝くじ拾ったお! おしまい −


257 : ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:10:32.98 ID:FV/7w7sg0

(゚、゚トソン 「といったお話がありまして……。ええ、今日はここまでですね」


(゚、゚トソン 「今回、使わさせて頂いたお題は

      ・冷凍みかん
      ・(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー
      ・日食
      ・ブーンのヒーローショー見学
      ・雨の日の(-_-)
      ・川д川の恋
      ・ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ
      ・ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン
      ・(〃^ω^)宝くじ拾ったお!

      でした。ご提供、ありがとうございました」 (〃^ω^)ゞ ビシッ!ダオ



 − 第二十五章 過日と私と由無事(其の三) おしまい −


   − 夢は次章へつづきます −   



おまけ


274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:17:45.14 ID:w3yhFipCO
作者さんはこれが処女作なの?

276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:18:06.55 ID:r7L71nmW0
そういえばもうすぐバレンタインだな。
そんなお題もあっていいかも・・・・
おっと、彼女たちには無縁のはなしdウワナニヲスルヤm(ry

277 : ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:20:05.20 ID:FV/7w7sg0

<僕が考えたおまけコーナー ぱーと2>

(〃^ω^) 「ブーンが質問に答えるお!ぱーと2のコーナーだお」

(〃^ω^) 「お話もくらいまっくすだから、きっとみんな聞きたい事がいっぱいあると思うんだお」

( ´ω`) 「前のはぜんぜん答えられなくてしょんぼりだったお」

( ^ω^) 「でも今度は大丈夫だお!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「1人で答えられないなら、お友達といっしょに答えれば大丈夫だお!」

(〃^ω^) 「早速お友達を紹介するお!」

(〃^ω^)ノ 「いつもいっしょに遊んでるヒートと──」

ノハ*゚听)ノ 「私だぁぁぁぁ!」

(〃^ω^)ノ 「最近仲良くなった近所の猫さんだお!」
 ∧ ∧
( ・∀・) モニャラー

ヾ(〃^ω^)ノシ 「この3人で答えるお!」 ヾノハ*゚听)ノシ(*・∀・)

(〃^ω^) 「>>276 バレンタインのやつは3つぐらいきてるお!」


279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:21:17.22 ID:lcL0UXHC0
>>277
ぶーんはひこうきはみたことがあるのかな?

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:23:01.01 ID:T+Swfr0U0
荒巻のうそは人間になれば飛べると雲に乗ると飛べるのどっちが重要だったの?

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:23:50.29 ID:tMWY8kBHO
>>277
トソン達は里帰りしないの?
てか親から帰ってこいコールはないの?

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:23:57.61 ID:ovqWF17n0
もにゃらーが気に入ってる


てかその2人+1匹じゃあダメだろwwwww
ハハッブーンくんはアナルって意味しってるかな?

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:25:07.92 ID:wj3mWt/o0
つ[板チョコ]

289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:25:22.12 ID:yHRL7+z7O
結局トソンの嫌いな食べ物って何なんだ?

290 : ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:27:22.26 ID:FV/7w7sg0

ノハ*゚听) 「>>274 げんこーは初だぁぁぁぁ! 短編はあるぅぅぅぅ!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「>>279 ひこーき雲あるお! 本物は図鑑でしかないお!」

( ・∀・) >>281 モニャ、モニャ、モニャニャ。モニャ、モニャラー。モニャモニャモニャモニャ、モニャニャ。モーニャモニャ、モニャラー。

(〃^ω^) 「>>284 お! わからんお!」

(;^ω^) 「>>289 おー、トソン、教えてくれないお……」







293 : ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:32:02.97 ID:FV/7w7sg0

( ^ω^) 「>>283 トソンは今年はいいって言ってたお。よくわからんけど、鍵っ子らしいお」

ノパ听) 「>>288 それはなんだー? くれるのか?」



294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:32:35.55 ID:/pXLFtSBO
お題って後どれくらい残ってるの?

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:33:53.45 ID:lcL0UXHC0
(〃^ω^)の「〃」は何なの?

頬の赤、引っかき傷、にきび
どれだろうね

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/02/01(日) 23:35:19.58 ID:/A3AHwevO
作者さんがブログもってるのはじめてしったわ………良かったらアドレス教えてください

298 : ◆xJGXGruetE :2009/02/01(日) 23:37:43.14 ID:FV/7w7sg0

( ・∀・) >>294 モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ、モニャ

ノパ听) 「今日の分はまだ未カウントらしいぞぉぉぉぉ!」

( ・∀・) >>295 モニャ

(〃^ω^) 「>>296 おー? あどれす? わからんお!」



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