6 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:38:22.46 ID:JGzYFlR60

お久しぶりです、都村トソンとブーンです。

(〃^ω^)(゚、゚トソン


(〃^ω^) 「お久しぶりで、こんばんはですお」

(゚、゚トソン 「取り敢えず特別章という事で、あの後だったり時系列不明だったり色々です。基本、フリーダムです」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「特別だお!」

(-、-トソン 「それとなく中身で察していただければ幸いです」

(〃^ω^) 「アバウトだお」

(゚、゚トソン 「まあ、そんな感じでしょんぼりとお楽しみください」

(〃^ω^)ゞ 「くださいお!」


 − 特別章 皆と私と感謝祭 −


10 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:40:02.69 ID:JGzYFlR60

< るん雲 雲居の間 >

ミセ*゚∀゚)リ 「というわけでここに、おかえりブーンちゃんパーティーの開催を宣言いたしまーす!」

      「「「「「「いえーい(だお)!」」」」」」
ξ゚听)ξζ(゚ー゚*ζ(〃^ω^)(゚、゚トソノパ听)川д川

ミセ*゚ー゚)リ 「んじゃ、ブーンちゃん、乾杯の音頭よろしく」

( ^ω^) 「おー? 音頭かお? わかったお」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おっおっおー♪」

(゚ー゚;トソ 「ブーン、踊る方の音頭じゃないですよ?」

(;^ω^) 「お……、違ったかお?」

ζ(゚ー゚*ζ 「合図だよ、かんぱーいって言えばいいんだよ」

ξ--)ξ 「全く……相変わらずというか、全然成長してないわね……」

( ^ω^)ヾ 「お! そうなのかお。ちょっと失敗したお」


13 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:41:54.59 ID:JGzYFlR60

川ー川 「それじゃブーンちゃん、改めて」

ノパ听) 「元気良くだぞぉぉぉぉ!」

(〃^ω^)ノU 「お! じゃあ、みんな、かんぱーいだお!」

      「「「「「「かんぱーい!!!」」」」」」
ξ゚听)ξUUζ(^ー^*ζミセ*゚ー゚)リUU(゚、゚トソノハ*゚听)UU川д川

U(゚、゚トソ 「……ジュースですね。珍しい」

ζ(゚ー゚*ζ 「そだね。こういう席ならお酒だーって、ミセリちゃんが言いそうなんだけど」

ミセ;゚д゚)リ 「貴様らに飲ます酒はないんじゃぁぁぁぁ!!!」

川;д川 「あはははは……」

  ?    ?
(゚、゚トソζ(゚ー゚*ζ


─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


16 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:43:38.35 ID:JGzYFlR60

< 庶凡屋 >

(´・ω・`)b 「というわけで試食を頼みたいんだが」

(゚、゚;トソン 「どういうわけかはわかりませんが、それは毎度の事ですよね……」

川д川 「まあ、アレじゃないっていう事だし、ショボンさんの味付け自体はものすごく興味ありますけどね」

ζ(゚ー゚*ζ 「甘いやつですよね? いいですよー」

ミセ*゚ー゚)リb 「てことだから、カモン、新製品!」

(´・ω・`) 「これなんだけどね……」

(゚、゚トソン 「普通の白いお饅頭ですね」

ζ(゚ー゚*ζ 「白くないのもあるね」

川д川 「あれ、このほのかに香る匂いって……」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあとにかく、話は食べてみてからで」パクッ


17 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:45:10.30 ID:JGzYFlR60

川ー川 「あ、これはやっぱり酒饅頭ですよね。でもちょっとお酒が違うのかな?」

(´・ω・`) 「さすが、よくわかったね。今ちょっと大人向けの甘味を研究中なんだ」

川ー川 「これって焼酎ですよね?」

(´・ω・`) 「その通り。この辺は企業秘密なんだけど、本来の作り方を弄って、後付で色々なお酒を足してみたんだ」

川д川 「色々という事は、他のお酒も……」

ミセ*゚ー゚)リ 「これ、ひょっとしてビールですか? 若干苦味があると言うか……」

(´・ω・`) 「うん、正解。どうかな、結構大胆なチャレンジだったんだけど?」

ミセ*゚ぺ)リb 「苦味のせいで好みが分かれるかもしれませんが、個人的には有りかなと思いますよ」
チラッ
川д川 「他はどんなのお酒を使ったんですか?」

ζ(´ー`*ζ 「なんか辛いー」


19 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:47:22.86 ID:JGzYFlR60

(´・ω・`) 「後はバーボンとか……」

川;д川 「バーボンは結構アルコールキツいですよね」

(´・ω・`) 「蒸すからだいぶ飛んでるはずだけどね」

ζ(´ー`*ζ 「からーい、もう1個!」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、食うなよ。ってか、こんなんで酔ってたりする?」
チラッ
川д川 「トソンちゃんのはどんなお酒が……」
ボンッ!
ε(/、//トソン

ミセ;゚д゚)リ 「爆発した!?」

川;д川 「ショボンさん、トソンちゃんのは何が入ってたんですか!?」

ミセ;゚ー゚)リ 「ひょっとしてバーボン並みにキツいお酒が……」


21 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:50:01.68 ID:JGzYFlR60

(´・ω・`) 「えーっと……あれは確か……スピリタスじゃないかな?」

ミセ;゚д゚)リ 「キツいなんてもんじゃねぇぇぇぇ!」

川;д川 「よく蒸籠爆発しませんでしたね?」

(´・ω・`) 「まあ、その辺はちゃんと考えてあるし、そんなに入れたわけでもないからね」

ミセ;゚ー゚)リ 「でも、現にあれ……」

川;д川 「……酔ってるよね」

(゚、゚*トソン 「酔ってませんよ。高々酒饅頭ぐらいで酔うわけないでしょ、常識的に」

ζ(´ー`*ζ 「そっスよ。こんなで酔えねっスよ」

(´・ω・`) 「……2人はお酒に弱かったのかな?」

ミセ;゚ー゚)リ 「この2人が弱いんだか、酒饅頭がキツかったかはさておきですね……」

川;д川 「この状況は非常にまずい気が……」


24 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:52:06.56 ID:JGzYFlR60

(゚、゚*トソン 「味はそれほど悪くはありませんでしたが、如何せんちょっとお酒臭いですね」

(´・ω・`) 「うーん、やっぱりそうかな……」

(゚、゚*トソン 「女性向けならもっと別の何か、香りの強いもので誤魔化す方がいいかもしれませんね、カクテルのような感じで」

(´・ω・`) 「なるほど。原酒そのままじゃなくか……」

ミセ;゚ー゚)リ 「あれ? エラいマトモじゃね?」

川;д川 「何かちょっと肩透かしと言うか……」

(゚ー゚*トソン 「まあ、でもいつものしょぼくれ饅頭に比べれば全然許容範囲ですけどね」

(;´・ω・`) 「しょ、しょぼくれ!?」

ζ(´ー`*ζ 「あー、そうだよねー、あのしょんぼり饅頭の見た目に比べたらこんなのどーってことないねー」

(;´・ω・`) 「しょ、しょんぼりじゃなくてショボン饅頭ね?」

(゚ー゚*トソン 「あのしょっぱい饅頭、もう少しどうにかなりませんかね?」

(;´・ω・`) 「しょっぱいじゃなくて、ショボン饅頭ですよー」


25 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:53:31.40 ID:JGzYFlR60

(゚ー゚*トソン 「失礼、あの見た目がしょっぱい饅頭、もう少しどうにかされないんですか?」

(;´・ω・`) 「言い直してもしょっぱい!?」

ζ(´ー`*ζ 「あー、あんま売れてなさそうですよねー」

(;´・ω・`) 「え、いや、まあ、あれはそのまだ、大器晩成型と言うか発展途上──」

(^ー^*トソン 「ショブン饅頭(笑)」

(;´゚ω゚`) 「グハァァァッ!」

ζ(´ー`*ζ 「売れ残ったお饅頭さんかわいそーだねー」

(´;ω;`) 「うう……僕が不甲斐ないばっかりに……ごめんよ、ショボン饅頭……。全部僕の胃の中に消える事になって……」

ミセ;゚ー゚)リ 「ええっと……どうしようか、貞ちゃん…………は帰った、と」

(゚ー゚*トソン 「大丈夫ですよ。いつか目は出ますって」


31 :泥酔トソンVSショボン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:54:59.40 ID:JGzYFlR60

ζ(´ー`*ζ 「でーんでんむしむしかーたつむりー♪」

(゚ー゚*トソン 「お前の目玉はどこにあるー♪」

ミセ;゚ー゚)リ 「だから何でお前らは歌い出すんだよ……」

(´;ω;`) 「うう……えぐえぐ……ショボン饅頭は……ショボン饅頭は……」

ζ(´ー`*ζ 「いっぱい出しても♪」

(゚ー゚*トソン 「種類増やしても♪」

ζ(´∀`*ζ「「売れのーこーるー♪」」(^ー^*トソン

(´;ω;`) ブワッ……


ミセ;゚ー゚)リ 「……よし、帰ろう」


 − 泥酔トソンVSショボン おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


35 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:57:22.28 ID:JGzYFlR60

< るん雲 雲居の間 >

(゚、゚トソ 「まあ、お酒は好きでもないので、別にいりませんけどね」

ζ(゚ぺ*ζ 「次の日に響くもんねー」

ミセ;゚ー゚)リ 「ちなみに、あの後庶凡屋は1週間ほど臨時休業でした」

川;д川 「再開した時には庶凡屋の御品書きから酒饅頭が消えてましたけども」

(〃^ω^) 「お水おいしいお!」

ξ゚听)ξ 「何でお水なのよ? あんたの好きな甘いジュースもあるわよ?」

( ^ω^) 「お……」

ノパ听) 「水なんてどこでも飲めるぞぉぉぉぉ!」

( ´ω`) 「お水は大切なんだお……」

ξ;゚д゚)ξミセ;゚д゚)リ「「「「「旅で何があったー!?」」」」」(゚д゚;トソζ(゚д゚;ζ川;д川

(〃´ω`) 「らぶあんどぴーすだお」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


38 :ブーンと新幹線 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 21:58:51.27 ID:JGzYFlR60

< VIP町駅前 >

( ^ω^) 「おー……」

(゚、゚トソン 「どうしました、ブーン?」

( ^ω^) 「お! 電車もいろいろなのがあるおね」

(゚、゚トソン 「そうですね。各会社によってデザインが違ったり、運行の種類によって変えられたりしてますしね」

( ^ω^) 「おー。電車って速いおね。ピューンって行くお!」

(゚、゚トソン 「外から見ると怖いくらい速いですよね。車内から見てるとそうまでは感じませんが」

( ^ω^) 「すごいおねー。もっと速い電車にも乗ってみたいおー」

(゚、゚トソン 「速い電車といえば新幹線でしょうね」

(〃^ω^) 「新幹線知ってるお! 図鑑で見たお!」

(゚、゚トソン 「残念ながらこの辺は通ってませんからね……」


41 :ブーンと新幹線 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:00:31.47 ID:JGzYFlR60

( ^ω^) 「この駅だと見たことないお」

(゚、゚トソン 「もっと大きな駅に行かないと止まらないのですよ」

( ^ω^) 「残念だおー。いつか乗ってみたいお」

(゚、゚トソン 「実を言うと、私もほとんど乗った事がないんですよね。遠くへ旅行する事もほとんどありませんでしたから」

(〃^ω^) 「お! じゃあ、いつかいっしょに旅行行くお! 新幹線に乗ってピューンだお!」

(゚ー゚トソン 「ええ、行きましょうか。その前に行きたい場所を考えないといけませんが」

( ^ω^) 「今度図書館で地図借りてくるお!」

(゚、゚トソン 「ただの地図よりは旅行マップがいいかもしれませんね。観光案内的なものが載ってれば尚いいですが」

( ^ω^) 「おー! いっしょに考えるお!」

(゚、゚トソン 「そうしましょうか。まあ、今日はデパートで買い物ですからまた今度──」

(゚、゚トソン 「デパートと言えば確か……」

・・・・
・・・


44 :ブーンと新幹線 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:02:34.64 ID:JGzYFlR60

< VIPデパート 屋上>

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー! 新幹線だおー!」

(゚、゚トソン 「やはりありましたか。以前来た時に見たような気がしてたんですよ」

(〃^ω^) 「ちっさいけどカッコイイお」

(゚ー゚トソン 「速さも出ませんし、揺れるだけですが乗ってみますか?」

(〃^ω^) 「いいのかお! 乗りたいお!」

(゚、゚トソン 「今はこんなものしか乗せてあげられませんからね」

(〃^ω^) 「お! トソンもいっしょに乗るお!」

(゚、゚;トソン 「やっぱりそうなりますよね。……まあ、今更ですからいいですけどね」

(〃^ω^) 「お?」

(゚ー゚トソン 「いいえ、何でもないですよ。外聞よりはブーンと過ごす時間のほうが大切ですから」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「出発進行だおー!」


 − ブーンと新幹線 おしまい − 


47 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:04:42.74 ID:JGzYFlR60

< トソン宅 >

ミセ;゚ー゚)リ 「どうかな?」

(〃^ω^)パクッ パクッ(゚、゚トソン

(〃^ω^)       (゚、゚トソン
             _, ,_
( ´ω`)       (゚、゚トソン

ミセ;゚ー゚)リ 「……ダメ?」

(゚、゚トソン 「何を入れましたか?」

ミセ;゚ー゚)リ 「え、何って……」

( ´ω`) 「このゴボウさん、何かすっぱい匂いがするお……」

ミセ;゚ー゚)リ 「ちょっと酸味を利かせたくて酢を……」
 _, ,_
(-、-トソン 「アレンジはマニュアル通り作れるようになってからだと言いませんでしたっけ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「そうだけどさ、もうすぐ貞ちゃんの誕生日じゃん。それまでに自分の味を──」


49 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:06:18.26 ID:JGzYFlR60

( ´ω`) 「でも、あんまりおいしくないお……」

ミセ;゚ー゚)リ 「う……」

(゚、゚トソン 「焦る気持ちもわかりますが、まずはちゃんとしたものを作れるようになってからにしましょう」

ミセ;゚ー゚)リ 「……うん、ごめん」

・・・・
・・・

< 八百屋 >

ミセ*゚ー゚)リ 「おじさーん、いつものね」

ミセ*゚ー゚)リ 「え、おまけ? サンキュー、がんばってきんぴら作りますよー」

ミセ;゚ー゚)リ 「え、まあ、まだたまに失敗と言うかたまに成功と言うか、修行中ですね……」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、その、スロースターターなんで……あはははは……」


52 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:07:40.58 ID:JGzYFlR60

ξ゚听)ξ 「……ん? あれって──」

ζ(゚ー゚*ζ 「ミセリちゃんだねー。何やってんのかな?」

ξ゚听)ξ 「あ、走り出した」

ζ(゚ー゚*ζ 「あれ? 自宅に帰るのかな? 珍しい」

・・・・
・・・

< ミセリ宅 >

ミセ*゚ー゚)リ 「よし、早速」

ブー!

ミセ;゚ー゚)リ 「お? ブザー? 誰?」

・・・・
・・・


56 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:10:01.18 ID:JGzYFlR60

ζ(゚ー゚*ζ 「お邪魔しまーす」

ミセ*゚ぺ)リ 「邪魔すんなら帰れ!」

ξ゚听)ξ 「そういう意味じゃないでしょうが。……へえー、割と綺麗にしてんのね」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、あんま使ってないからね」

ξ゚听)ξ 「で、何やってんの?」

ミセ;゚ー゚)リ 「何って……別に何も」

dζ(゚ー゚*ζ 「チッチッチ、私達は八百屋から尾行(つけ)てきたんだよー?」

ミセ;゚ー゚)リ 「何でそんな事……」

ξ゚听)ξ 「いや、暇だったから」

ミセ;゚ー゚)リ 「そんな理由なの?」

ζ(゚ー゚*ζ 「ミセリちゃんならそんな理由で尾行ない?」

ミセ;゚ー゚)リ 「……尾行るね」


60 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:11:32.04 ID:JGzYFlR60
・・・・
・・・

ξ゚听)ξ 「料理ね……そういや前にトソンから聞いてたわね、あんたが料理しだした理由」

ζ(´ー`;ζ 「私は初耳だったけどねー」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、デレだと貞ちゃんにうっかり口滑らせそうだしね」

ξ--)ξ 「……デレはアタシが口封じしとくわね」

ζ(´ー`;ζ 「ば、ばらさないから大丈夫だよー。だから、その鈍器は仕舞おうね」

ミセ*゚ー゚)リb 「というわけだから邪魔しないで欲しいのと、出来れば試食係もお願いしたいなーと」

ξ゚听)ξ 「そういう事なら引き受けない事もないけど……指導係も必要じゃない?」

ミセ*゚ー゚)リ 「一応の基礎は覚えたし、作るのきんぴらだけだからね。ただ……」

ξ゚听)ξ 「ただ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「最後の自分なりのアレンジが上手くいかなくて……」


61 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:14:05.93 ID:JGzYFlR60

ξ゚听)ξ 「アレンジねぇ……。取り敢えず普通に作ってみなさいよ」

ミセ;゚ー゚)リ 「え……?」

ξ゚听)ξ 「まずは普通に作ってみなさい。話はそれからよ」

ミセ;゚ー゚)リ 「……トソンと同じ事言うね、ツンちゃんは」

・・・・
・・・

ξ゚听)ξ 「……イマイチね」

ζ(゚ー゚*ζ 「ちょっと炒り過ぎかも」

ミセ;゚ー゚)リ 「う……、まあ、たまには失敗する事もあるからね」

ξ--)ξ 「……まだ失敗する事もある段階で、自分のオリジナルを出そうなんておこがましいんじゃないの?」

ミセ;゚ー゚)リ 「でも、貞ちゃんの誕生日まで時間が──」

ξ゚听)ξ 「特訓よ」


64 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:16:04.38 ID:JGzYFlR60

ミセ;゚ー゚)リ 「へ……?」

ξ#゚听)ξ 「出来ないなら出来る様になるまで特訓するしかないわ!」

ミセ;゚ー゚)リ 「え、いや……、特訓って……」

dζ(´ー`*ζ 「ここで豆知識。実はツンちゃん、スポ根展開なお話大好きだったりします」

ミセ;゚ー゚)リ 「そうなの? 意外と言うか、そんな節も見受けられたと言うか……」

ξ゚听)ξ 「丁度良いから、ついでにデレもやんなさい!」

ζ(´д`;ζ 「うえぇー? 私は別にきんぴらは──」

ξ#゚听)ξ 「口答えすんな! あんたも貞子には世話になってんでしょうが?」

ミセ;゚ー゚)リ 「何か断れない雰囲気に……」

ζ(´д`;ζ 「ミセリちゃーん、助けてよー」

ξ#^ー^)ξ 「いいからやれ。話はそれからよ」

ミセ;゚ー゚)リ「「いえっさー!」」ζ(´ー`;ζ


66 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:17:36.12 ID:JGzYFlR60

・・・・
・・・

< 貞子宅 後日 >

ノハ*゚听) 「貞子ぉぉぉぉ! お誕生日おぉぉぉぉめぇぇぇぇでぇぇぇぇとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ξ゚听)ξミセ*゚ー゚)リ(〃^ω^)「「「「「おめでとー(だお)!」」」」」(゚、゚トソンζ(゚ー゚*ζ

川*ー川 「ありがとう、皆」

ξ;゚听)ξ 「つーか、ヒートうるさい。気合入り過ぎ」

ノハ*゚听) 「だぁぁぁぁってぇぇぇぇ、貞子のたんじょぉぉぉぉびぃぃぃぃだぁぁぁぁ──」

ゴチン!

ξ;--)ξ 「わかったから少し抑えなさい」

ノハ*;;) 「わかったぞー」

(゚、゚トソン 「まあまあ、ツンちゃん、ヒートちゃんの気持ちもわかりますから、ね?」


68 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:19:01.16 ID:JGzYFlR60

ξ--)ξ 「……まあ、そうね。でも、さすがにあれは近所迷惑だからね」

川*ー川 「ありがとね、ヒートちゃん。気持ちは十分わかってるから、もうちょっと控えめでいいからね」

ノハ*゚听)ノ 「おー!」

川ー川 「トソンちゃんもありがとね。これだけの料理を作ってくれて」

(゚、゚*トソン 「普段からお世話になってますしね。でも、本当は自分で作りたくもあったんじゃないですか?」

川*ー川 「フフ……、ちょっとは思ったね。私の料理の腕を披露する会でもいいんじゃないかなーって」

(゚ー゚トソン 「普段から披露してもらってますからね。こんな日ぐらいは私が。あ、もちろん、皆にも手伝ってもらってますよ」

川ー川 「ヒートちゃんも手伝ってくれたのかな?」

ノハ*゚听) 「おにぎり握って、ドレッシング混ぜて、大根卸したぞー!」

川*ー川 「いっぱい手伝ってくれたんだね、ありがとね、ヒートちゃん」

ノハ*゚ー゚) 「貞子のためだぞー。貞子、大好きだー!」

ミセ*゚ー゚)リ 「さ、折角だから食べようぜ?」


69 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:21:14.05 ID:JGzYFlR60

ζ(゚ー゚*ζ 「お腹ぺこぺこだよ」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「いっぱい食べるお!」

(゚、゚トソン 「貞子の誕生日なんですから、少しは遠慮してくださいね?」

川ー川 「大丈夫だよ、さすがにこれだけ全部は食べきれないからさ。皆もいっぱい食べてね」

・・・・
・・・

川д川 「……トソンちゃん、腕上げたねー。こりゃうかうかしてらんないな」

(゚、゚*トソン 「そうですか? 貞子に褒められると素直に嬉しいですね」

ミセ*゚ー゚)リ 「私もいつも料理は褒めてんじゃんかー」

(゚、゚トソン 「あなたの場合は、また作らせようという下心が見えるのですよ」

ミセ*゚ぺ)リ 「純粋に美味いとも思ってんのにー」

川;д川 「下心もあるのは否定しないんだね……あれ?」


71 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:22:52.54 ID:JGzYFlR60
川д川 「この、きんぴら、ちょっと色が違うね……2色?」

(゚、゚トソン 「あ、それは──」

(゚ー゚トソン 「取り敢えず、食べて見てください」

川д川 「うん、頂くね。……あ、こっちのちょっと酸っぱい。変わってるね……でも──」

ミセ;゚ー゚)リ

川*ー川 「美味しい……」

ミセ*゚∀゚)リ

川*д川 「このアイデアは中々良いね。珍しい。あ、こっちの黒いのは……甘!」

ζ(´ー`*ζ

川*ー川 「すごく甘いけど、これはこれでいけるね。こっちと交互に食べるとバランスいい。これは黒糖使ってるのかな?」

(゚ー゚トソン 「お口にあって幸いです。それはですね──」

ミセ*゚ー゚)リ 「よーし、細かい事はいいから食べようぜ! 肉じゃがもーらいっと!」

ζ(´д`;ζ 「あぁ!? それ、私の!」


74 :ミセリが料理に挑戦するようです その後 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:26:23.21 ID:JGzYFlR60

ξ゚听)ξ 「まだいっぱいあるじゃないの。つーか、ミセリ、人の皿から取らないで大皿から取りなさいよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「ツンちゃんのお魚も、もーら──」
 ヤラン! バキッ! グハァ!
ξ#゚听)ξつ#)゚д゚)リ.・。 ’

ノハ*゚听) 「食事中に暴れるなぁぁぁぁ!」

(〃^ω^) 「鮭フライ美味しいお!」
 チラッ
川д川 「……これって」
 コクッ
"(゚、゚トソン

川д川 「……そっか」

川*ー川 (ありがとう、ミセリちゃん、今度レシピ教えてね……)

ζ(´ー`;ζ ウフフ、ワタシモツクッタンダケドネー?

ミセ*゚∀゚)リ サバミソウメー!!!


 − ミセリが料理に挑戦するようです その後 おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


75 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:28:22.85 ID:JGzYFlR60

< るん雲 雲居の間 >

(´・ω・`) 「ブーン君も旅で色々あったんだろうね」

(`・ω・´) 「艱難辛苦の旅を無事終える事が出来て喜ばしい限りだよね」

(〃^ω^)ヾ 「おー」

(゚、゚;トソ 「シャキンさんはともかく、何故ショボンさんがここに」

(´・ω・`) 「そりゃショボン饅頭の最大の理解者、ブーン君のおかえりパーティーだからね。何をおいても駆けつけるさ」

(`・ω・´) 「僕もブーンちゃんとは約束があったからね」

( ^ω^) 「お? 約束?」

(`^ω^´) 「またまたー、ブーンちゃんとぼけちゃってー。ほら、出発前に約束したじゃない? 旅先で女の子と──」

(#^;;-^)


77 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:30:42.42 ID:JGzYFlR60

(`・ω・´) 「おんなの──おんの──あらゆる人に恩のある事を忘れず、礼節を持って立派に旅を完遂出来たかなと気になってね」

(#゚;;-゚) 「ほほう……」

(〃^ω^) 「お! ちゃんとこんにちはってして、ありがとうって言って、バイバーイって言ったお!」

(`-ω-´) 「それは良かった。ちゃんと約束、立派な漢として恥ずかしくない態度でいる事は守れたみたいだね」

(#゚;;-゚) 「へー、そんな約束してたんか」

(〃^ω^) 「お! 初めて聞いたお!」

(;`・ω・´) 「あはは、ブーンちゃん忘れちゃったかなー……。まあ、1年も前の事だから仕方ないよねー」

(#^;;-^) 「まあ、確かにそれは、忘れててもしゃあないな」

(`^ω^´) 「ですよねー」

( ^ω^) 「おー? よくわからんけど知らないお? 約束してないお?」

(#゚;;-゚) 「取り敢えずシャキンはこっちいらっしゃい」

(;`゚ω゚´) 「ですよねー」

・・・・
・・・


78 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:32:53.60 ID:JGzYFlR60

(#゚;;-゚) 「全く……すぐアホな事をやりおる」

ミセ*゚ー゚)リ 「そういや、ものすごーく気になってる事あるんですよね」

(#゚;;-゚) 「何や? 今日のメニューに何か問題あった?」

ミセ*゚ー゚)リ 「いや、そういうのじゃなくて、シャキンさんですよ」

(#゚;;-゚) 「んー? シャキンがまた何かやらかした?」

ミセ*゚ー゚)リ 「それですよ、その反応。シャキンさんって、ぶっちゃけちょっとアレじゃないですか?」

(゚、゚トソ 「時として行動に色々と問題がありますね」

ミセ*゚ー゚)リ 「で、でぃさんもそれを理解してる」

(#-;;、-) 「まあ、毎度の事やしなー」

ミセ*゚ー゚)リb 「何でアレと結婚したんですか?」

川;д川 「ミセリちゃん、それはちょっと失礼だよ」


82 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:34:39.41 ID:JGzYFlR60

(#゚;;-゚) 「ああ、気にせんでいいよ。それは確かに疑問やろうしな」

ζ(゚ー゚*ζ 「大いに疑問ですねー」

(゚、゚トソ 「仕事や子供に対する接し方などを拝見する限りでは、真面目な人にも見えるんですけどね」

(#゚;;-゚) 「うん、基本はクソ真面目だわ。じゃなきゃアレと結婚はしなかっただろうね」

ミセ*゚ー゚)リ 「美点を補ってなお余りある欠点が色々と台無しにしてますよね」

(#゚;;-゚) 「否定はせんなー」

川д川 「それで、昔はもっとマトモだったとかなんですか?」

(#゚;;-゚) 「そうやね、一見そう見えたが、あんま今と変わらんかったかな」

ζ(゚ー゚;ζ 「そうなんですか? それじゃ何で……」

(#゚;;-゚) 「うーん、話せば長くなるけど……。私って少し言葉変やろ?」

ミセ*゚ー゚)リ 「少々O阪風ですね」


85 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:36:33.66 ID:JGzYFlR60

(#゚;;-゚) 「うん、昔はそっちの方におってな。こっちに来てからはなるべく使わんようにしとるんやけど、やっぱり所々残っとるな」

(゚、゚トソ 「そういう設定にしてて、ツッコミ待ちだったんですけど、何のツッコミもなくて変な関西弁なだけだったような気もしますね」

ミセ;゚д゚)リ 「何の話だよ。特別編だからってぶっちゃけ過ぎだろ」

ζ(´ー`*ζ 「本編でも割とぶっちゃけ路線だったよねー」

(;#゚;;-゚) 「話し戻すな? 詳細は省くけど、色々あってほとんど身1つ、何の当ても無くここまで流れて来たんよ」

(#-;; -) 「あいつに会ったのはそんな時やな……」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

< 雲井ヶ浜 ○○年前 >

(#゚;;-゚) 「さて、適当に電車を降りたはええものの、今宵のねぐらにも困る状態やわ。どないしようかね……」

「やあ、そこの麗しきお方」

(#゚;;-゚) 「ん? 何や?」

「こっちだよ、こっち」


86 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:38:29.28 ID:JGzYFlR60

(#゚;;-゚) 「だから、どっちやねんて──」


              
    (`・ω・´)_   「やあ、はじめまして」
   / /   ヽ/
  " ̄U ̄ ̄"U


─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

(#-;; -)b 「そこには、マンホールにはまった男がおってやな──」

ミセ;゚д゚)リ 「色々と待てぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」

(#゚;;-゚) 「ん? どうかしたか?」

川;д川 「どうしたもこうしたもないかと……」

ミセ;゚д゚)リ 「何だこの、もろパクりは。いくら最後だからってはっちゃけ過ぎじゃね?」
 プー
(#゚;;3゚) 「そう言われてもなー。私はただ、あった事をそのまま話してるだけやし」


90 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:40:23.89 ID:JGzYFlR60

~旦(-、-トソ 「まあ、最初はこの話、シャキンプロポーズ(略してシャキプロ)という題で、安価で誰と付き合うのか
         決めるお話でしたしね」

ζ(´ー`*ζ 「それだと長過ぎるから却下ー」

ミセ;゚д゚)リ 「そっちも駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

(#-;; -) 「注文の多い子やねー……」

ミセ;゚д゚)リ 「注文以前の問題っスよ」

(#゚;;-゚)b 「じゃあ、モテない男シャキンが、神様に夢の中で一週間後に女の子とデートするチャンスがあると──」

ミセ;゚д゚)リ 「だから駄目だっつってんだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

(゚、゚トソ 「シャキンの恋の行く末は蟹の味噌汁にすればセーフかもしれませんね」

川;д川 「即退場レベルにアウトだよ」


92 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:41:58.81 ID:JGzYFlR60

ミセ;゚д゚)リ 「大体、“じゃあ”って何ですか、“じゃあ”って? 今適当に考えてませんか?」

ζ(´ー`*ζ 「プロットとか無いから今書きながら考えてるね。ながら投下は無理だけど」

ミセ;゚д゚)リ 「んな事言ってんじゃねーよ」

(゚、゚トソ 「大体いつもそんな感じですけどね」

ミセ;゚Д゚)リ 「つーか、ボケの方が多いとちっとも話進まねーんだよ、コンチクショぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」


ξ--)ξ 「やれやれ……」

(^ω^) 「ピーナッツだお」

ノパ听) 「うめえぞぉぉぉぉ!」

・・・・
・・・


97 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:44:46.70 ID:JGzYFlR60

(#゚;;-゚)b 「まあ、昔から駄目人間だったけど、良いとこもあってやね、情にほだされたという部分もあって、今の様になったんや」

ミセ;゚ー゚)リ 「豪快に端折られたけど、その方が色々と問題を振りまかずに済むからスルーしますね」

ζ(;ー;*ζ イイハナシダナー

(゚、゚トソ 「ええ、特にシャキンさんの旅館に貧乏神が憑く件が──」
モガッ
(゚-⊂川;д川 「そ、そんなお話なかったからね。適当に捏造は止めようね」

ミセ;゚ー゚)リ 「と、とにかくですね、色々あって結婚したって事ですね」

川д川 「人に歴史ありですね」

(#゚;;-゚) 「そんな大層なもんでもないけどな」

ミセ*゚ー゚)リ 「しかし、こう言っちゃなんですが、シャキンさん、今でもあんな風ですし、早まったかなーなんて
       思う事もあったんじゃないんですか?」

(#゚;;-゚) 「そりゃあった──」


100 :シャキンのプロポーズ ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:46:22.32 ID:JGzYFlR60
コソコソ
(`・ω・´) 「でだね、ブーンちゃん、ほら、旅先で美味しいハプニングとかさ──」

( ^ω^) 「お? ご飯美味しかったお?」


(#^;;-^) 「いや、あるな。現在進行形で」

~旦(-、-トソ 「しばらくお待ちください……」

・・・・
・・・

(`゚ω゚´) チーン

川;д川 「ご愁傷様でした……」

ミセ;゚ー゚)リ 「何て言いますか、後悔してません?」

(#-;; -) 「んー……まあ、してないって言ったらウソになるな…………でも」

ζ(゚ー゚*ζ 「でも?」


102 :シャキンのプロポーズ→後悔、のち、笑顔◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:48:30.84 ID:JGzYFlR60

(#^;;-^) 「なんやかんやあって、毎日笑ってられるわな。退屈はせんよ」

川ー川 「確かに退屈はしなさそうですね、シャキンさんといると」

(゚、゚トソ 「疲れそうですがね」

ミセ*゚ー゚)リ 「それもまた、楽しくて──」

ζ(^ー^*ζ 「幸せなんですかね。フフ、ごちそうさまでした」

(*#-;; -) 「ま、そんなとこかな」


 − シャキンのプロポーズ&後悔、のち、笑顔 おしまい − 


ミセ*゚ー゚)リ 「しかし、意外にでぃさんボケ倒してきたね」

(゚、゚トソ 「別に、意外でもないかと」

ミセ;゚ー゚)リ 「え? 何で?」

(゚、゚トソ 「シャキンさんの奥さんですし……」

ミセ;゚ー゚)リ 「あー……」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


104 :トソンとプリップリン体操 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:51:07.51 ID:JGzYFlR60

< トソン宅 >

(゚、゚トソン 「……」

\ζ(´ー`*ζ/ リビドー♪

ζ(ー`*ζ/ リビドー♪

\ζ ´ー)ζ リビドー♪
     \
/ζ(´ー`*ζ\ ミ・ダ・レ・ウチ♪

(゚、゚トソン 「……何をやってるのですか?」

\ζ(´ー`*ζ/ 「プリップリンたいそー」
 _, ,_
..(゚、゚トソン 「何ですか、それは?」

dζ(´ー`*ζ 「ぬしゃぶりつきたくなるようなナイスバディに誰でもなれる、魔法の有酸素運動、それがプリップリン体操」

(゚、゚;トソン 「……そう……なんですか。しかし、何故それを私の部屋で」

ζ(´ー`*ζ 「パソコンでしか見れなかったから借りたの。結構良い運動になったよ」

<参考 ttp://www.youtube.com/watch?v=S6LTvWebn18&feature=related>


105 :トソンとプリップリン体操 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:53:31.87 ID:JGzYFlR60

(゚、゚;トソン 「はあ……」

\ζ(´ー`*ζ/ 「これでナイスバディだー」

(゚、゚;トソン 「そんな物でそう簡単になれるとは思えませんが……」

ζ(´ー`*ζ 「よし、じゃあ部屋に戻るね。またねー」

・・・・
・・・

(゚、゚トソン 「……まあ、そう簡単には行かないですよね、常識的に考えて」

(゚、゚トソン 「しかし、ちゃんとパソコンの電源は落として行って欲しいのですが……あ、これがさっきデレが言ってた何とか体操ですか……」

(゚、゚トソン 「……」



+ (゚、゚トソン


107 :トソンとプリップリン体操 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:56:14.38 ID:JGzYFlR60

(゚、゚トソン 「……えっと」

\(゚、゚トソン/ リビドー♪

 (゚、゚トソン/ リビドー♪

\(゚、゚トソン リビドー♪
    \
/(゚、゚トソン\ ミ・ダ・レ・ウチ♪


〜中略〜


<(゚、゚トソン/ 「意外と疲れますね。と言いますか、後半は明らかに無理──」

( ^ω^)

<(゚、゚トソン/

(^ω^ )

<(゚、゚;トソン/


109 :トソンとプリップリン体操 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 22:59:05.72 ID:JGzYFlR60

/(゚、゚;トソン\ 「ブ、ブーン!? いつの間に!? お、おかえり──」

オ! ゴソゴソ……

/(゚、゚;トソン\ 「ブーン? 何故コタツに?」

ボクハイナイオ!

/(゚д゚;トソン\ 「ブ、ブーン、こ、これはですね、その、違うんですよ!」

ナニモミテナイオ!

/(゚д゚;トソン\ 「ブーン、出てきてください、説明しますからぁぁぁぁ!」

・・・・
・・・

< トソン宅 夜 >

(゚、゚;トソン 「やれやれ……変な所を見られてしまいましたね……」

(〃´ω`) zzz


112 :トソンとプリップリン体操 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:00:32.68 ID:JGzYFlR60

(゚、゚;トソン 「何とか新手のヨガという事で誤魔化しましたが……」

(-、-トソン 「……ハァ。まあ、あんなものですぐに育つわけでも……」
.⊃⊂

(゚、゚トソン 「……」
⊃⊂

(゚、゚トソン 「……ええ」
⊃⊂

(-、-トソン 「寝ますか……」

(〃´ω`) ムニャムニャダオ……

・・・・
・・・


113 :トソンとプリップリン体操→トソン、胸が大きくなる ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:03:21.46 ID:JGzYFlR60

\(゚ヮ゚トソン/ 「朝起きたら大きくなってたぁぁぁぁ!!!」
 ( ( |

・・・・
・・・

m9(; 、;トソン 「ハイ、夢────────!!!」

(゚д゚;トソン 「たった7行!? 夢オチは覚悟してましたが1レスすら持たずに!?」

(゚、゚;トソン 「ハッ……私は何を言ってるのでしょうか……夢のせいで少し錯乱してしまっているようですね……」

(〃つω`) オー……

(゚、゚トソン 「いけない、ブーンを起こしてしまいますね」

(〃´ω`((-、-トソン 「まだ朝早いですから、眠ってていいですよ……おやすみなさい、ブーン」

(〃´ω`) オー……トソン……zzz

(゚、゚トソン 「ふぅ……」


115 :トソン、胸が大きくなる→??? ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:04:53.86 ID:JGzYFlR60

(゚、゚トソン 「……別にいいんですよ、あんなものはただの脂肪の塊ですしね、……ええ」

(〃´ω`) オー……ダイスキダオー……zzz

(-、-トソン 「それに、私だってこの1年で少しは成長してるんですよ?」
.⊃⊂

(〃´ω`) オー……ソウダオ……ボクタチハ……zzz

(゚ー゚トソン 「ブーンもそう思いますよね? ……なーんて──」
⊃⊂
ガバッ!
(〃^ω^) 「ずっといっしょだお!!」

(゚、゚トソン
⊃⊂
バタッ
(〃´ω`) オー……ズットイッショナンダオ……zzz

(^ー^トソン
.⊃⊂

・・・・
・・・


119 :(〃^ω^)ずっといっしょだお!! ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:07:39.81 ID:JGzYFlR60

(〃^ω^) 「おはよーだお、トソン」

(^ー^トソン 「おはよう、ブーン、朝ご飯は出来てますからね」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! 今日のメニューは何だお!」

(^ー^トソン 「パセリとセロリのサラダと、ピーマンとゴーヤーの炒め物と、春菊のお吸い物です」

( ゚ω゚)

(;^ω^) 「と、トソン? 朝から何で苦いお野菜ばっかり──」

U(; q ;トソン ゴクゴクゴク

(;゚ω゚) 「何で泣きながら牛乳飲んでるんだお!? トソン!? トソーン!?」


 − トソンとプリップリン体操&トソン、胸が大きくなる&(〃^ω^)ずっといっしょだお!! おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


122 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:09:30.35 ID:JGzYFlR60

< るん雲 雲居の間 >

(〃^ω^) 「お魚さん美味しいお」

(゚、゚トソ 「旅で少しは好き嫌い治りましたか?」

(;^ω^) 「おー……逆に増えた気がするお……」

川ー川 「今まで食べたことなかったご飯いっぱい食べたのかな?」

( ´ω`) 「でも、食べないとずっと眠っちゃうからがんばって食べたお。苦いお野菜はもう、食べたくないお」

ζ(^ー^*ζ 「じゃあ、今度デレお姉ちゃんと甘いもの食べに行こうか?」

(´・ω・`) 「甘いものなら僕のお店に来ればいくらでも──」

ミセ;゚д゚)リ 「あの等身大処分すんのにどんだけ時間かかったと思ってんですか? しばらく饅頭は勘弁ですよ」

(〃^ω^) 「僕はおまんじゅうでもいいお!」

ξ゚听)ξ 「さすがに他のがいいわね。洋菓子とか」

ノハ*゚听) 「チョコがいいぞぉぉぉぉ!」


125 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:11:02.49 ID:JGzYFlR60

(`^ω^´) 「チョコと言えば例のあの日だよね。何も送られてこなかったのは、直接手渡してくれるからだったんだよね?」

(´・ω・`)つ\´・ω・`/ 「ハハハ、ではシャキンさん、この猪口ショボン饅頭はいかがですか? チョコとお猪口をかけた形の──」

(`゚ω゚´) 「ショボン君、空気読もうね、く・う・き!」

( ^ω^) 「おー? あの日って何だお?」

(`・ω・´) 「あらら、ブーンちゃん、バレンタインを知らないの? それは男の子として駄目だなぁー」

(゚、゚トソ 「毎年2月14日は煮干の日で、煮干を配る風習があるのですよ」

(;^ω^) 「バレンタイン思い出したお。前にトソンが同じウソついてツンに怒られてたお」

(;`・ω・´) 「真顔でウソ……でもないけど、違う話にしないで欲しいなぁ……」

(#゚;;-゚) 「あんたはホントさもしいな……。私や従業員からもらったやろ?」

(;`・ω・´) 「それはそれ、これはこれだよ。もちろん、でぃからもらったのが一番嬉しいけど、期待してしまうのが男の性なんだよ」

ζ(^ー^*ζ 「ああ、でぃさん、ちゃんとあげたんですね。やっぱり仲いいですよね」

(*#゚;;-゚) 「ま、まあ、一応ね。やらんとうるさいからね、こいつは」

(-、-トソ 「仕方ないですね……」


127 : ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:12:25.70 ID:JGzYFlR60
スッ
.⊂(゚、゚トソ 「では、これをどうぞ」

(`^ω^´)つ. 「うわーい、麦チョコだぁー! 1粒もらったよぉー」

□⊂(゚、゚トソ 「あ、ブーン、残りは後で食べていいですよ」

(`^ω^´) 「普通に子供のおやつだぁー」

川;д川 「さすがにヒドいかなーと思う……」

ミセ*゚ー゚)リ 「と言いつつも、私らも別に用意してるわけでも無く」

ζ(´ー`*ζ 「煮干なら実家から送ってきたのがあるけどねー」

(`;ω;´) 「うぅ……、君達はバレンタインにスイートで甘いエピソードとかなかったの──」

川;ー川ミセ ゚−゚)リ(゚−゚トソζ(゚−゚ ζ

(;`゚ω゚´) ヒィィッ!?

(#゚;;-゚) (触れてはいかん話だったか……)

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


129 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:15:03.32 ID:JGzYFlR60

< スーパー小森 2月14日 >

(-_-) 「ふぅ……」

こんにちは、小森ヒッキーです。

何の因果か4度目です。折角だから主役っぽく、出だしをちょっと拝借してみました。
そして今日は、恋に恋する男にとってある意味X−Day、バレンタインですよ。

こんな日に僕が主役なんて、これは僕の時代が来たんじゃないかと思って良いのかな?

(-_-) 「……とは言うものの」

貞子さんの名前を知ってから約1年ほど、会えば挨拶を交わし、簡単な会話(主に商品について)をする程度の現状です。
要するに全くと言ってもいいほど進展がないわけで……。

(-_-) 「大体、進展があればこの日は休んでたりしただろうからね」

結局、一縷の望みを掛けて、彼女に会える可能性のある職場にいるという運びになっている体たらく。

まあ、こんな日だし、夢ぐらいはみてもいいんじゃないかな?


133 :恐怖のバレンタイン→( ´_ゝ`)「新キャラ登場」(´<_` ) ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:16:47.38 ID:JGzYFlR60

( ´_ゝ`) 「やあ、ご同輩、今日も出勤とは働き者だね」

(-_-) 「どうも、兄者さん。兄者さんこそ、今日はお休みじゃなかったんですか?」

引き篭もりで友達の全くいなかった僕に、極めてフランクに話しかけてくれるこの人は流石兄者さん。
ひょろりとした体躯で、僕よりは数歳年上だ。

まあ、僕もひょろりと言うか、貧弱な身体つきだけど、兄者さんは僕よりかなり身長も高いのでそのイメージが際立って見える。

( ´_ゝ`) 「フフフ……、何を言ってるんだい、ご同輩? こんな日に休むわけにもいかないだろ?」

兄者さんが僕の事をご同輩と呼ぶのは、兄者さんも僕と同じ様に引き篭もりだったからだ。
ここに勤めるようになったのも似たような経緯で、親から強要されて、渋々就職したらしい。

もっとも、僕が経済的に脅しを掛けられたのに対して、兄者さんは物理的にだったらしいけども。

似た様な境遇の僕等が仲良くなるのは、そう時間が掛かるものでもなかった。

(-_-) 「……仰られる意味がわかりませんが」

嘘です。本当はわかってます。
似た様な境遇、似た様な考え、恐らく僕と同じ様な理由で兄者さんもシフトに入っています。

でも……


135 :( ´_ゝ`)「新キャラ登場」(´<_` ) ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:20:47.41 ID:JGzYFlR60

( ´_ゝ`) 「俺がここにいないと、常日頃、俺に想いを抱いているょぅι゙ょがチョコを渡せないじゃないか」

その想いのベクトルは僕のそれと著しく違う方向に伸びています。
つーか、完全に犯罪です。

(*´_ゝ`) 「つい昨日だって、品出ししてたらぶつかってきたんだぜ、ょぅι゙ょ。大胆な求愛行動だよな」

それは単に走り回って遊んでいたら、たまたまぶつかっただけだと思います。
何と言うかポジティブシンキングですよね。

(´<_` ) 「寝言は寝て言え、兄者。キモ過ぎて目も当てられん」

(-_-) 「あれ、弟者さんも今日シフト入ってましたっけ?」

兄者さんそっくりのこの人は弟者さん。兄者さんの双子の弟さんです。
一見して見分けが付かないほど似てますが、弟者さんの方が物静かな雰囲気で、多少落ち着いて見えます。

(´<_` ) 「ああ、ヒッキー、お前も出勤か。いや、こんな日にコイツを1人にしておくと色々問題を起こしそうなんでね」

( ´_ゝ`) 「ハハハ、何を言うのかな、弟者君。俺は何もしないさ。何かしてくるのはむしろょぅι゙ょの方だろ」


137 :( ´_ゝ`)「新キャラ登場」(´<_` ) ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:22:35.80 ID:JGzYFlR60

(´<_` ) 「死ね。氏ねじゃなく死ね。鏡見て来い、鏡。その面で何を期待する」

弟者さんは、中々的確な理由でシフト入りされたようですが、鏡に関しては正直自爆だと思います。
初見の人二は見分けつかないぐらい似てますので。

( ´,_ゝ`) 「やれやれ、弟者は自分がモテないからって僻んじゃって……」

(´<_` ) 「兄者がモテてる所など、この生涯において見た事ないがな」

( ´_ゝ`) 「ならば見せてやろう。今日この場で、俺がょぅι゙ょにモテモテな様を!」

今日は兄者さんに子供が近付かないように見張っとかなきゃ駄目かなと思いました。
一応ここ、将来僕の店になる予定なんで、犯罪者は出したくありませんからね。

(´<_` ) 「だから寝言は寝て言えと。……大体、兄者は間違ってる!」


138 :( ´_ゝ`)「新キャラ登場」(´<_` ) ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:24:59.64 ID:JGzYFlR60

(´<_` ) 「女性を年齢で差別するな。ょぅι゙ょだろうが熟女だろうが、女性はすべからく愛すべきなのだと常日頃から言ってるだろ!」

あ、言い忘れてましたが弟者さんも変態です。幅広く。

(;-_-) (今日は2人から目を離せないな……)

・・・・
・・・

< ビロード宅 >

(*><) 「出来たんです!」

(゚、゚トソ 「随分と早かったですね……」

( <●><●>) 「今日は普段と気合の入り方が違うのはわかってます」

(゚、゚トソ 「……ちゃんと出来てますね。……珍しい」

(;><) 「珍しい!?」


142 :( ´_ゝ`)「新キャラ登場」(´<_` )→ビロードとバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:27:50.90 ID:JGzYFlR60

(゚、゚トソ 「あ、失礼、つい本音が」

( <●><●>) 「本音で話せるほど親しくなったのはわかってます」

(;><) 「そうなんですか!?」

(゚ー゚トソ 「まあ、それはともかく、よく出来ましたね。ここの所お勉強がんばってるみたいですね」

(*><) 「はいなんです!」
 チラッ
(*><)       □

( <●><●>) 「先生が持参された紙袋がずっと気になってるのはわかってます」

(゚、゚トソ 「ああ、そうでしたね。今日の授業が終わってからと思ってましたが、ここまで出来たのならいいですかね」

□⊂(゚、゚トソ 「はい、ビロード君とワカッテマス君、私達4人からのバレンタインのチョコです」

( ><) 「僕と……ワカッテマス君に……先生達4人……から……ですか……」

(゚、゚トソ 「?」

( <●><●>) (先生が男心を全くわかってないのはわかってます)


144 :ビロードとバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:29:16.72 ID:JGzYFlR60

(ヽ><)つ□ 「あ、ありがとなんです……」

(゚、゚トソ 「チョコ、嫌いでしたか?」

ヽ(;><)ノ 「そ、そんなことないんです! 嬉しいんです、わーい!」

(゚ー゚トソ 「それは良かったです。貞子の手作りですから味は保障しますよ。ワカッテマス君と仲良く分けて食べてくださいね」

( <●><●>) (追い討ちなのはわかってます)

(;><) 「はいなんです……」

・・・・
・・・

< ビロード宅 トソン帰宅後 >

( <●><●>) パクパク

(ヽ><) 「…………ハァ」

( <●><●>) 「ビロード、食べないのですか? さすが貞子さんが作っただけあって美味しいですよ、このチョコケーキ」

(ヽ><) 「…………フゥ」


145 :ビロードとバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:31:21.95 ID:JGzYFlR60

( <●><●>) パクパク

(ヽ><) 「…………ホゥ」

( <●><●>) 「ビロード、もらえただけマシだとは思えませんか?」

(ヽ><) 「……思えるんです。……でも」

( <●><●>) 「気持ちはわかりますよ。でも、今年はビロードじゃなくても駄目ですよ」

( ><) 「どういう事ですか?」

( <●><●>) 「……彼、ブーンがいませんからね。そういう行事ではしゃげないのでしょう」

( ><) 「……」

( <●><●>) 「本当なら1番渡したい人がいませんからね。もちろん、家族としてでしょうが、先生が今年は他に気を回せる
         余裕もないのは察してあげてください」

( ><) 「わかってるんです……」

( <●><●>) 「本当の勝負は彼が帰ってきてから、ビロードがもう少し大人になってからですよ」


150 :ビロードとバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:33:26.24 ID:JGzYFlR60

(*><) 「……そうですね。ブーン君が帰ってきてからが勝負なんです! ……という事で、僕にもケーキくださいなんです」

( <●><●>) 「もう全部食べてしまったのはわかってます」

(;><) 「ちょ、てめー! 何やってんのかわかんないんです!」

( <●><●>) 「ビロードが返事をしないからいらないのかと思って、つい……」

(#><) 「いらないわけねーだろが! 初めてお母さん以外からもらったバレンタインチョコをぉぉぉぉ!」

( <●><●>) 「著しくキャラ崩壊してるのはわかってます」

(#><) 「うるせーんです! 僕のチョコを返しやがれなんです!」

┐(<●><●>)┌ 「やれやれ、たかがチョコで大人気ない……」

(#><) 「たかがじゃねーよ、コンチクショぉぉぉぉ!!!」


∩( <●><●>) (まあ、ちゃんとビロードの分は残してますけどね)

・・・・
・・・


151 :ビロードとバレンタイン→ドクオとペニサスのバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:35:08.76 ID:JGzYFlR60

< 公園 >

△ ズドン!
□⊂('、`*川


□('A`)

('、`*川 「……うちは喫茶店だしさ、こういう日はイベント的にお客さんにチョコ配ったりすんのよ」

□('A`)

('、`*川 「今は夕方までの休憩時間。ちゃんと店は開けてるわよ」

□('A`)

('、`*川 「まあ、それでさ、お客さんに配る分、ちょっと作り過ぎちゃったからあんたにもお裾分けね」

□('A`)

('、`*川 「余りもんだから気にしなくていいから。……あんたがそういう事気にするようなタイプじゃないのは知ってるけど」

□('A`)


156 :ドクオとペニサスのバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:37:31.70 ID:JGzYFlR60

('、`*川 「じゃ、そういうわけだから、私はまた店を開けにもどるわね」

□('A`)

('、`*川 「……いつか、ちゃんと感想聞かせなさいよ。またね」

□('A`)

・・・・
・・・

□('A`) 「………………ハァ」

□('A`) 「どこが余りもんだよ……」

□('A`) 「どこをどう分量間違ったらこんだけ余るってんだ」

□('A`) 「つーかこんなもん客に出すなよ」

□('A`) 「こんなバカ甘いもん出してたら客減るってーの」

□('A`) 「………………ハァ」


158 :ドクオとペニサスのバレンタイン ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:39:21.11 ID:JGzYFlR60

□('A`;) 「これを1人で食うのか……」

□('A`) 「……ブーン帰って来ないかなぁ」

□('A`) 「……」

□('A`) 「……食うしかないか」

□('A`) 「やれやれ……水は用意しとくかな……」

□('A`) 「んじゃ……まあ、覚悟を決めてと……いただきます──」

パクッ

「……んだよ、ちっとはマシになってんじゃねーか……」

・・・・
・・・


161 :ドクオとペニサスのバレンタイン→恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:41:15.26 ID:JGzYFlR60

< 貞子宅 >

ノハ*゚听) 「チョコ美味いぞぉぉぉぉ!!!」

(゚、゚;トソ 「何ですか、この大量のチョコは……」

ζ(´ー`*ζ 「あれ、今日はバレンタインだよ? トソンちゃん、知らなかった?」

(゚、゚トソ 「それは知ってますよ。先程、家庭教師のついでにビロード君達に貞子のチョコケーキを渡してきましたし」

川ー川 「あ、渡してくれたんだ。出来れば感想聞いて欲しいかも。普段とは違う人からの意見も聞いてみたいし」

(゚、゚トソ 「ええ、次回にでも聞いておきますよ。美味しいとしか言われない気もしますが」

ミセ*゚ー゚)リ 「で、今日がバレンタインと知ってて何故ここにチョコがある事に疑問があるのかな?」

(゚、゚トソ 「何故って……」

ξ゚听)ξζ(゚ー゚*ζミセ*゚ー゚)リ川д川ノハ*゚听)    (゚、゚トソ


164 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:42:52.74 ID:JGzYFlR60

(゚、゚トソ 「ここにいるのは普通に考えたら全員渡す側ですよね?」

dζ(´ー`*ζ 「トソンちゃーん、今年は逆チョコって風習があるんだよ?」

ミセ*゚ー゚)リb 「すなわち、我々がもらう側でもおかしくないんだな、これが」

(゚、゚トソ 「なるほど。……ではこれらはどこぞやの男性からもらってきた物なのですか?」

ξ--)ξζ(゚−゚ ζミセ ゚−゚)リ川;ー川ノハ*゚听)

ζ(゚−゚ ζ 「ミセリちゃんと貞ちゃんからー」

ミセ ゚−゚)リ 「デレと貞ちゃんからー」

川;ー川 「あはは、そんな感じだねー」

(-、-トソ 「なるほど……」

ξ--)ξ 「予想は出来た話よね……」


165 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:45:19.39 ID:JGzYFlR60

(゚、゚トソ 「そういう風習は初耳でしたが、デレ辺りは性格さえ知られてなければ外見に騙された男性が
      持ってきてもおかしくはない気もしますが」

ζ(´ー`*ζ 「ウフフ、さらっとヒドい事言われた気もするー」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、その辺は察しなさいな。いい加減バレてるって」

ζ(´ー`*ζ 「フォローなーし」

(゚、゚トソ 「まあ、どうでもいいですけど。製菓会社の露骨な思惑に乗せられるのもどうかと思いますしね」

川д川 「バレンタイン自体がそうだけどね。取り敢えず、イベントとして楽しむ分にはいいんじゃないかな」

(゚、゚トソ 「3人とも、渡す当てはないのですか?」

ミセ*゚ー)「「……」」(ー`*ζ

ミセ*゚ー゚)リ「「トソン(ちゃん)、あげるー」」ζ(´ー`*ζ
 _, ,_
(-、-トソ 「……いらないとまでは言いませんが、それでは最初と変わってないじゃないですか」

川д川 「いわゆる、友チョコというやつだね。あ、トソンちゃんもチョコケーキ食べてね」



167 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:47:33.75 ID:JGzYFlR60

(゚、゚トソ 「ありがとう、貞子、いただきますよ」

ミセ*゚ー゚)リb 「んで、トソンは私らにはくれないのかな?」

(-、-トソ 「……今年は誰にも渡す予定はないって言ってませんでしたっけ?」

ミセ;゚−゚)リ 「あ、悪い……」

(゚ー゚トソ 「気にしなくていいですよ。渡しませんがもらいはしますので。というわけでこのチョコはいただきますね」

ξ゚听)ξ 「あ、コーヒー淹れよっか?」

ノハ*゚听) 「チョコいっぱい食べれて、バレンタイン最高だぁぁぁぁ!」

ζ(゚ー゚*ζ 「で、貞ちゃんは誰かに渡さないの?」

川;д川 「え、何で急に私に!?」

ミセ*゚ー゚)リ 「だって答えたの私とデレだけじゃん」


170 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:49:02.29 ID:JGzYFlR60

川;д川 「に、似た様なものだよ。私もトソンちゃんと……」

ξ*゚听)ξミセ*゚ー゚)リ「「「……と?」」」ζ(´ー`*ζ

川;д川 「と……と……と、所で急に思い出したんだけど、そういえば男性からもらったチョコあったよ、私達にって」

ミセ*゚∀゚)リ「「マジで!? 誰から?」」ζ(´∀`*ζ

川;д川 「あ、これなんだけど……」


\´・ω・`/


ミセ ゚−゚)リ「「ああ……」」ζ(゚−゚ ζ

ξ--)ξ 「予想は出来た話よね……」

・・・・
・・・


171 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:51:15.89 ID:JGzYFlR60

< スーパー小森 >

(*´_ゝ`) 「フヒヒ、あのょぅι゙ょ、さっきからこっちをじっと見てるな。あれは俺に渡すチャンスを伺ってると見た」

(´<_` ) 「またバカな事を言ってるな、兄者よ。そんなわけないだろ、常識的に考えて。 あれは俺の方を見てるんだよ」

(;-_-) 「……」

はい、再びスーパー小森のヒッキーです。
今の所、何とか犯罪者を出さずに済んでますが、色々とギリギリで紙一重な感じです。

兄者さんが小さなお子さんを付け回したり、弟者さんがわざとらしく女の子の前で品物を落としたりと、
挙動不審の店員を2名抱えてのお仕事は、正直な話──

(;-_-) 「しんどいなぁ……」

人目をはばからずそうつぶやいてしまうほど疲れます。

おまけに兄者さんに小さな子供が近付かないように目を光らせていると、子供の親から僕が不審者を見る目で見られる始末。
ああ、もう、誰だよバレンタインなんて作ったやつは。責任者出て来い。


173 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:53:07.26 ID:JGzYFlR60

どうせ僕には一生関係ない日なんだよ、コンチクショー。
バレンタインなんか無くなってしまえ。

ノパ听)

(-_-) 「あれ……、この子……」

どこかで見た覚えがある気はするけど、今はそんなことより……

ノパ听)      (*´_ゝ`)

兄者さんがこの子に気付く前に避難させないと。

(-_-) 「ねえ、君、そこにいると危険だからこっちにおいで」

スーパーの中で危険とか何なんだよと思いつつも、防犯のため、お店のため、多少の不条理には目を瞑る事にする。

ノパ听)ヽ 「?」

そうそう、君だよ君、そこの可愛い赤毛の子。
……いや、僕はそういう疾しい気持ちはないからね? あくまで防犯の──


176 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:55:59.44 ID:JGzYFlR60

ノパ听) 「知らない人に付いてっちゃダメなんだぞー」

うん、良い子だ。綺麗に正論を返されました。
これなら放って置いても兄者さんに近付く事は……いや、向こうから近付いて来るんだし、正論の通じる方でもないんでやっぱり
何かしら対処が必要なんだよね。

(;-_-) 「い、いや、決して怪しいものじゃなくてね、ほら、ここのお店の人で……」

ノパ听) 「……」

怪しい人は自分で怪しくないと言う法則。何とも怪しい者を見る目で見られてるね。
しょうがない、またバレンタインだからと言ってチョコを渡して惹き付けるしかないか。

しかし、今日だけで子供に何個チョコを配ったんだろ?
全部自腹ですよ?

充実してんな、僕のバレンタイン。逆チョコ万歳。

(;-_-) 「いや、今日はバレンタインだからね、チョコを配ってるんだよ。ほら、これ、いらないかな?」

ノハ*゚听) 「チョコか? くれるのか?」


178 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/02/28(土) 23:58:05.29 ID:JGzYFlR60

お、食い付いてくれたね。良かった良かった。
でも、僕だから良いものを、外でこんなこと言われても付いてっちゃ駄目だからね?

あー、可愛いな、チョコ出したら目をキラキラさせてるよ、この子。
……ん? そう言えばこの子ってひょっとして。

( ´_ゝ`) 「なあ、ヒッキー」

(;-_-) 「ひゃい!?」

ヤバい、いつの間にか兄者さんがこっちを向いてた。
完璧にこの子の存在に気付かれた。

かくなる上は緊急避難、この子を店外に逃がすしか──

( ´_ゝ`) 「ちょっと倉庫まで品物のチェックに行くからさ、何かあったら呼んでくれ。30分ほどで戻るから」

(;-_-) 「うぇ?」

( ´_ゝ`) 「……ん? どうかしたか? 聞こえなかったか?」

(;-_-) 「い、いえ、聞こえました。ごゆっくりー」


180 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:00:02.87 ID:oN9yUiCl0

兄者さんは僕の足元にいる赤毛の子に目もくれず歩いて行かれました。
どういうことだ?

(;-_-) 「兄者さん、目悪かったっけ……?」

視力は確か良かった気がするけど……。
以前、300m先の幼女を見分けられるとか何とか言ってたし。

何にせよ、難は逃れられたらしい。一安心だ。

ノハ*゚听) 「なー、チョコはー?」

(-_-) 「ああ、はいはい、ごめんね、これを──」

川;д川 「ヒートちゃん!」

……思い出した。この子、貞子さんといっしょにいた子じゃん。

この場面はどう見られるのだろう?
子供をかどわかそうとする怪しい男の図?

店のフェアで配ってるわけでもないもんな、このチョコ。
他の店員に確かめられたら一発でバレるね。


182 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:02:31.67 ID:oN9yUiCl0

この場面でもっとも正しい選択肢はどれだ?

ノハ*゚听) 「この人がチョコくれるって言ったぞー」

うん、選択肢とか出る前に潰してくれたね。
これがあれかな、4択を3択にしてくれたりするイベントアイテムかな?

クイズゲームならまだしも、現実世界で選べる選択肢が減るってあんまり良くないイベントだね。試験を除く。

川д川 「あ、小森さん、こんにちは」

(;-_-) 「こ、こんにちは、貞子さん。えっとですね、これは……」

以前は金輪さんと呼んでたんだけど、名字が堅苦しいからと名前で呼んでくれるように頼まれました。
何となく親しさアップで願ったり叶ったりでしたが、誰にでもそう言ってるらしいのでそれほどでもなかったり。

川ー川 「チョコ……、バレンタインですか? いわゆる逆チョコですね」

次のセリフを考えてる間、軽く現実逃避していると、貞子さんが勝手に僕の解答を選んでてくれた。
ありがとう、製菓会社。逆チョコ万歳。


183 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:05:02.97 ID:oN9yUiCl0

(;-_-) 「そ、そんなとこです。お客様への感謝を込めて。まあ、自腹でやってますので小さい女の子限定ですが」

そして余計な事まで言ってしまう僕。
いや、これはこれでいいはずだ。下手にウソをつくとバレた時が取り返しも付かない。

小さい女の子限定とか言うと、完全に兄者さんの同類みたいで怪しい事この上ないけど、イベント的には間違ってないはず。

川д川 「そうなんですか……」

(;-_-) 「もちろん、既製品で質的には問題も無く、そんな高いものでもないですから──」

川ー川 「なるほど、将来のお客さんの確保のための営業戦略ですね」

(;-_-) 「そ、そんなとこです──って、あ、それは内緒って事で……」

よし、貞子さんすごく良い方向で誤解してくれた。
それにしても、さすが貞子さん、考える事が綺麗だなー。

川ー川 「そうですね、それは内緒ですね」

(-_-) 「ええ、内緒でお願いします。これはただのサービスですよ、って事で、はい、どうぞ」


188 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:08:02.92 ID:oN9yUiCl0

ノハ*゚听)つ□ 「ありがとー」

川*д川つ□ 「え、私もですか?」

(*-_-) 「サービスです。口止め料も込みで」

はい、ウソです。気持ち的には本命です。
てか、逆チョコ、兄者さん対策でその存在に気付いたけど、よく考えたら貞子さんにこっちから渡しても良かったんじゃないか。

まあ、用意してたとしても渡さないか渡せないかのどっちかだっただろうけど。
そんな勇気もないし、この関係が壊れるのも怖いしで……。

川*ー川 「ありがとうございます。……あ、そうだ、これ、よろしかったら」

(*-_-)つ□ 「こ、これは」

川*ー川 「普段お世話になってますので、お口に合うかわかりませんがチョコクッキーです」

(*-_-) 「ああああああ、あwせdrftgyふじこlpあああありがとうごじまるす」

イエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェス!!!!!!
ウソ、いやウソじゃない、でもウソみたいで、でもウソじゃなくて、ホントにウソみたいな、でもウソじゃなく、やっぱりウソみたいな──


192 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:09:28.58 ID:oN9yUiCl0

川;д川 「だ、大丈夫ですか? 所々異音が……」

(*-_-) 「だだだだだ、大丈夫です。全然平気です。大丈夫ですったら大丈夫です」

義理? そんな事はわかってる。
そんな事関係なく、貞子さんからもらえた事が嬉しいんだよ、コンチクショーめ。
何だって最初は友達からだ、義理上等。バレンタイン万歳。ありがとう、製菓会社、来月から取引量増やすよ。そんな権限ないけど。

(*-_-) 「その、家族以外からもらったのは初めてだったので、少し驚きまして……」

川*ー川 「そ、そうだったんですか。あんまり大げさに考えないでくださいね。感謝の気持ちですから」

(*-_-) 「はい、一生の宝物です。大事にしますね」

川;ー川 「いえ、食べて頂いた方がいいかなと思いますが……」

(*-_-) 「ええ、わかってます。わかってますとも。三日三晩礼賛して、味わって頂きます」

川;ー川 「えっと、普通に──」

棚|、゚トソ


200 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:11:09.50 ID:oN9yUiCl0

川;д川 「!」

棚|、゚トソ 「!」

川;д川 「……えっと」
コソコソ
棚|トソ

川;д川 「いや、それ隠れ切れてないから……」  ...(-_-) コソコソ

棚|\(゚、゚トソ 「すみません、邪魔するつもりはありませんでしたが、何か面白そうだったので、つい……」

川;д川 「どの辺から見てたの?」

(゚、゚トソ 「ついさっきですよ。“こんにちは”の辺りからです」

川;д川 「うん、一部始終見てたんだね……。別に普通に声掛けてくれればよかったのに……」

(゚ー゚トソ 「いえいえ、お邪魔でしょうし」

川;д川 「だから、そういうのじゃないって。前に話したじゃない、いつもオススメ教えてくれる親切な店員さん──」


203 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:13:56.32 ID:oN9yUiCl0

川;д川 「あれ? 小森さん?」

ノパ听)つ 「あっちでお仕事してるぞー」

川;д川 「ああ、仕事中だよね。あんまり引き止めちゃまずいか」

川;д川 「そ、そういう事だから、別にそんな他意があったわけじゃなくて感謝の──」

(^ー^トソ 「ええ、わかってますよ」

川;д川 (絶対何か誤解してるよね……)

川;д川 「ミセリちゃん達には内緒ね。(話が大袈裟になるから)」

(゚ー゚トソ 「はいはい」

川;ー川 「……」

川д川 「……あれ、トソンちゃんは買い物? 帰ったとばっかり思ってたけど」

(゚、゚トソ 「ええ、買い忘れがあったので」


205 :恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜→板チョコ ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:15:20.90 ID:oN9yUiCl0

川д川 「……板チョコ?」

(゚、゚トソ 「お茶請けです」

川д川 「さっき食べたのに、またチョコ?」

(-、-トソ 「ええ、今日頂いて、たまにはチョコも良いなと思っただけですよ」

・・・・
・・・

< トソン宅 >

┌∩ コポコポコポ
.U□ (゚、゚トソ

 スッ…コトン
~U⊂(゚、゚トソつU~

ガサゴソ
(゚、゚トソ


209 :板チョコ ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:17:18.92 ID:oN9yUiCl0

サッ
□(゚、゚トソ

パキン
日(゚、゚トソ

~Uロ  ~Uロ (゚、゚トソ 「……」

ズズー…
U(-、-トソ

(゚、゚トソ 「ブーン……待ってますからね……」

(゚ー゚トソ 「帰ってきたら、いっしょにチョコを食べましょう」


 − 恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜 おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


214 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:19:57.15 ID:oN9yUiCl0

< るん雲 雲居の間 >

ζ(´ー`*ζ 「あれ? ぽろりは?」
ポロリ
(゚、゚トソ 「多分、同時刻にまた何かやらかしたシャキンさんの首がぽろりと落ちてましたよ」

(;`・ω・´) 「落ちてないから! そんな事ぽろりと言われても……」

*(‘‘)* 「こんちはですよ」

/ ゚、。 /  「たのもう……」

(゚、゚トソ 「こんにちは、先輩方。わざわざご足労どうもです」

(〃^ω^)ノ 「お! ヘリカル、ダイオード、ただいまでおいすーだお!」

*(*‘‘)* 「おお、無事で帰ってきやがりましたか。さすが私が見込んだだけあるですよ」

⊂/*゚、。 /  「おかえり……ブーン……いい子いい子」

ノハ*゚听) 「ブーン、続きやるぞー」


217 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:21:13.32 ID:oN9yUiCl0

(^ω^ ) 「お! わかったお!」

ノハ*゚听)つ 「ずいずいずっころばしごまみそずい♪」

ξ*゚听)ξつ 「ちゃつぼにおわれてどっぴんしゃん♪」

(〃^ω^)つ 「ぬけたーらどんどこしょ♪」

(゚、゚トソ 「あら?」

ζ(゚ー゚*ζ 「ん? どうしたの?」

(゚、゚トソ 「いえ、ブーン達が歌ってる歌、随分懐かしい歌だなと……」

川д川 「そう言えばそうだね。トソンちゃんが教えたんじゃないの?」

(゚、゚トソ 「ええ、私ではありません」

ζ(゚ー゚*ζ 「私も違うから、ミセリちゃんじゃないの?」


219 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:23:02.64 ID:oN9yUiCl0

ミセ;゚д゚)リ 「いや、だからお酒は止めましょうって!」

*(‘‘)* 「何で宴会の席で酒がねーんですか? おかしいですよ?」

/ ゚、。 /  「酒が飲める……飲めるぞ……酒が飲めるぞ……」

ζ(゚ぺ*ζ 「何か揉めてるね?」

(゚、゚トソ 「お酒ですか? でぃさんに頼んで来ましょうか?」

ミセ;゚д゚)リ 「来なくていいから!」

*(‘‘)* 「何ですか、お前は? 何でそんなに必死なんですか?」

/ ゚、。 /  「酒は……飲んでも……呑まれるな」

川;ー川 「ええ……」


ξ*゚听)ξノハ*゚听)(〃^ω^)「「「いどのまわりでおちゃわんかいたのだーれだ♪」」」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


223 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:25:05.86 ID:oN9yUiCl0

< 荒巻宅 ○年前 >

( ^ω^) 「じゃーんけん──」

(〃^ω^) 「お!」
 つ ⊂

/ ,' 3  「……ん?」

( ^ω^) 「あーいこで──」

(^ω^〃) 「お!」
 つ ⊂

/ ,' 3  「……」

( ^ω^) 「あーいこで──」

(〃^ω^) 「お!」
 つ ⊂


225 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:26:35.17 ID:oN9yUiCl0

/ ,' 3  「……これ、ブーンよ、何をしておるのじゃ?」

(〃^ω^) 「お! あらまき、おはよーだお!」

/ ,' 3  「うむ、おはよう、ブーン。……で、それはじゃんけんかの?」

( ^ω^) 「お! そうだお。昨日、あらまきに教えてもらったお!」

/ ,' 3  「確かに教えたが、それは1人でやるもんじゃないぞ?」

( ^ω^) 「おー……? そうなのかお? 中々勝てなくて終わんないお」

/ ,' 3  「……どっちの手が勝てばブーンの勝ちなんじゃ?」

( ^ω^) 「お……?」
 つ ⊂

( ^ω^) 「わからんお!」

/ ,' 3  「……どれ、ワシが相手をしてやろう」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「ホントかお!? じゃんけんするお!」

・・・・
・・・


227 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:28:21.00 ID:oN9yUiCl0

< 荒巻宅付近 海岸 夜 >

(〃^ω^) 「おー……」

/ ,' 3  「海はどうじゃ、初めて見たじゃろ?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「うんお! 初めてだお! うらしまたろーで聞いたお!」

/ ,' 3  「そうじゃ、その海じゃ。夜の海は入ると危険じゃから、ワシの側におるんじゃぞ?」

( ^ω^) 「お! わかったお!」

(;^ω^) 「でも、あらまき、お外歩いて大丈夫なのかお?」

/ ,' 3  「なーに、ちょっと歩く程度なら大丈夫じゃて。それに今日はすこぶる調子が良い」

(;^ω^) 「お……、でも……」

/ ,' 3  「約束したじゃろ? ブーンがじゃんけんに勝ったらお外に連れてってやると? 約束は守らねばならんよ。
     ブーンもちゃんと、約束したら守るんじゃぞ?」


231 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:30:22.10 ID:oN9yUiCl0

( ^ω^) 「お! わかったお! 約束したらちゃんと守るお!」

/ ,' 3  「うむ、良い返事じゃ。さあ、今は散歩を楽しもうて」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お散歩だおー! お外、広いお! 面白いお!」

/ ,' 3  「いつかブーンも旅に出るなら、もっともっと広い世界を見るじゃろうて」

( ^ω^) 「おー。ピューンって飛んでいっぱいいっぱい見るお! 世界は広いんだお!」

/ ,' 3  「うむ、その意気じゃて」

(〃^ω^) 「でも、世界をいっぱい、いーっぱいみたら、ちゃんとあらまきのとこに帰ってくるお! 約束だお!」

/ ,' 3  「……そうじゃな、約束じゃ。ちゃんと帰ってきたら、また散歩に行こうな」

(〃^ω^) 「お! 今度はお昼にお散歩するお! 青いお空にお日さまだお!」

/ ,' 3  「うむ、それも良いな。じゃが、夜は夜でお星様が綺麗じゃぞ? ほれ」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー! お空がいっぱいピカピカだおー!」


233 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:32:20.51 ID:oN9yUiCl0

/ ,' 3  「あれがお星様じゃ。ブーンは夜はすぐ寝てしまうからの。見た事なかったかの?」

(〃^ω^) 「おー! お星さま、はじめましてだお!」

ザッザッザ...

/ ,' 3  「……」

( ^ω^) 「おー! 砂浜って歩くと違う音がするおー」

ザッザッザ...

/ ,' 3  「……」

( ^ω^) 「お! 海がキラキラしてるお! 海にもお星さまだお!」

ザッザッザ...

/ ,' 3  「……」

(〃^ω^) 「おー! お外ってすごいおー!」


237 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:35:23.54 ID:oN9yUiCl0

/ ,' 3  「ブーンよ……お散歩は楽しいかの?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「すっごく楽しいおー! あらまき、ありがとだお!」

/ ,' 3  (……外の世界を知ってしまえば、ブーンの夢への気持ちは高まるかもしれんとは思っておった)

(〃^ω^) 「おー!」

/ ,' 3  (……ワシはずっとこの日常が続けば良いと願っておる)

(〃^ω^)ノ○ 「お? おー!」

/ ,' 3  (じゃが……)

⊂二二(〃^ω^)二⊃ 「ブーン」

/ ,' 3  (じゃが……、いつかは旅立ってしまうのじゃろうな……)

⊂二二(〃^ω^)二⊃ 「ブーン! ブーン!」

/ ,' 3  「これ、ブーンよ、あまりはしゃぐと転ぶぞ?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! わかってるお! 大丈夫──」


241 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:37:28.53 ID:oN9yUiCl0
 コケッ
( ノ>ω<)ノ オッ!

/ ,' 3  「ほれみい……」

(〃^ω^)ヾ 「おー……、ちょっと失敗しちゃったお」

/ ,' 3  「さて、そろそろ戻るかの」

( ^ω^) 「お、わかったお」

/ ,' 3  「すまんの、ワシが元気ならもうちょっと遊ばせてやれるのじゃが」

( ^ω^) 「お! お散歩はまた今度来るお。またじゃんけんしたりしてお家で遊ぶお」

/ ,' 3  「そうじゃな、家で遊ぼうな。じゃんけん以外もまだまだいっぱい遊び方はあるしの」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「ホントかお! どんなのがあるんだお? 教えてお!」

/ ,' 3  「ふむ、例えばじゃな、こう手をこういう風に握って」

(〃^ω^)つ 「お!」

/ ,' 3  「ずいずいずっころばしごまみそずい♪」


244 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:39:37.27 ID:oN9yUiCl0

(〃^ω^)つ 「ずいずいずいずい♪」

/ ,' 3  「ずっころばしじゃ、歌えておらんぞ?」

(〃^ω^)つ 「お! 間違ったお」

/ ,' 3  「フフフ……」

(〃^ω^)ヾ 「おっおっお」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

< るん雲 雲居の間 >

ノハ*゚听)(〃^ω^)「ツンがオニだ(お)ー!」

ξ*゚听)ξ 「またアタシ? 何かインチキしてない?」

ノハ*゚听) 「してないぞぉぉぉぉ!」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「ツンの負けだおー」


246 :例えば、こんな日常を君と ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:41:13.58 ID:oN9yUiCl0

(゚、゚トソ 「楽しそうですね」

川ー川 「ヒートちゃんもブーンちゃんが帰ってきてホント嬉しそう」

ζ(゚ー゚*ζ 「ツンちゃんもだねー。子供は無邪気でかわいいね」

ミセ;゚ー゚)リ 「こっちにゃ、かわいくない子供がいますけどね」

*(#‘‘)* 「あぁん? 今何つった、このパセリ頭?」


/ ゚、。 /  「私も……混ぜてもらう」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! ダイオードもやるかお! ずいずいずいずい! 楽しいお!」


 − 例えば、こんな日常を君と おしまい − 


248 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:42:47.79 ID:oN9yUiCl0

< るん雲 雲居の間 >

ハハ ロ -ロ)ハ 「やあ、賑やかだね」

(〃^ω^) 「お! ハロー、ただいまだお!」

ハハ*ロ -ロ)ハ 「おかえり、ブーン、会いたかったよ」

(゚、゚トソ 「こんにちは。お忙しいとのお話でしたが?」
つ^ω^) オッ?

ハハ*ロ -ロ)ハつ 「ブーンが帰ってきたんだ。何を置いても会いに来るさ」

(〃^ω^) 「お! そうだお、ハロー、明日いっしょにあらまきのお墓行くお! あらまきにただいまって言うお」

ハハ ロ -ロ)ハ 「……ああ、そうしてくれると有難い。おじいちゃんはきっと大喜びだよ」

ζ(゚ー゚*ζ 「お仕事は大丈夫なんですか?」

ハハ ロ -ロ)ハ 「元々自由業のようなもんだからね、大丈夫さ」

川;д川 「大学の準教授は自由業じゃないと思われますが……」


249 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:44:49.28 ID:oN9yUiCl0

ハハ ロ -ロ)ハ 「授業がないから君らもここにいるんだろ? この辺の大学はどこも似たようなスケジュールだよ」

・・・・
・・・

< VIP大学 同時刻 >

( ゚д゚ ) 「今の時期は割と忙しいな」

( ゚д゚ ) 「入試で大学自体を空けなきゃならん場合もあるから、学生は休みかもしれんが、教官はテストの採点やらあり、
      決して暇ではないと言っておく」

( ゚д゚ ) 「……」

( ゚д゚ ) 「どうしても出番が作れなかったから無理やり入り込んだような気もするけど、まあ、ドンマイだな……」

( ゚д゚ ) 「……さて、仕事仕事」

・・・・
・・・


251 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:46:11.74 ID:oN9yUiCl0

< るん雲 雲居の間 >

(゚、゚トソ 「あ、ハローさん、例の写真は……」

ハハ ロ -ロ)ハ 「もちろん持って来てあるさ。帰りに渡すよ。……でも、良いのかい?」

(゚、゚トソ 「良いも悪いもないですよ。あの方がいて、ブーンがいるわけですから。それに──」

(゚ー゚トソ 「ブーンが、旅から帰ってきたらいっしょに暮らすと約束してたんですからね」

ハハ ロ -ロ)ハ 「……そうだったね。ありがとう、おじいちゃんに代わって礼を言うよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「何の話?」

(゚、゚トソ 「後で話しますよ」

*(‘‘)* 「おお、ハロー先生じゃねーですか。取り敢えず駆けつけ3杯ですよ」

Uヽ/ ゚、。 /  「ちーっす……」


254 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:48:33.12 ID:oN9yUiCl0

ζ(゚ー゚*ζ 「あれ、お酒?」

ミセ;゚ー゚)リ 「押し切られたよ……」

川;д川 「ミセリちゃん……」

ミセ;゚ー゚)リ 「うん、わかってる」

ミセ;゚ー゚)リ((あの2人には飲ませないように阻止せねば……))川;д川  (´;ω;`)

*(‘‘)*U 「ほれ、お前らも飲むですよ。あ、チビ共は駄目ですからね?」

U(゚、゚トソ 「あまり苦いお酒は好みではないのですが」

Uζ(゚ー゚*ζ 「前に貞ちゃんが作ってくれたカクテルは美味しかったなー」

ミセ;゚д゚)リ 「言ってる側から飲んでやがるぅぅぅぅ!」

/ ゚、。 /  「む……貞……カクテル作れるのか?」

川д川 「作れるという程の物では……。レシピ見て混ぜてるだけです」


256 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:50:41.84 ID:oN9yUiCl0

(*`・ω・´) 「フフフ、僕の出番のようだね。ハニー達はどんなカクテルがお好みかな?」

ミセ*゚ー゚)リ 「シャキンさん、カクテル作れるんですか?」

(*`・ω・´)b 「料理人の嗜みだよ。若い頃にちょっとね」

・・・・
・・・

(;`・ω・´) 「僕のカクテルとの出会いやらカクテル論やら作る過程やら一切合切省略された件」

(゚、゚トソ 「お酒は詳しくないので、あんまり書くとボロが出るんですよ」

川;д川 「今日はホントにフリーダムな発言が目立つよね……」

ミセ*゚ー゚)リつU 「ほれ、トソン、お前にはこれ」

U⊂(゚、゚トソ 「どうも。これ、カルアミルクですか?」


258 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:52:39.75 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リb 「おう、カルアミルク、アルコール抜きだ」

(゚、゚;トソ 「それはコーヒー牛乳と言いませんか?」

川д川つU 「デレちゃんはこっちね」

U⊂ζ(´ー`*ζ 「真っ黒ー。カルアじゃないの?」

/ ゚、。 /  「それは……しょうゆです……」

    ブーッ!
’。・.ζ(´ε`;ζ

ξ;゚听)ξ 「何やってんのよ……」

(〃^ω^) 「コーヒー牛乳美味しいお」

ノパ听) 「コーラも美味いぞぉぉぉぉ!」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


260 :トソン体だけ幼女化 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:53:56.12 ID:oN9yUiCl0

< トソン宅 >

∩(゚、゚*トソン∩ 「……」

おはようございます、都村トソンです。
朝起きたら、小学校低学年ぐらいの女の子になっていました。

何とも脈絡のない話ですね。
本来ならもう少し慌てるべきなのでしょうが、どうせ夢だろうから、このまま流れるに任せてみようかと思います。

取り敢えず、こういうお題を出す人は、幼女化したAAも考えてくれるべきだと思いました。

(゚、゚*トソン 「色々考えて断念したので頬だけ変えてます。(゚、゚トンこれだと別人でしたので」

さて、ここは自分の部屋のようですが、この姿を見たブーンはどういう反応をするでしょうか?
一見しただけでは私とはわからないかもしれませんね。

(゚、゚*トソン 「ブーンはまだ寝てるのですかね……」

「……お?」

(゚、゚*トソン 「あ、ブーン、おは──」


262 :トソン体だけ幼女化→ブーンとトソンの身長が逆転 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:55:21.00 ID:oN9yUiCl0

(〃うω`) 「おはよーだお、トソン」

(゚д゚*トソン 「デカっ!」

( ^ω^) 「お? どうしたんだお?」

何という事でしょう、明らかに私とブーンの身長が逆転しています(お題通り)。
1行AAでは全くわかりませんが、どうみてもブーンが大きくなっています。

ですが──

(〃^ω^) 「お? 寝ぼけちゃったかお?」

頭身は変わってないので巨大な着ぐるみですね、ええ……。

(゚、゚*トソン 「しかし、これはこれで……」

( ^ω^) 「お?」
  オッ!
 (〃^ω^) ムギュゥー
⊂    ((゚、゚*トソン 「ラブリーですね」

・・・・
・・・
─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


265 :ブーンとトソンの身長が逆転 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:56:42.92 ID:oN9yUiCl0

< るん雲 雲居の間 >

d(゚、゚*トソ 「……といった感じの夢を見たんですよ」

川;д川 「明晰夢にしても冷静過ぎだね」

( 、 *トソ 「……散々夢は見て来ましたからね」

ミセ;゚ー゚)リ 「今までに見てきた夢の内容は敢えて聞かないことにするわ……」

dζ(´ー`*ζ 「ちなみに、トソンちゃんは今は幼女じゃなくてほろ酔い加減です」

(゚、゚*トソ 「その、夢に関しては1つ気になる事があるんですけどね」

川д川 「気になる事?」

(゚、゚*トソ 「私はそんなに寝てる間に夢を見るような子供じゃなかったと思うんです。もしくは見ても覚えてない」

川д川 「……ええっと、それは──」

ζ(´ー`*ζ 「私は昔からよく見たよー。今もよく見るよー」


267 :ブーンとトソンの身長が逆転 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 00:58:57.76 ID:oN9yUiCl0

(゚、゚*トソ 「貞子はどうですか?」

川д川 「そう言われると、昔より見るようになった気も……」

ミセ*゚ー゚)リ 「それってつまり……」

ξ゚听)ξ 「どうなのかしらね? そんな事に疑問を持った人間は初めてだからよくわからないわ」

(゚、゚*トソ 「まあ、ぶっちゃけ、本編でこのお話の事言い忘れてましたから今更なんですけどね」

ノハ*゚听) 「わからんぞー」

(〃^ω^) 「お? 夢面白いお! 自由にお空を飛べる夢見た時はすごっく楽しかったお!」

(゚、゚*トソ 「真相はわからずですか……」

ξ゚听)ξ 「まあ、わかった所で、アタシらが意図的にそれを出来てるわけじゃないんだし、内容も然りよ」

川д川 「そうだね。面白い夢が見れたらラッキーぐらいに考えておくべきかな」

ミセ*゚ー゚)リb 「じゃあ、ちょっと試してみるから、今度私にブーンちゃん達貸してよ」

川д川「「「だが断る」」」ζ(´ー`*ζ(゚、゚*トソ


269 :ブーンとトソンの身長が逆転 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:00:48.35 ID:oN9yUiCl0

ミセ;゚д゚)リ 「ちぃ、ケチくされ共め……」

ハハ ロ -ロ)ハ 「しかし、もし見たい夢を見せる事が出来るのなら本当に面白いな」

ξ--)ξ 「まあ、何の損も益もないだろうけどね、夢なんだし」

ミセ*゚ー゚)リb 「ちなみに、見れたとしたらどんな夢見てみたい?」

*(*‘‘)*。o○(一攫千金。*(‘‘)*帝国建国)

/*゚、。 /。o○(ちっこくていっぱいなものに/*゚、。 /囲まれる)

(*´・ω・`)。o○((饅・ω・`)が大ヒットでモ○ドセレクション金賞受賞)

(*`・ω・´) 「若い女の子とにゃんにゃん、うふふ」

ハハ*ロ -ロ)ハ。o○(夢見が自分の所にも来てくれるとか、ブーンが自分のとこに来てくれるとか、ツンが(ry)

ζ(´ー`*ζ 「皆急に黙っちゃったね」

(゚、゚*トソ 「約1名以外は」

(#^;;-^) 「シャキン、ちょっと表へ出よっか?」


272 :ブーンとトソンの身長が逆転 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:03:22.27 ID:oN9yUiCl0

ノハ*゚听) 「私は最強になる夢を見たいぞぉぉぉぉ!」

ξ゚听)ξ 「それはそっちの夢じゃなくて現実の方で叶えなさいよ……」

ミセ;゚ー゚)リ 「目下、最大の壁がそれを言うんだ……」

ζ(´ー`*ζ 「ツンちゃんはー?」

ξ--)ξ 「別に……。夢は間に合ってるわよ」

ζ(´д`*ζ 「ええー? じゃあ、枕の下の本は──」

ヨケイナコトイウナッ! バキッ!
ξ*゚听)ξつ#)д`*ζ ウヘァ!

(〃^ω^) 「僕はおっきくなりたいお! トソンよりおっきくなって、重いもの持ったり、お手伝いするんだお!」

(゚ー゚*トソ 「ありがとう、ブーン。でも、ブーンは今のままでいいですよ」

 オッ!   ムギュゥ
(〃^ω^((゚ー゚*トソ 「やっぱりお腹より、頬っぺたの方がいいですからね」


 − トソン体だけ幼女化&ブーンとトソンの身長が逆転 おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


275 :立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:05:33.09 ID:oN9yUiCl0

d(゚、゚トソン 「ここでちょっと特別章のさらに特別編。いわゆるifの世界で本編とは全く別のお話です」

ミセ*゚ー゚)リb 「ぶっちゃけ、本編から入ると色々面倒な事になるので完全に切り離しました」

d(゚、゚トソン 「主に書き手の頭が面倒な事になります。夢のお話とでも思ってくだされば幸いです」

ζ(´ー`*ζ 「思い付かねっス」

ミセ*゚ー゚)リb 「そういった次第ですので、ご了承ください」

d(゚、゚トソン 「内容はお題通り。ブーン達3人と私達3人が入れ替わっていたらどうなっていたか見てみましょう」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

< ブーン宅 出会いの場面 >

( ^ω^) 「……取り敢えずは最低限、寝られる程度には片付けないとダメだおね」

( ^ω^) 「カーテンはどれだったかお……? どのダンボールに入って──」

( ^ω^) 「……お?」


277 :立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:07:04.68 ID:oN9yUiCl0

(゚、゚トソン 「こんにちは、都村トソンと申します。勝手にお邪魔致してすみませんが、こちらも不可抗力と言いますか、気付いたら
      こちらにいまして、前後の経緯がわからない始末です。さらに悪い事に、私は自分が何者かわからず、証明する手立ても
      ありません。どうやら記憶の混濁があるようで、いわゆる記憶喪失と言い切ってしまっても良いかもしれません。
      今わかる事は自分の名前と、どうやら自分には成すべき事があったようなのですが、勝手にお邪魔をしているとは言え、
      全くの面識のないお方にそこまで話すべき事でもないので今は黙秘しておきます」

(;^ω^) 「えっと……3行でお願いしますお」

(゚、゚トソン 「失礼、出来ればそちらも名乗っていただければ幸いなのですが。このままでは会話を続けるにも少々支障を来たしますし、
      何かしらのきっかけで記憶が戻らないとも限りませんから、情報は手広く集めたいのです。
      差し支えなければお名前と住所──は、ここですね、身長、体重、年齢、職業、趣味等、出来るだけ多くの事を添えて、
      書面にして提出して頂ければ、再度確認する手間も省けますし、話の齟齬も防ぐ事になるかと思いますが」

(;^ω^) 「おー……」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

ミセ;゚д゚)リ 「ウザ! 何これ? ウゼエ!!!」

(゚、゚トソン 「なるほど、あの時私がブーンと同じ状況に置かれていたらこういった反応をしそうですね」


280 :立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:08:48.33 ID:oN9yUiCl0

(-、-トソン 「置かれた状況を冷静に分析し、現在出来る範囲で最善の事を行う。実に賢い夢見ですね」

ミセ;゚ー゚)リ 「正直、ずっとこんな調子なのといっしょに暮らしてたら胃に穴が開きそうですな……」

ζ(´ー`*ζ 「多分、小姑みたいに埃指でつつーってやるよ」

d川д川 「結果・ブーン、心くじけて田舎に帰るEND」

(゚、゚;トソン 「何ですか、その終わりは?」

ミセ*゚ー゚)リ 「一応、オチは付けないとね

dζ(´ー`*ζ 「なお、元々人間だった私達の性格は、夢見になる事によってデフォルメされ、特徴が強化されてます」

ミセ*゚ー゚)リb 「……って事で次はデレとツンちゃんの場合行ってみよー」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

< VIP町 道路 >

ξ゚听)ξ 「えっと……、確か道は……あ、こっちね」

...ξ゚听)ξ スタスタスタ


283 :立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:11:07.48 ID:oN9yUiCl0
.  ∩ ∩
ノリ(´ー`*レ

.  ∩ ∩
ノリ(´ー`*レ

.  ∩ ∩
ノリ(´ー`;レ

.  ∩∩
ノリ(´д`;レ

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

(゚、゚トソン 「……ええ」

ミセ*゚−゚)リ 「……うん、まあ、確かにツンちゃんなら道に迷わないだろうね」

d川д川 「結果・ツン、充実したキャンパスライフEND」

ζ(´д`;ζ 「私は!?」

ミセ*゚ー゚)リb 「じゃあ、最後に貞ちゃんヒーちゃん行ってみようか」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


287 :立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:13:28.01 ID:oN9yUiCl0

< ヒート宅 >

ノパ听) 「ただいまぁぁぁぁ!」

ノパ听) 「お? 今日も部屋が掃除してあるぞぉぉぉぉ?」

ノハ*゚听) 「ご飯の用意も出来てるぅぅぅぅ!」

ノハ*゚听) 「不思議だなぁぁぁぁ!」

ノハ*゚听) 「でも、ありがとぉぉぉぉ!」

コッソリ
ー川

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

(゚、゚トソン 「不思議とは思うものの原因の究明はせず」

ミセ*゚ー゚)リ 「貞ちゃんは貞ちゃんでこっそり縁の下の力持ち的な位置付けで見守ってれば満足そうだよね」

(゚、゚トソン 「気付いたら気付いたで──」


289 :立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:14:48.27 ID:oN9yUiCl0

(゚△゚トソン 「そっかぁぁぁぁ、今までありがとぉぉぉぉ! これからもよろしくぅぅぅぅ!」

(゚、゚トソン 「──で、終わりそうですね」

ミセ;゚ー゚)リ 「そのヒーちゃんの真似はどうかと思うけど、確かに疑問は持たずそのまま受け入れそうだね」

d川д川 「結果・ヒート、幸せな毎日END」

ζ(´ー`*ζ 「ウフフフフ、私と大違いー」

・・・・
・・・

d(゚、゚トソン 「そんな感じで特別編でした」

ミセ*゚ー゚)リb 「お題消化の為だけの投槍ーな感じなのはごめんなさい」

dζ(゚ー゚*ζ 「余興の1つとでも思っていただければ幸いです」

川ー川b 「お粗末さまでした」


 − 立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に… おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


291 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:17:42.28 ID:oN9yUiCl0

< るん雲 雲居の間 >

(゚、゚トソ 「なお、ドクオさんバージョンがあったら、恐らくペニサスさんは見えず、人生ドロップアウトENDだったはずです」

ミセ;゚ー゚)リ 「引っ張らなくていいから……」

ζ(´ー`*ζ 「ロマさんは幼女に付きまとって捕まる変質者えんどー」

(;ФωФ) 「何の話であるか?」

(*゚ー゚)(*゚∀゚)「「やっほー」」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー! ロマ、しぃ、つー、おいすー! 久しぶりだお!」

( ФωФ) 「うむ、息災の様で何よりである」

(*゚ー゚)(*゚∀゚)「「おっかえりー!」」

(´・ω・`) 「ホントに賑やかだね。僕なんか全くセリフがないよ」

/*゚、。 /  「ちっこいの……いっぱい……しあわせ」


294 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:19:42.97 ID:oN9yUiCl0

(゚、゚トソ 「これでようやく全員登場させられました」

川;д川 「うん、もう突っ込まないよ」

(#゚;;-゚) 「さて、じゃあ、そろそろメインディッシュと行きますか」

(`・ω・´) 「さすがにこれだけの人数だからね。1つのってわけにはいかないけど、冬の料理と言えばやっぱり──」

(´・ω・`)b 「このショボン饅頭さ」


      (´^ω^`)
   .(お・ω・`)(か・ω・`)
 (え・ω・`)(り・ω・`)(☆・ω・`)
 |二二二二二二二二二二|
  |.      ○      |
  |____/\____|


(`゚ω゚´) 「ショボンくぅぅぅん!? く・う・き・読んでねぇぇぇぇ?」


298 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:21:34.48 ID:oN9yUiCl0

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー! ショボン饅頭いっぱいだおー!」

(゚、゚トソ 「……まあ、今日の主役が大喜びしてますから大目に見ましょう。ブーン、それは食後のデザートにしましょうね?」

(`・ω・´) 「そ、それじゃあ、気を取り直して……コホン。冬の料理と言えばやっぱり──」

                              「「「「「「「「「「「「「「お鍋ー!!!」」」」」」」」」」」」」」                ショボンマンジュー  
(#゚;;-゚)ハハ ロ -ロ)ハ*(*‘‘)*/*゚、。 / ミセ*゚∀゚)リξ*゚听)ξζ(゚ー゚*ζ(〃^ω^)(゚、゚*トソノハ*゚听)川*д川(゚ー゚*)(゚∀゚*)(ФωФ ) (´・ω・`)


ヨーシ タベルゾー! チョ、イレスギ! ソレ、ワタシノー! コラー! コボレルー!? オ… シュンギクモタベナイトダメデスヨ? ウマイゾー! ア、コノアジツケ… ウマイナー ショボーン


(〃^ω^) 「美味しいお!」

(゚ー゚トソ 「ええ、美味しいですね」

(〃^ω^) 「トソン」

(゚、゚トソ 「何ですか、ブーン?」

(〃^ω^) 「僕、帰って来られて良かったお!」

(゚ー゚トソ 「ええ、私もブーンが帰って来てくれて本当に良かったですよ」


301 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:24:09.45 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚∀゚)リ ニヤニヤ

(゚、゚トソ 「……何ですか、その笑いは?」

ミセ*゚ー゚)リ 「いやね、お前らのそのやり取りってさ──」

ζ(^ー^*ζ 「ブーンちゃん帰ってきてから何度目だろうねー?」

川ー川 「2桁は越えてるよね」

(゚、゚*トソ 「そ、そんなにはないでしょ?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「10回は言ったお! でも、もっともっといっぱい嬉しいお!」

ξ゚ー゚)ξ 「……全く、真顔でよくもまあ言うわね」

ノハ*゚听) 「嬉しいものは嬉しいんだぁぁぁぁ! 何百回でも言えるぞぉぉぉぉ!」

(゚、゚トソ 「……」

(-、-トソ 「…………クスッ」


306 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:25:31.11 ID:oN9yUiCl0

(゚ー゚トソ 「そうですね。何度でも言えますね。私はブーンが帰って来て嬉しいです」

(〃^ω^) 「お!」

d(゚、゚*トソ 「ちなみに、さっきので12回目ですからね、あのやり取りは」

ミセ*゚∀゚)リ 「ちゃんと数えてんじゃん。かーっ、もう、妬けるねー」

(`・ω・´) 「おーい、食べないとなくなっちゃうよ?」

ζ(゚ー゚*ζ 「食べますよー。さ、ツンちゃん、食べよ?」

ξ゚听)ξ 「はいはい。ちゃんと野菜も食べなさいよ?」

川ー川 「じゃあ、ヒートちゃん私達も……って、もう食べ始めてるね」

ノハ*゚听) 「貞子ー、こっちだぞー。ちゃんと貞子のお皿にもよそっといたぞー」
スッ
⊂(゚ー゚トソ 「ブーン?」
     スッ
(〃^ω^)つ 「お!」


308 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:27:00.99 ID:oN9yUiCl0

(〃^ω^)つ⊂(゚ー゚トソ

(゚、゚トソ 「さあ、行きましょうか」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「うんお! まだまだいっぱい食べるおー!」

ミセ*゚ー゚)リb 「よーし、じゃあ、ブーンちゃん、どちらがいっぱい食べれるか勝負だ!」

(〃^ω^)b 「お! 負けないお!」

(゚、゚トソ 「あんまりバカな食べ方はしないでくださいね。味わって食べた方が美味しいですよ?」

ミセ*゚ー゚)リ 「わかってますって。ブーンちゃん、一度箸付けた物は絶対食べなきゃ駄目だぜ?」

(;^ω^) 「お……(春菊さんに触んない様に気をつけるお)」

(゚、゚トソ 「ブーン、春菊避けちゃ駄目ですよ?」

(;^ω^) 「おー、わかったお……」

ミセ*゚ー゚)リ 「フッフッフ……。この勝負、好き嫌い無しな私の方が有利なのは当然。故に……絶対私が──」
     サッ!
ミセ*゚д゚)リつ= 「勝ぁーつ!!!」


311 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:28:21.07 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚д゚)リつ=(´^ω^`)

ミセ ゚д゚ )リつ=(´^ω^`)

ミセ;゚д゚)リ 「鍋に饅頭入れんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

(*´・ω・`)ヾ テヘッ

d(゚、゚トソ 「……一度箸を付けた物は──」

( ^ω^)b 「絶対食べなきゃダメだお」

ミセ;゚д゚)リつ=(´^ω^`) 「えっと……」

( ^ω^)(゚、゚トソ ジーッ……

ミセ*;д;)リ 「チクショぉぉぉぉ!!!」

アマァァァァイ!!! オッオッオ ヤレヤレ……


 − 特別章 皆と私と感謝祭 おしまい− 


dζ(´ー`*ζ 「もうちょっとだけ続くんじゃ」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


316 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:30:05.66 ID:oN9yUiCl0

< 公園 すべり台の中 朝 >

('A`) 「……ん、朝か」

('A`) 「さて、食事でも仕入れてくるか」

・・・・
・・・

< コンビニ dクス >

('A`) 「これはまだ。これは……うん、まもなく廃棄と」

('A`) 「んじゃ、バックルームで待たせてもらいますかね」

・・・・
・・・


319 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:31:35.22 ID:oN9yUiCl0

< 公園 ベンチ >

('A`) 「ふぅ、食った食った……」

('A`) 「あそこの新製品はちょっと味が濃いな……」

('A`) 「しかし及第点だ。もっと売れてもいいようなもんだが……」

('A`) 「まあ、売れずに廃棄になるからこうやって俺が食えてはいるんだが」

('A`) 「難しいもんだね、世の中は」

('A`) 「あちらを立てればこちらが立たず」

('A`) 「まあ、俺がどうこう言おうが何も変わる事はないか……」

('A`) 「……寝るか」

・・・・
・・・

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


320 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:33:02.17 ID:oN9yUiCl0

(*'∀`) 「○△×に、俺はなる!」

('、`*リル 「はいはい、わかったから、静かにしててね。テレビのボリュームも下げてよ、勉強の邪魔だから」

('A`) 「勉強ねぇ……。どうせ進学しないんだろ? なら勉強に時間を割くより、別の事に時間を使った方がいいんじゃね?」

('、`*リル 「進学しないとは言ってないでしょうが」

('A`) 「お前の夢には学歴なんかいらないんだろ? だったら、そっちの方の修行でもしてれば──」

('、`*リル 「そう簡単にお店持てるわけないでしょ? 進学なり就職して、ちゃんと段階を踏まなきゃ夢は叶わないわよ」

('A`) 「そういうもんか? めんどくせえな……」

('、`*リル 「あんたもちっとは努力しなさいよ。あるんでしょ、夢?」

('A`) 「まあ、俺なんかの場合、ある朝目覚めたら選ばれし者としての力が目覚め──」

"∩('、`*リル 「寝言は寝て言いなさい」

(#)'A`) 「はい、寝言以前に永眠しそうです」


322 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:34:48.82 ID:oN9yUiCl0

('、`*リル 「取り敢えずあんたは、せめて泳げるようになりなさいよね?」

('A`) 「……わーってるよ」

('、`*リル 「夢のため、努力はしましょ。お互いね」

('A`) 「…………よし、明日から本気出す」

(#)A(#) 「いや、今日はもう遅いじゃん? 夜は泳げないでしょ?」

('、`*リル 「うっさいバカ。今から風呂に沈めてやる」

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─

・・・・
・・・

(-A-) 「……ん」

('A`) 「……眠っちまってたか」

('A`) 「何か随分と懐かしい夢を見た気もするが……何だったっけ?」

('A`) 「まあ、その内思い出すだろ」


326 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:36:53.67 ID:oN9yUiCl0

('A`) 「……もう昼過ぎてんな。チビ共は……今日は来てないのか」

('A`) 「フゥ…………」

('A`) 「何でブーンは夢を思い出せたんだろうな……」

(-A-) 「何で……夢を思い出せないんだろうな……」

「正面から向き合ってないから……じゃないかな?」

('A`) 「!」

ミセ*゚ー゚)リノ 「ちぃーっす」

('A`) 「ああ、あんたか……」

ミセ*゚ー゚)リb 「はい、あなたの私のミセリちゃんですよー」

('A`) 「……さっきの話……いや、これはとある夢見の話なんだがな」

ミセ*゚ー゚)リ 「うん」

('A`) 「思い出したいのに思い出せない。ずっと考えても全然思い出せない。自分の、もっとも大切だったはずの物」


329 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:38:25.75 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('A`) 「忘れたくて忘れたわけじゃない。でも、忘れてしまった」

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('A`) 「忘れ……させられてしまった……」

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('A`) 「さっきのは……どういう意味だったんだ? 正面から──」

ミセ*゚−゚)リ 「何となくわかる気もするな」

('A`) 「何をだ?」

ミセ*゚−゚)リ 「Dさん、いや──ドクオさんが夢を思い出せないわけ」

('A`) 「お前さん──そうか、聞いたのか、トソンちゃんに──」


333 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:40:38.92 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リ 「違いますよ。夢の話は確かにトソンからですが、ドクオさんの事はだいぶ前から分かってました」

(;'A`) 「そ、そうなのか? 何で──」

ミセ*-へ-)リb 「そりゃ分かりますって。ブーンちゃん達ですら知ってたじゃないですか。いっしょに遊んでる私が気付いても
         不思議じゃないでしょ? ドクオさん、ブーンちゃん達が遊んでる時もよくここにいたんだし」

('A`) 「そう言われればそうだな。気付かない方がおかしいか……」

ミセ*゚ぺ)リ 「まあ、トソンにはすっかり騙されましたけどね。かわいいなんて言うから絶対Dさんじゃないと確信してたのに」

(;'A`) 「うん、やっぱりそこは揺ぎ無いんだ……」

ミセ*゚ぺ)リ 「問いただすと、小さいと言っただけで、かわいいとか一言も言ってないとかぬかしおる。勝手に誤解したとかさ」

(;'A`) 「その話はもういいんじゃないかな? 俺がえぐられて行くだけだからさ……」

ミセ*゚ー゚)リ 「まあ、そんなこんなで状況は把握してますよ。一応ね」

('A`) 「そっか……。じゃあ、話をぼかす必要もなかったか」


336 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:41:57.10 ID:oN9yUiCl0

('A`) 「じゃあ、率直に聞くわ。何でだと思う? さっきわかるとか言ってたよな?」

ミセ*゚−゚)リ 「私は……トソンとブーンちゃん、2人の関係をずっと側で見てきました」

('A`) 「……」

ミセ*゚−゚)リ 「多分、皆の中では私が一番見てたと思います」

('A`) 「……」

ミセ*゚ー゚)リ 「それで、何となくわかるんですよね、ブーンちゃんが夢を取り戻せたわけ」

('A`) 「……」

ミセ*゚ー゚)リ 「と言いますか、取り戻して当たり前と言うべきかもしれません。それが自然な事だと感じられました」

('A`) 「……」

ミセ*-、-)リヾ 「まあ、あくまで何となくわかるってだけだから、誰にも言いませんけどね。外れてたら恥ずかしいし」

('A`) 「……それで、俺の場合は──」


338 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:43:21.91 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リ 「それもさっき言いましたけどね。正面から向かい合ってないからだって」

('A`) 「……俺は、向かい合ったはずだぜ? ちゃんと、あいつに、ペニサスに会った」

ミセ*゚ー゚)リ 「みたいですね。でも……」

('A`) 「でも?」

ミセ*゚−゚)リ 「いつも……待ってるだけじゃないですか?」

('A`) 

ミセ*゚−゚)リ 「ずっとここに座って、ただペニサスさんが来るのを待ってるだけ」

('A`) 

ミセ*゚−゚)リ 「ペニサスさんが来ても、話を聞いてるだけ。返事をするだけ」

('A`) 

ミセ*゚−゚)リ 「自分から、話しかけましたか? ペニサスさんの方すら向いてないんじゃないですか?」


343 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:45:46.47 ID:oN9yUiCl0

('A`) 

ミセ*゚−゚)リ 「本当に、正面から向かい合いましたか?」

('A`) 

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('A`) 「……俺は」

ミセ*゚ー゚)リ 「すみません、ちょっと言い過ぎました!」

(;'A`) 「え?」

ミセ*-ー-)リb 「ドクオさんにはドクオさんの考えがありますもんね。ちょっと出しゃばりましたね」

ミセ*゚∀゚)リノシ 「じゃ、私はトソンとこに飯たかりに行って来ますね」

(;'A`) 「お、おい……」

ミセ*゚ー゚)リノシ 「それでは御機嫌よう。またらーいしゅー」

(;'A`) 「あ……、っと言う間に走って行きましたとさ……」


344 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:47:26.88 ID:oN9yUiCl0

(;'A`) 「…………ハァ」

(;'A`) 「向かい合って……か」

('A`) 「俺は……」

・・・・
・・・

< VIP川 >

('A`) 「……寒」

(:'A`) 「春とは言え、まだまだ気温は冬だよな……」

('A`) 「でも……夢について覚えている事で、俺が出来る事はこれぐらいしか思い付かないんだよな」

('A`) 「……やってみるか」

('A`) 「せーの!」

ドボン

・・・・
・・・


351 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:49:51.79 ID:oN9yUiCl0

< 喫茶店 >

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('、`*川 「……」

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('、`*川 「……」

ミセ*゚−゚)リ 「……」

('、`*川 「……あのさ」

ミセ*゚ー゚)リ 「はい? 何でしょう?」

('、`*川 「いや、今日は何か変じゃない? さっきから何度も急に黙り込んで……」

ミセ;゚ー゚)リ 「うぇ? 私、そんな事してました?」

('、`*川 「うん、してたね。……何か悩みがあるなら話ぐらい聞くわよ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「いや、別に悩みってーか、そんなんじゃないんですけどね。ただ……」


354 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:52:12.09 ID:oN9yUiCl0

('、`*川 「ただ?」

ミセ;-へ-)リヾ 「われながらちょっとお節介だったと言うか、何と言うか……」

('、`*川 「お節介は今更じゃない?」

ミセ;゚ー゚)リ 「さらっとヒドいっスね」

('、`*川 「いやいや、そうじゃなくて、ミセリちゃんに限らず、あんた達、愉快なご一行様は皆お節介でしょ?」

ミセ;゚ー゚)リ 「そう言われると返す言葉もありませんが。てか、愉快なご一行って何ですか……?」

('、`*川 「お節介は言い方が悪いかな? ミセリちゃん達はさ、心配だから世話を焼くんでしょ? 相手の事を思って」

ミセ*゚ー゚)リ 「それは、まあ……」

('、`*川 「ならいいじゃない。お節介でも。それが間違ってたら後で謝ればいいし、間違ってないと思うなら、それはそのままで大丈夫よ」

ミセ*゚ー゚)リ 「……」

('、`*川 「向こうもわかってくれるわよ。友達なんでしょ?」


356 :('A`)の一日 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:54:00.48 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リ 「ええ、友達です。……そうですね、多分、間違ってなかったと思います。それで私が疎まれても、その人がちゃんと
        自分のやるべき事に気付いてもらえるならそれでいいです」

('、`*川 「大丈夫よ。ミセリちゃんのまっすぐな気持ちは、ちゃんと伝わるわよ」

ミセ*-へ-)リ 「だといいんですけどね。だいぶひねた人みたいなんで」

('、`*川 「まあ、そういう風に見えるやつほど、はっきり言われると堪えてるもんなのよ。どうでもいい風を装って、内心はおろおろ」

ミセ*゚ー゚)リ 「経験者は語る、ですか?」

(-、-*川 「そんなとこね。そういうやつ、1人知ってるからね……」

ミセ*゚ー゚)リ 「……お互いを思う、強い気持ちがあれば、きっと取り戻せますよ」

(-、-*川 「……そう簡単に行くかしらね」

ミセ*゚ー゚)リ 「トソン達見てればそんな気がしてきません?」

(-、-*川 「そうね…………するわね」

ミセ*゚ぺ)リb 「まあ、でも、あのレベルで仲良くするのは大変ですけどね。ホントべったりですし、ごく自然にいつもいっしょにいますし」

('ー`*川 「そりゃ大変そうだわ」


358 :('A`)の一日→強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:55:41.99 ID:oN9yUiCl0

ミセ*-へ-)リ 「ホント、もう、毎日飽きもせず。バカップルと言うか、バカ親子と言うか……。でも……」

ミセ*゚ー゚)リ 「毎日幸せそうです」

('、`*川 「そうね。トソンちゃんの笑顔、ホント幸せそうだわ」

ミセ*゚ー゚)リ 「……羨ましいですか?」

('、`*川 「……ええ、羨ましいわ。ミセリちゃんもでしょ?」

ミセ*゚д゚)リ 「もちろん。何度ブーンちゃんさらっちゃおうかと思ったことか」

('、`;川 「それはさすがに止めてあげてね?」

ミセ*゚ー゚)リ 「冗談ですよ。まあ、私もあの2人を見てると楽しいですからね。それはそれでいいんです」

('、`*川 「ええ、あなたの笑顔も幸せそうに見えるわよ」

ミセ*゚ー゚)リb 「そりゃそうでしょう。私も幸せなんです」

('、`*川 「……私も、幸せになれるかな?」


360 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:57:44.41 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リ 「なれますよ。いや、なりましょうよ。自分から、幸せになりに行きましょう。強い気持ちで、強い──」

カランカラーン

('A`)

ミセ;゚ー゚)リ 「ど、ドクオさん? どうしたんですか、ずぶ濡れで?」

('、`;川 「え? ドクオが来たの? どこに? 何で……?」

('A`) 「ああ、ずぶ濡れなのは気にせんでくれ。……太平洋まで流されるかと思ったけど、俺は元気です」

('A`) 「いや、それはいいんだ。……どうやらまだ見えないみたいだな」

ミセ;゚ー゚)リ 「そうみたいですね……」

('A`) 「まあ、そう簡単に行くとは思ってなかったからな。まだ夢も思い出せてないし」

('、`;川 「ねえ、ミセリちゃん、どういう……」

('A`) 「ああ、ミセリちゃん、すまんが説明はしなくていいから黙っといてくんね? そして次から俺が来ても知らない
     フリをしてくれるとなお助かる」


362 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 01:59:12.80 ID:oN9yUiCl0

ミセ;゚ー゚)リ 「それは構いませんが……犯罪は止めてくださいね?」

(;'A`) 「いや、さすがにそんな事はしないから……」

ミセ;゚ー゚)リ 「あと、ずぶ濡れで床も濡れてるんで……」

(;'A`) 「うん、帰る前にちゃんと拭いて帰るよ……」

('A`) 「とにかくだ、俺は絶対自力で夢を思い出してやる。そしてここに帰ってくる。ブーンみたいにな」

('、`*川 

('A`) 「俺が夢を思い出して、ここに帰ってきてもお前が俺を見えないままなら、見えるまで側に張り付いててやるさ」

('、`*川 

('A`) 「例え、一生見えなくても、俺はここにいる。姿が見えなくても、声が届かなくても、それでも、いっしょだ」

('、`*川 

('A`) 「俺はここに帰ってくる。俺はここにいる。ずっとな。ペニサス、お前といっしょだ」


369 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:01:35.30 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リ 「それは伝えなくていいんですか?」

('A`) 「ああ、伝えなくていい。一生、伝わらなくていいさ。そんなもの、行動で示せばいいだけだ」

ミセ*゚ー゚)リ 「ブーンちゃんみたいに?」

('A`) 「そんなんとこだな……」

(  )ノ 「邪魔したな……。また来るわ」

ミセ*゚ー゚)リ 「ドクオさん!」

(  ) 「何も言わないで──」
      スッ…
ミセ*゚ー゚)リつ□

(;'A`) 「あ、はい、雑巾ね。うん、床は拭かないとね……」

・・・・
・・・


370 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:02:57.35 ID:oN9yUiCl0

('、`*川 「……」

ミセ*゚ー゚)リ 「……」

('、`*川 「……」

ミセ*゚ー゚)リ 「……」

('、`*川 「……」

ミセ*゚ー゚)リ 「……あのですね」

('、`*川 「ん? 何、教えてくれる気になった?」

ミセ;゚ー゚)リ 「だから内緒なんですってば……」

('、`*川 「ケチね、教えてよ。何企んでんの?」

ミセ;゚ー゚)リ 「企むとかそういうのじゃないですって。ただ……」

('、`*川 「ただ?」


373 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:05:17.22 ID:oN9yUiCl0

ミセ*゚ー゚)リ 「ドクオさんもペニサスさんと同じ気持ちだっていう事です」

('、`*川 「同じ……」

ミセ*゚ー゚)リb 「今まではペニサスさんが色々やってこられたでしょうが、ドクオさんの方がどうみても暇なんだし、
         努力すんのが筋でしょ、ってお話です」

('、`*川 「そういう話なの?」

ミセ*゚ー゚)リ 「そういう話ですよ。目的が同じなんだし、お互い助け合うべきでしょ。もちろん、ペニサスさんも思い出す努力は
        した方がいいでしょうけど」

('、`*川 「……まあ、いいわ。要するに、私はあいつが何かするのを待ってりゃいいわけ?」

ミセ*゚ー゚)リ 「そういう事です。トソンと同じですね」

('、`*川 「……昔から、待つのは大体女の方って相場は決まってるわよね。女は港か……」

ミセ*゚ー゚)リ 「どういう意味です?」

('、`;川 「やっぱりジェネレーションギャップよね……。さっきのは気にしないで。港なら、あいつの夢にも即してるしね」

ミセ*゚ー゚)リb 「そういや、ドクオさんの夢って何なんですか? ペニサスさんしか知らないんですよね」


375 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:06:33.17 ID:oN9yUiCl0

('、`*川 「……内緒よ」

ミセ*゚д゚)リ 「ケチー。教えてくださいよ」

('、`*川 「そっちだって教えてくれなかったじゃない? おあいこよ」

ミセ*゚ぺ)リ 「ちぇー」

('、`*川 「ほら、コーヒーサービスするから機嫌直しなさいよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「へいへい、いただきますよ」

('、`*川 「あ、試作品も──」

ミセ;゚д゚)リ 「ノーサンキュー!」

('、`*川 「あら、そう? しょぼくれからはだいぶマシになったとのお褒めの言葉は頂いてるのにね」

ミセ*゚ー゚)リ 「止めときますよ。試食はドクオさんにお任せします」

('、`*川 「……あのバカが早いとこ出来を評価してくんないとちっとも店に出せないじゃないのよ」

ミセ*゚ー゚)リ 「気長に待ちましょうよ。ひょっとしたら、そう遠くない明日にでも伝えに来てくれるかもですよ?」

('、`*川 「……ま、期待はせずに待ってるわ。バカを見そうだけど、元々バカだからあんま関係ないしね」


376 :強い気持ち、強い愛 ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:08:08.22 ID:oN9yUiCl0
カランカラーン
(゚、゚トソン 「こんにちは、バカはいますか?」

('、`*川 「こんちは、いるよ、2人」

ミセ;゚ー゚)リ 「2人って……、何でナチュラルに私も含まれてんですか?」

(゚、゚トソン 「むしろミセリ1人がバカだと思ってますけどね」

ミセ*゚д゚)リ 「んだと、コラ? このバカ親め!」

(゚、゚トソン 「それを言うなら親バカでしょ? いえ、別に私はブーンの親というわけではないですから、それも違いますね」

ミセ*゚д゚)リ 「いいや、お前はバカ親だって──」


('、`*川 「やれやれ……。毎度の事ながら元気よね……」
ズズッ…
U('、`*川 

('、`*川 「……待ってるわよ、ドクオ、ここでね、ずっと……」


 − ('A`)の一日&強い気持ち、強い愛 おしまい − 

─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─※─


378 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:10:26.53 ID:oN9yUiCl0

< トソン宅 >

(゚、゚トソン

(-、-トソン 「今年もまた、春が来ましたね……」

ガチャ
(〃^ω^) 「ただいまーだお」

(゚、゚*トソン 「おかえり、ブーン」

( ^ω^) 「お? トソン、嬉しそうだお? 何か良い事あったかお?」

(゚、゚*トソン 「え?」

(゚ー゚トソン 「……ええ、現在進行形でありますよ。何でもないような毎日が、良い事ばかりなんですよ」

( ^ω^) 「お? よくわからんけど、毎日色んな事あって楽しいお! トソンが嬉しいと僕も嬉しいお。毎日幸せだお!」

(゚ー゚トソン 「ブーンが嬉しいと私も嬉しいですよ」

(〃^ω^) 「お。いっしょだお。おっおっお」

(゚ー゚トソン 「ええ、いっしょですね。フフ……」


380 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:12:28.06 ID:oN9yUiCl0

(゚、゚トソン 「さあ、ブーン、ちゃんと手とお顔を洗ってくださいね。お茶でも淹れますから」

( ^ω^) 「お! わかったお」

トテトテトテ

(゚、゚トソン 「シアワセ……」

(-、-トソン 「……ええ」

(゚、゚トソン 「ここにあるのは紛れもない幸せです。私がいて、ブーンがいて、皆がいて、笑っていられる」

(゚ー゚トソン 「私は、本当に幸せですね」

トテトテトテ

( ^ω^) 「お? トソン、お茶がないお? まだ淹れてないのかお」

(゚、゚;トソン 「あ、ブーン、早かったですね。すみません、これから淹れますので座っててください」

(〃^ω^) 「お! じゃあ、僕が淹れるお! トソンは座っててお!」

(゚、゚トソン 「そうですか? じゃあ、お願いしますね、ありがとう、ブーン」


384 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:14:25.73 ID:oN9yUiCl0

(〃^ω^)旦~旦~旦~

(〃^ω^)つ旦~ 「お! トソン」

~旦(゚ー゚トソン 「ありがとう」

(〃^ω^)つ旦~ 「お! あらまき」

【 / ,' 3 】旦~

(〃^ω^) 「ただいまだお、あらまき。今日も楽しい事いっぱいあったんだお!」

(゚、゚トソン 「……」

【 / ,' 3 】旦~

(〃^ω^) 「あらまきが教えてくれた通り、世界はすっごく広くて、すっごく面白いこといっぱいだお!」

【 / ,' 3 】旦~

ヾ(〃^ω^)ノシ 「後でトソンにお話するから、あらまきも聞いててお!」

(゚ー゚トソン 「……」

・・・・
・・・


388 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:17:27.46 ID:oN9yUiCl0

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お風呂あがったおー。ジュース飲むお! トソンも飲むかお?」

(゚、゚トソン 「私はアイスコーヒーにしますから、いいですよ」

( ^ω^) 「お? まだ寒い季節なのにアイスコーヒーあるのかお?」

(゚、゚トソン 「冷たいジュースだってあるじゃないですか? 急に飲みたくなって作っておいたのですよ」

(〃^ω^) 「おー」

(゚ー゚トソン 「もちろん、ブーンの分も飲みたいのならありますよ?」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! じゃあ、僕もアイスコーヒーがいいお!」

(゚、゚トソン 「じゃあ、2人分用意しますから、ブーンは座って待っててくださいね」

(〃^ω^) 「うんお!」

トテトテトテ

( ^ω^) □


389 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:19:32.38 ID:oN9yUiCl0

(〃^ω^)つ□ 「お? 何だお、これ? ご本かお?」

UU⊂(゚、゚トソン 「あ、それは……」

(〃^ω^) 「お! 僕の名前が書いてあるお! お? どこかで聞いた事のあるお話だお? これ、トソンの日記かお?」

(゚、゚トソン 「日記ではないのですが、まあ、私達にとっては日記のようなものかもしれませんね」

( ^ω^) 「おー?」

(゚、゚トソン 「ちょっと子供向けのお話でも書いてみようかと思ったんです。先生ならそういう事もできた方がいいかなと」

( ^ω^) 「おー」

(゚、゚トソン 「それで、私達が今まで経験した楽しい事を、パソコンを使ってお話仕立てにしてみたのですよ」

( ^ω^) 「お! よくわからんお!」

(゚ー゚トソン 「簡単に言えば、私達の想い出を、子供でも読みやすいような本にしてみたのです」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「お! じゃあ、これは、僕達のお話かお? お? でも、女の子ってなってるお? トソンじゃないお?」


392 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:21:02.69 ID:oN9yUiCl0

(゚、゚トソン 「自分が主人公というのもちょっと恥ずかしい気もするので、その辺りはぼかしてみました」

( ^ω^) 「おー、この女の子がトソンなんだおね」

(゚、゚トソン 「そういう事です」

( ^ω^)□ 「お……、私は大学生の女の子です。心やさしくてちょっぴり内気な、でも、スタイルばつぐんな──」
サッ
□⊂(゚、゚*トソン 「朗読されると恥ずかしいので、読むなら声を出さずに読んでくださいね?」

( ^ω^)つ□ 「お……。わかったお」

( ^ω^) 「お? 表に何か書いてあるお? “でも、いっしょ” これがこのご本の名前かお?」

(゚、゚トソン 「ええ、そうですよ」

( ^ω^) 「どういう意味だお?」

(゚ー゚トソン 「それは、ブーンがそのお話を読んで、自分で考えてみてください」

( ^ω^) 「おー……わかったお。……お? 後ろの方は白い紙がいっぱいだお?」


397 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:23:19.42 ID:oN9yUiCl0

(゚ー゚トソン 「そこはこれから、また楽しい事があったら増えて行く予定なのですよ」

(〃^ω^) 「お! じゃあ、すぐ書かなきゃダメだお! 今日もいっぱい楽しい事あったお!」

(゚ー゚トソン 「そうですね。でも、そんな調子だとすぐに紙がなくなっちゃいますね」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「おー、書く事いっぱいだおー!」

(゚、゚トソン 「じゃあ、今日あったブーンの楽しい事を聞かせてくださいね」

(〃^ω^) 「お! わかったお! 今日はね、今日は──」


   _ (〃^ω^)(゚ー゚トソン
   |\Uヽつ⌒/⌒⊂ ̄ ̄ \
  ./..\\    ̄ ̄ U(´・ω・`) \
 /※ .\|=================|
 \  ※ /※ ※ ※ ※ ※ ※\
   \ ノ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ \
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 − (〃^ω^)(゚ー゚トソでも、いっしょのようです おしまい−


   − 夢は明日も皆といっしょに…… −   


399 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:25:05.15 ID:oN9yUiCl0

< Special Thanks >

(゚、゚トソン 「頂いたお題の一覧です」

(〃^ω^) 「数字はレス番で、カッコ内が使わせてもらった章らしいお」

九章スレ
046(10章)辛いもの
156(10章)ショボン饅頭大セール
156(10章)ミセリとドクオ
156(10章)ツンvsヒート
160(10章)「(´・ω・`)の1日」
190(10章)好きなもの・きらいなもの
239(10章)トソンの苦手なもの
241(10章)ミセリの1日
247(10章)ミセリの食事情
250(10章)( ^ω^)はじめてのお風呂
253(10章)貞子が一目惚れされる
254(10章)トソン、デレ、ツン、Gとの遭遇
255(10章)貞子の1日
256(10章)プール
257(10章)寄り道


401 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:26:22.46 ID:oN9yUiCl0

十章スレ
071(10章)ブーンのだいえっと
079(10章)狐の嫁入りと虹
197(11章)ツンと近所のネコ
208(16章)デレの一人暮らし
215(15章)「中出し義母レイク」
217(13章)日帰り海ダイブ
218(11章)みんなのバストサイズ

十一章スレ
162(13章)( ^ω^)ξ゚听)ξノパ听)( <●><●>)の奇妙な冒険
164(15章)実家から○○が届きました
167(13章)丸い硝子の欠片(海の波と砂に削られたアレ)と夜光虫
167(15章)オニヤンマと流星群orキャンプファイヤーと流星群
167(18章)マフラーと雪うさぎ
167(18章)ダイヤモンドダストとサンピラー
167(18章)特別番組とオーロラ
167(18章)年越し蕎麦と破魔矢
167(18章)Let's 御神籤 Battle
179(18章)雪合戦
179(18章)かまくら作り
188(18章)除夜の鐘と餅搗き大会
188(18章)冬の装備(手袋,マフラー,)と雪上運動会
188(22章)鎌倉とトソンの抱擁


405 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:27:52.75 ID:oN9yUiCl0

十三章スレ
117(15章)ビーチバレー
118(16章)/ ゚、。 / と*(‘‘)*の夏休み

十五章スレ
225(18章)ノパ听)の道場破り
245(18章)大乱闘スマッシュシスターズ
255(16章)(;><)……課題は?(-、-;トソン

十六章スレ
211(18章)(´・ω・`)の夏休み
212(18章)ドクオとツン
232(19章)「ミセリー、愛してるぞーッ!」
233(18章)秋桜とお月見
233(18章)どんぐりと紅葉狩り
233(18章)栗拾いvsきのこ狩り
233(18章)お菓子作り(お菓子は何でも良い)と文化祭
233(18章)霜柱と冬将軍
233(18章)火燵に蜜柑と鍋奉行
260(18章)西洋朝顔のヘブンリーブルーとフライングソーサー


408 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:29:13.01 ID:oN9yUiCl0

十七章スレ
057(19章)ブーンの家出
057(19章)朝起きたらブーンがドクオに!
057(18章)ショボンまんじゅうCM化
060(19章)初夢
061(18章)ジングルベル
064(19章)寝顔をプニプニ
071(21章)○○の恋路
076(18章)ミセ*゚ー゚)リ『秋休みー!』ζ(゚ー゚*ζ
084(18章)ノパ听)の一日
087(特別章)('A`)の一日
087(21章)('A`)とコーヒーミル
088(19章)誰かの誕生日
089(19章)( ^ω^)と自転車
093(23章)(゚、゚トソンが酔った!

十八章スレ
345(特別章)ビロードとバレンタイン
352(20章)はねつき
352(19章)ミセ*゚ー゚)リの晴着
356(21章)(*><)最近テスト成績上がったね(゚ー゚トソン
371(20章)お節も良いけどカレーもね
371(23章)雪柳と紅白梅


412 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:31:14.07 ID:oN9yUiCl0

十九章スレ
030(20章)トソンの風邪
140(22章)ドクオとショボン…時々ペニサス
144(21章)ミセリが料理に挑戦するようです
147(23章)ショボンとシャキンの対談
148(23章)お花見

二十章スレ
144(21章)ブーンは風の子?
192(23章)ζ(゚ー゚*ζ(゚、゚トソンの黒い戦い
196(21章)ミセリがウェディングドレスを纏うようです
199(25章)川д川の恋
209(24章)花粉症
221(21章)ロマネスク動物園でバイト
231(23章)ワイルド乙女 / ゚、。/
255(21章)きんぴら大福
257(22章)('A`)の年越し

二十一章スレ
153(25章)ブーンのヒーローショー見学
216(23章)4人で飲み会
222(特別章)恐怖のバレンタイン〜ぽろりもあるよ〜

二十二章スレ
329(23章)ミセ*゚ー゚)リ 『桃缶のお礼』 *(;‘‘)*
333(特別章)ミセリが料理に挑戦するようです その後


414 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:32:36.14 ID:oN9yUiCl0

二十三章スレ
062(特別章)ブーンと新幹線
073(25章)ミセ;゚д゚)リ川;д川 ダイエット (゚、゚;トソンζ(゚д゚;ζ
077(24章)哀愁漂うドクオ
095(25章)(*゚ー゚)(*゚∀゚)こーんにーちわー
112(23章)(゚ω゚ブソでもいっしょ
184(特別章)ドクオとペニサスのバレンタイン
194(25章)(〃^ω^)宝くじ拾ったお!
198(25章)ミセ*゚ー゚)リちゃんの執事(゚、゚トソン

二十四章スレ
017(25章)日食
017(25章)冷凍みかん
017(25章) 雨の日の(-_-)
178(特別章)トソン体だけ幼女化
183(特別章)トソン、胸が大きくなる
198(特別章)シャキンのプロポーズ
198(特別章) 後悔、のち、笑顔
198(特別章) 例えば、こんな日常を君と
308(特別章)泥酔トソンVSショボン


416 : ◆xJGXGruetE :2009/03/01(日) 02:34:00.73 ID:oN9yUiCl0

二十五章スレ
024(特別章)ブーンとトソンの身長が逆転
146(特別章)トソンとプリップリン体操
190(特別章)( ´_ゝ`)「新キャラ登場」(´<_` )
288(特別章)板チョコ
299(26章)実物大ショボン饅頭
305(特別章)強い気持ち、強い愛
316(特別章)(〃^ω^)ずっといっしょだお!!
322(特別章)立場が逆転、トソンたちが夢見にブーンたちが人に…

(゚、゚トソン 「以上、合計115個でした」

ヾ(〃^ω^)ノシ 「沢山のお題、ありがとうございましたお!」

(゚、゚トソン 「拙い使い方しか出来なかったものもあり、その辺に関しては何卒ご容赦の程を」

(〃^ω^) 「ごめんなさいでしたお!」

d(゚、゚トソン 「このお話の半分は読んで頂いた皆様の優しさで成り立っていると言っても過言ではないかと思います」

(〃^ω^)b 「もう半分は適当な何かだお!」

(゚、゚トソン 「ではこの辺で……」


(〃^ω^)ノシ「「ありがとうございました(お)ー」」ヾ(゚ー゚トソン

今回の(というか最後のお話の)イメージ♪シアワセ(ttp://www.youtube.com/watch?v=MZgEH3WFwsg)



おまけ


434 :◆xJGXGruetE:2009/03/01(日) 02:57:03.61 ID:oN9yUiCl0

              ∧ ∧
( ^ω^)        (・∀・ )

     サッ        ∧ ∧
( ^ω^)つ(´・ω・`)  (・∀・ )

               ∧ ∧
( ^ω^)つ(´・ω・`)  ( ・∀・)プィッ

(;^ω^)そ
トントン
つ( ^ω^)!
  チッチッチ
ξ--)ξb
      サカナーン!    ∧ ∧
ξ゚听)ξつ>(||゚)    !(・∀・*)

               ∧ ∧
(〃^ω^)ξ゚ー゚)ξ >(|{(・∀・*)モニャラー


壁|;ω;`) ウゥ……


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