178 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:31:12.03 ID:EM241IiqO
ξ゚听)ξ「待て!待ちなさい!
      待てっつってんでしょ!?この犬畜生が!!」

鬼の様な形相で犬を追いかける巻き髪の少女。
追いかけられる犬は涙目になりながらも全力疾走だが、問題は少女だ。
その全力疾走でしかも路地裏をひた走る犬を追い、
壁や電柱を足場に縦横無尽の追跡を披露する少女。

はっきり言って、二つの意味で人間業ではない。

ξ゚゚゚听゚゚)ξ「待ちやがれeeeeeeiiiii!返せeeeeee返せッ!返せ!返せ!!!」



「私のoooouuuuu!!!パンの耳iiiii!!!」



(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ



179 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:32:19.00 ID:EM241IiqO
(゚、゚トソン「で?犬を追っかけ回したあげく?
     交通事故を起こした?馬鹿ですか?
     あぁ馬鹿でしたね。この獣は、」

ξ゚听)ξ「パンの耳…取られたんだもの」

(゚、゚;トソン「交通事故の方が被害甚大です。パンの耳とかタダでしょうに」

ξ゚听)ξ「貴様…謝れ!!パンの耳に謝れ!!
     パンの耳はなぁ!!私の主食なのよ!!」

警察署の待合室で右手を振り上げ宣言する先の少女。
彼女の高説を聞かされている緑色の髪をした女性は
彼女を引き取りにきたらしい。

(゚、゚;トソン「貴女、ツン・ヒートに改名しなさい…
     あぁ耳がキンキンする…。
     そもそも、貴女の事故により私が払った金額は…」

つい、と電卓を見せる緑髪の女性。
金髪巻き髪の少女はその数字をみて…

ξ;゚听)ξ「なんだと…私の…いったい何年分の生活費なの…」

181 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:34:02.91 ID:EM241IiqO
(゚、゚トソン「分かりましたか?この犬…猫畜生予備軍」

ξ;゚听)ξ「私は人の食べ物を盗んだりしないもん」

(゚、゚トソン「仕方ない。ならば体に教え込むしか有りませんね」

ほら。と緑髪の女性、トソンは鞄の中からある物を取り出す。
  ♪
ξ☆凵)ξ「そ…それは…」

「魚の骨!!!!!!」

そう、魚の骨である。誰がみても魚の骨である。
ご丁寧に頭と尻尾、更に鞄の中に見えるビニール袋には
皮まで入っているようだ。

(゚、゚トソン「やはり獣ですね」

ξ;゚听)ξ「くうぅうううう…本能には逆らえないのか…」

骨をビニール袋に戻し、鞄にしまうとトソンは
巻き髪の少女、ツンデレに声をかける。

(゚、゚トソン「ほら、帰りますよ。」

182 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:35:41.21 ID:EM241IiqO
ξ--)ξ「パンの、耳〜♪魚の骨〜お腹すいたよ〜♪」

(゚、゚トソン「だまらっしゃい。さっさと夕食を食べて、
     貴女の巣に帰りますよ」

ξ゚听)ξ「巣ってゆーな!!」

(゚、゚トソン「私からみたら四畳半一間で風呂無し、
     キッチン無し、共用トイレで築20年近い
     木造家屋のアパート家賃二万五千円なんて犬小屋です」

ξ;゚听)ξ「探偵!?」

(゚、゚トソン「探偵です」

ξ゚听)ξ「だったわね…」

(゚、゚トソン「貴女もでしょう…まぁ分かる理由は別にあるのですが」

この二人、けして漫才をしたい訳ではない。
時に、知能レベルの差が激しい時はこの様な、
応酬がみられるのが世の常である。
知能レベルの高い読者達にはもうどちらが低いのかお分かりだろう。

183 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:38:28.23 ID:EM241IiqO
ξ*゚听)ξ「○き屋!す○屋!」

(゚、゚トソン「なんという喜びよう。尻尾が有れば振り乱れていますね」

結局二人は、…一人と一匹は食事を取ることになり、
警察署から近い○き屋に来るのだった。
因みにす○屋なのはトソンのチョイスだ。

(゚、゚トソン「と言うか、当然のごとくたかる気ですね?奢りませんよ?」

ξ゚听)ξ

ξ;д;)ξブワッ

(゚、゚トソン「やっぱりからかうと面白い(冗談です。)」

そう言うと店内へと足を踏み入れる、トソン。
店の中へ入った瞬間、二人、いやツンに視線が集まる。
その訳は、彼女の頭に付いている…耳に有る。

184 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:40:07.60 ID:EM241IiqO
ビースト。亜人と呼ばれる人種で有るためだ。

ビーストの歴史は今から30年前までさかのぼる。
当時、ある実験として生物に別な生物の特徴を移植する実験が行われていた。
その際、新種のレトロウィルスを用い移植していたのだが、
ある日、そのウィルスが漏れたのだ。
不完全なウィルスに冒された人々は大半が死亡したが、
一部の人達はそれに適応してしまった。それがビースト。

そして、その塩基配列はその子孫に受け継がれる。

ツンは第二世代のビーストで遺伝子情報は人とチーター。
ただし、外見的な差違は猫耳が人の耳の代わりに付いているだけで
尻尾や鋭い爪、牙、体色の変化等はない。
変わりに肉体面はチーターの最高速度で約4キロ近く走れたり
弾丸を見てからかわす等の超人的瞬発力を持つ。

因みに、彼女の知能レベルは中学生レベルなのだが
これは彼女のせいではなく、意図的にこのレベルにされている。

185 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:43:06.58 ID:EM241IiqO
この国にはファームと呼ばれる第二世代用の教育施設がある。
そこで、第二世代のビースト達は6歳から12年間ほどの教育を受ける為だ。
有り体に言えば、ビースト達は人間以上の能力を持つため
隔離し、洗脳に近い教育を施すためにファームは存在する。

そこでの教師役を通称テイマーと呼び、
国の定めた規定に基づき、教育し
ビースト達に職業の斡旋までの面倒を見る。

トソンはそのテイマーと呼ばれる人種だ。
見分け方は髪の色、テイマーは必ず緑髪に染めなければならず、
ビースト達が暴走した場合、一目で分かるようになっている。

ξ;゚听)ξ「が…がぉ…」

視線に耐えられなかったツンの一言により「ざぁ」と店内の客が後ずさりする。

(゚、゚トソン「威嚇してどうするのですか。威嚇して…」

187(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:47:13.93 ID:EM241IiqO
ツンの頭をバシバシと叩き、トソンは店員に声を掛けた。

(゚、゚トソン「奥のテーブル席。よろしくお願いします」

\(;^o^)/「あちらのお席へどうぞ〜注文が決まりましたら」

(゚、゚トソン「牛丼キングで、こっちの猫娘には…」

ξ*゚听)ξ「キング!!私もキングよ!響きがカッコイい!」

そんなやりとりをしていた時だ。

<♪♪♪〜♪♪

携帯だ。トソンはツンを手で制しながら電話を始める。

えぇ、はい。近くに居ますね。
とトソンは受け答えし最後に現場に行きますと告げ携帯を畳む。

(゚、゚トソン「全く、あの禿親父、人が食事を取ろうとしているのに…
すみませんがさっきの注文はテイクアウトで取っておいて下さい
(急用が出来ました。申し訳ありませんが、先の注文はキャンセルで)」

誰も、トソンに逆だとツッコミはいれなかった。

188 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 11:49:34.85 ID:EM241IiqO
二人が現場に駆けつけた時、既に現場は人でごった返していた。
その大半は野次馬。残りの何割かは警察。最後に通りすがりだ。

ワイワイガヤガヤ ヤイノヤイノ

ξ;゚听)ξ「うげぇ…私人ごみキライ…」

(゚、゚トソン「クズ共が集まってますね。
     退きなさい!この社会の害虫共が!
     (既に騒ぎになってしまってますね。
     私刑になる前になんとか害者の元へ行きませんと、
     すみません!通して下さい!)」

重ねて言うが、誰もトソンにはツッコミを入れない。
ツンはいつも口汚く罵られて居るため気付かないのだ。

必死に殴りかかるのを抑える…もとい割り込もうとするが
人の波は成人女性にしてはスレンダーなトソンに取って
割り込むのが難しい。

( 、 トソン「くっ…こんな時、カッコ良くて、
     イケメンで背が高くて、私の二倍以上稼いで、
     性格面は従順な下僕のような彼氏がいれば…」

ξ゚听)ξ「高望みしすぎ…」

192 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:02:14.60 ID:EM241IiqO
(゚、゚トソン「シャラップ!ツン。今すぐ私を投げなさい。
     そして地面に落ちる前に見事キャッチなさい」

ξ゚听)ξ「りょーかい。じゃあ…しつれいしま〜す」

トソンをお姫様抱っこし二三歩下がるツン。
彼女の身体能力を持ってすればトソンを掲げながら跳躍し、
電柱を足場にした瞬間に彼女を投げ、
落着地点に先回りし受け止めるなど造作もないことなのだ。

そして……

ξ゚听)ξ「とりゃあ!」

空中を放物線を描き、トソンは一直線に騒ぎの中心部…
即ち、警察のバリケードの中へと落ちてゆく。だが、
トソンを受け止める者は警察にはいない。

だが

ξ゚听)ξ「どけぇぇい!!国家権力の犬共!(トソン談)」

警A「鳥か!?」

警B「いや、飛行機だ!」

警C「よく見ろ!ミニスカのかわいこちゃんだ!!」

194 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:04:29.45 ID:EM241IiqO
トソンの落下速度以上の速度でツンは空中を移動し、
トソンの落着寸前に受け止める。

その際に数人警官が、ツンのスカートを覗こうとしたが
可哀想なことにツンはスパッツ着用の上、
着地に巻き込まれ吹き飛んだことを追記したい。

(゚、゚トソン「ふぅ、こんな事もあろうかとパンツルックで正解です」

もはや、突っ込むまい。皆の視線はツンに向かっており
トソンを誰も見てなかったなんて事は……

ミ,,;Д;彡「だから!違うって!俺じゃないからー」

(`・ω・´)「だが、こちらのご婦人はお前だと言ってるぞ!」

J( 'ー`)し「この人……いえ、このビーストが引ったくり犯に決まってます!」

(゚、゚トソン「ちょっとまちなさい!」

ξ゚听)ξ「てか!フサ!?なにしてんの?」

ミ,,;Д;彡「うわ〜ん!ツンたぁぁぁあん!」

196 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:06:15.33 ID:EM241IiqO
(゚、゚トソン「普通、こういう時はトソン様〜って来るべきです」

ミ,,゚Д゚彡「いや、アンタには虐待紛いな事をされた記憶しかない」

ξ゚听)ξ「そういや、フサはよくおやつ取られてたわね」

(`・ω・´)「……ここは関係者以外、立ち入り禁…テイマー?
       もしかして津村女史ですかな?」

ξ゚听)ξ「そうそ…」ムギュ

(゚、゚トソン「邪魔ですよ?」

トソンはツンを押しこくり現場の指揮者と思しき人物に声をかける。

(゚、゚トソン「どうも、津村トソンです。
     ここから先は私が担当しますから
     犬の糞ほども…失礼。皆さん方は通常の勤務
     つまり現場の保護と周辺警備をお願いします」

197 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:07:12.87 ID:EM241IiqO
(`・ω・´)「むぅ、分かりました。ですが、
       犯人の逃亡を許すことは無いようにお願いします」

そう言い、警察達は立ち去って行く。
トソンはフサギコに話を聞いてみることにした。

(゚、゚トソン「で?なぜ、こんな薄幸そうでお財布の中身は
     万年一万以内そうなおばさんのバッグを引ったくったのですか?」

ξ;゚听)ξ「はぁ!?フサ。アンタ引ったくりしたの?」

ミ,,゚Д゚彡「してないから!!めっさ誤解だから!!」

J(#'ー`)し「だからアンタが引ったくったんでしょう!!」

ξ゚听)ξ「?ちょっと待って、
      被害者と容疑者が一緒に居るし…なんか変」

(゚、゚トソン「流石は私の下僕。その通り、現行犯です」

ξ゚听)ξ「なら無くちゃおかしい物があるはず…おばさん。
      引 っ た く ら れ た バ ッ グ は ど こ ?」

J(;'ー`)し「え?」

198 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:08:23.00 ID:EM241IiqO
J(;'ー`)し「コイツが持ってる筈よ!」

ミ,,゚Д゚彡「持ってないから!!」

ξ゚听)ξ「フサ。次はアンタね。なんで引ったくりに間違えられたの?」

ミ,,゚Д゚彡「なんか、変なかっこした男がおばちゃんから
      バッグを奪ったのを見て、追いかけようとしたら
      おばちゃんにぶつかって、そしたら警察に取り押さえられて…」

(゚、゚トソン「bingo.犯人はその男ですね。ツン、追跡をします。
二人から何か共通の匂いは?」

ξ゚听)ξ「あのー、一応猫科なんですけど…」

(゚、゚トソン「シャラップ!早くしなさい。」

ξ゚听)ξ スンスン

顔を二人に近づけ、匂いをかぐツン。

ξ゚听)ξ「アンタ達、昼にカレー、特にカレーうどん食べてない?」

J( 'ー`)しミ,,゚Д゚彡「いや、全然」

ξ゚听)ξ「犯人は、昼…もしくはぶつかる前にカレー系の食べ物。
      多分カレーうどんを食べてるわ」

200 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:10:19.93 ID:EM241IiqO
ξ゚听)ξ「しかも、これはしょぼくれ屋のカレーうどんだと思う。
      とりあえず、匂いで追う?」

(゚、゚トソン「決まりですね。現場は警察に任せて追跡に向かいましょう」

二人は近くにいたシャキン!とした顔の刑事に事の顛末を話し、
犯人の追跡を開始する。


それからしばらくし所も変わって…

( ´ー`)「へへ…大漁だーヨ。しかもバカなビーストが
      捕まってくれたお陰で、楽に仕事が出来たーヨ」

そこに現れる二人…いや一人と一匹!

ξ゚听)ξ「なるほど。アンタかバカで助かったわ」

(゚、゚トソン「この塵虫が…大人しく、お縄についてもらいます」

(;´ー`)「な!?誰だーヨ!?ここは男子トイレだーヨ!」

ξ;゚听)ξ「うわ!!ほんとじゃん!?」

(゚、゚トソン「あーあ。ついにツンは身も心も汚れてしまいました!」

203 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:11:42.32 ID:EM241IiqO
そう犯人の居た場所は男子トイレだ!

ξ(;、;ξ「ッッッッ!?くぅ…泣くな!私、なくなぁ!!」

(;´ー`)「仲間へ精神的ダメージを与えた!?
      それよりお前たちは何者だーヨ!?」

(゚、゚トソン「フッ。私の名は津村トソン。人呼んでビースト探偵!!
     さぁ大人しく、私に私刑にされなさい!」

だがそれも、かなり遠くの入り口の向こうからでは
ほとんど意味を持たない。

( ´ー`)「馬鹿かーヨ!!入り口以外にも逃げ場は有るんだーヨ!」

(゚、゚;トソン「あ!バッチィ!!便器を足場に窓から!?」

便器を足場に軽やかに逃げるシラネーヨ。
トソンは追うか迷うが、それよりも早くシラネーヨは逃げていく。

だが、それを追う者が居た。

ξ;;)ξ「私の純潔を返せー!!」

ツンだ。泣きながらシラネーヨを追いかける。
身体能力のお陰で、便器には触れてないのが唯一の救いだろう。

205 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:12:48.30 ID:EM241IiqO
(;´ー`)「な…なんだーヨ!?」

(゚、゚トソン「愚か者!腐っても鯛と言うことです!」

トイレから逃げ出した犯人を追いかけるツンとトソン。

だが、ツンの方が圧倒的に早い。

ξ;;)ξ「うわ〜ん!」

そして…

バ キ ィ ! !




207 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:14:23.15 ID:EM241IiqO
(゚、゚トソン「ハフッ!ハム!ハム!ハフッ!」

ξ゚听)ξ「…」

(゚、゚トソン「店員さん。追加です」

\(;^o^)/「在庫オワタ」

ξ゚听)ξ「丼が…」

(゚、゚トソン「おいひいです!牛丼おいひい」

ミ,,゚Д゚彡「7杯目。」

(゚、゚トソン「あ、店員さん。次の丼を用意して下さい」

一時間後、ツン、トソンはフサギコと共にすき○に居た。
実は普通の人間に比べトソンは極端に燃費が悪い。
そのため普段から食事は欠かさなかったのだが、
犯人逮捕後の様々な手続きで結局食事時間は合計4時間近く
ずれ込んでしまった。


209 :(゚、゚トソン 美女「が」野獣のようです ξ゚听)ξ:2009/10/12(月) 12:15:18.42 ID:EM241IiqO
その結果、入店時こそ生ける屍もとい
(店に)行ける屍状態に陥ったが七杯目にして
どうやら正常に戻ったらしい。

ξ゚听)ξ「にしても良かったわ。今月ピンチだったし」

ミ,;゚Д゚彡「俺は報奨金以下の価値なのか…」

フサギコの疑いも晴れ、ツンの財布も膨らみ、
全てが解決したのだった。

ただ、一つを除いて

(゚、゚トソン「ふぅ。店員さん。テイクアウトで一つ…」

\(;^o^)/「すみません。在庫切れです」

(゚、゚トソン「な…なんですって!?」ティゥンティゥン


END



お題
・行ける屍
・髪型が縦ロールだけど風呂なしアパート暮らし
・魚の骨
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