- 557 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:02:42.72 ID:q6PC0Tkh0
僕の名はブーン。大学生だ。
先月、人生初の彼女をゲットしたばかりだ。まだ抱いてはいない。
今日はその彼女、ツンの部屋に行った。
( ^ω^)「ツン〜、僕だお〜」
ピンポーン
ξ゚听)ξ「あ、は〜い。今、開けるね〜」
扉の開かれ、僕は部屋に入った。
アパートで一人暮らしをしているツンの部屋。
何度か入ったことのある部屋だったが……何だかいつもと違う感じがする。
- 560 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:06:12.28 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「……?」
ξ゚听)ξ「?……どうかした?」
( ^ω^)「ん?……あぁ……いや」
ξ゚听)ξ「あっ、ゴメンね、散らかってて。すぐ片付けるから」
確かに以前より散らかっているが僕が気になっているのはそんなことではない。
何だか……臭い……そう。
(;^ω^)(男の臭いがする!)
そう、くさい。
部屋が何やらイカ臭いのだ。
このイカ臭さはつまり……そういうことだろう?
(;^ω^)(そんな……まさか……ツンが……)
- 562 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:09:35.69 ID:q6PC0Tkh0
- 考えてみればツンと寝たことが無い。裸を見たことすら無い。
というか以前からそんな空気になるのを意図的に避けられてる感じがしていた。
ξ゚听)ξ「そうだ、喉、乾かない? 何か飲む?」
どうしよう、まさか初めて出来た彼女に浮気をされるなんて……
こういうときはどうなんだろう……やはり面と向かって聞いてみたほうが良いのだろうか?
僕は意を決して問い詰めてみることにした。
ξ゚听)ξ「どうかしたの? ブーン……具合悪いの?」
( ^ω^)「ねぇ、ツン!」
ξ゚听)ξ「? なぁに?」
( ^ω^)「なんか……くさい」
ξ゚听)ξ「髪型のこと?」
( ^ω^)「ホントだwwwξ←クサイwww……っていやそうじゃなくて」
- 565 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:12:30.25 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「この部屋、何だかイカくさいお」
Σξ;゚听)ξギクゥッ
ツンが明らかに動揺なさっている。
これはもうあっきらかに動揺なさっていらっしゃる。
ξ゚听)ξ「え……そそそ……そう?……かなぁ」
( ^ω^)「ツン……」
僕はツンににじり寄った。
( ^ω^)「君と僕とは恋人同士だお。隠し事はやめて欲しいお」
僕も男だ。
ツンが謝ったら許してあげよう。
- 567 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:15:05.25 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「……ブーン」
だが、浮気相手の男は別だ。
ξ゚听)ξ「ごめんなさい、正直に話すわ……」
( ^ω^)「……うん」
人の女に手を出した罪はきっちり償ってもらう。
喧嘩などは得意ではないのだが、男として黙っているわけにはいかないのだ。
ξ゚听)ξ「実は私……」
僕は表情に出さぬよう努めたが胸中では決意の炎が上がっていた。
- 571 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:17:03.56 ID:q6PC0Tkh0
/⌒ヽ、
く_.| ♯ |._ゝ
│ │ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ξ゚听) < イカだったの
.ルリルリヽ \__________
(;゚ω゚)「え゙ぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえ!?!?」
〜 ( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです 〜
- 576 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:21:24.65 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「うわぁ!? マジだ!! イカだ!!」
/⌒ヽ、
く_.| ♯ |._ゝ
│
│ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ξ゚听) < 騙すつもりは無かったんだけど……
.ルリルリヽ \______________
( ^ω^)「騙すつもり無かったの!? 騙されてたんですけど!? 完ッッッ全に騙されてたんですけど!!」
ξ゚听)ξ「そっかぁ……最近部屋の消臭サボっちゃってたからなぁ」
( ^ω^)「沈下ぁー! 決意の炎沈下ぁー!! 本人の臭いです! 本人の臭いであります!!」
( ^ω^)(あ、そうか。だから裸を見られるのを避けてたのかお)
ξ゚听)ξ「ねぇ、ブーン、私のこと……嫌いになった?」
( ^ω^)「……え?」
- 582 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:24:30.50 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「やっぱり……イカとは……付き合えない……よね?」
( ^ω^)「馬鹿なこと言うなお!!」
ξ゚听)ξ「!?」
( ^ω^)「ツンが人間だろうとイカだろうと関係ないお! どっちにしたって僕はツンのことを愛してるんだお!!」
ξ゚听)ξ「……」
( ^ω^)「だから、彼女がイカでも全然ウェルカムだお!!」
ξ゚听)ξ「……」
( ^ω^)「え!? あれ!? なんかちょっと引いてる!?」
- 587 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:27:09.02 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「あ、いや、大丈夫。全然引いたりとかしてないわよ。うん、そういうのも、別に、アリだと思う」
( ^ω^)「なんか逆に僕が慰められちゃってる感じになっちゃったお!!」
ξ゚听)ξ「でも、嬉しい。私、てっきり嫌われるとばっかり思ってて」
( ^ω^)「まぁ嫌うとかは無いとして、その……」
ξ゚听)ξ「?」
(;^ω^)「色々聞きたいことがあるお」
- 588 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:29:40.66 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「まず今までよくバレずにいられたおね」
ξ゚听)ξ「頭は曲げて背中に折りたたんで隠す。脚は8本をスカートの中に隠すの」
( ^ω^)「よくよく考えてみれば気付かなかった僕がブッ飛んで馬鹿に思えてきたお」
ξ゚听)ξ「他に聞きたいことは?」
( ^ω^)「ん〜っと……」
ξ゚听)ξ「あ、そだ。飲み物まだ出してなかったわね」
( ^ω^)「あぁ、そういえば」
ξ゚听)ξ「何飲む?」
( ^ω^)「え〜っと、何があるんだお?」
ξ゚听)ξ「缶チューハイはイカが?」
- 591 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:32:06.54 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「今日クルマだから酒はちょっと……」
ξ゚听)ξ「コーラはイカが?」
( ^ω^)「あ、じゃあコーラで」
ξ゚听)ξ「カルピスはイカが?」
( ^ω^)「お前『イカが?』って言いたいだけだろ」
ξ゚听)ξ「はい。カルピス」
( ^ω^)「あっれ〜おっかしぃな〜……コーラっつったのにな〜」
ξ゚听)ξ「で? 何について聞きたいの?」
- 595 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:35:58.68 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「で? 何について聞きたいの?」
( ^ω^)「そうだおね……やっぱまず……出生の秘密から」
ξ゚听)ξ「成程ね。つまり親がどんなんなのかが気になるわけね」
( ^ω^)「そりゃあもう」
ξ゚听)ξ「良いわ。話しましょう」
/⌒ヽ、
く_.| ♯ |._ゝ
│ │
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ξ゚听) < 私の両親はイカだった
.ルリルリヽ \__________
( ^ω^)「両方ともイカだったの!?」
- 599 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:38:16.93 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「間違えたわ。お母さんは人間。お父さんがイカだったの。つまり私はイカと人間のハーフ!」
(;^ω^)「へぇ……で、なんでツンが産まれたんだお?」
ξ゚听)ξ「まぁまぁ慌てなさんな」
( ^ω^)「何いきなり口調変えてんの」
ξ゚听)ξ「それを教えるにはまず両親の出会いから話さなきゃならないわね」
( ^ω^)「ほう……出会いかお」
ξ゚听)ξ「出会いは海よ」
( ^ω^)「あら、ロマンチック」
ξ゚听)ξ「母は父を釣ったわ」
( ^ω^)「釣り上げられちゃったの!?」
- 603 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:41:26.37 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「一本釣りよ」
( ^ω^)「マジかお」
ξ゚听)ξ「釣り上げたお父さんを見てお母さんは言ったわ」
( ^ω^)「なんて?」
ξ゚听)ξ「『かわいい』」
( ^ω^)「どんなイカフェチだお」
ξ゚听)ξ「『食べちゃいたいくらい』」
( ^ω^)「お父さん逃げてー!」
ξ゚听)ξ「母は父を食べたわ」
( ^ω^)「食べちゃったの!?」
- 608 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:45:09.17 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「その結果が私」
( ^ω^)「そういう意味だったの!?」
ξ゚听)ξ「ベッドシーンの詳細も知ってるけど……イカが?」
( ^ω^)「いらねーお」
ξ゚听)ξ「母の豊満な胸に絡みつく父の10本の脚……」
(*^ω^)「ハァハァ」
ξ゚听)ξ「体中に吸い付く無数の吸盤の感触に母は思わず声を……」
- 613 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:48:05.37 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「ドキドキ……ってちょっと待ったぁ! いらねーっつったじゃんお!」
ξ゚听)ξ「なんだ、いらないの」
( ^ω^)「不覚にも聞き入っちゃったじゃねーかお! ってかなんで!? なんで娘がそんなこと知ってんの!?」
ξ゚听)ξ「その後はもう触手マニアには堪らない展開が……」
( ^ω^)「聞けや!!」
ξ゚听)ξ「じゃあ、他に何が聞きたいの?」
( ^ω^)「ん〜……じゃあ幼少時代とか」
ξ゚听)ξ「分かったわ」
- 614 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:51:29.73 ID:q6PC0Tkh0
- /⌒ヽ、
く_.| ♯ |._ゝ
│ │ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ξ゚听) < 私は普通に地元の小学校に入学したわ
.ルリルリヽ \_________________
( ^ω^)「ほぅ」
ξ゚听)ξ「得意分野は専ら水泳だった」
( ^ω^)「水泳!? 水着着れんの!?」
ξ゚听)ξ「着たわ。全てを曝け出して着たわ」
( ^ω^)「うわ〜……バレちゃったのかお……?」
ξ゚听)ξ「ブーン、泳ぎの50mのタイム、何秒だった?」
( ^ω^)「48.5秒」
- 617 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:54:13.02 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「私は3.5秒だったわ」
( ^ω^)「一桁かよ!」
ξ゚听)ξ「そのタイムを見た学校の人間の間である疑問が浮かび上がったの」
( ^ω^)「疑問?」
ξ゚听)ξ「『あいつ、イカなんじゃないか?』」
( ^ω^)「遅っ!!」
ξ゚听)ξ「『イカ』なんじゃな『イカ』wwwww」
( ^ω^)「続けて」
ξ゚听)ξ「イカだと分かった途端、私を襲ったのは『イジメ』よ」
(;^ω^)「うゎちゃ〜」
- 623 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 21:57:44.55 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「男子に『お前イカクセーんだよ!』って散々言われたわ」
( ^ω^)「可哀想に……」
ξ゚听)ξ「私は仕返ししてやったわ!」
( ^ω^)「仕返ししたんだ?」
ξ゚听)ξ「吸盤で顔に張り付いてやったわ」
( ^ω^)「男子トラウマになんぞ!?」
ξ゚听)ξ「そうして私はイジメに打ち勝ったわ」
( ^ω^)「男子ご愁傷様です」
- 628 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:01:41.00 ID:q6PC0Tkh0
/⌒ヽ、
く_.| ♯ |._ゝ
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ξ゚听) < そうして中学に入学した私
.ルリルリヽ \___________
( ^ω^)「話そこまで飛ぶのね」
ξ゚听)ξ「中学で私が打ち込んだのは他の何でもない。『部活』よ」
( ^ω^)「あ、水泳部に入ったのかお?」
ξ゚听)ξ「いいえ。書道部」
( ^ω^)「書道部!?」
- 631 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:02:23.54 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「イカ墨で字を書いたわ」
( ^ω^)「スミ吹けんの!?」
ξ゚ 3゚)ξ「ブーッ!」
( ■ω■)「ギャアァアァアァアァア!?」
ξ゚听)ξ「私の書道の腕前は高く評価されたわ」
( ■ω■)「目がぁ! 目がぁあぁあぁあぁあぁあ!!」
ξ゚听)ξ「コンクールで入賞したりとかもしたのよ」
( ■ω■)「何か拭く物ちょうだい拭く物!!」
- 634 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:05:48.24 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「あ、そうだ、賞取った作品、取っておいてあるんだけど見る?」
( ■ω■)「見えません!」
ξ゚听)ξ「そっか、拭く物ね。え〜っと……」
( ■ω■)「早くぅぅぅ!! 早くぅぅぅ!!」
ξ゚听)ξ「どれが良いかなぁ〜?」
( ■ω■)「適当な奴で良いから!」
ξ゚听)ξ「はい、生理用ナプキン」
( ■ω■)「適当すぎんだろ!!」
- 639 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:08:20.77 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「うわぁ……ナプキンで顔拭いてるよこの人……」
( ↑ω↑)「お前のせいだろ!!」
フキフキ
ξ゚听)ξ「ぎゃぁあぁあぁあぁあぁあ血涙!?」
( ↑ω↑)「あなたの墨です!!」
フキフキ
ξ゚听)ξ「もう、ちゃんと拭きなさいよ。汚いわね」
( ^ω^)「一応ボク君の彼氏なんですけど」
ξ゚听)ξ「そうそう、これがそのコンクール入賞を果たした作品よ」
- 640 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:09:29.92 ID:q6PC0Tkh0
________
│ │
│ │
│ 虫肖 │
│ ツ │
│ ン │
│ デ │
│ レ │
│ │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ^ω^)「タコかよ!」
- 642 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:12:10.82 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「なんで『蛸』だよ!? イカがタコとか書くなよ! イカがイカ墨で書いて何故タコだよ!?」
ξ゚听)ξ「そして高校時代……」
( ^ω^)「聞けやぁあぁあぁあぁあぁあ!!」
ξ゚听)ξ「一大事件が起きたわ」
( ^ω^)「事件?」
ξ゚听)ξ「何と人生初の彼氏が出来たの!」
( ^ω^)「あ、やっぱり僕の前に彼氏居たんだおね」
ξ゚听)ξ「そりゃもう私モテてたしね」
( ^ω^)「モテてたってことは……むこうから告白されたのかお?」
- 645 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:15:16.85 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「もちろん」
( ^ω^)「なんて?」
ξ゚听)ξ「『キャー! イカなんですかー! カワイイですねー! 是非お付き合いしてくださーい!』」
( ^ω^)「なんと! イカと知って告ってきたのかお!」
ξ゚听)ξ「さかなクンよ」
(;゚ω゚)「え゙ぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえぇえ!?!?」
- 653 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:18:51.62 ID:q6PC0Tkh0
( ^ω^)「ここに来て意外な有名人登場!」
ξ゚听)ξ「私達は燃えたわ」
( ^ω^)「燃えたの!?」
ξ゚听)ξ「燃えすぎてイカ焼きになっちゃったわ、イカだけにwwwww」
( ^ω^)「続けて」
ξ゚听)ξ「互いに貪るかの如く愛し合ったわ」
( ^ω^)「あらヤダ!」
ξ゚听)ξ「特に彼のベッドでの燃え方は異常だったわ」
( ^ω^)「またベッドシーンかよ!?」
- 657 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:21:06.49 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「『へへへwwwここに入れて欲しいんだろ?www入れて欲しいなら欲しいって言っちゃいなよwww』」
( ^ω^)「やめてー! さかなクンイメージ崩れるー!」
ξ゚听)ξ「いや、今のは私の台詞」
( ^ω^)「お前の台詞かよ!?!?」
ξ゚听)ξ「脚10本全部入れてやったわ」
(lll^ω^)「ヒィィィィィィィィィィ」
ξ゚听)ξ「それ以来彼はMに目覚めたわ」
( ^ω^)「イメージ崩れるー!」
ξ゚听)ξ「ところが彼は私をフったの」
( ^ω^)「え? フラれちゃったのかお?」
- 661 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:24:27.01 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「そうよ。彼は真面目な顔して言ったわ」
( ^ω^)「なんて?」
ξ゚听)ξ「『イカは魚ではない』」
( ^ω^)「さかなクン何を今更!」
ξ゚听)ξ「私は縋った……『でも魚介類よ!』」
( ^ω^)「なんちゅうスガり方……」
ξ゚听)ξ「けど彼を振り返らせることはできなかったわ。彼は後日、イルカと付き合ったそうよ」
( ^ω^)「へぇ〜……」
( ^ω^)「哺乳類なのにね」
- 668 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:27:19.74 ID:q6PC0Tkh0
ξ゚听)ξ「はっ! 話に夢中で気が付けばもうこんな時間!」
( ^ω^)「本当だ、もう日付変わっちゃったお」
ξ゚听)ξ「残念。 終電逃しちゃったわね」
( ^ω^)「いや今日クルマだっつったじゃん」
ξ゚听)ξ「仕方ないわね。今日は泊まっていきなさい」
( ^ω^)「いや……クルマ……」
ξ///)ξ「もうっ! 分かってないわね! 泊まってって言ってるんじゃない!」
(*^ω^)「はっ!」
ξ///)ξ「ここから先はオトナの時間でしょ?」
(*^ω^)「ツン……」
- 672 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木) 22:30:30.06 ID:q6PC0Tkh0
ξ///)ξ「ねぇブーン」
(*^ω^)「なんだお?……ハァハァ……」
ξ///)ξ「さっきさかなクンがMに目覚めたって言ったでしょ?」
(*^ω^)「あぁ、そうだったおね」
ξ///)ξ「それと同時に私もSに目覚めちゃったの」
(*^ω^)「そうかお」
ξ///)ξ「……」
(*^ω^)「……」
ξ///)ξ「……」
( ^ω^)「え……ちょっ待っ……どういうこと?」
- 678 :( ^ω^)ブーンですが僕の彼女には秘密があるようです:2008/01/17(木)
22:33:14.78 ID:q6PC0Tkh0
「へへへwwwここに入れて欲しいんだろ?www入れて欲しいなら欲しいって言っちゃいなよwww」
「待ってって!! やめて!! 入らないお!! そんないっぺんに10本も入らな……!」
ヒギィイィイィイィイィイィイィイィイィイィイ――――――ィ!!!!
それからというのも、彼女との交際には少し……いやかなり困ってます。
僕はこれからも、このイカさんに振り回されることになりそうです。
どうやら僕の彼女にはとんでもない秘密があったようです
…………ま、良イカ。
〜終〜
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