45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:27:57.05 ID:m3ib6T1WO
〜欝田家〜

川 ゚ -゚)「お茶が入りました」

('A`)「む、すまぬな」

川 ゚ー゚)「いえ。いい天気ですね」

('A`)「ああ」

ドタドタ

ノハ;゚听)「姉上!またいらしてたのですか!!」

川 ゚ー゚)「なんだ帰ったのか。妹の家に来て何か問題があるか?」

ノハ#゚听)「なら何故わたしが居ない時を図ったように来るのですか!!」

川 ゚ ー゚)「静かにしろ。赤ん坊が驚くだろう。
    おー、よしよし」

ノハ;゚听)「ちょっと!いつの間に!?大体姉上はいつまで独り身でいるのです!
父上も母上も心配しているのですよ!」

川 ゚ー゚)「あいにくまだ理想の殿方が見つからなくてな。
    それより見ろ。この子の鼻、わたしにそっくりだと思わないか?」

ノハ;゚听)「……!!そんなわけないでしょおお!!」

('A`)(俺も旅にでるかな……)

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:29:52.56 ID:m3ib6T1WO
〜津出家〜


(,,゚Д゚)「これで良かったのかの……」

(*゚ー゚)「今更何を。あなた様も喜んでいたのに」

(,,゚Д゚)「確かにあの御前試合の騒動で
殿を置いて逃げるような輩にツンをやる訳にはいかぬと思ったのだが……」

(,,゚Д゚)「内藤は武士としては申し分ないが、夫としてはの……」

(*゚ー゚)「心配無いですよ。祝言の時のツンの幸せそうな顔をお忘れですか。それにあなた様も。
    ツンがまだこの家に残ることになって嬉しいのがお顔にでてますよ」

(,,゚Д゚)「……ふん。内藤が帰ってきたらたっぷり働いて出世してもらうわ。
    わしも今や家老。それだけの力はある」

(*゚ー゚)「ふふ。楽しみですわね」

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:32:46.21 ID:m3ib6T1WO
〜流石家〜


(´<_` )「兄者。やはりここにいたのか。何故道場に来ない」

( ´_ゝ`)「……腰が痛い」

(´<_` )「昨日は腹が痛いと言ったぞ。いい加減にしろ。行くぞ」

( ´_ゝ`)「断る」

(´<_`#)「拙者の傷はまだ完全には癒えていないのだぞ!誰が門下生の稽古を見るのだ!
     大体、兄者の方が腕は上なのに面倒だというふざけた理由で御前試合を断りおって!
     そもそもの原因はそれではないか!」

( ´_ゝ`)「……」

(´<_`#)「それに拙者は知っておるぞ。御前試合の騒動の時、
     兄者は様子を見に行って騒動を知ったはずなのに戻ってきたではないか!
     侍として恥ずかしくはないのか!これは処罰されてもおかしくないのだぞ!」

( ´_ゝ`)「すぐに知らせに走ったではないか。それに一度戻ったのには訳がある」

(´<_`#)「なんだ!」

( ´_ゝ`)「刀を忘れた」

(´<_` )「……流石だな。兄者」

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:36:15.07 ID:m3ib6T1WO
〜武雲流道場〜


( ゚∀゚)「色々と世話をさせてすまぬな。何分この大所帯、助かっておる」

ξ゚ー゚)ξ「お気になさらずに。好きでやっていることですから。
    それに長岡様は近頃は直心流道場にも稽古をつけに行かれて。
    奥方様がお身体を心配なさっておいでですよ」

( ゚∀゚) 「あれは道場を継ぐ門下生が育つまでだかな。
    茂良とは幾度となく竹刀を交わした仲。せめてもの義理のつもりだ」

ξ゚ー゚)ξ「そうでしたか……」

( ゚∀゚)「それに俺は忙しくしている方が性に合っているようだ。
    それより今日は確か内藤の出立の日では……見送らんでいいのか?」

ξ゚ー゚)ξ「別れは昨夜済ませました。……それにもう寂しくは無いんです。
    ここにあの人の……」

( ゚∀゚)「まさか子が!?」

ξ^ー^)ξ「はい!」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:39:08.99 ID:m3ib6T1WO
〜藩境〜


(キ ^ω^)「そこの者。どこまでついてくる気だお」

(´・ω・`)「気付いておいででしたか。失礼しました。
    拙者の名は諸梵丸。藩命によりお供させて頂きます」

(キ ^ω^)「藩命?聞いておらぬお」

(´・ω・`)「昨年の騒動もあり、諸藩の内情を秘密裏に探る役目を授かりました。何卒お力添えを」

(キ ^ω^)「……拙者は関知するつもりは無いお。しかし付いてくるというなら止めぬ」

(´・ω・`)「それで結構です。ところで内藤様」

(キ ^ω^)「なんだお?」

(*´・ω・`)「良いお身体をしてますね」

(キ ^ω^)「……」

(*´・ω・`)「……」

(キ ^ω^)(宿は別に取らねば……)


あとがき


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:48:11.10 ID:m3ib6T1WO
なんという世界丸見えEND……

ではあとがきなどを

とりあえず初作品を完結させることができてほっとしてます。

総合で練習して初スレから約1ヶ月。
電車と布団の中でポチポチし続けやっと完結できました。
これも毎回たくさんの支援と乙で力を頂いたおかげです!

内容は……自分でも分かるくらいに稚拙ですが、
わりとテンポ良く書けたのだけは良かったかなと。
時代小説のあるあるwは詰まった話になってると思います。

まぁとにかく好きなジャンルだったので楽しく書くことができたのが一番でした!

読んでくれた方、v速+ブーン系小説まとめサイトさん。
本当にありがとうございました。

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/24(水) 00:52:06.28 ID:m3ib6T1WO
乙ありがとうございます!
次回作は内藤の旅編を考えてますが、次は書き蓄めて1スレ完結で書こうと思ってます。
書くのが遅いのでしばらく先になりますが。


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