- 7 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 20:39:29.61 ID:RcyqVXlN0
23話
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(*゚ー゚)「ドクオさん!いつ私をパートナーにしてくれるんですか?」
ノノ'A`)「何度も言わせるな。俺にパートナーなど必要ない」
(*゚ー゚)「いえ・・・ダイバーとしてだけじゃなくて・・・」
ノノ'A`)「帰れ」
(*;ー;)「・・・はい」
・
・
・
- 8 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 20:40:03.37 ID:RcyqVXlN0
女が1人、壁を蹴っていた。
(*;゚ー゚)(うぅ・・・どうしても落とせない・・・。
悔しいよりも、屈辱だわ・・・)
( ><)「しぃ・・・」
(*゚ー゚)「あっ、お父さん」
( ><)「いつになったらドクオを落とせるんですっ?」
(*;゚ー゚)「・・・あいつ・・・手強いのよ」
( ><)「手っ取り早くvipを叩くためには政府の専属運転士になって、
総統を暗殺するのが最善なんです!早くするんです!」
(*゚ー゚)「分かってるわ・・・私は・・・」
( ><)「奴らが母親にした事を忘れるな!」
(*゚ー゚)「えぇ・・・」
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- 10 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 20:40:55.41 ID:RcyqVXlN0
(*゚ー゚)「・・・」
( ,,゚Д゚)「・・・どうした?」
(*゚ー゚)「ん?・・・・ねぇギコ」
( ,,゚Д゚)「あん?」
(*゚ー゚)「約束通り、No1になったら一緒になってあげるから・・・」
( ,,゚Д゚)「・・・」
(*゚ー゚)「だから・・・頑張ってね」
( ,,゚Д゚)「・・・あぁ」
(*゚ー゚)(遠回りしちゃったけど・・・復讐の日はすぐそこよ・・・)
- 12 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 20:42:13.64 ID:RcyqVXlN0
ウィィィィィィン
('A`)「ただいま〜」
( ^ω^)「おっ!」
ξ゚听)ξ「あら、泊まりじゃ無かったのね」
(;'A`)「なんだよ・・・泊まりって」
(*
^ω^)「僕はドクを信じてたお!」
(;'A`)「まぁ・・・なんでもいいけどよ。それより・・・」
ピンポーン
レールで荷物が届いた音だ。
- 15 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 20:47:36.65 ID:RcyqVXlN0
('A`)「おっ!早速来たか」
( ^ω^)「?話が読めないお」
('A`)「まぁ来いよ」
昔はレオパルトが格納してあった作業場。
今は自分たちで作った船が置いてある。
('A`)「これを見ろ!」
ドクが荷物に被せてあった布を取ると、
フサギコさんから送ってもらった、C−27エンジンが姿を現す。
- 18 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:00:04.76 ID:RcyqVXlN0
(* ^ω^)「おぉぉぉぉおおお!」
ξ゚听)ξ「ちょっと!なんなのよ!私にも見せなさいよっ!」
( ^ω^)「これだお!」
ブーンがモニターを手で持ち、作業場へと持ってくる。
ξ*゚听)ξ「ちょ!エンジンじゃない!」
(* ^ω^)「ドク!やっと買えたのかお!?」
('A`)「ハハハ、まぁ俺の人脈を使えばこんなもんよ」
ブーンが眼を光らせ、エンジンをペタペタ触る。
- 19 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:02:02.10 ID:RcyqVXlN0
ξ*゚听)ξ「ねぇ・・・早くぅ!お願い!早く積んでよぉ〜!」
(* ^ω^)=3 (ハァハァ)
('A`)「いや、ダメだ」
ξ#゚听)ξ「あ"ぁ"ぁぁぁぁん?てめーもっぺん言ってみろや」
(||| ^ω^)(ヒィィィィィ)
- 20 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:07:17.22 ID:RcyqVXlN0
(;'A`)「い、いや・・・まだ錆びてるだろ?
錆びを落として、整備しなきゃ」
ξ#゚听)ξ「ならやれ、早くやれ、今やれ、すぐやれ」
(;'A`)「コエーヨー」
ドクとブーンは早速解体し始める。
錆びを落とし、部品を磨き、また組み立てて行く。
その作業はもう熟練のダイバー並にテキパキとしたものだった。
- 23 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:09:22.56 ID:RcyqVXlN0
ξ*゚听)ξ「はっやっくっ!はっやっくっ」
( ^ω^) カチャカチャ
ξ*゚听)ξ「エンジンっ!エンジンっ!」
('A`) カチャカチャ
ξ゚听)ξ「まーだー?」
(,, ^ω^) カチャカチャ
ξ゚听)ξ「・・・」
(,,'A`) カチャカチャ
ξ
)ξ「・・・」
(,, ^ω^) カチャカチャ ('A`,,)
ξ#゚听)ξ「おっせぇーーーーんだよッ!このボンクラ共がッ!」
- 24 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:11:05.65 ID:RcyqVXlN0
(,,'A`)「終わった〜!」
(,, ^ω^)「完成だお!」
ξ*゚听)ξ「あたしはあんた達を信じてたわ」
(;, ^ω^)(現金すぎるお・・・)
(,,'A`)「よし、取り付けるぞ」
今まで心臓の無かった船に血が通い始める。
自分達が一から作った船、感慨深いものがあった。
(,, ^ω^)「後は燃料を入れればいつでも飛べるお!」
(,,'A`)「作業で汚れちまったな、風呂に入るか」
ξ#゚听)ξ「ちょっと!今すぐ燃料入れなさいよ!」
(,,'A`)「まぁまぁ、慌てるなよ。全部準備が終わってからだ」
ξ#゚听)ξ「ムキー」
- 26 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:13:20.87 ID:RcyqVXlN0
一方その頃
【ダイバー新聞】
ドク・ニートがダイバー審査を申請。
正式に受理されダイバーとしての認可が出された。
ドクオ・ニートの後継者として、現成績を引き継ぐ事になった。
パートナーにはブーン・ノーベルが新規登録された。
ドク・ニート ダイバー登録No.27000
ブーン・ノーベル ダイバー登録No.27001
- 27 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:14:37.34 ID:RcyqVXlN0
(*;゚ー゚)「んなっ・・・?」
( ,,゚Д゚)(あいつ等・・・)
(*;゚ー゚)「ど、どういう事!?成績を引き継ぐって・・・」
(
,,゚Д゚)「ドクオさんの回収成績に上乗せされるって事か・・・」
(*;゚ー゚)「なんて事・・・せっかく追いついてきたっていうのに・・・」
( ,,゚Д゚)(しぃ・・・)
(*;゚ー゚)「ギコ!あの子達の腕はどうなの?」
( ,,゚Д゚)「ドクか・・・。やっぱりドクオさんの息子なだけあって非凡なものを持っているよ。」
(*;゚ー゚)(邪魔ね・・)
- 28 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:15:48.24 ID:RcyqVXlN0
( ,,゚Д゚)「しかし・・・ドクより・・・」
(*゚ー゚)「ドク君より?」
( ,,゚Д゚)「パートナーのブーンの方が不気味だな。
未だに、才能の底が見えん」
(*;゚ー゚)(まだ子供だからと思ってたけど・・・)
( ,,゚Д゚)「・・・安心しろ。この俺があいつ等に負けるような事は無い」
(*゚ー゚)「・・・頼りにしてるわ・・・」
( ,,゚Д゚)(ドク・・・遠慮はせんぞ)
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- 30 :◆3m0SptlYn6:2007/02/27(火) 21:17:05.32 ID:RcyqVXlN0
(´・ω・`)「いよいよか・・・」
_
( ゚∀゚)「まぁ、あいつ等なら申請は余裕でパスだろうな」
(´・ω・`)「そうだね。それだけの才能と実力はある」
_
( ゚∀゚)「ところで最近調子に乗ってる『猫』だが」
(´・ω・`)「あぁ、ちょっと出すぎだね。そろそろ叩いておくか」
_
( ゚∀゚)「若造には、まだ早すぎるからな」
(´・ω・`)「それじゃ今後のプランでも練ろうか」
_
( ゚∀゚)「ああ」
(´・ω・`)(ドク・・・)
それぞれの思惑を巻き込みドクとブーンのダイバーとしての人生が始まった。
23話 完
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