- 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:33:47.43 ID:MjlwuLGg0
<<まりもちゃっと。プライベート四-三号室>>
――――
コナタン さんの発言:
でも最近ってみんな忙しそう・・・
ドックンもミセリちゃんもあんまり見ないしさ;;
――――
ピチカァト さんの発言:
うン…そうだねぇ><
やっぱり仕事、忙しいのかな?
――――
カッツ・O さんの発言:
社会人は大変だよなぁwwww
働きたくないでござるwwww働きたくないでござるwwww
――――
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:34:33.68 ID:MjlwuLGg0
- コナタン さんの発言:
ワタシもでゴザルw
――――
ピチカァト さんの発言:
ミギにオナジ…カモ(ワラ
――――
カッツ・O さんの発言:
みんな同じかよwwwwwwwww
ナカーマwwwwwwwww
ああ。
そういえばさ、最近妙なウワサをオカ板とかで聞いたんだけど・・・
――――
- 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:35:37.20 ID:MjlwuLGg0
- ピチカァト さんの発言:
んッ?
なになにィ?
――――
コナタン さんの発言:
気にナル……。
けどちょっとおトイレw
――――
カッツ・O さんの発言:
いtr。
いやさ、ちょっと一つ気になるスレが立っててさ……。
それがなんか、死者が生き返る〜とかありがちな内容な訳。
――――
ピチカァト さんの発言:
うんうん。
イテラノシ→コナタン
――――
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:36:28.13 ID:MjlwuLGg0
カッツ・O さんの発言:
んでさ、そのスレの>>1が長々と文章を打ってたんだよ。
やっぱり最初は、みんな信じるわけねーwって感じでその>>1を罵倒してた訳。
1のスレ番まっかっかだったし。
でも、なんか違ってたんだよ。
普通の話とはさ。
ちょっとログ漁ってきてコピペすっから待っててww
――――
ピチカァト さんの発言:
うン。まってる
――――
コナタン さんの発言:
戻りました!
って、何かこわげw
――――
ピチカァト さんの発言:
オカエリ!
だよねぇワラ
――――
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:37:26.29 ID:MjlwuLGg0
- カッつO さんの発言:
これだケは言っておtanasinn..........こうと思って俺はこのスレを立てた。
こノオカルト板ならtanasinn..........、もしかしたらこの事を知っている奴がいるかもしれなイ。
今から書く事を、頼む。
信じてクれ。
こ∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴ : : : . .
∴∵(・)∵000∵∴∵∴∵∴∵∴∵(・)∵∴∵∴∵∴∵∵∴∵∴ . .
tp:/::::::⌒(__∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵:
: : ‥
Aそのサ∴∵∴∵∴∵∴∵∴だ∵∴‥ ‥∵∴ : : .
∴∵∴∵∴この街∵(・)∵∴ : ○ 三
B:::::::∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵‥ 三 \___ ∴(・)∴∵∴ : :
. tanasinn..........tanasinn..........tanasinn..........tanasinn..........
の ∵/∴∵∴∵(・)∴∵∴∵∴ : .  ̄=== ‥∴∵∴ : : ‥
に ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴ : ‥
tanasinn..........
こんな文が>>1に貼ってあってさww
いや、俺も最初は何が書いてあるのかわかんなかったけど、何か不安になって
――――
ピチカァト さんの発言:
文字化けしてるくない?^^;
――――
- 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:40:37.28 ID:MjlwuLGg0
- コナタン さんの発言:
うん・・・。
――――
ピチカァト さんの発言:
ちゃんとコピペしてきなよぉワラ
――
カッツasiルnn さんのはツげん:
あレ?
おkkあs
ちカよるな
――――
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:40:56.36 ID:MjlwuLGg0
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
※――――ネットワークから切断されました。――――※
('A`)にはノルマがあるようです
第2話『その名は』
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:42:58.67 ID:MjlwuLGg0
コンクリート特有の冷たさが伝わってくるこの空間。
目の前に映っているのは、紫色のカビ、だろうか……。
身に纏い、二人を見ている一人の人間であったモノがいた。
( ・∀・)「ほら。これ持て」
(;'A`)「はっ……。こんなの、おかしいありえないおかしい!!!!!」
モララーが、少し刃が長いナイフをドクオに渡そうとするも、ドクオは顔中に汗をかき、
息も荒く、混乱しているようであった。
それを見てモララーは、一つため息をつく。
(#・∀・)「はぁ……。いいから持てっつってんの!!」
(;'A`)「ひっ!!す、すいません!!!」
震える両手に無理矢理ドクオが持たされたナイフ。
柄には、何か読めない文字が書いてあり、よくわからない。
刃は細身。
素人目に見て、尖っていて、突き刺す感じであった。
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:44:29.75 ID:MjlwuLGg0
『ナイフを見ろ』
そうモララーに言われて、
ドクオはギョロギョロと焦点のあっていなかった目を、無理矢理あわせて見つめた。
息を整えた。
真っ直ぐ、真っ直ぐ見た。
∴※Дж彡『ぎょウせきをAげr業績をアげろgようせきを上げろ
ぎょう績を上げろ業績を上げろ業績をあげろ業績を上げろ』
『吹き返した』それは、一歩、また一歩と二人へ近づく。
足をついた場所には、肉の塊であろうか。
醜悪な臭いを放つ物体が残されている。
( ・∀・)「ほら。『吹き返し』ても業績業績。
あいつはどれだけ仕事の出来ないお前を苦しめたんだろうな」
(;'A`)「はぁ、はぁ」
あいつが、どれほど俺を苦しめた?
そんなの……。
どれだけかも、わからないくらいだ。
仕事できないのは……俺の非だ。
でも、でも……。
それを差し引いても、胸のもやもやが取れない。
感情が、沸きあがる。
- 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:48:26.28 ID:MjlwuLGg0
( ・∀・)「そうそう。そんで、お前をクビにした上司を見るんだ……恨みを込めてな」
(; A )「(まっすぐ…まっすぐ)恨みを込めて……」
ドクオがゆっくりと顔を上げる……。
すると、目の周りに、フサギコの体を覆っているのと同じ。
紫色の煙のようなものが渦巻いていた。
( ∵A∵)『はァ……ハァ……』
∴※Дж彡『業績をアげろぎょうセキをアげろギ……!!』
フサギコがピタリ、と止まる。
ドクオに見られた途端。
まるで何かに縛られたかのように。
( ・∀・)「いいじゃねえか立派じゃねえか!『俺達』はそれを求めてたんだよそれを!」
( ∵A∵)『ナ…なニが……』
ドクオの視界は、紫色のセロハンを被せたような、薄い色で統一されていた。
一枚通した世界は、グラグラと歪み、音を立てている。
目の前にいるのは、姿かたちを無くした元上司。
状況を把握しきれる訳は無い。
ただ、自分の目に映るものが真実だと、そう考えた。
その目に映っていた物は、形を失った上司の中に見える、上司であった。
- 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:49:41.67 ID:MjlwuLGg0
その上司は、こっちをキッと睨み、見下していた。
いつもと同じあの顔。
ドクオを何度も、何度も罵倒したあの時の上司と同じであった。
(#∵A∵)『いつも……。いつもいツもイつもイツもいつもいツモイつもいつも!!!!
俺をバかにしやがって!!!!ばかニしやがってぇぇぇえェぇえええ!!!!』
腹が立つ腹が立つ腹が立つ!!!
なんでこいつは俺を馬鹿にするんだいつもいつも!!!
俺だけができないわけじゃない!!!
なのに俺だけを目の敵にしやがって!!!!!
( ・∀・)「ふぅ……。そこまで憎いなら、突き刺しちまえよ。それ」
( ∵A∵)『!!!』
先程と同じように、足が震え、内股になっているドクオの肩を、ポンと押す。
バランスを崩し、2、3歩前に出ると、先程まで気にならなかった臭気が鼻を突いた。
また吐き気を催したが、我慢をする。
後は、このナイフを突き刺してやればいいのだから。
( ・∀・)「そうだ。そうだよ……」
∴※Дж彡『……ァ……グ』
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:51:21.44 ID:MjlwuLGg0
- ( ・∀・)「お前だって、人を刺してみたいだろう――?」
( ∵A∵)『はぁ……はぁ……』
( ・∀・)「それが、憎い奴なら尚更だ」
ドクン……。
ドクン……。
( ・∀・)「ほら……」
(#∵A∵)『うぅゥうあぁアアぁぁァあ!!!!!!!!!』
俺が、こう叫ぶ。
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ
突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ突き刺せ!!!!!!!!
ミ,,゚Д゚彡『今日も0か……。給料泥棒も、ここまで来ると尊敬に値するな。フン』
突き刺セ!!!!!!!!
- 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:52:07.05 ID:MjlwuLGg0
( ∵A∵)『……』
――――
―――
――
―
∴+`&"+`$$#※Д彡$`++жζ。0
声でも無い声をあげつつ、ポロポロと、体の欠片と燐粉のようなものを撒き散らしながら、崩れていく。
その上司であった男へ刃を突き刺した瞬間、ドクオは『吹き返す』前の一面を垣間見た。
それすらも、憎かった。
すると、間もなくドクオの目から紫色の煙が離れ、宙をフラフラと漂う。
('A`)「……」
膝をつき、その場に蹲るドクオ。
意識は朦朧とし、気力も伺えなかった。
モララーは、そんなドクオを見ずに、空中に漂う紫色の煙を見つめていた。
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:53:38.15 ID:MjlwuLGg0
- そして、一言。
( ・∀・)「……tanasinnが出るぞ」
('A`)「……?」
その時だ。
自分で、自分を普通では無いと本当に考えたのは。
泣きっ面に蜂。
蜂どころじゃない。
恐ろしい憑き物が、俺の中にいた。
どう、言葉にすればいいかなんて、わからない。
ただそこにあったもの――。
いや、ものなんかじゃあない。
- 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:54:33.37 ID:MjlwuLGg0
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∴∵∴:
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∴∵∴ : :∵∴∴::..
『tanasinn』
形を持たない憑き物。
- 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:55:28.83 ID:MjlwuLGg0
- (;'A`)「……何なんですか、これは」
( ・∀・)「tanasinnは、待たない」
(; A )「なんだよこれ!!!なんだよ!!!」
( ・∀・)「お前が感じたもの。お前が見たもの。その全てが、tanasinn」
『なんなんだよぉぉ!!!』
('A`)にはノルマがあるようです 第2話『その名は』 完
補足等
- 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/16(日) 23:56:38.49 ID:MjlwuLGg0
- ※補足
tanasinnとは何か
tanasinnは何なのかという意見には以下のようなものがみられる。
* 退廃的で人にどことない不安を感じさせる雰囲気。
* 侵蝕に対する人類意識の根源的な恐怖感・畏怖感の象徴。
* インターネット内に存在する別世界・別精神であり、全世界の根幹を成し操作している。
我々はtanasinnに常に見られている。tanasinnは決して怖くない。
Wikipediaより。
この作品では、この例えより、少し具象化して使う事にしています。
あらかじめご了承ください。
- 85 :◆Cy/9gwA.RE:2007/09/17(月) 00:14:43.09 ID:XrnMuHA20
- ああ。
あと、これがtanasinnの公式HPです。
http://tanasinn.web.infoseek.co.jp/
一度目を通されてはいかがでしょうか?
不思議な気持ちになれます。
それでは、次回投下でお会いしましょう。
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